友母に托卵する鬼畜ショタ
〜親友の妹は僕の実娘 おっとり美人妻を子沢山ママに堕とす〜
【あらすじ】
中学3年生の蒼馬湊翔は人妻とセックスしている。
相手は和装の巨乳美女、そして親友の母親である千羽美桜子だった。
由緒正しい家柄の美桜子は、千羽神社の女性宮司。
貞淑で清楚なおっとり友母は、鬼畜ショタの性調教で淫母に堕とされていた。
湊翔と美桜子の肉体関係は5年前から始まった。
抗いようのない性技に屈し、美桜子は5人の女児を孕まされた。
千羽家に誕生した5人姉妹、その父親は湊翔。
湊翔は美桜子の子壺に胤を注ぎ、名家に我が子を托卵する。
年下の少年に夢中となる美桜子、不貞を繰り返す爛れた日々。
夫と息子は、妻であり母である美桜子の裏切りに気付いていない。
背徳的な悦楽に溺れる美桜子は6人目の懐妊を望む。
子供達を義祖父母の家に預け、夫の単身赴任先、沖縄へと旅立つ美桜子。
夫と再会するまでに間男の子を孕む、背徳の不倫旅行が始まった。
一人旅と偽り、美桜子は不倫相手の湊翔を連れて、沖縄の青い海へ向かう。
▼ノクターンノベルズ版
真夏の昼下がり。真っ白な敷き布団のうえで、和装の人妻が少年と逢瀬に励んでいた。
全裸の少年は息を荒げながら、着衣の乱れた人妻の膣穴に己の肉棒を撃ち込む。
「あんぁ⋯⋯! んぅっ!! あんっ、あんぅっ、あんんぅぅあん゛ぅ! あんぅ! あっ、あぅうんっ! あふぁんんっ!!」
盛る男と女。歳の離れた2人は視線を重ねる。
「んっ! くっ!! 膣内にっ! 出すから⋯⋯!! いいよね⋯⋯!」
締め切られた部屋で、汗だくの少年は人妻の乳房を掴む。
「欲しくないの? 僕の遺伝子。旦那さんじゃなくて僕の赤ちゃんを産みたいんでしょ? ちゃんとおねだりしなよ!」
生々しい嬌声で喘ぐ人妻は少年の問いに何度も頷いた。下腹部を突き上げ、子宮を捧げる。射精を迎えいれる体勢で、少年の攻めを受け止めた。
「あぅうん゛んぅ⋯⋯! んぎぃうっぅうんん〜!! 産みだいィのぉ⋯⋯おぉ⋯⋯ん゛ぉほぉ⋯⋯!!」
人妻は母親だった。——千羽美桜子には6人に子供がいる。
少子化が問題になっている現代日本で、6人の子持ちは珍しい。「千羽家のご夫婦はお盛んだ」と近隣の噂好きな主婦達はささやいた。
知人から子沢山の理由を聞かれると、美桜子は「夫が子供好き」だとか、「不妊治療が効き始めた」と笑いながら誤魔化した。
最初に産んだのは男児の知己。今年で16才。地元の高校に通う男子高校生だ。
美桜子が産んだ子供のうち、男は長男の知己だけだった。
残りの5人は全て女児。長女の桜は4才。次女の奏美と三女の洋美は双子で3才。四女の葵は2才。末妹の蒼空は1才。
美桜子が産んだ5人の姉妹は、長男の知己と年齢差が10才以上ある。
4年前に長女、3年前次女と三女、2年前に四女、1年前に五女。続けざまに美桜子は5人の赤子を出産した。
夫婦と息子の3人家族だった千羽家は、この4年で大家族となった。
「んくっ! 美桜子さん⋯⋯! すごい量のおっぱいミルクが出てる。はぁはぁ⋯⋯! こんなに沢山搾り取れるなら、赤ちゃん用の粉ミルクなんか必要ない! おすそ分けしてもらおうっと! はぁぷっ!」
千羽家の家は、和風建築の御屋敷だ。
地方自治体が指定する文化財に登録され、勝手に増改築ができない日本家屋。それもそのはずで、千羽家は由緒正しい千羽神社の社家で、大地主の家柄だった。
「あんっ! あんふぅっ〜!! んっ、あぁ! そんなに強く絞られると⋯⋯出ちゃうぅ⋯⋯!! 我慢できない〜〜っ!! あんんぁぁ〜〜!!」
西瓜並みの大きな乳房を荒々しく揉まれる。
乳腺から滲み出した栄養豊富な母乳。美桜子を正常位で犯す少年は、双乳を束ねて乳首に吸い付いた。
授乳の最中、少年は腰撃ちピストンの速度を緩めない。
恥毛の茂る美熟女のオマンコを手加減なしで思いっきり穿つ。素肌の激しいぶつかり合い。淫らな肉音が室内で鳴り響いた。
「んぅ! はぅぅ!! あんっ! らめぇっ⋯⋯!! いくっ⋯⋯! いっぢゃうぅぅ〜!!」
畳張りの和室は、年季と上品さを醸し出している。清廉な空間で、場違いの卑猥な嬌声があがっていた。苦悶と悦楽が混じりのハーモニーは、閉ざされた襖を貫通する。
「あんぁ! おぅんっ! あんっ! んっ、あおぉぅぅうん⋯⋯!」
美桜子は弓なりに背を反らせる。女陰に男根を挿入する少年は、美桜子を逃さない。
押っ広げの股に己のイチモツをグイッと押し込み、子宮を突き上げる。膣壁を押し退け、さらなる奥底へと侵入した。
執拗に亀頭を擦りつけながら、口では母乳を味わう。子宮から発せられる激しい快楽の荒波。美桜子は火照った肉体を捩らせた。
(あぁ⋯⋯んぅ⋯⋯あぁ⋯⋯! くるっ! きちゃう!! 膣内にっ! 出されてるぅうぅっ⋯⋯!!)
子宮内に渦巻くどろりとした体液。少年の濃厚な精子が美桜子の胎を泳いでいる。男女六児を産み落とした美桜子の子壺は、若々しい少年の遺伝子を歓迎した。
夫妻の寝室は、渡り廊下を進んだ先にある。居間や子供部屋のある母屋と離れている。仮に家族が帰ってきても、淫母の卑しい声情は耳元に届かない。
「美桜子さん⋯⋯! んくっ! はぁはぁ⋯⋯! んっ⋯⋯! ん⋯⋯!」
Kカップの巨乳に顔をうずめる少年は息をはずませながら、美桜子の名を呼んだ。肌から汗の雫が滴る。
夏の昼下がりだ。エアコンのない和室を閉め切り、人妻と少年は激しく交わった。畳の上に敷かれた一つの布団は、二人が流した大量の汗で湿っていた。
「美桜子さん⋯⋯! 美桜子さん⋯⋯!! もっとエロい声で喘いでよ! 僕にだけ見せて。美桜子さんのドスケベな貌をさっ!! 我慢なんかしなくていいっ! イけっ!! 子宮をグリグリしてほしかったんでしょ? 僕のオチンポでイき狂っちゃえ!! 」
少年は美桜子を強く抱きしめた。膣内に胤を送り込んでいる人妻が、自分の女だと示威している。
日頃は綺麗に結っている長髪がほどけて、普段のおっとりとした美桜子と印象が違う。寝間着の和服がはだけ、淫乱な恥部があらわとなっていた。
熟した美女と年少の男児は素肌を重ね合う。大人と子供の体格差など関係ない。ショタのオチンポを咥え込んだ人妻オマンコは悦びの愛液を垂れ流す。
美桜子の膣襞は、男性器の裏筋を通る尿道に絡み付く。精子の通り道は膨らみ、美桜子の子宮に遺伝子を刷り込んでいる。
「ちょうだいィ!! もっと奥にっ⋯⋯! 今日は危険日だからっ!! オマンコの奥にいっぱい出してっ!!」
美桜子は種付けを懇願する。夫ではない男の精子を淫乱オマンコで搾り取る。
「僕の精子で孕んじゃえ! また僕の赤ちゃんを産んでよ! 美桜子さん!!」
「あぁ! あんっ!! 妊娠させてっ! 産みたいのっ! 湊翔くんの可愛い赤ちゃん産みたいっ!!」
蒼馬湊翔の求めに美桜子は応じた。子宮を差し出し、膣内射精が終わるまで繋がり合った。
(あぁ⋯⋯湊翔くん⋯⋯。すごいオチンポっ⋯⋯! ますます男の子になってる⋯⋯!)
蒼馬湊翔。15才。千羽家の裏に住んでいる中学3年の少年。
千羽家の敷地は広く、隣家との距離が開いている。湊翔が住んでいるアパートは、美桜子の父親が建てた。持て余した裏庭に賃貸アパートを建てて、知り合いの不動産屋が管理している。
湊翔は母親と二人暮らし。父親はおらず、水商売の母親は家をあけがちだった。夜中に働き、昼間に帰ってきて眠る。湊翔の母親は何かとトラブルを起こす有名人だった。
「はぁはぁ⋯⋯。もうお昼過ぎちゃったけど、お母さんは大丈夫?」
「時間は平気。ママは家で寝てる。お酒をたくさん飲んで帰ってきたから、たぶん夕方にならないと起きないよ」
1回目の射精を終えた湊翔は、美桜子の太腿を持ち上げる。
本格的な第二次性徴期を迎え、無毛で可愛らしかった男性器の根元に、ふんわりとした柔毛が生え始めた。声変わりの始まった中学1年生から、湊翔の肉体は日に日に男らしく成長している。
「美桜子さんこそ、託児所の時間。いいの?」
「今日は夕方までに行けばいいから。このまま続けましょう⋯⋯。湊翔くん」
「うん。分かった。動かすよ。美桜子さん」
湊翔はオチンポの前後運動を再開する。射精済みの人妻オマンコに腰を振った。追加の精子を送り込もうとする精力盛んな姿に、美桜子は心躍らせた。
「んぁ⋯⋯! あんっ、あぁっ⋯⋯! んん〜っ!」
腰使いに合わせて、前後に尻を動かす。自分の乳房を揉み、視線で湊翔を誘った。
「はぁはぁ⋯⋯! 美桜子さんっ⋯⋯! その貌、めっちゃエロい⋯⋯!! エロすぎるよ。出したい! 美桜子さんの膣内にたくさんっ! どスケベな美桜子さんを僕のオチンポで喘がせたいっ!!」
美桜子はチラリと時計を確認する。五人の姉妹は託児所に預けている。性臭を洗い落としてから迎えに行くとして、まだ時間は十分にある。
長男の知己は、高校の部活動で夜遅くまで帰ってこない。野球部の知己は、隣町の高校で練習試合すると言って、朝早くに家を出て行った。
仕事一筋の夫は、出張で沖縄に飛んでいる。鈍い夫は妻の浮気に気付いていない。妻が若すぎる燕を夫婦の寝室に招き入れるとは、夢にも思っていなかった。
「ん⋯⋯! んぁ⋯⋯! あんっ⋯⋯!! 湊翔くんのオチンポっ⋯⋯! すごいぃっ!! 絶対に妊娠しちゃうっ! 次の赤ちゃん。今のうちに名前を考えないといけないわぁ⋯⋯!!」
夫の胤で産まれた子供は知己だけだった。美桜子の産んだ五人姉妹。父親は湊翔だ。
湊翔と美桜子の肉体関係は5年前。まだ小学5年生だった湊翔と、思いも寄らない形で不倫関係に陥ってしまった。息子より1才年下の浮気相手とのセックスに溺れた美桜子は、4年前に女児を産んだ。
長女の誕生を夫は喜んだ。だが、DNA鑑定をするまでもなく、赤子の父親は湊翔だった。
美桜子は検査薬で妊娠を確かめてから、夫と偽装セックスをしていた。
産まれた長女は、桜が咲き始める3月に生まれた。だから、自分の名前から一文字取って「桜」と名付けた。
美桜子が第二子の桜を産んだのは、ちょうど知己が中学校に進学した年だった。子作りの意味を知っている年齢だ。母親が10才以上も歳の離れた妹を産んで、知己は驚いていた。
——父親は出張で1年の大半を留守にしているのに、いつの間にしていたのだと。
本当の父親は小学6年生に進級したばかりの湊翔。真実を知ったら知己はもっと驚いただろう。一緒に登下校していた年下の友人が母親と不倫し、妹を産ませたのだ。
湊翔は知己を血の繋がった兄のように慕っていた。二人の友情は今も変わっていない。部活動が休みの日、知己は湊翔を庭に呼んでキャッチボールをしている。
縁側で混ざりたそうに眺める幼い姉妹達は、兄と遊ぶ友人が、自分達の父親とは分かっていない。
——4年前に産んだ長女の桜。
——3年前に産んだ次女の奏美、三女の洋美。
——2年前に産んだ四女の葵。
——1年前に産んだ五女の蒼空。
この4年間で美桜子が産んだ五人姉妹。15才の若さで父親となった湊翔。夫が出張で家に帰ってこないのをいいことに、美桜子は湊翔と子作りセックスに励んでいる。
(6人目の赤ちゃんができる。だって、もう、私は避妊薬を飲んでない)
立て続けの出産は負担になると産婦人科医からストップが入り、1年の時間をあけた。避妊薬を飲みながら、湊翔との不倫セックスは続けていた。夫には医者から止められると話し、営みを止めていたにも関わらずだ。
(あぁ⋯⋯本当に不味い⋯⋯。私ってば、湊翔に本気で恋しているわ⋯⋯)
一歩間違えれば家庭崩壊どころか、美桜子は警察に逮捕される。同意していようと湊翔の年齢は若すぎる。未成年淫行で逮捕される年齢だ。
子供のDNA鑑定が行われれば、週刊誌に大きく取り上げられる。露見すれば身の破滅。それでも美桜子は湊翔との浮気を止められなかった。
「愛してる⋯⋯美桜子さん⋯⋯!」
「私もよ。湊翔くん。夫より、息子より⋯⋯、誰よりも! 私は湊翔くんが好き⋯⋯!! 私っ! 愛しちゃったのぉッ!!」
「キスしよう! 美桜子さんっ!」
「きてっ! 私の唇を奪ってっ!! 湊翔くぅんっ⋯⋯!!」
背徳の相思相愛。愛し合う男女は唇を重ねる。唾液で濡れた舌が絡み合う。
お互いの愛情を性衝動に変える。湊翔のピストンが激しさを増す。
美桜子のくびれを掴み寄せ、根元の男根までオマンコを穿ち抜く。パンッ! パンッ! パンッ! 高らかに肉音が鳴る。亀頭の膨らみで子宮が圧迫される。何度も肌を打ちつけられた美尻が赤くに染まっていった。
「んぢゅぅぅっふぅぅ〜! んぢゅじゅるぅうぅぅううっぷ! んぢゅうぅうううぅ〜〜!!」
美桜子はアクメ顔で身悶える。お淑やかで清楚な大地主の貴婦人は、両足をばたつかせてイき狂った。
唇の噛み合わせは解除しない。鼻息を荒くしている美桜子との接吻し続ける。2回目の膣内射精で、子宮に入りきらなかった白濁液が淫穴から溢れ出した。精子混じりの愛液が敷き布団を汚した。
(孕むっ! 絶対に産んじゃうぅ!! 私に赤ちゃんをちょうだいッ!! 湊翔くんっ! 湊翔くんぅ〜!!)
子持ちの人妻は、間男の背中に手を伸ばす。妻であり、母親である美桜子は存在しない。若い少年のオチンポを貪る淫母となった。素肌を密着させ、女陰を浮き上がらせる。覆い被さる少年の精液を一滴でも多く授かろうとした。
◇ ◇ ◇
「あ。知己くん。お帰り」
「湊翔。お前。夜中に外でなにやってるんだ?」
「夜のお散歩。悪くないよ。仮想の犬を飼っているつもりで、町を1周するんだ。知己くんも一緒にどう?」
「小学校の頃から変わらない変わり者だな」
「そうかな? 僕からすると、僕が普通で、周りが変わらない変わり者だよ」
「そっか。だけどな。湊翔。もう夜の6時を過ぎてる。中学生が出歩く時間じゃない。そろそろ家に帰ったほうがいい。お巡りさんに捕まるぞ」
「⋯⋯そういう知己くんは部活の帰り?」
「ああ。隣町の高校で練習試合をやった」
「勝った?」
「負けた。ボロ負けだったよ。それなりに楽しくはあったけどさ」
「そっか。まあ、仕方ないよ。だって、うちの高校はスポーツを本気でやってるわけじゃないしね」
「湊翔。お前は今年で卒業だよな。俺と同じ高校にくるのか?」
「うん。私立は高いし、たぶんそうなるよ。知己くんと同じ高校に行く。家から近いしさ」
湊翔は夜道でばったり知己と出会った。
野球の練習試合に行ってるのは、昼間に美桜子から聞いていたが初耳を装った。
「⋯⋯夕飯。まだならうちで食べていくか? 母さんや妹達は済ませたと思うけど、たぶん俺の分は残ってるはずだ。一人じゃ食べきれないくらい用意してるから、よければご馳走するぜ」
「ありがと。でも、美桜子さんに迷惑かけたくない。それに、ママからコンビニで夕飯を買ってこいって頼まれてるんだ。お邪魔するのは次の機会にしとくよ。じゃあね。知己くん。小さな妹ちゃん達によろしく」
湊翔は気遣ってくれた知己に礼を言う。だが、自分にそんな価値はないと内心で嘲笑っていた。
知己とは親友だ。年が一つ上の兄。慕っているのは嘘偽りない本心。
(優しすぎ。きっと育児放棄気味の僕を哀れんでるんだろうな。知己くん。でもさ、僕のママって想像以上にクズなんだよね。そのママから生まれた僕もクズなんだ)
湊翔は父親を知らない。母もそうだった。避妊に失敗して仕方なく産まれた子供。それが湊翔だった。
出生の逸話を知ったのは、小学校の視聴覚室で性教育を受けるより前だった。ホストとの乱交だったから、父親は分からない。気がついたら妊娠していた。子供を産んでみたかったら、気まぐれで堕胎しなかった。
(ほんと。女って嘘吐きだよね⋯⋯。知己くん。自分の母親がビッチの変態になってるの分からないかなぁ? 美桜子さん。おっとりしてるくせに要領が良いから、秘密を墓まで持っていっちゃったりして。バレたら地獄なのに、ホントよくやるよ)
湊翔が美桜子と肉体関係を持つにいたった切っ掛けは、借りているアパートの家賃滞納だった。滞納している家賃を捻出できなかった湊翔の母親は息子に命じた。
——大家の美桜子をひっかけてどうにかしてこい。
クズな母親の命令。小学5年生の息子に言う台詞じゃない。だが、そもそも狂った母親だった。
(ショタ好きの女友達に息子を売るくらいだしね。煙草買う気軽さで売春するママだから、家賃の代わりに僕を差し出すのは当然か)
自分の母親が救いようのないカスだと分かったのは、初対面の女に売られたときだ。手首に剃刀の傷跡があるヤバい女で童貞を卒業した。
童貞の息子を50万円で2週間貸す。ケラケラと悪びれずに笑っていたが、立派な人身売買だ。
もっとヤバいエピソードがある。近親相姦のセックス動画をネットで売りさばいた。
金のためなら殺人以外は何でもやる。それが湊翔の母親だった。実息とセックスを楽しめる程度には、頭のネジがぶっ飛んでいる。
(さすがにあんときは無理やりピル飲ませたけど⋯⋯。ほんと、僕のママって頭がイってるよ)
◇ ◇ ◇
母親に頼まれたコンビニ飯を持って、湊翔は自宅のアパートに帰宅した。
自分用の夕食は夜道を歩きながら、サンドウィッチと栄養ドリンクで済ませた。
(ん? 誰からだろ。まあ、こんな時間だし、相手は何となく分かっちゃうけどさ)
後ろポケットに入れたスマホが鳴った。
(やっぱり美桜子さんだ。完全にセックス中毒だよ。今日が危険日なのは聞いたけど、昼下がりにあんだけヤりまくったのに⋯⋯)
夜這いの誘いだった。夏休み中なので中学校は休みだ。明日を心配する必要はなかった。
「ママ。出かけてくる。夕食。ここに置いておくからね」
返事はなかった。部屋にはいるはずだ。息子が美桜子の浮気相手となっているのは知っている。そのおかげで蒼馬家は5年前から家賃を一銭も払っていない。
美桜子が産んだ娘達は孫にあたる。だが、まったく会っていない。
興味がないのか、スマホで撮影した写真を一度見たきりだった。
(⋯⋯そういえば美桜子さんのハメ撮り写真は何度か渡したっけ。あれもどこかで売りさばいたんだろうな)
クソビッチ頭の母親だが、奇妙なところで利口だ。
近親相姦の裏動画。美桜子のハメ撮り写真。竿役は未成年の湊翔だ。警察に捕まる可能性がある。危ない橋を何度も渡ってきたくせに、湊翔の母親には前科がなかった。
「一度くらい豚箱にぶちこまれたほうが良さそう」
母親がろくでもないクズだから、きっと息子の自分もそうに違いないと湊翔は理解していた。
◇ ◇ ◇
「そう。そうなの。今日の練習試合は負けちゃったそうなの。でも、知己は頑張ってるわ。高校で上手くやってるみたい。え? 私? 大丈夫よ。新しくできた託児所のおかげで、助かっているわ」
美桜子は乳飲み子の蒼空を抱き直す。娘に授乳しながら、沖縄出張中の夫に近況を報告するいつもの風景だ。
千羽神社の女宮司である美桜子は、常日頃から和装で過ごしている。着物の襟元を開き、晒しだした片乳を蒼空の唇に咥えさせる。
「蒼空はすくすく育っているわ。ええ。蒼空も粉ミルクを嫌がるの。お姉ちゃん達と同じよ。託児所に預けるときは、搾乳機で哺乳瓶に母乳を入れて渡してるわ。貴方が送ってくれた電動搾乳機、とっても便利なの。知己は粉ミルクしか飲んでくれなかったのに不思議だわ」
美桜子が24才のとき、第一子の知己を産んだ。母乳をまったく飲んでくれず、困り果てた美桜子は粉ミルクで知己を育てた。
母乳で胸が張って苦しかったのを覚えている。お風呂で自分の乳房を絞り、溜まった母乳を捨てていた。
今は違う。朝は蒼空に母乳を飲ませ、託児所に渡す母乳を搾乳機付きの哺乳瓶に溜める。四女の葵が乳離れするまでは2人分の母乳を搾っていた。
一番大変だったのは、双子の奏美と洋美が乳児だったときだ。乳房は2つしかない。双子に母乳を飲ませている間、長女の桜か四女の葵は我慢してもらった。
「ねえねえ! お母さん! お父さんと話してるの? お父さん!?」
「ええ。お父さんよ。お父さんと話したい?」
「うん! スマホ! ちょーだい! お母さん!!」
「貴方。桜が話したがっている。替わるわね。あっ、ちょっと話したいことがあるから、切らないで戻してね」
美桜子はスマホを桜に渡す。4才になって言葉遣いが達者になった桜は、とにかくお喋りだった。
「奏美、洋美。お兄ちゃんはどこ?」
美桜子はテレビを見ている双子姉妹に知己の居場所を訊ねる。
「たぶんお風呂〜」
奏美が間延びした声で答える。
「葵もお兄ちゃんについていった」
双子の姉とそっくりの声で、洋美が付け足した。
「もう夜の8時よ。9時には寝ないとダメなんだから、お兄ちゃんと葵があがったら、すぐに桜お姉ちゃんとお風呂に行きなさいね」
「は〜い」
「ねえ、お母さん。お父さんは今度、いつ帰ってくるの?」
「うーん。分からないわ。お父さんはお仕事がとっても忙しいから。帰ってきたら、たくさんお土産を買ってきてくれると思うわ」
沖縄にいる赤の他人を姉妹達は父親だと思い込んでいる。温和で生真面目な母親が、おぞましい二面性を持っているとは知らない。
裏手のアパートに住む男子中学生と不倫を続ける淫女は、慈母の顔で家族を欺く。美桜子の子宮にはたっぷりと膣内射精された湊翔の精子が溜まっていた。
湊翔の遺伝子を受け継いだ愛娘達。
よくよく観察すれば、顔立ちが父親似だと分かる。
(夫の沖縄出張⋯⋯。今回は長そうなのよね。大型連休でもないと家には帰ってこられないそうだし⋯⋯。夫と会えないのはちょっと困ったわ)
蒼空を産んで1年が経つ。美桜子は今年の誕生日で三十代を卒業する。しかし、火照る女体はまだ産みたがっていた。
(千羽家の不動産収入で養育費には困らないわ。あと3人くらい。男の子を産むまでは⋯⋯湊翔くんに頑張ってもらおうかしら?)
美桜子は下腹部を撫でる。
(夫と湊翔くんの血液型が同じで良かった。桜を身籠もったのが分かったときは、夫にバレてしまうんじゃないかと恐ろしかった。だけど⋯⋯まったく気付かれないものね。浮気って⋯⋯。思った以上に簡単だわ)
魔が差した。そんな言い訳しかできない。
5年前の春。湊翔は家賃の払えない母親の代わりに、自分が身体で払うと言ってきた。
美桜子は首を傾げた。どういう意味なのかさっぱり分からなかった。庭の草むしりでもするのかと苦笑いをした矢先、急激な眠気に襲われ、意識が混濁し、身体の自由を奪われた。
湊翔が差し出した日本茶に薬が盛られていたのだ。睡眠薬と当時はぎりぎり合法だったハーブの混ぜたブレンド茶。意識障害と興奮作用で身動きがとれなくなった美桜子は、小学5年生の湊翔に犯された。
相手は息子と遊んでいる小学生。美桜子は油断していた。家賃滞納者の一室に無警戒で踏み込んでしまった。
まさか湊翔の母親が、こんな手段を使ってくるとは思わなかったのだ。全ては仕組まれていた。
未成年の小学生と淫行しているハメ撮り写真。夫にバラされたくなければ滞納家賃を帳消しにしろと脅された。
まだ正常な人妻だった美桜子は要求に屈した。名目上は家賃の代わりに湊翔が夜伽をする契約。強姦と脅迫を受ける被害者ではなく、共犯者に仕立て上げられた。
湊翔によるセックス調教で、美桜子の身体は開発され、悦楽に恭順していった。始めのころは拒絶していた背徳を受け入れてしまった。
出張で家に帰ってこない夫。成長するにつれて、母親離れしていった愛する息子。美桜子が感じていた寂しさを湊翔はセックスで慰めた。
孤独を抱える人妻が、不倫相手の子を妊娠するに時間はかからなかった。情事に慣れていなかった美桜子は避妊薬を飲み忘れ、2カ月目で懐妊した。
湊翔は堕ろしていいと言った。だが、美桜子は産むと決めた。その頃の美桜子は湊翔に夢中だった。不倫の愉しみを覚え、夫婦の寝室に湊翔を呼びつけるようになっていた。
「——母さん。良いお湯だったよ。桜は誰と話してるの? もしかして親父? まだ沖縄にいるんだっけ?」
風呂上がりの知己が、葵を肩車して居間に帰ってきた。
「ええ。お父さんよ。まだ帰ってこられないみたい。ちょっと。葵。ちゃんと髪を乾かした?」
「お兄ちゃんに拭いてもらった」
2才になった葵は髪が伸びて、女の子らしくなってきた。姉たちと違って物静かな子だった。きゃんきゃんと喧しい姉達より、知己は葵を可愛がっていた。葵も兄にべったり懐いている。
「女の子なんだから、ちゃんとドライヤーで乾かしなさい」
葵は顔を背けてしまう。兄の知己は短髪で、ドライヤーを使わないから、自分も使わなくていいと思っているようだ。
「寝る前に乾かしとくよ。それでいいだろ。母さん」
「知己、脱衣所に戻るなら、桜たちをお風呂に連れて行ってくれないかしら? 奏美と洋美はテレビばっかり見てるのよ。お母さん。ちょっと疲れちゃったわ」
「りょーかい。いくぞ。千羽家のお姫様たちー。桜。スマホを母さんに返しとけ。没収だ」
「ダメ! お父さんと話してたのに! お兄ちゃん! 返して!!」
「あ、親父? 俺だよ。俺。愛娘との交流中に悪いけど、9時前には寝かしつけないとだからな。ああ、うん、そう。桜たちは風呂入ってないんだよ。母さんにスマホ返すから。はい、母さん」
「ありがとう。知己。助かるわ。さすがお兄ちゃん」
スマホを受け取った美桜子は、知己の表情が曇ったのに気付いた。とっさにスマホのマイクを指で押さえて、知己に真面目な顔を向ける。
「どうしたの?」
「話しそびれてたんだけど、部活帰りの夜道でさ。湊翔と会ったんだ。母親に言われて、コンビニまで夕飯の買い出しをさせられてた」
「そう⋯⋯。ねえ、知己。湊翔くんと友達なのは分かっているわ。でもね、家庭はちょっと複雑だから、あまり関わらないほうがと思うの」
「俺だって分かるよ。母さんの言いたいこと。でも、小学校からずっと友達なんだ」
美桜子は胸をなで下ろした。不用意にスマホを渡してしまったが、通話アプリには湊翔との赤裸々なチャット履歴が残っていた。知己がスマホの液晶画面をチラリと視線を向けていたので、心臓が高鳴っていた。
浮気がバレる。家庭崩壊のスリルすら、今の美桜子は興奮のスパイスにしている。
「ごめんなさい。貴方。ちょっと知己と話していただけよ。気にしないで。たいしたことじゃないわ」
知己は母親に失望し、肩を落とした。
美桜子は知己と姉妹達が居間から離れたのを確認する。室内にいるのは、母乳をたくさん飲んで寝てしまった蒼空だけだ。
「⋯⋯ねえ。貴方。少しだけでも会えない? 私、貴方に会いたいわ」
夫の返事はかんばしくない。ばつの悪そうな呻り声で濁される。
「来週、帰省しようと思ってるわ。貴方のお義父さんとお義母さんに孫達を連れてきてほしいってお願いされたの。夏休みでしょ? せっかくだから子供達を預けて、私だけ沖縄に行っちゃダメかしら?」
子供達を実家に預けて、妻だけが会いにくる理由は一つだ。
「いいわよね? 貴方?」
色っぽい声で美桜子は夫を誘う。
「大丈夫。お医者に言われたから、1年間我慢していたのよ。もう一人、男の子がほしいわ。千羽家の不動産収入だけで余裕はあるし、いいでしょう? お願い。これが最後かもしれないんだから」
四女の葵を産んだときにも同じ台詞を言った。
美桜子は夫の子を産む気など、さらさらなかった。不倫相手の湊翔と子作りする偽装セックス。表面上は良好な夫婦関係を維持しなければいけない。
「飛行機のチケット? 手配はいらないわ。電車とフェリーを乗り継いで沖縄にいくつもり。どうせだから小旅行がてら、伊勢参りする計画よ。知己達には内緒よ? もちろん、三十代最後の一人旅行。往復で2週間くらいかしら?」
子供達を夫の実家に預ける真なる理由。夫の前では一人旅行と言ったが、同伴者を一人連れていくつもりだ。
「うん。そうしましょう。那覇市に着いたら泊まってるホテルを教えて。貴方にはやく会いたい。——愛してるわ」
思った通りにことが進んだ美桜子は上機嫌だ。夫との通話を切り、すぐさまアプリを起動する。
——湊翔くん。12時を過ぎたら、私の寝室にきて♡
美桜子は夫と偽装セックスするまでに、湊翔の子を孕む気だった。
昼間に子胤を注いでもらったばかりだが、まだまだ物足りない。人妻は発情期の雌獣と化していた。間男の精子が、卵子を求めて子宮内を泳ぐ。そんな妄想をしていると、甘い吐息が漏れ出してくる。
「可愛い蒼空。きっとすぐにお姉ちゃんになるわ」
五女の蒼空は末妹。だが、あと1年後には姉となる。これから美桜子が始めるのは托卵を前提とした不倫妊活。湊翔の子を孕むための不倫旅行が始まろうとしていた。