2024年 4月19日 金曜日

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【7話】胎動する女王の乙女心(♥︎)

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【7話】胎動する女王の乙女心(♥︎)

 巨木すら薙ぎ倒す強風の大嵐だろうと、意外にもその中心は無風であったりする。メガラニカ帝国とアルテナ王国、両陣営の知者は策謀を巡らせている。その渦中にいる両国の国主、皇帝ベルゼフリートと女王セラフィーナは、安穏あんのんな眠りについていた。

 アルテナ王国は1年を通して温暖な気候だ。

 鉱脈資源は乏しいが、肥沃な穀倉地帯を有する農業大国。農作物に影響を与えるほどの天災はほとんど起こらない。

 セラフィーナ女王の人生は苦労と無縁だった。それはアルテナ王国の民も同様だった。

 怠け者であろうと困窮したりはしない。凶作の年は王家が備蓄を開放する。十分な量の穀物を国民に配布するので、飢餓の体験がなかった。

 穏やかな人柄で知られるセラフィーナ女王は国民から敬愛され、彼女自身も民衆に愛される女王を演じきっていた。

 難しい政治判断は有能な官僚に委ねている。税収の大半を占める農作物の税率すらセラフィーナは知らない。しかし、そんな有様でも国政は上手く回っていた。

 36年の人生でセラフィーナは悪意に晒されず、甘やかされてきた。けれど、たった一度の敗戦でセラフィーナの環境は一変した。

 息子のリュート王子が処刑されたとき、セラフィーナは初めて現実の残酷さを知った。

 慈愛の国母と敬われ、美貌を褒めちぎられ、清貧な暮らしぶりを讃えられる女王。清い君主でいられたのは、常に誰かに守られ、何ら苦労を知らず、無垢でいられたからだ。

 ——しかし、女王の身体は穢された。幼き皇帝と一夜を過ごし、子宮の奥底に子胤を注ぎ込まれた。

 女性としてのセラフィーナは、一男一女を産み育てた経産婦だ。当然であるが性行為の経験はあった。しかし、ガイゼフは淡泊な夫だった。美しい女王を娶ったにも関わらず、夫婦の営みは少なかった。

 セラフィーナは聖典に記された清貧な暮らしを模範としている。性欲に身を委ね、淫行に耽るのは不埒と思っていた。世継ぎとなる王子と王女を産んでから、性交の頻度は減っていった。

 歳を重ねるにつれて、セラフィーナは自分が性悦と無縁の母親になれたと信じ込んだ。けれども、ベルゼフリートに犯されたセラフィーナは、官能的な絶頂を経験してしまった。

 貞淑なセラフィーナは背徳的な快楽を拒んだ。しかし、やすやすとメスの本能を消したりはできない。女陰の秘奥から悦楽がにじみ出し、生殖を強く求める淫女のさがが目覚めようとしていた。

「うぅぐっ⋯⋯! うっ、はぁはぁ⋯⋯!!」

 上半身を起き上がらせたセラフィーナは目蓋を開いた。二日酔いのような気怠さ、身体の節々が筋肉痛を患っている。

 背中に垂れる金色の長髪が、窓から入ってきた春風と踊る。一糸まとわぬ姿のせいか肌寒い。けれど、子宮の火照りは燻っていた。

「昨夜⋯⋯私は⋯⋯。あぁ⋯⋯私は⋯⋯あっ⋯⋯あぁ⋯⋯!」

 昨夜の陵辱を思い出し、セラフィーナは口元を手で覆った。吐き気を催したのは罪悪感からだ。

 祖国を侵略したメガラニカ帝国の皇帝に強姦されていたとき、セラフィーナは快楽を抑え込めなかった。

 それは女体に備わった一種の防衛本能だ。たとえ不合意の性行為であろうと、快楽神経が刺激されるように女の肉体は出来ている。しかし、セラフィーナは、愛する家族と祖国を裏切ったかのような三悪を抱き、自分を責めていた。

 うつむいた顔から大粒の涙が流れ落ちる。悲嘆の雫は巨大な乳房に当たり、染みのない真っ白な柔肌を伝っていく。

 セラフィーナは太腿のあたりが暖かいことに気付いた。下半身を隠している薄手の毛布を捲る。すると、裸の少年が脚に絡みついていた。

(皇帝ベルゼフリート⋯⋯ッ!)

 昨夜の蛮行はしっかり覚えている。怒りに燃えるセラフィーナは、ベルゼフリートを寝台から蹴り落としたい衝動に駆られた。

「⋯⋯⋯⋯」

 セラフィーナは穏やかに眠るベルゼフリートに危害を加えられなかった。

 辱められた恨みはある。しかし、その憎悪を押し止めたのは、幼年者への母性愛だった。ベルゼフリートの年齢は13歳。大人と呼ぶには程遠い。まだ未熟で、幼さが色濃く残る少年であった。

(メガラニカ帝国の皇帝を私は心の底から憎んでいる。しかし、そうだとしても、こんな小さな子供に⋯⋯)

 少年皇帝ベルゼフリートは、処刑された息子や隣国へ逃した娘より年下だった。親子以上の年齢差がある子供に、暴力を向ける覚悟がセラフィーナにはなかった。

 ベルゼフリートは黒みを帯びた褐色肌の少年だ。アルテナ王国内ではまず見かけない容貌。アルテナ王国は白肌のヒュマ族が大多数を占める。日に焼けている農民でさえ、こんな色黒とはならない。

(帝国では多種多様な種族が暮らしていると聞くけれど、肌の色もそうなのでしょうか)

 すやすやと寝ている皇帝は愛らしい少年でしかない。強姦された身でありながら、子猫のような仕草に母性を刺激されてしまった。

「セラフィーナ女王。皇帝陛下がお目覚めになるまで、そのままでお願いいたします」

 声をかけられるまで、セラフィーナはハスキーの存在に気付かなかった。主君に危害を加えようとしていれば、ハスキーは瞬時にセラフィーナを取り押さえていた。

「もう⋯⋯何もかも⋯⋯十分でしょう。私の部屋から出て行ってくれませんか?」

 セラフィーナはベルゼフリートの肩を揺する。女王にしてみれば、怨敵にあたる皇帝の安眠を慮る必要は欠片もなかった。

 セラフィーナの配慮に欠ける行動は、ハスキーの不評を買った。しかし、声を荒げて叱責したりはしなかった。

「⋯⋯んみゅ? あ⋯⋯? もう朝なんだ⋯⋯?」

 呆けた第一声。時刻は正午に近い。寝癖のついた髪をさらにくしゃくしゃにしながら、ベルゼフリートは大きな欠伸をした。

「おはようございます。皇帝陛下」

 無視を決め込むセラフィーナに代わり、ハスキーが親愛の情を込めた挨拶を述べる。眠気を払いきれないのか、ベルゼフリートは腫れぼったい両目で周囲を見渡す。

「ねえ。ハスキー。今日は公務ある?」

「本日は昼食後に面会が1件。夕刻にはレオンハルト元帥閣下と帝国軍諸将との夕食会を予定しております。夜はセラフィーナ女王への種付けのみです」

「そう。今夜も女王様とセックスね。昼過ぎの面会を終えたら夕食までは自由時間?」

「はい。現在のところ、予定されている公務はありません」

「それならお城の探検でもしようかな。城下街はダメでも城内なら歩き回ってもいいんだよね?」

「身辺警護について軍務省に話を通します。お時間をいただけるでしょうか」

「うん。ゆっくり待つよ」

 思い出したようにベルゼフリートは、セラフィーナへ顔を向けた。ベッドの上で情事を終えた男女が見つめ合う。もしも2人が愛し合う夫婦であったのなら、仲睦まじい光景と言えただろう。

「そうだ。セラフィーナに案内してもらおうかな。この国の女王様だから、秘密の通路とかも知ってるよね?」

 嗜虐心をくすぐられたのか、ベルゼフリートは嫌がるセラフィーナに身を寄せる。その仕草は飼い主に餌をねだる我が侭な子猫のようだった。

「おやめください⋯⋯っ! 近付かないで⋯⋯っ!!」

 セラフィーナの拒絶を意にも止めず、ベルゼフリートは小さな両手で、セラフィーナの爆乳を鷲掴みにした。

 手に収まりきらない大きな双乳。桃色の乳房には、昨夜のセックスで付けられた噛み跡が残っている。

「ふーん。僕が嫌い? それなら、僕も期待に応えて、セラフィーナに悪いことしちゃうおうかな♥︎」

 ベルゼフリートは股間を擦り寄る。両脚の隙間に下半身を割り込ませ、嫌がるセラフィーナの女陰に肉棒を押しつけた。

「どうして、このような無体な仕打ちをなさるのですか!? メガラニカ帝国の皇帝なら、数え切れない数の美女が、喜んで身を捧げるでしょう? 貴方様を恨んでいる私と致したところで⋯⋯、お気持ちは満たされるのですか⋯⋯?」

 セラフィーナは唾を飲み込む。股の裂け目。膣の入り口にある陰唇は、勃起する亀頭を挟んでいる。ベルゼフリートは挿入を焦らす。あとほんの少しだけ腰を押し出せば繋がってしまう。

「そうだね。どうせセックスするなら、僕を愛してくれる女の子としたほうが楽しい」

 セラフィーナの指摘に深く同意する。性欲の捌け口として使うのなら、ハスキーを抱けばよい。

 実際、ハスキーは物欲しげな目を主君に向けている。性奉仕を命じればメイド服を脱ぎ捨て、悦んで股を開いてくれるだろう。

「だけどさ、それだと僕はいつも押し倒されてばかりだ。考えてみれば、僕を嫌ってる人は僕の周りにいない。恵まれた環境だけど、刺激を求めたいときもある。昨日のセックスは正直に言うと⋯⋯、すごく気持ちよかったよ。僕にはそういう趣味があるのかもね」

 幼少の皇帝は、常に絞り取られる側だった。皇帝の夜伽を忘れ、自分の性欲発散を優先させる性豪な妃も中にはいる。

 宮廷に住む女達は、皇帝に絶対の忠愛を誓う。皇帝を害する者は、1人もいないと断言できた。

「処女じゃない女の子を抱くのは新鮮だ。ましてや子持ちの人妻を抱ける日が来るとは思ってもいなかった」

 ベルゼフリートはまだ挿入しない。人妻のオマンコを虐める。

「何事も経験。食わず嫌いはダメだね」

 ベルゼフリートはセラフィーナに強い関心を示し始めていた。

 セラフィーナは美しい容姿と異性を虜にする魅惑的な肉体を持つ。だが、美貌だけの女ならば宮廷に数多くいる。宮廷の女は自分達の意思で、皇帝に嫁いできた者達だ。

 これまでベルゼフリートが抱いた女達の中に人妻はいない。宮廷で暮らす女達は処女である。そうでなければ皇帝に純潔を捧げた者だ。

「子供を2人産んだ穴にしては、形が綺麗に整ってる」

 ベルゼフリートからすれば、自分を憎んでいるセラフィーナは奇妙な存在だった。

 強引な妃は無理やりに近い形で、ベルゼフリートを襲ったりもする。いつも捕食される側だった幼き皇帝。誰かを犯す側になったのは、昨夜が初めてだった。

「挿れてほしい? オマンコが濡れてるよ。おかしいね。僕が大嫌いなのに、オチンポは好きなの?」

 弄ばれるセラフィーナの股座は、恥毛が薄く生えている。髪と同じ明るい黄金色で、毛質は柔らかく、やや縮れている短毛が綺麗に処理されていた。

「何を期待されているのか分かりません。私はメガラニカ帝国を恨んでおります。貴方様がどれだけ我が身を貶めようと、私の心は生涯を誓った夫ガイゼフだけのものですわ」

 勃起した亀頭が煽るように恥丘を撫で回す。昨晩と違って寝室が明るい。セラフィーナは陰茎のサイズを初めて見た。

(⋯⋯大きい⋯⋯夫よりも遥かに⋯⋯)

 何度も膣穴を掻き混ぜられたので、体感でサイズは分かっている。けれど、直視してしまったセラフィーナは、小柄な体躯に似合わぬ巨根に圧巻させられた。

(太い⋯⋯。まるで雄馬のようですわ⋯⋯)

 セラフィーナはベルゼフリートの一物を馬並みと喩えた。内心の吐露は比喩の意味合いが強い。とはいえ、子馬並みの太さと長さがあるのは事実だった。

 その形状と大きさは、人間という種族における『正常な太さ』の範疇を確かに超えていた。

「ふーん。僕なんかは眼中にあらずか。だけど、旦那さんに浮気を知られたら、どうなっちゃうかな?」

 ベルゼフリートはまだ挿入しない。何度も擦りつけてクリトリスを突く。

 にじみ出た愛液が膣口から溢れ、亀頭の先端が濡れる。昨晩の情事で恥毛に絡みつき、そのまま固形化した精液は、汗の水分を得てぬめり始める。

 ぬちょぬちょと淫猥な水音が聞こえる。膣液でびしょびしょになったオチンポは、いつでもオマンコに挿入できる。

 絶えきれなくなったセラフィーナはついに叫ぶ。

「不貞や浮気とは、道義から外れた悪徳です。ですが、それは愛欲ゆえの過ち。私は浮気などしておりませんわ。貴方に対する愛情は微塵もありません! 本気でお思いですか! 貴方は息子を殺した帝国の皇帝! そんな相手を私が愛せるとでも!?」

 その言葉には気迫があった。優しすぎるセラフィーナが、ここまで強烈な怒気を発露したのは初めてだった。

「敵国とはいえ、国主である皇帝に私は敬意をもって応対いたしました。それは、帝国に礼節を期待していたからです。ですが、帝国が野蛮国家であると昨晩教えてもらいました。貴方には愛どころか、敬意すら向けられません!」

 痛烈な非難はセラフィーナの覚悟だった。アルテナ王国の女王に残された最後の抵抗。拒絶の意思を明確に示した。

「私が穢されたのは事実ですわ。しかし、それは己の身を守れなかった私の不徳⋯⋯。ガイゼフから離縁を申し渡されても仕方ないでしょう。ですが、そうなったとしても、誰をお慕いするかは私が決めますわ」

「ふーん。家族を愛してるんだね。良いお母さんだ。でも、その覚悟が永遠に続くかな? 昨夜の反応を見る限り、旦那さんはセックスが上手じゃなかったんでしょ。僕がチンポを押しつけただけで、オマンコがこんなに熱くなってるんだもの。——望み通り、僕のチンポを挿れてあげる」

 小陰唇の肉襞を押し退け、肉棒の先端が膣口に侵入した。濡れきった女陰に亀頭がゆっくりと沈む。

(ぁ⋯⋯うぅ⋯⋯! 大きなモノが強引に押し入ってくる! はぅう⋯⋯だめですわぁ⋯⋯! 太すぎるっ⋯⋯! 穴が拡がってしまう⋯⋯!!)

 巨大な異物が膣内に侵入する。セラフィーナは悶え苦しむ。しかし、セックスの快楽が全身に浸透していった。

「昨夜よりも挿入しやすい。この調子だと僕のじゃないと満足できないオマンコになっちゃうだろうね。僕とセックスするとガバガバになっちゃうから」

 侮辱に等しい言葉をセラフィーナは無視する。

 熟れた肉体は強い性欲を眠らせており、気品高い女王も性の悦楽と無縁ではなかった。しかし、セラフィーナは情欲で溺れるほど、愚かしく弱い女でもない。

「はぁはぁ⋯⋯。とても可哀想な子ですわ。本気で誰かを愛した経験が一度もないのではありませんか?」

「僕はまだ13歳だ。セラフィーナの家族愛に匹敵するような恋愛経験はないよ。性体験はそれなりに豊富だけどね」

 人生経験の希薄さを自嘲する。今の皇帝ベルゼフリートは、年上の人妻に手を悪ガキそのものだった。

「そもそも僕は皇帝だ。誰かを本気で愛したり、家族を持つことは許されない。もし僕が本気で愛する女の子がいたら、うーん、そうだなぁ。良い人と結婚して、僕とは無関係なまま幸せになってほしいかな」

 セラフィーナは、幼帝の青臭い男らしさを初めて見た気がした。それでもセラフィーナの憎悪が薄れたりはしない。しかし、考えてはしまう。

(この少年は⋯⋯。悪しき侵略国家の皇帝でなければ、ベルゼフリートはどこにでもいる普通の子供だったのかもしれませんわ⋯⋯)

 母性愛を押し殺し、抱く恨みを思いのまま、暴力に変えて復讐したかった。

 大人の女性と小柄な少年だ。セラフィーナが本気で暴れれば、小さなベルゼフリートを突き飛ばせる。俊敏さでは叶わなくとも、筋力だけでいえばセラフィーナが勝っている。

「誰を好きになるかはその人の自由だ。自分が不幸になっても、愛する人の幸せを願えるのは⋯⋯、とっても正しいと思わない?」

 ベルゼフリートはゆっくりと腰を振り始めた。セラフィーナは受け入れて身を委ねたりはしなかった。だが、抵抗は諦めた。

 挿入と引き抜きを繰り返す男性器の前後運動で、セラフィーナの身体が揺さぶられる。

「僕からも質問しようかな。僕も本音を言ったんだから、セラフィーナも教えてよ。僕との間に赤ちゃんができたら、その子は愛せる? それとも僕の子どもだから憎んじゃうのかな?」

 それは真面目な質問だった。ベルゼフリートはハスキーに聞かれないよう、小さな声で囁いてきた。つまりは、二人だけの秘密の会話だ。

「それは⋯⋯」

「いつかは出来ちゃうよ。僕らの赤ちゃん。昨日の夜だって避妊してない。これから先も膣内で出しまくるんだよ」

「⋯⋯そんなの考えたくありま⋯⋯んぁ♥︎ あんぅんゅ♥︎」

 妊娠は不可避だ。セラフィーナは本心から苦悩した。産みたくないというのが本音だ。

 明日にでもガイゼフが大軍を率いて現れ、占領された王都ムーンホワイトを解放し、帝国軍を追い払ってくれればと望んでいる。しかし、それは非現実的だ。

 ガイゼフが武力でセラフィーナを奪還する。その時が訪れるとしても数年先の未来だ。

 今は帝国軍に敗れて深く傷ついた軍勢を立て直さなければならない。辛酸と雌伏の期間は、長く続くと予測されていた。

(⋯⋯アルテナ王家の血統が狙いなら、私は遠からず皇帝の子を孕まされてしまう。夫以外の子供を産みたくなんかありません。でも、もしも赤ちゃんができてしまったら⋯⋯。私はその子を⋯⋯)

 囚われている間、皇帝の子を孕み、産んでしまう。セラフィーナは分かっていた。

 帝国領に連れ去られて、永遠に帰国できない。そんな悲惨な未来を覚悟しなければならなかった。

「んっ⋯⋯あんっ! こっ⋯⋯子どもにっ⋯⋯罪はありませんわ⋯⋯んぅあぁ♥︎」

 ベルゼフリートのゆったりと優しい腰使いは、セラフィーナの性感を昂ぶらせる。激しい動きではないからこそ、脳髄に濃厚な快楽が染みこんでいく。

「奥まで挿入したよ。力を抜いて、両脚を自由にしなよ。力むから疲れるんだ」

 ベルゼフリートは膣の深部まで陰茎を突き刺し、子宮口を押し上げる。少年の体躯には不釣り合いな巨根が、丸ごとセラフィーナの内部に収まった。

 ビチッビチッと膣道が引き延ばされる。ベルゼフリートとセラフィーナの性器は強く結びつく。絡み付いた膣内の肉壁の襞が男根を締め上げる。

「ふぅ〜。んっ、んぅ、しょっと! うん。上手だね。ちょっとお互いに我慢しよう。僕も寸止め状態だ」

 ベルゼフリートが大きく息を吐き出したのは、暴発を防ぐための深呼吸だった。放精しかけた幾億の精子を、何とか睾丸に留まらせる。

「女王様は僕の子供を恨まないんだ。優しい母親だから?」

「宿った子を恨んだりはいたしません⋯⋯。けれど、私はその子を愛せないでしょう。殺されたリュートに顔向けできませんわ」

 直接的にではないが、ベルゼフリートは愛する息子を殺した仇敵。陵辱の末に孕まされ、産み落とした赤子に愛情は向けられない。

「もしも旦那さんに、僕との子供を殺せと言われたらどうする? 今はメガラニカ帝国が勝っている。だけど、立場が逆になったら? 帝国軍がリュート王子を処刑したように、不和の種になりかねない不義の子はどうなるのかな」

 意地悪な質問だと思ったセラフィーナなら流刑を望むかもしれない。しかし、夫のガイゼフや家臣は、将来の禍根を断つためにきっと処刑するはずだ。

 帝国軍がリュート王子を処刑したのと全く同じように。

「処刑を止めはしないでしょう。私にとっては産みたくなかった子供ですわ。哀れには思うでしょう。しかし、きっと愛してはいないはずですから⋯⋯」

 口では言ったものの、セラフィーナはそれが強がりと自覚していた。産んですぐに取り上げられたのなら、受忍できる苦痛かもしれない。しかし、乳飲み子から数年育てていたら、情が湧いている可能性は否定できなかった。

「僕の仕事は女王を孕ませること。それ以上をやれと言われていないし、僕にはこれしかできる仕事がない」

 ベルゼフリートの言葉は、釈明や弁明の類いではなかった。事実を客観的に述べている。陵辱の責任を国に押しつける意図はない。

「つまり、こうしてセラフィーナに種付けしているのも、公務の一つに過ぎないのだけど⋯⋯。抱き合っていると⋯⋯僕はとっても安心するんだ」

 それは口説かれているかのような甘酸っぱい台詞だった。ごく自然な内心の吐露である。不意打ちをくらったセラフィーナは赤面し、精神の動揺を隠せなかった。

 アルテナ王国の女王であり、ガイゼフの妻であるセラフィーナは、喉元に刃を突きつけられようと、それこそ殺されても、心に灯った恋心を認めようとはしないだろう。

 純粋な愛慕を向けられたとき、セラフィーナの乙女心が少なからずときめいたのは、否定できない真実であった。

 ベルゼフリートはセラフィーナの変調に気付いていない。豊満な乳房の谷間に顔を沈め、じっとしている。

「こうして胸の谷間に顔をうずめるとね。あの人はいつも頭を優しく撫でてくれる」

 語りかけるというよりは、独り言に近かった。あまりにも小さな声なので、セラフィーナも一部は聞き取れなかった。

「優しい子守歌を口ずさむんだ。僕は安心してぐっすり眠る。何もかも忘れて夢の中。でも、何でだろうね。どうしていつも眠たくなるんだろう⋯⋯」

 それは奇妙な独白だった。真意は甘えてくるベルゼフリートにしか分からない。セラフィーナはあることに気付く。

(メガラニカ帝国の皇帝は、多くの妃を囲っていると聞いていますわ。けれど、親族の話を聞いた覚えはありません)

 500年以上の空位が続いたメガラニカ帝国で、5歳の少年が皇帝に即位したのは8年前。

 セラフィーナは、幼い少年が皇帝に擁立された経緯をよく知らない。しかし、一つ分かったことがある。ベルゼフリートには血縁者の存在が影すらも見えない。

「あーあー。僕の秘密を教えちゃった。いつだってこの大きなオッパイが僕を誑かす⋯⋯。さっきのは忘れてね」

 勝手に秘密を暴露したベルゼフリートは、セラフィーナの爆乳を指先で優しく叩いた。振動が伝播し、柔らかな乳房が揺れ動く。

「女王様は歌が上手だったりする?

「私が貴方のために子守歌を歌うなんては、絶対にありませんわ」

 意地悪かもしれないが、憎き皇帝に安らぎを与える積極的な奉仕はしない。セラフィーナが身体を許しているのは、抵抗が無益であると思い知らされたからだ。

(昨夜この寝室を満たしていた奇妙なお香を嗅がされるくらいなら、自由にさせていたほうがましですわ)

 猛烈な性欲を沸き起こらせる催淫のお香を使われたら、セラフィーナは昨夜と同様の痴態を晒してしまう。

 そうなるくらいであれば、こうして自由にさせているほうが、女王の威厳を保てるとセラフィーナは考えた。

「僕が嫌いでも、僕とのセックスは好きになるかもしれないよ? どんなにセラフィーナが拒絶しても本能は偽れない。僕のチンポで快楽を感じているのは否定できないでしょ」

 ベルゼフリートはセラフィーナの背後に両手を回す。結合している互いの陰部を基点に、テコの力を使って、セラフィーナの上半身を起き上がらせた。

「なっ、なにを⋯⋯っ!」

「攻守交代。僕が下になるから、僕の股間にお尻を乗せて。そうそう、そのまま跨がるの。同じ体位だと飽きちゃうからね」

 勢い余ってセラフィーナは、ベルゼフリートを押し倒しかける。

「おっと、っと! 恥ずかしがらないで体重を僕に任せて」

 開いていた両脚は、そのままベルゼフリートの腰を囲う形となり、2人は対面座位で抱き合う体勢となった。

「んぅ♥︎ んぅうぁ⋯⋯♥︎ はうぅ⋯⋯♥︎」

「ずっと仰向けだとオッパイの重みで胸が圧迫されて苦しいでしょ? セックスするなら、気持ち良くならないとね。密着してるから、奥まで届いてるのが分かる?」

(⋯⋯んぅっ♥︎ 夫のオチンポじゃ届かないところまで上がってくるっ♥︎ 心が乱されてしまいますわ⋯⋯♥︎ この子は夫よりセックスが上手い♥︎ 私の身体がどうすれば悦ぶ知っているんだわっ⋯⋯♥︎)

 肉付き豊かな女王の肉体が、少年皇帝の矮躯を覆い隠す。女王は身体のバランスをを保つため、思わず皇帝の背に手を回していた。

 見た目だけなら、今のセラフィーナは幼少の少年を誑かす色魔な女王だった。爆乳の谷間で皇帝の顔を挟み、その両肩に乳房を乗せる。

「大きな尻。僕の太腿に座ると楽だよ。遠慮なんてせずに僕に跨がる感じで、身体を自由にしなよ。足で僕の腰を挟むより、開脚して足先を伸ばしたほうがいいかな」

「⋯⋯わっ、私は⋯⋯っ! どうして私が貴方の言うとおりに動かなければならないのですか⋯⋯!?」

「正常位でヤりまくったせいで、僕はもう腰が疲れちゃったんだ。だから、今度はセラフィーナが動いて。対面座位のセックスは初めて? 膝を折り曲げて反動を使うと、スムーズに腰を振れるよ」

 夫と最後にセックスしたのは何年も前だ。仲の良い夫婦だったが、王子と王女の子育てに時間を取られ、最近はメガラニカ帝国との戦争が起こり、それどころではなかった。

「私は情婦ではありませんわ⋯⋯! どれだけ辱められようと、私はアルテナ王国の女王なのです。貴方の命令は受け付けません⋯⋯!」

「へえ、そう。だったら、我慢比べも面白い。誇り高いアルテナ王国の女王様が僕を射精させるまで、繋がり合ったまま過ごそうかな」

 ベルゼフリートの提案は、ちょっとしたジョークであった。

 そもそもセラフィーナとセックスを始めたのも、食事が運ばれてくるまでの余興だ。今夜もセラフィーナとセックスをしなければならないので、軽い情交で終えるつもりだった。

「⋯⋯こんなこと⋯⋯早く終わらせていただけませんか」

 意固地になったセラフィーナは腰を振らない。さっさとベルゼフリートに射精させたほうが、楽になるのは分かっていた。しかし、セラフィーナは夫以外の愛してもいない男に尻を振れなかった。

「射精させてくれたら、終わりにしてあげる。どうせ旦那さんは知りようがないんだし、ちょっとくらい僕に奉仕してくれてもいいでしょ。あっ、でも、そっか⋯⋯。このセックスで赤ちゃんができちゃうかもしれない。旦那さんを裏切って、僕から絞り取った精子が当たったら悲惨だよね。レイプされた出来た子どもだって言えないもん」

「どれだけ道徳心が欠けていれば、そのような発想が生まれるのでしょうか。私は心の底から貴方を軽蔑いたしますわ」

「セラフィーナに、意地悪するって決めたからね。膣圧だけでイかすことができる? それができたら僕の負けでもいいよ。今日の中出しは何回目だろうね」

 どちらにしても膣内に旺盛な若い精子が放たれる。孕む側にとっては、この結果は変えられない。しかし、セラフィーナが執着しているのは、皇帝との性行為を拒絶し続ける意思だ。

(皇帝を受け入れるのは、愛する家族に対する裏切り。全てを奪われたとしても、私の心だけは絶対に渡しませんわ⋯⋯!)

 セラフィーナの決意は固かった。

 実子のリュート王子を殺され、祖国を帝国に支配された女王の手元に残されたもの。それは家族への愛執だけだった。

(どうか、創造主様⋯⋯っ! どうか私に恩寵をお授けください⋯⋯! 私はガイゼフとの結婚式で、創造主様にお誓いいたしましたわ)

 ——良い時も、悪い時も、

 ——富める時も、貧しい時も、

 ——病める時も、健やかなる時も、

 ——夫を愛し慈しみ、

 ——死が二人を分かつまで、

 ——貞操を守ることを天地神明に誓う。

 教会の大聖堂でセラフィーナは、夫婦の誓いを立てた。教会において、結婚とは創造主との契りだ。

 契約を破れば不幸が与えられ、契約を遵守する夫婦には幸福が与えられる。そう信じられてきた。

 セラフィーナは心さえ屈服しなければ、皇帝との間に子供ができないのではないかと、淡い期待を抱いていた。創造主の恩寵が、セラフィーナを護ってくれると思い込んだのである。

(創造主様⋯⋯っ! アルテナ王国をお救いください。我が夫と娘にメガラニカ帝国を追い払うお力を⋯⋯!)

 創造主を信奉するセラフィーナは必死に祈る。しかし、祈りだけで物事が上手く運ぶはずもない。

 この時は誰も知らないことだが、既にセラフィーナ女王はベルゼフリート皇帝の子胤で懐妊していた。

 昨夜の交わりで、女王の膣内に放たれた皇帝の精子は、卵巣から排出された卵子に巡り合った。卵子と精子は卵管膨大部で受精卵を形成し、ベルゼフリートとセラフィーナの遺伝子は混ざり、溶け合った。

 この瞬間も、受精卵では細胞分裂が始まろうとしていた。

 受精卵が卵管を遡り、子宮内膜に着床するのに十数日の期間を要する。受精しても着床にいたらない場合もある。しかし、女王の子宮では帝の子を育てるため、着々と準備が進められていた。

 セラフィーナの意思に反し、身体は赤子を産みたがっていたのだ。

 もしも子胤の主がガイゼフであったのなら、第三子の懐胎は困難を極めただろう。

 ガイゼフ王の年齢は四十路を過ぎている。ヒュマ族男子の全盛期を終え、その子胤も衰えは免れない。生殖能力は落ちている。

 その一方で、ベルゼフリート皇帝は13歳と若く、精気を持て余すほどに強壮であった。最初の性交で女王を孕ませたのは、皇帝の子胤が優秀であったからだ。

「——妊娠したら、母乳も出るようになるといいね。美味しそう」

 女王の爆乳に挟まれた皇帝は、母乳の味を想像して期待を高める。舌舐めずりをする皇帝に、女王は無言の嫌悪感を示した。

 いがみ合いの膠着状態を続けつつも、対面座位のセックスは続いている。肉棒を飲み込んだ膣からは、愛液が滴り落ち、陰嚢をも濡らしていた。

「どんな子供が産まれるか気になる。僕と同じ浅黒い肌かな。それとも母親譲りの白肌かな?」

 子宮の奥底に潜む受精卵は、誰にも悟られぬよう、静かに胎動する。


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