2025年 3月26日 水曜日

【ぺぺろんちーの】 ゴブリン×冒険者の繁殖SLG「ゴブリンの巣穴 統一版」

 「ゴブリンの巣穴 統一版」(作:ぺぺろんちーの)のレビュー&感想を記していきます。同人の異種姦繁殖SLG(シミュレーションゲーム)では、かなり有名なシリーズでしょう。 第一作「ゴブリンの巣...

【二次元ドリームコミックス】『くっ殺ヒロインズVol.39』

聖女×オークの異種姦NTR譚待望の5話!人気ゲーム『エデンズリッター 第1章外伝』ほか、女騎士、美人シスター姉妹、変身ヒロインなど正義の美少女戦士のエロピンチがここに!シリー...

【官能小説レビュー】『女忍 白銀ノ沙希』 (二次元ぷち文庫)

 魍魎を狩るくノ一・沙希。彼女は妖魔を追い詰めるも、敵の奇策に貶められる。縄で縛り上げられた肢体を触手で撫で回され、胎内におぞましい粘液を流し込まれる女忍者。やがて子宮で産まれた魍魎の子に内側から肉...

三紋昨夏の小説

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【230話】帝城ペンタグラムでの妊婦健診

 皇帝の御子を身籠った女仙は、定期健診で帝城ペンタグラムに通わなければならない。 希望すれば医務女官を離宮に派遣してくれる。しかし、上級妃が優先される仕組みだ。そのうえ、医務女官は多忙である。特別な事情でもない限り、医務女官の派遣は難しい。 女官を自由に差配できるのは三皇后だけだ。皇帝の正妻を頂点とする宮廷序列は、女仙を厳格に支配している。(帝城ペンタグラムの空気はいつも...

【229話】化猫騒動〈その終〉 信仰と人民

 鈴蘭離宮の隠し部屋はありきたりな礼拝室だった。 窓がないことを除けば、教会圏のどこにでもありそうな場所だ。 壁際の本棚には教会の聖典が並んでいる。分厚い砂埃で覆われていた。天井の塗料が劣化し、砂粒になって降り積もったのだ。 空気中に蔓延する不快なカビ臭さが鼻腔の奥をを刺激する。書物が腐食するほど長い間、この部屋には放置されていた。「ああぁーー! なんて酷い場所!...

【228話】化猫騒動〈その陸〉 隠された礼拝室

 ヘルガが魔術で生み出したチェシャー・キャットについて、テレーズは「冒険者の相手でよく使われる召喚霊です。探索能力が高く、諜・報・活・動・にも使えます」と意味有り気に説明してくれた。 隠された通路や仕掛けギミックなどの匂いを嗅ぎつけ、肉球型の足跡スタンプを残す。しかし、猫型の召喚霊は気ままな性格だ。 命じた仕事をさぼる習性があるという。その性質が改善されない限り、帝国軍の索敵で運...

【227話】化猫騒動〈その伍〉 真犯人もとい元凶

「ヘ、ヘルガ妃殿下⋯⋯?」「ん? 理解できなかったのかな? 私だよ。私! 猫型獣霊を使役していたのは私だ! 驚いたかね?」「⋯⋯あの⋯⋯どういうおつもりで? こんなことを?」「反応がどうにも薄い。ふむふむ。ならば、君達にも見せてあげよう! 女官達がビクついていた化猫の正体をっ! これが知りたかったのだろう!?」(私が問いただしているのは理由ですわ⋯⋯) ヘ...

【226話】化猫騒動〈その肆〉 獣痕の真相

「やぁやぁ! よく来てくれた! 黄葉離宮の皆様方! ご足労いただき悪いね。ちょっと試したいことがあったものだから⋯⋯! ご協力に感謝感激雨あられだ!」 鈴蘭離宮に到着するやいなや、重厚な全身鎧を着込んだ変人王妃が大げさに出迎えてくれた。 金属製の鎧は見てるだけで暑苦しい。茹うだる熱風がまとわりつき、眩い陽光に照らされても、ヘルガ・ケーデンバウアーは熱中症に罹らないようだ。太陽が苦...

【225話】化猫騒動〈その参〉 黄金色に輝く血

「ブライアローズの好きにさせてあげれば良かったのに」 帝城ペンタグラムに帰宅したベルゼフリートは、ブライアローズが回収されたという残念な報告をヴァネッサから聞かされていた。「軍閥派の側女にご足労いただきました」 帝国元帥レオンハルトの厳命を受けたタイガルラとキャルルの二人によって、ブライアローズは金緑后宮に引きずられていった。「湖で寝てただけでしょ?」 ベ...

【224話】化猫騒動〈その弐〉 姉妹喧嘩の後始末

 金緑后宮の主、帝国元帥レオンハルト・アレキサンダーは苦悩していた。「一悶着が起きるとは思っていた⋯⋯。しかし、ここまで拗こじれるのは想定外だった。いい加減、大人になってくれ⋯⋯」 ただでさえ軍務省の激務で頭を抱えている。そんな状況下で姉妹喧嘩の仲裁をしなければならなかった。長女シャーゼロットと六女ブライアローズが帰ってくるなり大喧嘩を始めたのだ。(いっそ本音をぶちまけた...

【223話】化猫騒動〈その壱〉 湖畔に浮かぶ眠姫

 帝城ペンタグラムの御苑で優雅な昼食を楽しんだセラフィーナ達は、食後の運動も兼ねて湖の遊歩道を散策していた。 貯水槽の役割を担う広大な人工湖は、妃達の暮らす離宮に生活用水を供給する心臓部だ。 天空城アースガルズには水源がない。大気中の水蒸気から水を生成している。生活用水は帝城ペンタグラムに貯えた後、濾過ろかや消毒などの浄水処理が行われてから、張り巡らせた水道管で離宮に供給される。...

 【222話】教皇庁の思惑 異端の乙女

 その日、ルテオン聖教国の教皇庁では密談が行われていた。 老婆は机上の古びた羊皮紙を束ねる。 教皇庁の機密文書館から集められた歴史的資料。メガラニカ皇帝に関するあらゆる記録を蒐集し、重要な記述を書写したものである。 老眼鏡をかけた老婆はメガラニカ帝国と教会の歴史を遡った。歴代の年代記作家が遺した膨大な資料を読み解くのは一苦労だった。しかし、労苦に見合う大きな学びはあった。...

【221話】夫婦双愛、宰相の后宮にて〈下〉

「ねえ。ウィルヘルミナ。久しぶりに地上でデートしない? お出かけしながらイチャイチャしたいな。お忍びでさ、他の妃達にも秘密で⋯⋯。やってみない?」「いけません。しばらくの間、地上外泊は禁止です」 ウィルヘルミナは断固たる態度で首を横にふる。「ちっ! ダメか」「皇帝陛下、おそれながら言葉遣いが悪いですよ。ネルティの悪癖が移っていますね」「サキュバスなのにウィ...

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