2024年 9月20日 金曜日

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【9話】騎乗位の浮気セックス 本心の吐露〈上〉(♥︎)

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【9話】騎乗位の浮気セックス 本心の吐露〈上〉(♥︎)

 リンジーとロレンシアが面会を求めていると聞き、女官長ハスキーはついに動いた。

 ベルゼフリートが機嫌を損ねるかもしれない。だが、このまま意地を張り続けるのは不毛と判断した。

「恐れながら皇帝陛下。そろそろ潮時ではないでしょうか?」

 寝室の片隅で、皇帝と女王の情事を静かに見守ること1時間。お目付役のハスキーが見守る中、皇帝と女王は陰部の繋がりを維持したまま、我慢比べを続けていた。

 ——熟した美女のオマンコに、幼い少年の男根が突き刺さっている。

 互いを抱きしめ合う姿は、歳の離れた恋人同士というより、母親と息子を想起させる。2人の淫事を見た者は、禁じられた近親相姦を連想してしまうだろう。

 あるいは淫乱なサキュバスが、幼げな子供から搾精しているかのようだった。

「ハスキーも言ってるよ。はやくお尻を振ったら? オマンコから涎が垂れてるよ?」

 猛々しく勃起した陰茎は、根元まで女陰に突き刺さっている。雌雄の結合部は愛液で湿り、長時間のセックスにも関わらず、興奮は最高潮を維持したままだ。

「はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯んうぅ⋯⋯♥︎」

 セラフィーナは、己の肉付き豊かな尻をベルゼフリートの太腿の上に置き、豊満な肉体を委ねていた。

「僕のチンポを欲しがってる。分かってるでしょ? 口で否定したって、身体の反応は素直だ」

 セラフィーナは己の心をけして明け渡さない。子宮が快楽的な刺激を貪欲に求めていても、セラフィーナの精神は屈服しなかった。

「⋯⋯⋯⋯んぅ♥︎ 私は屈しません⋯⋯ッ♥︎」

 むしろ限界がきているのは、勃起を維持しなければならないベルゼフリートのほうだった。言葉で責めていたベルゼフリートも、後半になると口撃の手段が尽き、手詰まりとなっていた。

「昼食を済ませてからでもよろしいのでは?」

「ハスキー。これは僕の男を賭けた戦いなんだ。食事はまだいらないよ。トイレに行きたくなったら、僕の負けになっちゃうじゃんか⋯⋯」

「こんなことに男を賭けてどうされるのです? 我が皇帝陛下の意固地は置いておくとして、セラフィーナ女王も大人気ない。相手は幼い子供ですよ? 勝負事くらい大らかな気持ちで負けてあげるのが、大人の女性なのではありませんか?」

「んぅ♥︎ はぁ♥︎ 何度でも申し上げます。私はメガラニカ帝国の玩具になるつもりはございませんわ⋯⋯んぅ♥︎」

「暴れるわけでもなく、かといって恭順するわけでもなく、ですか。セラフィーナ女王は、随分と都合の良い立場にいらっしゃるのですね。実のところを言えば、皇帝陛下とのセックスを堪能されているのではありませんか?」

「私はこのような不貞を心の底から嫌悪しております! どんなに甚振られたとしても、私の心は夫だけのものですわ!」

「⋯⋯大した啖呵です。しかし、皇帝陛下のご予定を預かる身としては悩ましい事態です。後の予定が控えておりますので、陛下を解放してもらえませんか?」

「皇帝が私をお尻を掴んで離さないのです。お許しいただけるのなら、今すぐにでも私はこの場から去りますわ」

「やだね! 僕は絶対に離さない! ここまで粘ったんだ。絶対にセラフィーナ女王に自分から腰を振ってもらう!」

 我が侭を発動させたベルゼフリートは、両手をがっしりとセラフィーナの背後に回した。

 尻肉を掴み上げ、勃起の硬度を高める。乳離れできない幼児のように、乳房に顔を擦り寄せる。

「畏まりました。それではセラフィーナ女王に提案します。皇帝陛下を満足させていただけるのなら、城門に吊されている貴方の息子、リュート王子の遺体を下ろします。葬儀を許してさしあげましょう」

 セラフィーナは目を見開く。女官長ハスキーの悪辣な提案に、慈悲深い国母と謳われるセラフィーナでさえも、沸き起こった怒りを御しきれなかった。

「なんという悪逆非道な⋯⋯ッ! よくも⋯⋯よくもそんな⋯⋯ッ! 貴方は人としての良識が欠けておりますわ!」

「セラフィーナ女王を配慮しての提案です。明後日には天空城アースガルズに出立してしまうのですよ。私の提案を断るのは自由です。しかし、そのときは、我が子を弔う機会を永遠に失うことになるでしょう」

 淡々とハスキーは告げる。帝国軍によって公開処刑されたリュート王子。その屍は城門に吊され、今も晒されている。

 リュート王子の死は、アルテナ王国に敗戦の現実を直視させた。そして、セラフィーナが抱く帝国への憎悪は、16歳の息子を殺されたことに起因していた。

「蛆の湧くリュート王子の骸はカラスについばまれています。骨片と成り果てる前に埋葬したい。子を想う親の心が無いのであれば、私の提案を断ればよろしい。さて、どうされますか?」

「貴方なんかに⋯⋯っ! 我が子を失った母親の気持ちは絶対に理解できませんわ!」

「失礼な方です。周りにも色々と言われてきましたが、これでも私は産休明けの母親ですよ。昨年に皇帝陛下の子を産んでから、母親らしくなっているはずなのですが⋯⋯。母乳だって出ているのですよ?」

 それまで飄々と受け流していたハスキーが苛立ちを込めて反論した。

「その母乳を飲んでるのは僕だけどね⋯⋯」

 ハスキーはベルゼフリートとの間に娘を儲けており、一児の母親である。しかし、母として子供に対する姿勢は、セラフィーナと大きく異なる。

 ハスキーは産まれたばかりの娘を実家に預けている。成長した自分の娘に、剣闘士となるか、コロシアムの優勝賞品となるか、どちらかを選ばせるつもりだ。

 仮に剣闘士となった娘が、戦いに敗れて惨死したとしても、ハスキーは娘の死を嘆かない。娘が何者かに敗北し、陵辱されたとしても、哀れんだりはしない。

 勝利であれ、敗北であれ、結果を受け入れるのがハスキーが生きていたコロシアムの常識だった。

 その点でいえば、決闘王ハスキーにとって皇帝は、自分が獲得した最も価値のある勝利トロフィーだ。

 血の滲む努力の末、皇帝の寵愛を手にしたのだ。そうだというのに、セラフィーナ女王は何の苦労もせず、望みもしないのに皇帝から子胤を授かっている。

 ハスキーは少なからず苛立ちを覚えていた。

「まあ、私のことはいいでしょう。それで、セラフィーナ女王はどうされるのですか?」

 煽り立てる物言いだった。セラフィーナは悔しさを滲ませる。

 皇帝の言いなりにはなりたくない。しかし、リュートの遺体を弔えるのなら、屈辱を飲み込むべきだ。相反する心情に苛まれ、板挟みとなったセラフィーナは苦しみ悶える。

「——可哀想だから、助けてあげるよ」

 胸の谷間から聞こえる囁き声。今にも泣き出しそうなセラフィーナを不憫に思ったのか、ベルゼフリートは手を差し伸べてくる。

「私を助ける⋯⋯?」

「小さな声で喋って。ハスキーに気付かれちゃう。怒らせちゃったみたい。いつもはこんなに意地悪じゃないんだけどね」

 爆乳の合間に顔をうずめる皇帝は優しい声で語りかけてくる。巨大な乳房が防音壁となっていた。声量を抑えた会話はセラフィーナにしか聞こえていない。

「騎乗位でセックスしたことある? 僕がそれとなく手助けするから、ちょっとだけ腰を動かして」

「だめですわ。私は⋯⋯夫を裏切れません⋯⋯」

 耐えきれなくなったセラフィーナは両目から涙をこぼす。

 夫以外の男に心を明け渡すのは、演技だろうと難しかった。想像しただけで、不貞への嫌悪感から吐き気を催してしまう。

「すぐ終わらせてあげる。僕に命令されたと思えば動けるでしょ。僕は命令した。セレフィーナは仕方なく従った。どうかな。それでリュート王子を弔えると思うなら」

 天使の助けか。悪魔の囁きか。皇帝ベルゼフリートの真意は分からない。しかし、無理やり命令されているのだと思い込めば、嫌悪感はいくらか和らいだ。

「お願いします。私に命令してください⋯⋯」

「うん。それなら命令する。セラフィーナ、僕を犯すんだ。僕を押し倒して滅茶苦茶にして。満足させてくれるのなら、ご褒美に死んだ息子の弔いをさせてあげるよ」

 芝居染みた命令が下る。セラフィーナは腹を括った。

 対面座位の体勢を解除し、ベルゼフリートの上半身をゆっくりと押し倒す。それまでセラフィーナを逃すまいと、抱き付かれていた両手から解放された。

 上向きに横たわるベルゼフリートを跨ぎ、そそり立つ巨大な男根に騎乗する。

(私は命令されている⋯⋯。これは仕方なくやっているだけ⋯⋯。夫を、家族を裏切っているわけではありませんわ⋯⋯だから⋯⋯許して⋯⋯♥︎)

 羞じらいながら両脚を大きく開く。肉棒を咥えた女陰をさらけ出す。

 重たい乳房を抱える爆乳のセラフィーナにとって、蹲踞そんきょの姿勢はバランスを崩しやすい不安定な体勢だ。

 両手をベルゼフリートの身体に置き、重心の支えを安定させる。

「あっ⋯⋯♥︎ んっ、あぁっ⋯⋯♥︎」

 しゃがみ込んだまま、膝の筋肉を使って腰を上下に振り始めた。身体の動きに共振し、爆乳の先端が上下左右に揺れる。

 大きすぎる胸が邪魔で、動きにくそうなセラフィーナを見かねて、ベルゼフリートは両手で鷲づかみ、乳房を抱え上げてやった。

「オッパイは支えてあげるから、好きなように動いて。セラフィーナ」

「んあ! ふぅ、んふぅ⋯⋯っ! だぁ⋯⋯ああっ♥︎ おおっうぅ⋯⋯♥︎ んぁぅうだ⋯ぁあっめぇ⋯っ♥︎ おっおっくぅうぅにぃい⋯⋯♥︎」

 溜め込んでいた性的欲求が一気に解放される。命令で従わされていると信じ込んでセラフィーナは腰を振った。

 膣穴で肉棒を扱く。ジュボジュボッ!と愛液の泡が絡む。

 昨夜のセックスは強姦だ。しかし、今しているセックスどうかだろうか。押し倒した間男に跨がり、自らの意思で種付けを求め、尻を乱暴に打ちつける。

 今のセラフィーナは、少年とのセックスに夢中な浮気妻だった。

(自分を止められないっ! オチンポがおぉっきくなってぇ、んぁあんっ⋯⋯♥︎ またぁ、射精がきてしまぁいますぅッ♥︎ 私のぉ⋯⋯膣内にっ!、子宮が満たさあれぇ⋯⋯あぁだめぇ⋯⋯♥︎ どうしてぇ、なんで嫌なのにッ! 夫を愛しているのに、この子とのセックスが気持ちよすぎてぇ⋯⋯♥︎)

 勢いを付けて尻を沈めた。媚肉を蓄えた真っ白な尻から、心地よい打音が生じる。

 パンっ、パンっ、パンっと小気味よく音がなる。セラフィーナの尻とベルゼフリートの腰がぶつかり合う衝撃音だ。

「んっ! すごいオマンコの締め付け。んっ、くぅっ! チンポが圧殺されそうなくらい膣が締まってきてるよ。セラフィーナもイっちゃう? 僕もそろそろ⋯⋯! あっ、もうむり⋯⋯っ! 出すっ! 出ちゃうっ!」

「だめぇ⋯⋯お待ちなさ⋯⋯外に出しなぁっ、んぁああっ、ゅぅあああぁぁああんぁーーーっ♥︎」

 昨夜のセックスで精子が残留している子宮内に、再び精液が注入されていく。

「あぁーぁ⋯⋯。膣内なか精子せーし、いっぱい出しちゃった」

 今さら気にしても仕方ないというのに、セラフィーナは膣内への放精を阻もうと、女陰から男性器を引き抜こうとした。けれど、射精中の陰茎はいっそう膨らみを増し、極太の竿と膣道が強く絡み合っていた。

(だめ⋯⋯! この子のオチンポが大きすぎて引き抜けませんわっ⋯⋯! こんなに出されてしまったら⋯⋯っ♥︎)

 大量の精液で、下腹が膨らむ感覚があった。夫ガイゼフとは比較にならない濃密な精子の激流。極太チンポの味を知ってしまった淫穴は、夫の粗チン如きでは二度と満足しないだろう。

「んっ、あぁっ♥︎ はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯♥︎ んぅっ! はぁ、はぁはぁはぁ⋯⋯っ♥︎」

 唾を飲み込み、乱れた呼吸を整える。

「とってもエロい顔をしてるね。女王様」

 まだ続いている膣内射精の感触、子宮からこみ上げる性的快楽、脳を麻痺させる絶頂の余韻。

「もうちょっと待ってね。そろそろ出し切るから」

 誰よりも大切な夫を裏切る浮気セックス。理性が蹂躙され、心を砕かれているのに、言い知れぬ多幸感がセラフィーナを恍惚へと導いた。

「うん、大満足! セラフィーナのオマンコはとっても気持ちよかった! 溜め込んでた精子を全部絞り取られちゃった。これで母乳も飲めたら最高なんだけど、それは今後のお楽しみに取っておくね♪」

 おっぱいを揉むベルゼフリートはご満悦だ。一方、セラフィーナは絶頂の酔いが冷めてくるにつれ、負の感情で押し潰されそうになる。

「あぁ⋯⋯んぁ⋯⋯ぅう⋯⋯」

 家族を愛する気持ちが強いからこそ、冷静な感情が戻るにつれ、浮気セックスで感じていたという事実が精神を抉るのだ。

「ところでさ、さっきから見てるそこの人達って誰⋯⋯?」

 セックスに夢中で皇帝と女王は、今の今まで気付けずにいた。ハスキーは既に来訪者を部屋に通していたのだ。つまり、二人が激しく騎乗位でセックスしているのを見ていたのは、ハスキーなどの帝国女官だけでない。

「⋯⋯え⋯⋯ぁ⋯⋯?」

 セラフィーナの顔から血の気が引いていく。心臓が硬直していく錯覚すら覚えた。

「リンジー、ロレンシア⋯⋯!? どうして貴方たちがここにっ⋯⋯!?」

「驚かせてしまって申し訳ありません。この2人は私がお呼びしました。リンジーさんとご相談し、セラフィーナ女王の従者として、ロレンシアさんも帝国に来ていただくことなっています」

「ふーん。そうなんだ。って、あれ? そっちの人って調印式で王女やってなかった?」

「はい。彼女はヴィクトリカ王女の影武者だったロレンシア・フォレスターさんです。辺境伯のご令嬢で、近衛騎士団の騎士でもあります。お気に召しましたか?」

「金髪も可愛かったけど、赤毛のほうが似合ってるじゃん。よかったね、セラフィーナ。あの子も一緒に来てくれるんだって」

 同性とはいえ、親しい臣下に痴態を見られてしまった。セラフィーナは、この日の出来事を墓まで持っていくつもりだった。

 あんな淫らな姿を知られて、平静でいられるはずがなかった。

(ああ⋯⋯どうすれば⋯⋯! あんなに淫らな姿を⋯⋯!! で、でも、大丈夫よ。そうですわ。リンジーとロレンシアなら、きっと誰にも話さない。私のためにきっと秘密を守ってくれますわ。けれど、いつから見ていたの⋯⋯⁉ 私が⋯⋯皇帝の身体に跨がって、お尻を振っていたときも⋯⋯部屋の中にいたとしたら⋯⋯!!) 

 セラフィーナとベルゼフリートは、まだセックスの体位を崩していない。こうしている間も、膣穴に突き刺さった肉棒からは、射精の残り汁が注がれていた。


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