ストーリー概要
練兵会。
それは『経典結社リュダ』が催す強者を選抜し、登用を目的とする闘技会だった。
無実の罪でリュダに捕らえられた夫ユイアを救う為、セギは女の身でありながら戦いの為の黒衣を纏い、
『黒の魔淑女』として周囲の目を欺き練兵会へ参加する事を決意する。
この練兵会に戦士として名を連ねるにはひとつの条件が課された。
それは己が身を強化するリュダの秘薬を服用し、その上で大会へ出場する事だった。
だが、経典結社リュダの名を冠する秘薬『マインド・リュダ』と呼ばれたこの稀有の薬には、
その身の強化を促す他に、もうひとつの特性が有った。
それは、日毎夜毎にその身を焦がし、その体を蝕む激しい催淫効果。
運命の決戦……練兵会決勝のその日まで残り約30日。
マインド・リュダのもたらす催淫効果は決勝の前夜に最も高まり、抗う事を許さず彼女の身を絡め取る。
果たしてセギは愛欲渦巻く練兵会を勝ち抜き、愛する家族を救う事が出来るのか……。
【DLsite】マインド・リュダ
【FANZA】マインド・リュダ
感想(ネタバレ注意)
プレイ時間は12~13時間
ひとまず「TrueEnd」までクリアしましたが、攻略サイトがなければまず間違いなく辿り着けない難易度でした。すでに修正されましたが、バグがあったせいで進行不可になり、そこで詰まったのもあるので実際のプレイ時間は10時間ほどかと。あとラスボスが倒せなくて、1時間ほど停滞もありました。
ストーリーは悪の組織「経典結社リュダ」に祖国を滅ぼされた主人公セギ(メインヒロイン)とユイア(夫)は、遠方の街に逃げ延び、夫婦と一人息子リイアの3人で暮らしていた。そこに再び「経典結社リュダ」が攻め入り、街を支配下に置く。
街の新たな支配者となったのは仇敵のズーテルカ。ズーテルカは祖国の裏切り者で、ユイアの父親である王様を殺し、母親のスーイア公妃を辱めた悪漢。しかも、ズーテルカはセギの父親から戦い方を教わった弟子でもあった。
ズーテルカは王を殺し、スーイア公妃を強姦、さらに師匠の妻であるセノ(メインヒロインの母親)も強姦している。セギとユイアが滅ぼされた祖国を脱出できたのも両親達の犠牲があったから。ズーテルカが主人公夫妻の母親を両方とも犯しているあたり、母NTRの業が深すぎる⋯⋯。ある意味、闇深い性癖とでも言うべきか⋯⋯?
ズーテルカが街を支配し、兵士選抜の催し「練兵会」を開催を宣告する。決闘形式で街の住人を戦わせて、強い奴をリュダの構成員に登用するというもの。敗北すると投獄&強制労働、女は性処理の娼婦に堕とされる⋯⋯。夫ユイアはズーテルカを暗殺しようとするが捕まってしまい、しかも素性も見破られてしまう。(そもそも、セギとユイアがこの街で暮らしてたのはズーテルカは知ってた)。
囚われた夫ユイアを救うため、息子のリイアを守るため、セギは「練兵会」に出場し、勝ち進んでいかねばならない⋯⋯。
――というのが、プロローグの導入部分。
夫のユイアは牢獄で囚われの身。強いらしいのですが、終盤までほとんど活躍しないのだ(´・ω・`) なあ、本当に強いんか⋯⋯? ラスボス戦で地獄をみたぞい。
セギの目的は①「練兵会」で勝ち進む(敗北しても進行はする)、②鍛えるために湖底遺跡を攻略する、③囚われた夫のためお金を稼ぐ。
この三つをこなしながらストーリーを進めていくのですが、練兵会の対戦相手はごり押しではまず勝てません。攻略情報を見て、ちゃんとしたスキルやら裏工作してやっと勝てる。レベルを上げて物理でごり押すは通じません。
レベルアップ要素が湖底遺跡というダンジョンですが、そこでアイテムを拾ってHPやステータスを上げる。ただ微々たる量であるため、ないよりはましって感じです。むしろスキルアップや特殊アイテムなど、練兵会で勝つための手段を獲得するためのステージ。
お金稼ぎはそこまで辛くないです。適当にやっててもバイトさえしてれば稼げるので、終盤はあまり気味でした。この辺りのゲーム攻略は他サイトで解説されているため、まあ大丈夫だと思います。
ラスボス(ズーテルカ)が倒せない人は、回復アイテム&止血アイテムを所持して、「穿刃(必須)」「防御系バフ」で頑張るといいですよ。運ゲーになりましたが、この組み合わせでないとまうず勝てないかと。
エロシーンについて
トゥルーエンドまでは攻略サイトを見ながら頑張りました。Hシーンはクリアしても解放されないため、もうセーブデータを拾いました。全クリはさすがに⋯⋯周回してたら⋯⋯1日でまず終わらない⋯⋯。その分、ボリュームはすごいですし、NTR要素は満載です。
個人的な感想を含めて各ヒロインを簡単に紹介。完全なネタバレになるためご注意ください!
セギ(メインヒロイン:主人公)
当然ながら一番シーンが多いです。相手もEndによって結ばれる相手は違いますが、トゥルーエンドでもNTR回避はできない。そもそも最初である息子ユイアでさえ、托卵疑惑あり。(ズーテルカにレイプされたのは夫に話しておけよ⋯⋯(´・ω・`))と思ったり思わなかったり。無自覚な悪女なのではと思ったりもしました。
ストーリーの都合もありますが、途中から「こんなことされても復讐しないとか⋯⋯別の意味で精神がやべえ⋯⋯」と若干引きました。善人ではありますが、ここまで怒りに身を任せず、復讐を考えたりもせず、受け入れる器量は⋯⋯ちょい人間性に疑いがあるかと⋯⋯。傷つけたくないから神経毒を盛るとかってところからして、何かズレてた気はする。
セノ(王国の副騎士団長:主人公の母)
セギの母親。姉御肌のママキャラ。冒頭で囚われて子供を何人も産まされたらしい描写があります。一人や二人じゃないっぽいので、セギには異父の弟妹がわんさかいることに。でも、ストーリーでは出てこないみたい? 時系列的に孫にあたるリイアと同い年が年上の子供が産まれてても良いのですが⋯⋯。
孕ませたのはズーテルカやリュダの兵士、あるいは元王国兵⋯⋯。たぶん父親は明らかにしないスタイルなのかと思います。まあ、最初の子供はほぼズーテルカでしょうけども。
あと回想部屋に部下とのワンナイト浮気エピソードがある。まさかとは思うけども、実はセギの父親は⋯⋯と思ったり思わなかったり。ちなみに部下は戦死したので、秘密を知るのはセノのみ。なんやかんやで貞操がゆるい?
スーイア(亡国の公妃:夫の母親)
ユイアの実母で、王家の人間。しっかり、孕んで産んでいるご様子。回想シーンでNPC扱いでしたが、スーイアを「おかあさん」と呼ぶ金髪少女が出てきます。産まれた子供はチョイ役であるため名無し&イラストも無し。子供には愛情を注いでいる模様。たぶん最初の子供はズーテルカなんだろうなぁと妄想したり。あと、髪を解いたほうが美人だと思いました。
イリメ(近所の人妻:主人公のママ友)
セギのママ友。頑張ってる姿が痛ましかった。あと、セギとのレズシーンはなかったです(´・ω・`)
ちょい期待していたのですがリュダは同性愛に厳しいらしく「女同士は無理だろw」みたいな感じで、竿役の雑兵を差し込まれました。
ラメ(ユイアの女友達:イリメの娘)
悪ガキに犯されたり、ロリコン野郎に誑かされたりと散々な子。トゥルーエンドだと成長したリイアが迎えにいきますが、心に残された爪痕が尋常じゃない⋯⋯。
処女喪失が学校の同級生で、ロリコン野郎(リイアの師匠)にも犯されていたり⋯⋯う、うーん。人の心とか⋯⋯ないんか⋯⋯? ってレベルの被害者。この子に関しては、運が悪かったとしか言えない。ユイアとの純愛シーンはなく陵辱オンリーでしたね。
ロリコン野郎こと、ロザロという男キャラがいるのですが、ラメとのエロシーンを見て、「幼女に手を出しやがった。あっ! まさかこいつ味方キャラじゃねえのか!」と叫びました。ロザロは主人公セギの味方っぽいキャラであったり、息子のユイアに戦い方を教える師匠というポジだったので、「なんやかんやで、セギに惹かれて不倫関係に陥る友人枠なんだろうなぁ」と思ってました。⋯⋯まったく違った。
自分に懐いている少年の幼馴染みと普通にセックスする時点で察するべき人間性(´・ω・`) セギにもむっつりした下心があって、実際はズーテルカよりも醜悪な人間なのかもと思ったりも⋯⋯。ロザロとラメのシーンを見て勉強にはなりましたね。善人お助けキャラと見せかけての俗悪人間というね。
「悪いが裏切らせてもらう」とか「最初から君らを騙すのは計画のうち」じゃなくて、「ヤれるならヤっちまおう(そのほうが役得じゃん)」という若干の小物感がたまらない塩梅でした。格好付けた言動で気取ってますが、どの面下げて街を歩いてるんだ⋯⋯? って思ったり、思わなかったり。嫌なキャラ過ぎて、むしろ好きになってしまった。
ちなみに登場キャラは全員18歳以上らしいですよ。なので、ロザロの言い分も通じ⋯⋯るかな?
【総評】面白い! でも周回は勘弁⋯⋯!
1.2GBあるんですよぉ。同人RPGだと100MBだってあるのに、このボリューム!
CGもめっちゃ多くてすごいのですが、周回はちょい厳しい。テキストを全部読んでると連休が潰れる消費時間。
攻略のため、終盤をエロシーンをスキップするという意味不なことをしてました(RPGゲーでありがち)。なんか追加シーンが来るみたいなので首を長くして待ってます。