肉体改造により生殖機能が強化されたルミターニャの子宮は、受胎してから約半月で出産へと至る。
魔改造される以前のルミターニャは、三十代の終わりに差し掛かった普通の熟女だった。
女盛りの時期を過ぎ、時間の流れと共に老いていく女。そんな萎れゆく美貌の人妻を孕ませ、淫母へと堕とした馬頭鬼の族長オロバスは、今年で19歳の若き魔族君主。
皮肉というべきか、オロバスはルミターニャの一人息子エニスクと同年齢の魔族だった。
「臨月でございます。若返りの秘薬ですが、成分は完全に抜けておりましょう。胎児ならびに母胎、どちらにも影響はございません。極上の孕み腹にございます!」
馬頭鬼族の医者はルミターニャの腹を触診し、母子ともに健康であると告げる。
オロバスの子胤で孕んだルミターニャ。その身体は出産間近の妊婦だ。魔王の面前で行われた公開出産後、一度はへこみ、ほっそりとしていた腹部が、再び大きく膨らんでいた。
多胎の子宮は著しい速度で膨張する。
大きく隆起している爆乳より前に、胎児を孕んだ下腹が突き出ていた。乳房や臀部以上に、ボテ腹の丸みが肉体のラインで際立っている。
「あぁぁ⋯⋯♡ オロバス様⋯⋯♡」
舞台のうえに立たされたルミターニャは跪く。そして、雄々しく勃起した馬オチンポを仰ぎ見る。
ルミターニャは教会の礼拝で祈りを捧げていた。それと同様の想いを込めて、脈打つ男根を敬う。
オロバスの巨根はもはや神像に等しい。
亀頭の裏筋に接吻し、性奉仕婦の口上を述べる。
「偉大なる馬頭鬼の魔族君主オロバス様。忠実なる性奉仕婦ルミターニャは、オロバス様の赤子を8匹妊娠させていただきました。子産みの許しを賜りたく存じます♡」
服従の体勢をとる性奉婦ルミターニャ。被服従者に対し、支配者たるオロバスは威風堂々の仁王立ち。孕ませた雌を見下ろしていた。
「んぅ♡ んぁ♡ んちゅぅ♡」
馬頭鬼族の風習に従って、ルミターニャは陰嚢への接吻を繰り返している。
(子を授けていただいたことへの感謝♡ 私を孕ませた立派なオチンポと陰嚢⋯⋯♡ 故郷の牧場で飼っていた重種馬の性器よりも大きなオチンポぉ⋯⋯♡)
ルミターニャは男根を顔面に乗せた。
陰嚢への熱烈な愛情表現を敢行する。左右の睾丸を口内に吸い込む。口を大きく広げ、玉袋を飲み下した。
ルミターニャは小動物のように頬袋を膨らませている。口角から唾液が滴り落ちた。精巣を甘噛みしながら、淫らに尻尾を振る。
「ぃ、んっ、んぎゅぅぅ、んゅぅ〜〜♡」
主人の許しを求め、媚びる。
男根を信仰する従順な雌と化した淫母。
オロバスはルミターニャの大きく膨らんだ頬に手を添える。
「——性奉仕婦ルミターニャに命じる」
性奉仕婦による懐妊奏上。孕まされた性奉仕婦が赤子を産む際に必要な儀礼だ。
主人が認知することで、初めて性奉仕婦は出産の権利を得る。
(あぁ♡ なんてエッチな儀式♡ 公衆の面前でオロバス様の玉袋を頬張ってる⋯⋯♡ んぅあぁ♡ オマンコから愛汁が溢れ出てくるッ♡)
この日、馬頭鬼族が暮らす魔王城の大屋敷では盛大な祝宴が開かれていた。
庭園に集められた馬頭鬼族の有力者達。戦場帰りの戦士も多い。祝宴の参列者達は、壇上で淫猥な儀式を執り行うオロバスとルミターニャに視線を向ける。
「——我が子を産め!」
オロバスは声を張り上げる。
集められた馬頭鬼の参列者は一斉に片膝をつき、一族を導く君主に頭を下げる。
勇者の血筋、ヴァリエンテの女を屈服させた偉大な族長。いずれは大戦士に成長するであろう幼き魔族君主に敬意を捧げた。
「——偉大なる戦士の母となることを誇るがいい!!」
未だ成年に達しない幼年の族長。矮躯に見合わぬ尊大な態度で、勇者の実母ルミターニャに出産を命じた。
ルミターニャは、魔王を封じる大魔法使いヴァリエンテの末裔。本来なら耐えがたい屈辱的な儀礼だ。
しかし、淫欲に染まったルミターニャは絶頂に達していた。子宮の疼きは止まらない。勇者となった息子と同い年の魔族に縋り付く。
(あぁ⋯⋯♡ もう産まれてきてしまいそう⋯⋯っ♡ オロバス様と私の可愛い赤ちゃん⋯⋯!! 産む♡ 産みたいぃ♡)
ルミターニャは巨尻の谷間から生えた馬尾を左右に振る。両脚の獣毛は逆立っていた。
衆人環視の祝宴でアクメを堪能する。
感涙に咽ぶルミターニャは失禁した。
尿道口から黄色の小水を垂れ流れる。睾丸を頬張るのに夢中なルミターニャは、自身の嬉れションに気付かない。
「さあ同胞! 偉大な馬頭鬼の戦士たちよ!! 祝宴を始めよう。魔王誕生祭の前祝いだ!! これまでは戦時下ゆえに慎ましくしてきたが、その必要はなくなった。盛大に祝い、大いに楽しもう!!」
今年も魔王の生誕祭が始まる。
「偉大な戦士に! 戦場で命を落とした英雄に!! 我ら魔族の盟主、魔王様に永遠の栄光を!!」
馬頭鬼族の前祝いは、大屋敷の庭園で催されている。その余興として、ルミターニャの懐妊奏上が実施された。
「ふう⋯⋯。よし! 挨拶は終わった。いくぞ。はやく。ルミターニャ!」
「ぁ♡ んぅ♡ は、はい! すぐに!」
祝宴には普段見かけない馬頭鬼もきている。魔王城の大屋敷で暮らしていない、領地の親類縁者も招いての宴だった。
「去年は雨だったけど、今日は晴れでよかった」
祝宴の主催者であり、主役でもあるオロバスは、庭園の一角に設置された天蓋付きのベッドに横たわる。
付き添うルミターニャは、副官のビアンキに女陰を拭ってもらう。
「ビアンキさん。ごめんなさい。こんなことまで⋯⋯」
相手が同性のビアンキとはいえ、他人に女陰を丁寧に拭かれるのは羞恥心が働いた。だが、助かってもいる。
臨月の妊婦であるため、自分の股間を拭くのも一苦労だった。
「あ、ありがとうございます」
羞じらいで頬を染めるルミターニャは、ビアンキの気遣いに謝意を伝えた。
ビアンキはルミターニャを無言で促す。
「は、はい。急ぎます!」
オロバスは極太の男性器を勃起させて、ルミターニャがベッドに上がってくるのを待っていた。
今日のオロバスはひと味違う。
馬頭鬼族の伝統的な戦士装束を身に纏い、露出させた上半身は真っ赤な戦化粧で彩られている。
「お待たせしましたオロバス様。ご奉仕いたします」
ルミターニャが魔王誕生祭で性交を披露するのは4度目だ。
「ヤるぞ。ルミターニャ」
「きてくださいませ♡ オロバスさまぁ♡」
馬頭鬼族の有力者を招いた宴で、オロバスは雄の器を示す。
「あぁぅう〜♡ あんんぁぁ〜♡ はぁはぁ♡ もっと奥にっ♡ 妊娠オマンコを奥深くまで犯してくださいっ♡」
祝宴の中央に陣取ったベッドで、オロバスとルミターニャの性交が始まった。
孕み腹の妊婦が暴れ馬の極太オチンポに跨がる。
宴の前準備として、オロバスとルミターニャは7日の禁欲期間を設けた。
双方、肉欲は我慢の臨界点を突破している。溜まりに溜まった欲望を爆発させる。激しく交尾する2匹は、互いの名を叫ぶ。
「——ルミターニャ!!」
「——オロバスさまぁっ♡」
挿入すると同時にオロバスは陰嚢に溜め込んだ子胤を解き放ち、ルミターニャも絶頂で身を震わせた。
「あんんっ♡ んぎぃっ♡ あぁあっおほぉっ♡ おっ♡ んおぉぉ♡ んぁひぃ♡ んぃ♡ んおぉぉ♡ ああぅうぅ〜♡ あんぅぅう♡ んぉほぉぉあぁああーーっ♡」
騎乗位セックスに興じるルミターニャは踊り狂う。
痴態とも狂態ともいえる乱れようであった。
荒々しく尻を上下に振り、オロバスの猛烈な突き上げを受け止める。
「叫べっ! 啼けっ! 嬌声をあげろ! くっ! んっ! んぅっ! 祝宴の参列者に見せつけろ! やれっ! ルミターニャ!!」
「あんぅうううぅぅ♡ ほぉおぉぉっ♡ んぉほぉおおぉおぉぉおおおおお〜〜〜♡」
ルミターニャの淫猥な絶叫が庭園に響いた。背筋を伸ばし、尻尾を逆立たせる。母体の興奮に影響を受けたのか、胎児達も子宮内で動き回り始めた。
——停戦協定の締結式まで、残り2カ月と数日余り。
身柄の引き渡し時には、変貌したルミターニャの肉体を元通りに戻さなければならない。しかし、肉体以上に精神の変化こそ、不可逆であるように思えた。
そのことを誰よりも知っているのは、ルミターニャ自身であった。
「あんぅ♡ あふゆぅんひっ♡ いぐぅ♡ しゅごいのぉぉ♡ きもぢよすぎぃてぇえ♡ いぐぅぅうぅぅぅうあぁあっーー♡ あっ、あぁ、んぁああああああああああぁあーーっ♡」
知性ある人間の声とは思えない叫び。誰の耳にも飢えた淫獣の咆哮だった。跨がるルミターニャは女陰を押し付け、その動きに応じるオロバスは男根を突き上げる。
背を弓形に反らし、淫悦の極みに達したルミターニャは最高の笑みを作る。幼馴染みの夫、息子のエニスク、家族は知らないルミターニャの本性だった。
「あぁ⋯⋯♡」
胸部の爆乳は重力で左右に垂れた。母胎の狂喜を感じ取り、胎児達が蠢き始める。限界まで張り詰めたボテ腹が激しく胎動する。
この瞬間、ルミターニャとオロバスは、種族の垣根を超越し、世界の誰よりも深く結びついた夫婦となった。
これまでも、この先も、ルミターニャは淫悦に酔わされたと言い訳をするだろう。そしてオロバスも性奉仕婦は練習台と言い捨てるはずだ。
——しかし、2人が否定しようとも、お互いの肉体は深く相手を愛してしまっていた。
◇ ◇ ◇
馬頭鬼族の名士が一堂に会する祝宴は滞りなく進む。
ときおり聞こえるルミターニャの淫声。初めて祝宴に参加した者は、手懐けた勇者の母親がどんな雌なのかとベッドを覗き込んでいる。
「戦士様。お飲み物はいかがでしょうか?」
誉れ高い魔族の戦士には、専従の召使いが付いていた。
「林檎酒と人参酒をご用意しておりますよ」
祝宴の参加している戦地帰りの戦士をもてなす女中達。いずれも馬頭鬼族の雌獣魔。幼年者が多く見受けられた。それもそのはずである。
「人参酒をもらうか。ん⋯⋯? はて? 見ない顔の童女であるな。どこの一門に属する者ぞ?」
精悍な体付きの戦士は問いかける。
停戦協定の締結が近づき、前線から撤収した帰還兵は増えていた。この戦士も魔王城に帰還したばかりの戦場帰り。祝宴に参加するのは久しぶりであった。
「お前と同じ黒毛の使用人が多い。女中もそうだが、見習いの従卒もだ」
祝宴の料理や酒を運ぶ獣魔は、黒毛の童女が大半を占めていた。
教導官らしい熟練の戦士に引率された見習い従卒の姿もある。
いずれも見覚えのない幼年の同胞であった。
その中にちらほらと赤毛の獣魔が混じっている。比率は10対1。
よくよく観察すると顔立ちが似かよっている。戦士はこの新顔達が兄弟姉妹だと勘付いた。
「私どもは性奉仕婦ルミターニャの娘でございます。偉大なる馬頭鬼族の君主オロバス様から命を賜りました」
無邪気な笑み浮かべる人魔混血の童女。酒杯を乗せたトレイをテーブルに置き、戦士に己の出自を明かした。
「オロバス様が性奉仕婦に産ませた獣魔の子だと⋯⋯?」
戦士は疑問を抱く。外見はオロバスとルミターニャの混血児に思える。
父母の特徴が容姿に顕れている。注意深く匂いを嗅ぐと若干の人間臭がした。
「おかしい。産ませた子らは、まだ乳飲みの幼児であろう。勇者の母親であるルミターニャを拉致する作戦に俺も参加した。だが、あれは4年前のことであるぞ」
「私どもの母は卑しい人間族でございます。異種交配による混血児であるためか、肉体の成長が著しく早いのです。4年のお時間をいただければ、ご覧の通りでございます」
一世紀を成年とする長寿の魔族からすれば、信じられない生育の速度であった。肉体面のみならず、精神の成熟度も著しい。
人間の視点に立てばオロバスとルミターニャの血を引く娘は、十二歳か十三歳の少女に見える。
母親譲りの黒毛は美しく、開花を待つ蕾みながらも乳房や太腿にはポテンシャルを感じさせた。
「戦士様がお求めなのは、お酒だけでございますか?」
童女は上目遣いで戦士を誘う。オロバスの娘ではあるものの、童女の階級は獣魔。魔族の地位を持つ戦士とは絶対の上下関係があった。
奉仕をする側と受ける側。祝宴は激戦地から戻った戦士を労うためのものでもある。
「性奉仕を望まれますか?」
「いや、酒だけでいい」
「⋯⋯私がお気に召さないのであれば、他の者をお連れしましょうか?」
「違う。故郷に許婚がいる。族長の娘なら抱いても問題ないが、いろいろあるからな」
戦士からすれば、童女の見た目はまだ幼すぎた。さらにいえば、精神が早熟であろうと、たったの4歳だ。
「いろいろとは⋯⋯?」
「一人前の雌というのはだな。まず50年は——」
幼すぎる。性奉仕の相手にはなりえなかった。だが、戦士の説教は掻き消える。
「あんんぅぅ♡ あんっ♡ あんぅ♡ んんぁ♡ しゅごぃいぃんぉおぉ♡ んおぉぉほぉおおぁぁぁぁ♡ オロバスさまぁぁっ♡ あんぅぅあううぁ♡ おまんこぉおぉ♡ イクぅうぅッ♡ イっちゃうぅぅぅ♡ んぁあっあっああぁぁあああー♡」
性奉仕婦ルミターニャの嬌声とともに、そよ風で精液と愛液の香りが運ばれてくる。肉欲を煽り立てる激烈な淫臭が強く匂った。
戦士の股間が盛り上がる。勃起していた。
「族長のまぐわいは、同胞の肉欲を刺激いたします。私のオマンコもビショ濡れです」
それを見て、童女はスカートを捲り上げる。
ノーパンの女陰を見せつけ、勃起した男根に媚びへつらった。
「ご奉仕させてください♡ 戦士の子胤を授けてくださいませ♡ 私の初物をお捧げいたします♡ 戦士さまぁ♡」
「う、うむぅ⋯⋯」
催淫臭に酔わされた戦士は、童女の処女オマンコに己の男根を挿し込んだ。破瓜の赤雫が、脈打つ極太の陰茎を伝う。
馬頭鬼と勇者の血を受け継ぐ子。オロバスとルミターニャの娘は初めての性奉仕に臨む。
「ひぐぅ♡」
普通の人間ならば裂傷を負いかねない馬頭鬼の巨根であるが、父親の遺伝子を受け継いでいるため、肉体は馬頭鬼そのものだ。
未成熟ながらも生殖行為に耐えうる雌の肉体であった。
「戦士様⋯⋯っ♡ あんっ♡ んぁ♡ ずっと貴方様にお仕えしたいです♡ どうか、どうかっ♡ お名前をお教えくださいぃっ⋯⋯♡」
幼い獣魔は主人の魔族を求め続けている。技能や能力で売り込む者もいれば、容姿や肉体で訴えることもある。
今回のような名士が集まる祝宴は、獣魔にとって良き主人と出会う貴重な機会だった。
「あぁんぅぅ♡ オマンコに熱いのぉ♡ 精子♡ きたぁ♡ 戦士様の孕ませ汁♡ いっぱいっ♡ んぁああああああああぁぁ〜♡」
母譲りの淫声で叫ぶ。ルミターニャの娘を犯す戦士は膣内に精を送り込む。
祝宴の後、故郷に帰った戦士は、幼すぎる雌の獣魔を孕ませて故郷に帰還し、許嫁の幼馴染みを呆れさせることになる。
——こうした出来事は珍しくない。
オロバスには戦いを終えた戦士に褒賞を与える義務がある。
ルミターニャが産んだ子ども達のうち、戦闘能力を見込まれて貰われていく息子も多くいた。
交じり合わない異種の遺伝子が融合し、かつて魔王を封じた退魔の一族〈ヴァリエンテ〉の血統は、馬頭鬼族に取り込まれ、混ざり合っていくのだった。
ルミターニャの産んだ獣魔は早熟で孕みやすい。
全ての始まりである淫母ルミターニャは、孕みオマンコでオロバスの子胤を飲み干す。肥大化した乳房から母乳を撒き散らし、乱暴に犯してくるオロバスの矮躯に抱き付く。
「あんうぅ♡ んぃ♡ んゅ♡ あぅううぁおっ♡ おぉっ♡」
肉付き豊かな肢体で抱きしめられたオロバスは、負けじと腰を押し込み、生殖器の結合を深めた。
「あんぅ♡ おぉぉおおおあおぉぁおぁ〜〜♡ はぁあんんんぅ⋯⋯♡」
アクメの淫悦を噛み締める最中、ルミターニャは祝宴会場の片隅で、激しく犯される娘の姿を目撃した。
給仕の女中が、戦地から帰還した屈強な戦士と交わっている。
(⋯⋯あの子は⋯⋯あぁ⋯⋯♡)
自分が腹を痛めて産んだ娘だとすぐ分かった。人間年齢なら4歳にも満たない我が子。半分は確実に自分自身の血が流れている。
人類と魔族の戦争は終わる。ルミターニャが解放される日は近い。だが、拉致されてからの4年間で経験し、起きてしまった出来事は消えない。
たとえ元の肉体を取り戻しても、馬頭鬼族とセックスをして交雑種を産んだ事実は、血統という形で残り続ける。
(んぁ⋯⋯ごめんなさいぃっ⋯⋯♡ 私のせいで⋯⋯私が産んでしまったからぁぁ♡)
亡き夫。戦場で魔族と戦い続けた息子エニスク。かつて魔王を封じた偉大な先祖。謝罪する相手は数え切れない。
ルミターニャは堕ちた。大粒の涙を両目から流しているが、それは歓喜ゆえにだった。
淫母ルミターニャは、女として至福の幸せを享受していた。
愛する夫の「妻」であったこと。可愛い息子の「母親」であったこと。家族と過ごした日々が幸福な時間だったとは断言できる。
しかし、ルミターニャの女を目覚めさせたのは馬頭鬼の幼君オロバスだ。
性奉仕婦ルミターニャは全身全霊で性交を続けた。その狂態は魔に染まりきり、肉体的な外見のみならず、内面さえも変貌を遂げたのは明白だった。
(あぁ⋯⋯もう⋯⋯すべて⋯⋯。私の女を⋯⋯♡ 私の雌を⋯⋯♡ オロバス様のオチンポに捧げたい⋯⋯♡)
もし変わり果てた現在のルミターニャを勇者エニスクが見てしまったのなら、永遠に癒えない心の傷を負ってしまうことだろう。
ノクターンノベルズ連載
https://novel18.syosetu.com/n2383hu//