三紋昨夏の個人的レビュー
高クオリティの画力で繰り出される田舎村の淫習「オハラミサマ」。オハラミ様に選ばれた娘は、村の男衆と子作りをしなければならない。5人の子供を産んだら役目から解放され、次の「オハラミサマ」が選ばれる。お務め中のミキが第五子を妊娠し、次のオハラミ様に選ばれたのは主人公の幼馴染ヒナであった。主人公は駆け落ちで村から逃げようとするが、ヒナの決断は⋯⋯。という、ありがちでありながら、奇をてらわない素晴らしい導入です。
先代オハラミ様のミキさんもいいキャラしてるんですよね。オタクに優しいギャル成分を感じます。これで四児の母親で五人目を妊娠したのだから、本当にお勤めご苦労さまです。
オハラミ様になった女性は奴隷ではなく、村の共有物。とても大切に扱われ、セックスの要求に応じなければならないものの、生活は保障されます。驚いたのは経済的な報酬!


マジっすか!? 月6万円。年間72万円ですよ!?
世帯別での徴収だとしても描写を見る限り、100世帯はありそうな村なので⋯⋯最低でも年収7200万円くらい⋯⋯? お、おぅ⋯⋯。続編でのお祭りを見ると人口はそこそこありそうな田舎村だから、まず間違いなく一億くらいの収入⋯⋯。この金額は税務署が動くぞ。
――というのは話が脱線してますが、この設定を見たときに電卓を叩いてしまいました。そりゃあ、オハラミ様の役目を引き受けて、爺さんやオッサンに股を開きますよ。若者やショタの相手もできるし、運が良ければその子種で孕める。
なんだ。そこそこ良い村じゃないか⋯⋯! って、なるんでしょう。感覚が狂う。主人公は狂いきれず、この村で唯一まともな人間でした。ヒナちゃんは手遅れです。ある意味、素質はあったのかもしれません。
NTEであり、快楽堕ちであり、様式美のビッチ化⋯⋯。処女喪失セックスで性の悦びを村長に教えられてからは、坂を転がるように一流のセックスワーカーに。










ショタの筆下ろしを愉しんだり、イケメンのチャラ男とやったり、死にかけの老人から搾り取ったり⋯⋯。天職だったかもね。主人公は幼馴染の乱交を目撃して、精神的に参って逃亡ENDとなりましたが⋯⋯。
卵子にむかって無数の精子が群がるシーンはありますが、着床まではしなかったようです。
オッサン相手が多めですがジャンル的には乱交がメイン。キャラの表情がとても上手で、やけにオッサンやおばさんの顔が上手い。NTR乱交好きにオススメの一作です。陰鬱な村でもなく「ああ、この村はナチュラルに狂ってるな⋯⋯」って感じです。
173ページもある長編ですが、続編もある充実っぷりです。作者さんすごいなぁ。薄い本が分厚い⋯⋯。読み応えがたっぷりありましたが、一番気になったのは町会費です。月6万円⋯⋯田舎でのサブスク6万円は美少女相手でも⋯⋯高いような⋯⋯。どうなんだろう。
姫扱いでチヤホヤされて、莫大なお金をもらえる。ひなちゃんも堕ちちゃうわけですよね⋯⋯。先代オハラミ様のミキさんだって、引きずる思い出はありながらも、お勤めを最後までやりきって子沢山ママになって、そこそこ幸せそうなのが⋯⋯もうね⋯⋯。
作品内容

発売元(サークル名) | 花森バンビ |
発売日 | 2023/11/19 |
価格 | 2,530円 |
ジャンル | 処女/幼なじみ/変身ヒロイン/巨乳/乱交/野外・露出/寝取り・寝取られ・NTR/中出し/ビッチ |
妊娠描写 | なし(受精匂わせくらい) 先代オハラミ様の妊娠描写(悪阻)はあり。 妊娠・ボテ腹はなく、乱交シーンがメインのエロ漫画です |
オハラミサマ…地方のある村に伝わる習わし
お役目に選ばれた女子は村の男衆全員と子作りに応じなければなさない。
村の男性全員の寵愛を受ける彼女らは、しかし果たして幸せと言えるのだろうか。
幼なじみの男女二人は長い時間をかけて二人の確かな気持ちを共有していた。
温もりの中で大切に育まれたその感情は、何気ない日常の中で
いよいよ実を結ぼうとする。
しかしそれは次代オハラミサマの選定により…