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【オトナ文庫】虜ノ翼 〜舞台裏で淫らに踊る処女人形〜

【挿絵がフルカラーで掲載された、FANZA限定版!】

学園の演劇部に所属する少女たち。その部長を務める結乃は、ある日オーディションの補欠として悪評を囁かれる大手芸能事務所に招かれる。そこで会長から枕営業を強要されたところに、彼女の親友・郁美をはじめとする部員たちが乱入して救助されるのだった。しかし安堵も束の間、その事務所は悪辣な策謀で再び結乃を手ごめにし、さらに報復として部員たちをも毒牙にかけてゆく…!!

著者利波創造
イラストさいもん/の歯/あかつき聖/さいとうつかさ/ティータ.J
価格1,210円(税込)
フルカラー版:1,210円(税込)
発行日2025/05/16
虜ノ翼 〜舞台裏で淫らに踊る処女人形〜 DL版

【ぷちぱら文庫】トキメキ性春エロマッサージ学園!~膣キュン×珍ムク×イカシアイ!!~

幼馴染の揉香とともにマッサージ師育成特化学園へ入学した熱男。
しかし本性を現した揉香によって男子学生たちがエロマッサージで搾取され、学園は支配されてしまう。
なおも抗う熱男だったが、揉香とのエロバトルに敗れて生殖能力を失い、さらに事故で両腕も失ってしまう。
叔父の協力でエロテクを操れる義手と絶倫な精力を得た熱男は、揉香たちへの反撃を開始した!!

【本編の挿絵がFANZA限定でフルカラー化!
加えて通常版ではたどることのなかった別の未来を描いた、アナザー・エンディングを追加収録した増量版です!!
熱男と激しくいやらしいHバトルを繰り広げた心愛、晶、そして揉香。
それぞれ魅力的な彼女たちとの、もしかしたら訪れたかもしれない未来のエンディング。
それぞれのルートでは、妊娠したヒロインがボテ腹を揺らし、母乳を噴き散らしてHな姿で乱れよがりまくり!
原作ゲームのヒロイン個別ルートそれぞれのラストシーンを追加収録したフルカラー豪華版です】

著者御導はるか
イラストイツキト
価格957円(税込)
増量版:1,210円(税込)
発行日2025/05/16
トキメキ性春エロマッサージ学園! 膣キュン×珍ムク×イカシアイ!!

【レビュー】ホークビット『性器マッチングアプリで出会った体の相性だけは最高の女 総集編』 純愛系ハーレムの完成形、描きおろしは結婚式後のボテ腹セックス

三紋昨夏の個人的レビュー

 セックスの相性が最高の男女を結びつけるアプリで爆乳美女とヤりまくるお話!

 シリーズ①~④に加えて、新規書き下ろしも収録した226ページの大長編です。発売初日のセールでお買い得でした。ヒロインは3人ともが爆乳巨尻なため、ロリ枠はありません。圧倒的美肉のエロシーンを堪能する作品です。オマケでついてくる立ち絵や設定画が素晴らしいです。

 描きおろしは妊娠エロシーン! 完成度の高いハーレムモノでした。ジャンルとしては純愛系です。

 同人エロ漫画で1.6GB⋯⋯!? HCGでも滅多に見ない数字が出てきました。

 それだけの大容量⋯⋯!! データ量がすさまじいので、スマホアプリに入れるのはちょっとためらいました。

① 実の好みと正反対のキツめのギャル、朝倉永恋音

 Kカップのギャル、朝倉永恋音(えれな)。主人公との性器マッチ度は99.7%。出会った当初、性格的には不一致な二人だったが、セックスするうちに⋯⋯。という綺麗な流れ。

 ケバケバしい爆乳ギャルからしか得られない栄養分が、この世にはある! スリーサイズは106(Kカップ)-63-98のボンキュッボンを体現した体つき。

②ちょっとストーカー気質の地雷系女子、柊史織

 主人公がセフレの永恋音とデート中に押しかけてきた地雷系女子、柊史織。性器マッチ度は99.9%と永恋音を凌駕する。スリーサイズは94(Iカップ)‐58‐90。

 マッチングアプリでDMを送りまくるも、無視されたためSNSで場所を特定して押しかけてくるストーカー気質(美女でよかったね⋯)。3人でコスプレエッチを楽しみ、ここからハーレムへの導線がひかれ始める。

③性器マッチングアプリを開発した天才JK、乙桐巡

 冒頭はバニーガールに扮した永恋音と史織の3P。二人にフェラをさせながら、新たな相手をアプリで探していた主人公はついに見つけてしまう。満を持して登場した性器マッチ率100%の相手は、アプリ開発者の乙桐巡(めぐる)。

 スリーサイズは108(L)‐62‐96。デカい⋯⋯! ヒップを三桁にしないのは作者のこだわりなのかもしれません。

 また、JKとありますが、ちゃんと18歳になってから登録したので法律的にはOK! らしいです。超絶お金持ちなので、結婚すれば逆玉なお嬢様。

④完結編 水着ハーレムからの一夫多妻婚END

セレブな巡の招待でプライベートビーチに招かれる主人公、永恋音、史織の三人。仲良く4人で水着セックスを楽しむのですが、永恋音は自分の性器マッチ度が一番低いことを気にして、ヒョウ柄な水着から清楚系の衣服に着替えて主人公の気を引いてみたり⋯⋯。(ギャル個性を捨てるなんてもったいない! 競うな! 持ち味をイカせッッ!!)

 主人公に諭されて「三人とも100%! 合わせて300%じゃないと俺は満足できない!」と謎の告白を受けて、大団円のハーレム結婚式でEND。妊娠した3人のウェディングドレス姿がお披露目となりました。

⑤描きおろし 結婚式後の濃厚なボテ腹セックスシーン!

 描きおろしではボテ腹セックスが収録されました。これが購入の切っ掛けでした。ボテ腹3人のハーレムセックスは中々お目にかかれない!

 産前にもかかわらず、母乳が出てますが⋯⋯まあ、細かいところはいいでしょう!

 オマケに収録された立ち絵では、ボテ腹姿のキャラデザもあるなど、素晴らしい内容です。セールだったので自分は半額で買いましたが、設定価格の2000円でも損をしない。それだけのボリュームがあります。

発売元(サークル名)ホークビット
著者孝至
発売日2025/05/15
設定価格1,980円
ジャンルハーレム ギャル 爆乳 孕ませ 純愛
妊娠描写あり
ハッピーな妊娠END
ヒロイン3人と一夫多妻婚、
描きおろし⇒ボテ腹ウェディングドレス
立ち絵⇒キャラデザでも妊娠姿が!

あらすじ

性器マッチングアプリで出会った体の相性だけは最高の女  総集編

『最高の体の相性の異性と出会おう!』
『容姿に自信が無くても、お金や学歴が無くても出会える!ヤれる!』

体の相性がいい異性と出会うことに特化したマッチングアプリ、「性器マッチングアプリ」が一般化された時代。

平凡で貧乏な男、平岡実がマッチングした女たちは…

実の好みと正反対のキツめのギャル、朝倉永恋音。
ちょっとストーカー気質の地雷系女子、柊史織。
性器マッチングアプリを開発した天才JK、乙桐巡。

クセ強めだけど体の相性は最高級の女たちと簡単即ハメ!

・「性器マッチングアプリで出会った体の相性だけは最高の女」1〜4+書き下ろし漫画24p
=合計モノクロ本文226p収録!
・おまけ 1各巻のキャラ作画設定画像収録!
・おまけ 2加筆修正ページのビフォーアフター比較PDF付!

【レビュー】亥ノ春『兵の楔〜幼馴染は流浪の少年に娶られる〜』 ショタ×おねNTR漫画、母親と幼馴染を寝取る少年

兵の楔

三紋昨夏の個人的レビュー

 悪ガキ達にイジメられている少年〈小太郎〉。村の稽古場で一番強い〈源次〉は弱虫の小太郎を見下しており、イジメを止めに入った幼馴染の〈ゆかり〉にも「祭りまでにその性格を治しておけよ」と強気に言う。

 この村では優秀な若い男と神社の巫女がお堂に一晩過ごす習わしがあり、去年通りに稽古場で一番強い〈源次〉と巫女を務める〈ゆかり〉が尸童よりましになると思われていた。しかし、今年選ばれた村の男は……。――というのが物語の導入です。

前座は母親NTR

 源次の予想に反し、選ばれたのはイジメられっ子の小太郎。身寄りのいない小太郎は、祭りが始まるまでの間、源次の家で面倒を見ることになる。

 源次の母親は「祭りのためにも身体もきれいにしておかなきゃ」と甲斐甲斐しく世話を始める。

 「お前みたいなモヤシが選ばれるわけない」と源次は小太郎に掴みかかるが、予想外に強烈な反撃をくらって悶絶。実は小太郎はめっちゃ強く、母親は息子の不始末に呆れてしまう。

 夜には喧嘩をふっかけた源次の件を謝り、小太郎の身体を拭き始める。股間に大きな膨らみに気づき「蛇?」とつぶやくも、それは小太郎の勃起した巨根。最初は手コキ、次に下腹部への擦り付けと行為はエスカレートし、ついには挿入に至ってしまう。

 小太郎は源次の母親で童貞を卒業し、女の堕とし方を覚える。夜中に目覚めた源次は、小太郎とのセックスでイキまくる母親の痴態を目撃し、鬱勃起してしまうのであった⋯⋯。

本命の幼馴染もNTR

 童貞を卒業した小太郎は覚醒し、襲ってきた人攫いを圧倒的暴力で撃退し、今まで村で一番強い少年だった源次に敗北感を与える。当然、家に帰れば源次の母親を巨根で犯し、強者の自覚が強まっていく。

 次々に村の娘達に手を出していき、祭りの日はお堂で巫女のゆかりともセックス。これまでの祭りは祈りを捧げて一晩、お堂で眠るだけだったため、ゆかりの処女を小太郎はいただき、膣内に中出しする。

 邪魔をするつもりで忍び込んだ源次は村の大人に止められ、諦めるように促される。村が小太郎に女たちをあてがっているのは「小太郎は特別な一族の出身。人並外れた知能と身体能力を持っている。本来、外に出てくることはないが、どういう事情か小太郎は村に流れ着いた。彼の血を取り込めば村は守られる。これは必要なことなんだ」と告げる。

総評

 母親&幼馴染NTRの流れはとてもよくできており、いわゆる漫画力が高いです。

 ケチをつけるとしたら画力が荒い。漫画力は高いのですけれどね。ページ数73ページで、母親&幼馴染の2キャラを描いたことも、よくまとめていますが、ちょっと構成が⋯⋯。同時攻略でなく源次の母親が前座扱いですが、尺が足りてない感じですね。

 母親のその後が描かれていないのは気になりました。「源次の母親」「巫女のゆかり」のどちらかにメインヒロインを絞るべきだったかもしれません。

発売元(サークル名)亥ノ春
発売日2024/01/20
価格770円
ジャンルショタ 寝取り 寝取られ NTR 巨根 人妻
妊娠描写直接的なシーン描写はなし。
最終ページで、村中で赤子が生まれていること、ゆかりが出産して「もうじき二人目ができるかも」という小太郎のセリフがある。
少なくも、ゆかりは産んでる。

作品紹介

とある村に流れ着いた少年「小太郎」
一見気弱な風体だが、村の風習が彼の本能を目覚めさせてしまう・・・

自らの力を自覚した小太郎は村の女と次々と手籠にしていき、その手は密かに想いを寄せていた幼馴染にも伸びて・・・

月刊メガストア2025年6月号(表紙:武藤此史)

コアマガジン『月刊メガストア』
(毎月15日、紙30日)

美少女ゲーム情報誌
月刊メガストア2025年6月号

巻頭特集
初恋マスターアップ(あざらしそふと)
VenusBlood Valkyrie(dualtail)
魔法戦士エクストラバースト 〜天使断罪〜(Triangle)
ヒミツの合宿-スク水ヒップに溺れたい-(Waffle)
イチャ姉!(アトリエかぐや Honky-Tonk Pumpkin)

メーカー応援ページ
冥王さまのお仕事記録簿(あいりすミスティリア!R/オーガスト×FANZA GAMES)
On the HOOK (HOOKSOFT Vocal Cover Collection/HOOKSOFT)

巻中特集記事
ギャルズフィクション(自宅すたじお)
スターライトBLUE (LiLiM DARKNESS)
極限痴●特異点NEO (アストロノーツ・シリウス)
ハッピーウィークエンド (HOOKSOFT)
聖奴●学園3 (Liquid)ほか

(こちらは電子配信用に再編集した商品です。表紙の記載と一部内容がことなる場合がございます。付録のDVD、漫画は収録されておりません。また、アンケート・プレゼント等の応募は受け付けておりません、あらかじめご了承ください。)

表紙イラスト武藤此史
執筆陣
価格紙版:550円(税込)
通販:1,694円(税込)
発行日2025/05/15

コミックMate L Vol.63(表紙:松百まひる)

一水社『コミックMate L』
(奇数月15日)

ああ…ゴールまで我慢できない!
リレー競争中、変なバトンに気を取られ…!?

美麗美少女表紙イラストは人気上昇中の松百まひる。

残酷な「世界」で、膨らみかけの小さな胸に大きな夢つめて…♪
国内最凶と謳われる、美少女コミック「コミックMate L Vol.63」電子版、配信開始!

お馴染みのコース、大好評『低身長、無毛・微乳』祭りを開催中!

◆でんぱゆっくり【鈍色に沈む 千影と母編 第6話】
千影の長き旅路ついに巻頭カラーにて完結、彼女の幸せは…!?
◆逆又練物【ヒプノステイ 第4話】
謎の少年…おっさんの正体は…そしてその目的とは!?
◆奥坂前上【勇気を出したら】
見知らぬお兄さんからの突然の告白に戸惑う少女は…!

★掲載作品★
【鈍色に沈む 千影と母編 第6話】でんぱゆっくり
【ヒプノステイ 第4話】逆又練物
【勇気を出したら】奥坂前上
【家族人形 第九話】オイスター
【とつげき!妹ソープランド】かにまる
【大人が教えてくれたコト 後編】おとぎりふあ
【いたずらいっぱい妹の心は分からないから我慢しない!】stpen
【耳なし芳一】刺激ing-MAX
【アソボ】佐波サトル
【オズマ沢の廃墟 第二話】心島咲
【魔女センパイは何度転生してもリョナられる エピソード13】明治乳子
【Abnormal 〜変態的〜】いトう
【かわいそメイドまどかちゃん】くまじろ
【女学校のメイドさん】サケマス
■表紙イラスト:松百まひる

無毛でかわいい微乳&美乳少女、巨乳&爆乳女子たち、魅惑の14作品収録です!

表紙イラスト松百まひる
執筆陣松百まひる / でんぱゆっくり / 逆又練物 / 奥坂前上 / いトう / 一水社編集部 / 刺激ing-MAX / くまじろ / 明治乳子 / おとぎりふあ / かにまる / サケマス / オイスター / 心島咲 / 佐波サトル / stpen
価格850円(税込)
発行日2025/05/15

ANGEL倶楽部 2025年6月号(表紙:松沢夢丹)

エンジェル出版『ANGEL 倶楽部』
(毎月15日)

圧倒的巨乳コミック誌、『ANGEL倶楽部』。
ムチ肉ファック師≪松沢夢丹≫によるメス豚牧場イラストが目印!!
掲載漫画も豪華におとどけ!!!
巻頭カラー≪倉田むと≫をはじめ、
注目の作家≪星野竜一≫≪池竜静留≫≪砂川多良≫など。
巻中カラー作品は≪たかし≫が担当!!
注目のピンナップは≪くがら≫が登場!!
初登場は≪猫田始愛≫≪千魅りん≫!!
全19作品掲載★

【豪華執筆陣】

倉田むと,松沢夢丹,星野竜一,池竜静留,ねいさん,れむ,さいだ一明,砂川多良,奈塚Q弥,たかし,雨山電信,猫田始愛,ぶかつ,リンスン,千魅りん,イズミノアル,p-box,金棒てかてか,鬼島大車輪
■表紙:松沢夢丹

表紙イラスト松沢夢丹
執筆陣倉田むと/松沢夢丹/星野竜一/池竜静留/ねいさん/れむ/さいだ一明/砂川多良/奈塚Q弥/たかし/雨山電信/猫田始愛/ぶかつ/リンスン/千魅りん/イズミノアル/p-box/金棒てかてか/鬼島大車輪
価格1,100円(税込)
発行日2025/05/15

【248話】皇帝の御心、悪疫の足音(♥︎)

 黄葉離宮の廊下を美しい妊婦達がり歩いている。

 先頭を進む赤毛の美女は、妖艶な超乳を誇らしげに揺らす。ニップルピアスで溢れ湧く母乳を留めた乳房は、うっすらと静脈の青筋が透けている。肉体改造の豊胸効果で膨れ上がった代物であるが、天然モノでは成し得ない傑出の巨物が実った。

 子産みに最適化された苗床胎の美女は、ほんの数年前までアルテナ王国の凛々しき女騎士であった。重厚な鎧に身を包み、長剣を雄々しく振るう。羨望の眼差しを向けられていた女騎士ロレンシアは過去を語る。

「――私がバルカサロ王国を訪問したのは七年前です。先の王妃であったエルシェベナ様が身罷られ、国葬が執り行われました。エルシェベナ様はガイゼフ様の生母で、当時は重要な同盟国。大規模な弔問使節団の派遣をアルテナ王国は決定しました」

 女王セラフィーナはアルテナ王国に留まったが、そのかわりに王婿であったガイゼフ、さらにリュートとヴィクトリカが参列した。近衛騎士のロレンシアは王族の護衛兼従者として弔問使節団に加わった。

「イシュチェル王妃との面識はないのね?」

 狐の尻尾をばたつかせながら、エルフィンはバルカサロ王国で起きた出来事を聞き出している。帝都で名を馳せた一級冒険者のエルフィンだろうと国境は越えられない。国外の情報を持っているのは特級冒険者か、他国と情報交換をしている冒険者組合の上層部だけであった。

 ロレンシアは七年前のおぼろげな記憶を手繰り寄せる。

「実はあります。向こうは覚えてないと思いますけれど。盛大な国葬でしたから、教会の高位聖職者も参列していました。当時はまだ修道女でしたが、イシュチェル様は聖歌隊の一人だったのです。お恥ずかしながら王宮で迷子になっていたところを助けてもらいました」

「え? 迷子? ちょ、まって? 王族護衛の近衛騎士が迷子になったの?」

「エルフィンさん⋯⋯。それを言わないでください。私だって過去を恥じているんです。だって⋯⋯七年前ですよ?」

「七年。ってことは、ロレンシアはまだ⋯⋯」

「はい。十二歳の私は初任務に浮かれていたんです」

「その年齢なら仕方ないわね。でも、十二歳の少女騎士を護衛に指名するアルテナ王家って⋯⋯。それはそれで、どうなの?」

「今にして思えば、近衛騎士ではなくフォレスター辺境伯の娘として弔問使節団に参加させられていたのでしょう。こう見えても私は有力貴族の一人娘です」

「フォレスター辺境伯の一人娘だものね。今、ご両親とは?」

「実家には無視されています。私は皇帝陛下の御子を産みましたから⋯⋯。下手を打てば所領を帝国に奪われかねない。西アルテナ王国の執政官職を打診された際も、父は病気療養を理由に辞退しています。領地に引きこもり、王都ムーンホワイトに上洛する気はなさそうです」

 二人の会話を後ろで聞いていたルイナとアリスティーネは、辺境泊という単語に反応する。メガラニカ帝国では馴染みのない爵位である。

「辺境伯って⋯⋯。辺境の⋯⋯田舎貴族?」

「ルイナのお馬鹿⋯⋯! 辺境伯ってのは侯爵と同格!! 国境に広大な領地を持つ大貴族だよ。フォレスター辺境伯は帝国と近いんだから、聞いたことくらいない? 私だって知ってるのに⋯⋯」

「え? ロレンシアってめっちゃ良いとこのお嬢様!?」

「女王の側近が底辺貴族なわけないでしょ。たくっ⋯⋯。世間知らずなんだから」

「私はこれまでの人生を狭い世間で生きてきたんだもの」

「冒険者を引退して宮中の女になった自覚を持ちなさいよ。ちょっとは社会勉強するべき。私まで恥ずかしくなるわ」

「え~。勉強が嫌いだから冒険者になったのにぃっ!」

「もう私達は冒険者じゃないの。天上人の女仙。せっかく不老にしてもらったのよ。賢くなる努力をしたら?」

「私の娘に期待する。なんたって皇帝陛下の娘。一流の教育を受けさせるわ」

「そういう母親は嫌われるわよ」

 最後尾を歩く女僧侶は仲間達の談笑を物静かに眺めている。こうして黙っていれば完璧な聖職者である。

 冒険者時代においても得難い医術師ヒーラーの逸材だった。人格に目をつむり、能力面だけなら、医務女官の登用試験に合格していたであろう。

「くんくんっ⋯⋯。おや?」

 テレーズの鋭い嗅覚は性臭を感じ取る。発情したオスメスが交わる濃厚な匂い。

「リーダーとリアさんは、もう皇帝陛下のお相手をされているようです。全員が揃うまで待つと言っていたのに⋯⋯♥ お気の早いお二人ですわ。それとも皇帝陛下が我慢できなかったのかしら? ふふふふっ♥」

 テレーズに言われて一行は耳を澄ませてみる。

 静かにしていると、聞き覚えのある嬌声が廊下の先から聞こえてきた。

 妊婦達は示し合わせたように笑みを浮かべた。五人の美女は全員がたった一人の少年を愛し、子宮に新たな生命を授かっている。

 真紅の長髪を靡かせた美女、宮中最大の巨胎超乳を誇るロレンシア。

 儚さと幸薄な雰囲気を纏わせた美女、見事な毛並みを誇る狐族のエルフィン。

 屈強な女戦士の肉体美はボテ腹になっても健在、剛強なアマゾネス族のルイナとアリスティーネ。

 物静かを装う狂信者、見た目だけなら完璧な美女僧侶テレーズ。

 部屋から溢れ出た帝気に酔い痴れ、美女達は股を濡らす。己の胎に御子を宿す栄誉にとどまらず、女の幸せも強く欲してしまう。幼帝の巨根に子宮は惚れ込んでいる。

 警務女官に入室の許しを得て、ロレンシアを筆頭とした側女達は皇帝ベルゼフリートが滞在する一室に足を踏み入れる。

 室内では予想通りの淫景が広がっていた。

 リアとララノアはソファに腰掛けている。衣類の乱れは激しく、恥部が丸出しの状態だった。だらしなく両足を開き、アクメ汁を撒き散らした痕跡がある。

「おぉお゛ぉぉ⋯⋯っ♥ あぁっ♥ んぉおおぉ゛ぉっ♥ 陛下ぁぁあっ♥ もっと強ぐぅう゛ぅう♥ オチンポくださいっ♥ わだしのオ゛マンゴォを突き上げてぇっ⋯⋯♥」

「ララノアってばお腹に赤ちゃんいるんだよ?」

「あふぅっ♥ だいじょうぶっ♥ んぁっ♥ ですぅっ♥ あぁっ♥ んぁああっ♥ きてぇ♥ お願い♥ んぃっ♥ 皇帝陛下と一つにっ♥ なるゅぅうのぉっ♥ あぁっ♥ んぁっ♥ 」

「んっ⋯⋯くぅっ⋯⋯! ララノアはもっと激しいのがお好み? 大神殿のエルフはもっと上品でお淑やかなセックスをするのに。ほんと、ドスケベエルフなんだから」

「あんっ♥ んぁっ♥ 私は街育ちの粗野なエルフですから♥ あ゛ぁっ♥ ん゛っ♥ ああぁ♥ 気持ち良いですぅっ♥ もっと、もっとぉ♥ セックスで気持ちよくなりたいっ⋯⋯♥」

 悶え悦ぶララノアはベルゼフリートの背中をがっしりと抱きしめる。陰茎の裏筋が波打つ。皮膚下の尿道が隆起し、大量の精子が激流の勢いで進む。一級冒険者の体力を存分に活かして、挿入された巨根に媚びる。

(今、この瞬間だけはッ♥ 私だけの皇帝陛下おとこぉッ♥)

 絶頂に達したララノアはベルゼフリートの顔面を乳間に沈める。黒茶色に染まった乳輪の突起が硬く勃つ。放精中の幼帝はなされるがまま、もみくちゃにされる。

「ん゛んぅ♥ あ゛ぁうぅ⋯⋯♥」

 蕩けきった満足顔でララノアは肺に溜め込んだ息を吐き出した。室内に入ってきた同僚達と目が合った。幾分の正気と節度を取り戻し、気恥ずかしそうに笑った。

「先に始めようと皇帝陛下が⋯⋯♥ そうですよね。リア?」

 ソファーに腰掛けたリアはえの荒い呼吸を必死に整えていた。

 ぽっかり開いた膣穴から精液の濁流が漏れしたたる。

 よくよく見れば尻穴アナルにも大量射精された痕跡があった。リアはベルゼフリートの手マンで盛大な潮吹きアクメを披露し、ララノアよりも先んじて二穴の性奉仕を愉しんだ。

「はいっ⋯⋯♥ 皇帝陛下のオチンポにご奉仕しておりました⋯⋯♥ んっ♥ あぁ⋯⋯♥」

 子宮の奥底で沸き起こる胎動にリアは喘いだ。臨月のボテ腹が力強く動いている。胎児の活発さを感じ取り、母胎は悦びを感じる。

「――さぁ、私達も皇帝陛下にご奉仕しましょう」

 唇を緩めてロレンシアは妖艶に笑う。ネグリジェが床に滑り落ちる。黄葉離宮の妊婦達は一斉に衣服を脱ぎ捨てた。女陰を愛液で濡らし、射精直後の息を切らした幼帝にまとわりついた。

「順番だよ。僕の身体は一つなんだからね」

 セラフィーナが不在の黄葉離宮で側女達の性宴は始まる。

 ◇ ◇ ◇

 皇帝ベルゼフリートが黄葉離宮でお愉しみの頃、宮中祭祀が延期された大神殿では重大な話し合いが行われていた。事の発端はマリエールの護衛役を任された帝国軍大佐からの報告だった。

 護送の道中、バルカサロ王国の難民が街道で揉め事を起こし、大佐はその対処に人員を割いた。

 教会圏で忌み嫌われる悪魔族の医術師ヒーラーに対する種族衝突を起因とする騒動。大佐は報告書にそう記そうとしたが、さらに問題を深堀りすると新たな事実が判明した。

 副都ドルドレイの悪魔名医は周囲の制止を跳ね除けてまで、難民の治療で駆け回っていた。第一の理由は社会奉仕であるが、栄養失調に陥った難民の間で疫病が流行り始めているという話を耳にしたからであった。

 伝染病は初期の封じ込めが肝要だ。メガラニカ帝国で疫病が広まってしまったら、領土全域を清める大規模な祭礼をしなければならない。悪疫浄化の祭礼も皇帝ベルゼフリートがいればこそ為せる。

 体調不良の難民は大勢いたが、特に子供や高齢者に重篤な症状が現れた。奇怪であったのは、伝染病の疑いがあったにも関わらず、大規模な集団感染はなく、散発的に難民の間でだけ病人が発生した。

 人から人には感染しない。難民が連れている家畜の病死も相次ぎ、そこに原因があるのではないかと調べていた矢先、くだんの大佐がある事実に気づいた。

 難民が持ち込んだ紫芋は白い病斑に侵されていた。

 メガラニカ帝国で紫芋はほとんど栽培されていない。帝国の人々が好む里芋は白色だ。紫色の芋は食用で忌避され、土壌や気候の不一致もあって、ごく一部の地域で流通している。

 大佐の郷里は帝国内で紫芋が食される数少ない地域だった。難民が持ち込んだ紫芋は、白いカビのような病斑があり、鼻を近付けると異臭がした。

 飢えに苦しむバルカサロ王国の難民は「痛む前に火を通せば問題ない」と言ったが、体調を崩した病人はこれらの紫芋を食していた。

 大佐は白カビに覆われた紫芋を見た記憶がない。仮に傷んだとしても黒ずんだり、芽が生えてくるのが先だ。バルカサロ王国では栽培している品種がメガラニカ帝国と異なる。しかし、近縁種で大きな違いが現れるとは考えにくい。

 不吉な予感を覚えた大佐は、病人を治療した医術師ヒーラーの証言と合わせて、「難民が持ち込んだ紫芋に白カビあり。帝国本土の作物にも害を与える可能性あり。至急、調査を求む」と軍務省に報告した。

 大佐には伝手つてがあった。帝国内で起きたクーデター派の鎮圧で情報将校ユイファンの指揮下で戦った部下であった。彼自身の軍功が評価され、姉は軍閥派の公妃として入内している。

 かつての上官と姉に頼めば、自分が心配せずとも必ず調査を進めてくれる。大佐は難民が持っていた紫芋を天空城アースガルズに送付した。

 軍務省の調査が一段落し、白カビの生えた紫芋は大神殿に送り届けられた。大神殿には農作物の専門家スペシャリストがいる。

「なんとも⋯⋯。酷い悪臭じゃのう。鼻が曲がりそうじゃ」

 大神殿の一室に運び込まれた紫芋をカティアは見下ろす。軍務省の動きは非常に早かった。軍務省による調査は首席宮廷魔術師ヘルガの手で行われたが、大神殿の意見が必要になると分かるや否や、難民が持ち込んだ紫芋などの食料を買い上げ、女官を動員して送りつけてきたのだ。

「神官長猊下。これを運んできた女官メイドにも嫌味を言われたんだからやめてください」

 研究室を飛び回る農学者のフェアリー達は、紫芋が発する悪臭にうんざりしていた。

 多種多様な種族が共存するメガラニカ帝国ではフェアリー族の女仙もいる。フェアリー・クイーンの称号を持つ種族長は、古代からの習わしで入内すれば必ず王妃の称号を与えられる。

「――で、どうなのじゃ?」

 カティアは小さな賢人に調査の進捗を問う。大神殿は司法機関であるが、医療や公衆衛生などの公的役割を担っている。

 フェアリー族は天候や農林の知見が深い。

「首席宮廷魔術師の変人王妃と同意見。難民が持ち込んだ食料類はぜーんぶ廃棄っ! 没収! 没収! 没収! そんでもって焼却!! 感染源は消毒! 早期に発見できてよかった。うちの脳筋軍団もたまには良い働きをするね」

 小さな妖精の女王は虹色の羽根をばたつかせる。カティアは漂ってくる悪臭から顔を背けた。

「其方は帝国軍を貶しておるのか、それとも褒めているのか」

「貶しながら褒めてるの。ともかく没収して正解! この芋は腐ってるだけじゃない。恐ろしい病魔が引っ付いている。初期段階はちょっと臭う程度だから、焼けば食べられると思っちゃうんだろうね。毒素も少量だから、身体が弱ってる人間じゃなければ、重篤な症状は出ないだろうし」

「ほう。毒があるのか?」

「微弱だよ。普通なら死ぬような毒じゃない。お腹を壊すくらい。でもね。人間ならって話だよ。僕ら人間は色々な毒に耐性がある。⋯⋯だけど、この白カビは土壌の作物を食い荒らし、家畜にとっては致命的な猛毒になる」

「難民が連れていた家畜の死因じゃな。これで難民だけで発生する病の理由も分かった。ごく一部の地域を除いて、帝国の人々は紫色の芋を食わんからな。この白カビは他の農作物にも感染するか?」

「帝国で育ててる作物にも感染しちゃうだろうね。土壌に根を張るタイプの菌だ。芋だけじゃなくて、麦とかの穀物に伝染うつるかも」

「作物に罹る疫病⋯⋯。厄介じゃのう。凶作となれば連鎖的な飢饉を招く。昔の悪夢を思い出す」

「死恐帝の時代に頻発した悪疫の近縁種かもね。皇帝陛下が即位なさった年に駆逐して以来、帝国内では一度も発生していなかった。この白カビはバルカサロ王国で自然発生したんだろうね」

「持ち込みを禁じても難民の移動は抑えられぬ⋯⋯。糞尿で広がってしまうか?」

「どうだろ。熱を通せば病原菌は死滅する。毒素は残るけどね。生食だったら⋯⋯病原菌は生きたまま出てくるかも⋯⋯。熱を通す前に皮を剥いたら、生ゴミが感染源になる。問答無用で全部の食料を取り上げたら?」

「説明無しに食料を取り上げれば問題が起きよう」

「説明したところで信じるかな?」

「さてのう。ただでさえバルカサロ王国の民は反感を抱いておるのだ。矜持もあるのじゃろう。大神殿の施しを拒否する者もいると聞く」

「恨んでるならそんな国に逃げてこないでよ⋯⋯って私は思うけどね。うちだって皇帝陛下が降誕される前は崖っぷちで、やっと戦争も終わって旧帝都を復興するってときに⋯⋯。手が回らないよ」

「しょうがないであろう。さて、どうするか」

「農学者の立場としては検疫強化を要望する。副都ドルドレイの周辺は農業地帯がほとんどないから、被害は広がらないだろうけど⋯⋯。帝都アヴァタールの森林地帯やナイトレイ公爵領に近づけちゃ駄目だ」

「ナイトレイ公爵領は難民を一切受け入れておらん。あの地域は保守的じゃ」

「今回の件が明らかになれば、保守的な地域の住民は反難民に偏るだろうね。実際、大問題だ。田畑を汚染されると土地が使い物にならなくなる。⋯⋯まあ、今は皇帝陛下がおられるから、昔みたいに土地を焼かずに済むけどさ。浄化の雨で一掃できるのは確認した。今の帝国なら解決できる」

「ふむ。帝国全土に〈浄化の雨〉を降らせよう。皇帝陛下の御力を使って病魔を駆逐するのじゃ」

「布告を出さなきゃね。週末は大雨を降らすから、洗濯物は干すなって⋯⋯」

「アルテナ王国では既に広がっているやもしれん。〈浄化の雨〉を国外に広げられるか?」

「アルテナ王国の西側は問題なく浄化できる。今は女王のセラフィーナが女仙になってるし、御子も産んでくれた。繫がりは十分にある」

 勢力圏に組み込まれた西側領土は、メガラニカ皇帝の恩寵効果が及ぶ。

 女王セラフィーナと皇帝ベルゼフリートの血が交わった娘セラフリートは王都ムーンホワイトで暮らしている。その効果も大きい。

「問題は東側じゃな」

「東側まで届くかは微妙。グウィストン川が地脈を断絶してる。大河の境界線は霊力の断崖でもあるから。⋯⋯そもそも恩寵を届かせる必要はないかもしれないけど」

「人命は尊重せねばなるまい。バルカサロ王国の難民がもっとも多く流れ込んでいるのは東アルテナ王国じゃ。あちらで女王をしておるヴィクトリカは女仙化しておらぬが、皇帝陛下の御子を産んだ。恩寵の流れが届くのではないか? 地脈は途切れても、血は繋がっておるじゃろう」

「⋯⋯東アルテナ王国の領土内に御子がいるなら血縁を道標に辿れるかな」

「ベルゼフリート陛下の戯れがこんな形で役立つとはのう」

「それに東西分割は地図上での話。全領土を女王セラフィーナの統治圏と解釈させれば⋯⋯まあ、いけるでしょ」

「アルテナ王国の穀倉地帯は西側に集中しておる。まず問題なかろう。それよりもバルカサロ王国じゃな。⋯⋯宰相府の予測は正しかったのう」

「宰相府の予測って?」

「内乱で国外に逃げ出した難民。その数があまりに多すぎると宰相府は前々から怪しんでおった。戦乱によって流通網が麻痺し、都市部で飢餓が発生した。そう思われおったが農村部から逃げてきた者達も大勢いたのじゃ」

「泣きっ面に蜂だね。内乱と飢饉のダブルパンチだったわけだ」

「反感を抱く帝国に嫌々逃れてきたのも、これで納得がいく。飢えに苦しむ人々は行き先を選べぬ」

「⋯⋯。神官長猊下。飢えた難民をどうするおつもりで?」

「可能な限り保護する方針じゃ。三頭会議ではそう決まった」

「人道的見地から可能な限りはするべき⋯⋯。しかしながら、不可能なことを背負いこむのはいかがなものかな」

「⋯⋯⋯⋯」

「今からでも遅くない。⋯⋯帝国軍を動かし、北東の国境を封鎖させるべきでは?」

「⋯⋯⋯⋯。急に改まってどうしたのじゃ?」

「バルカサロ王国で大規模な飢饉が発生しているのなら食料が足りなくなる。ただでさえメガラニカ帝国は人口が増えて、今年はアルテナ王国から大量に穀物を輸入していた。皇帝陛下のご恩寵で豊作は約束されているけど、それにも限度がある。影響は最小限に抑えたけれど、今年は蝗害の被害もあった」

 フェアリー・クイーンの王妃は真剣な眼差しでカティアに具申する。

 周囲を飛び交う側女の部下達も調査の手を止めていた。妖精の一族は農林業を司ってきた。メガラニカ帝国の生産能力は新帝誕生で急増したが、戦争に人手を取られた影響もあり、食料価格は高止まりしている。

「其方が言わんとしていることは分かっておるよ」

 皇帝に豊作祈願をさせれば一定量の収穫は見込める。だが、種を植えた以上の実りはありえない。理論上の最大値が収穫高となるだけだ。

 土地に無限の栄養を与えても、無限に食料が湧き出てくるわけではない。

「⋯⋯バルカサロ王国の土地は悪疫の苗床となった。統治者がまともな状態なら備蓄の食料を人々に分け与え、大凶作を乗り越えられたかもね。しかし、内乱の真っ最中。王や貴族が溜め込んだ食料は今頃、兵糧となっている。人々はこのままだと冬を越せない」

「バルカサロ王家に仕えていた軍師団も同意見じゃろうな。彼奴きゃつらは第二王子と第三王子の戦いを止めず、徹底した情報封鎖だけを続けておる。⋯⋯いや、戦いが激化するように煽っておるだろう」

「⋯⋯⋯⋯内乱を止めずに煽る?」

「死恐帝時代のメガラニカ帝国で大神殿が取った施策を覚えておろう? 食料が減っても、飢饉を起こさぬ方法が一つだけある」

「口減らし⋯⋯。人口の抑制」

 重々しく、苦々しい口調だった。陽気なフェアリー族には似つかわしくない。

 崩壊寸前まで追い詰められたメガラニカ帝国は、養う人口を減少させることで、死恐帝の災禍を乗り切った。人命守護を掲げてきた大神殿は、国民を見捨てることで帝国を存続させた。

 それどころか、帝国を見捨ててでも転生者の守り人であると考えた。

「バルカサロ王国の小賢しい軍師団は内乱で意図的に人を減らしておる。土壌を汚染した白カビの悪疫に対処できぬのなら、そうするほかあるまい。我々もそうであった。⋯⋯内乱にかこつけて田畑に火を放っておるだろうよ」

「メガラニカ帝国では〈救国の英雄〉が現れた。⋯⋯バルカサロ王国にはいるのかな」

「どうじゃろうな」

 救国の英雄アレキサンダーは仲間達とともにメガラニカ帝国の病巣を一掃した。しかし、それだけの傑物が都合よく現れるほど、現実は甘くない。

(不思議なものじゃ。バルカサロ王国の王妃イシュチェルが女仙となって入内した。宰相の思惑通りに事が進めば、バルカサロ王国の民を大飢饉から救えるやもしれぬ⋯⋯。ベルゼフリート陛下次第ではあるがのう)

【性文化研】超純愛エロマンガ「かわいい かわいい かわいい」 ぽよぽよ中華娘と繰り出す冒険ファンタジー

三紋昨夏の個人的レビュー

 本作はイチャラブ純愛&冒険ファンタジーの戦闘で構成されています。

 タイトルの「かわいい かわいい かわいい」が示す通り。エロを目的に買うのはおすすめしません。138ページありますがエロシーンは2割くらいです。かわいいキャラに癒やされたい……。ちょっとエッチがある、ゆるふわな冒険ファンタジーが人にオススメです。この人気ぶりだとエロ抜きにしてほしいって読者も出てくるんじゃないですかねぇ。

 凌辱好きは回れ右。本作に脳を破壊するような要素は皆無です。

あらすじ

 同期の冒険者から雑魚狩りと小馬鹿にされる主人公ミケル。ギルドで出くわした新人冒険者チャオの面倒を受付嬢に頼まれてしまう。

 この中華娘チャオはとにかく強い。気功術で雑魚モンスターを圧倒する。

 主人公のミケルも実力を隠してる系の冒険者で、雑魚狩りに専念しているが、その気になれば怒り狂うオーガも倒せる強者。そんなミケルがビビって雑魚狩りに専念してる理由は、「負け犬の目」という能力を持っているから。

 戦った場合の勝率が分かる能力。視認すれば数字が浮かび上がり、戦闘時の勝率が分かります。

 たとえ勝率90%でも10%を引けば負ける。そう考えると安全なゴブリンばっかりを狩るようになっていた。その気持は共感できます。勝率90%でも生死が掛かってますからね。

 ミケルは討伐したオーガの勝率が91%だったとチャオに話す。

 チャオは「楽勝!」と笑うが、ミケルは「100回戦ったら91回は勝てるが、9回は負けるんだぞ」と真剣な表情で語る。

余談 ミケルの能力「負け犬の目」について

 でもね……。これ……。確率の計算というか、考え方が間違ってます。

 当たりのボールが91個あって、ハズレのボールが9個、合計100個のボールが入った箱から、ボールを一個ずつ取っていくとかなら成り立つんですけどね(ただし、一度取ったボールは戻さない)。

 平均9回負けるのであって、絶対に9回負けるわけではないはずです。3回負ける可能性もあれば12回負けることだってあります。ただし、ミケルの懸念は正しいです。91%の勝率で100回戦ったとき、1回も負けない確率は0.008%しかありません。

 91%を100回当て続けるのは、まず不可能。

 敗北が死を意味するなら生存率が0.008%になるわけですからね……。

 ミケルが自分の能力「負け犬の目」について説明するシーンは、たぶん漫画「アイシールド21」のヒル魔が言っていた台詞「1%負けるんだぞ」のオマージュでしょう。ここまで似せるなら台詞も同じパーセントにすべきでしたね。

 頭が良さげなクール主人公が、じつは数学に弱いと分かってしまう。これはこれでかわいい!

チャオと仲間に……そしてエロシーンに!

 中華娘のチャオは巨竜の巣とも呼ばれる「竜咆山」で育ち、父親から「外の世界を学んでこい!」と叩き出され、寂しい思いをしていた。優しそうなミケルに懐いてしまったのは、どこか父親に似ているかららしい。……というわけで、二人はめでたくPTを組んで冒険に。危険な戦いも二人でなら勝率も上がる。

 ここまでの展開なら単なる一般ファンタジー。ちゃんとエロシーンがあります。90ページ目でやっとオッパイ!

 全138ページありますが、本作は純愛ストーリーをしっかりとやっており、エロ漫画では1~2ページで終わるような戦闘描写がちゃんと入っているのです。

 挿入まで103ページもかかるとは……主人公ミケルは私が普段読んでるエロ漫画やエロゲーの奴らとは大違いだ。紳士的過ぎる。

 イチャラブ漫画にエロシーン(30ページ)を挟み込んだような構成であるため、キャラ萌え目的での購入をオススメ。たぶん作者さんもイチャラブ&ほんわかセックスをさせたいご様子。あとがきでも書かれていますが、この漫画は戦闘アクション! イチャイチャ♥ ベタベタ♥ のリア充カップルを楽しむ漫画です。

 久々に純愛で心が洗われました。

余談の余談 ミケルvsチャオの手合わせ

 最後はミケルとチャオの特訓試合(エロじゃなくて真面目な戦闘訓練)。勝率は0.5%。ミケルは「勝率5厘(0.5%)ってことは、つまり200回挑めば1回はは…勝てる可能性があるってことだ!」と奮闘します。

 ――でも、違います。

 勝率0.5%で200回挑んだ場合、少なくとも1回は勝つ確率はなんと……63.23%!!

 六割なんで運が下振れすると普通に200連敗しますね……。チャオちゃん強すぎない!?

発売元(サークル名)性文化研
発売日2025年05月06日
価格770円
ジャンル純愛 アクション 戦闘 イチャラブ
妊娠描写なし。
褐色娼婦の姉御が避妊魔法をかけてしました(血涙)
ナンテコトヲシテクレルンダー!

作品紹介

かわいい かわいい かわいい

「かわいい」以上!

【247話】黄葉離宮の一室にて(♡)

 黄葉離宮の側女は新参者で構成されている。

 女王セラフィーナの従者として入内したロレンシア、元一級冒険者のララノア達、彼女らは正規の手順を踏まずに女仙化した者達だ。

 秩序を絶対とする宮中でこうした例外的措置が取られたのは、ひとえに三皇后と皇帝の意向が働いたからである。

 唯一、リアだけが真っ当な手続きを経て側女になっている。本来の主人ヘルガはケーデンバウアー侯爵家当主の王妃であり、軍閥派次席と首席宮廷魔術師の地位を兼ねる上級妃の臣下。出向扱いで黄葉離宮に属しているが、側女の中でも地位は高いと言える。

 何よりもリアの祖父は帝国軍の名将と名高いウィリバルト将軍だった。軍部をうとむ国民議会の議員達ですら一目置く老将。長年にわたる貢献は誰もが認め、皇帝からは個人的な信頼を寄せられている。

 リアが側女になれたのは、そういった背景が強く影響している。

 名門ケーデンバウアー侯爵家の推薦やウィリバルト将軍の偉勲いくんを考慮し、先天性疾患で成年まで生きられないと診断されていた病弱なリアに血酒が与えられた。溺水で死にかけていたイシュチェルが回復したように、リアも血酒の仙薬で命を救われた一人であった。

「もうすぐ胎孕廟堂たいようびょうどうに入るんでしょ? リアは真面目過ぎ。僕がいる間は女官に任せちゃいいんだからさ。このお腹じゃ掃除とか大変でしょ」

 クッション付きのソファーに腰掛けたベルゼフリートは、ボテ腹の曲線を人差し指の爪でなぞる。臨月を迎えたリアの腹部は見事に膨れていた。

 犬耳の美少女は恐縮しつつも、顔を赤く染めて喜ぶ。敬愛する皇帝の御子を授かった。育ててくれた祖父や早逝した父母に対する最高の恩返しとなる。

(本当によろしいのでしょうか? 私なんかが陛下の隣に座るなんて⋯⋯)

 慎み深いリアはこうも考えてしまう。

(宮中にはもっとふさわしい高貴な方々が⋯⋯。私はヘルガ妃殿下のように賢くもありませんし、セラフィーナ様のように美しくもない。こんな私が皇帝陛下の御子を産む⋯⋯)

 側女の自分が皇胤を頂くのはあまりに畏れ多い。リアの生まれについては誤解している者が宮中にもちらほらといる。祖父の輝かしい功績で、名高い武家だとか貴族令嬢と思い違いをしていた。実際はケーデンバウアー侯爵家に仕える使用人の家系。先祖は共和主義に傾倒し、反皇帝を掲げていたため、後になって迫害を受けた。

 ケーデンバウアー侯爵家の庇護を受け、名誉回復のためにウィリバルトが奮闘した結果、今の栄えある地位を得た。平民とは言い切れない微妙な立ち位置だ。誉れ高き騎士の孫娘。平民と呼べなくもないが、社会的評価は特権階級の貴族に寄っている。

 ケーデンバウアー侯爵家という強大な後ろ盾、帝国軍の重鎮が可愛がるたった一人の孫娘、さらには皇帝の寵愛を授かったとなれば、貴族令嬢と同列に扱われて当然である。無論、奥ゆかしい性格のリアは望外の厚遇に恐縮するばかりで、驕り高ぶりとは無縁な娘だった。祖父が施した教育の賜物である。

「皇帝陛下⋯⋯」

「なぁに? くすぐったかった? おへそは弱点だったりする? じゃあ、こっちを弄っちゃおうかな」

 ベルゼフリートの悪戯いたずら好きな指先はリアの乳房を挟む。

 色事を知らぬ乙女だった頃なら、恥ずかしさで声をあげていただろう。リアは真面目な顔つきで語りかける。

「黄葉離宮にご滞在いただくのは嬉しく思います。しかし、お妃様達の不興を招きはしないでしょうか? 差し出がましい諫言とは存じますが⋯⋯」

「大丈夫! ヘルガのところにも顔を出してるよ。ヴァネッサとハスキーはいつも嫌な顔するけど。ほら、ヘルガって噛み癖があるじゃん。僕は気にしないのにね」

「あ、いや、その⋯⋯。ヘルガ妃殿下ではなく⋯⋯。大勢のお妃様が皇帝陛下のご訪問を心待ちにしておられます」

「そういうことね。リアは気を回すねぇ。頑張ってハーレムを運営してるつもり。でもねぇ、これ以上は無理だ。僕は分身とかできないからさ」

「申し上げるのははばかられますが、私の祖父を通じて陳情が届くほどです。皇帝陛下に取り次いでほしいと⋯⋯」

「へえ。それは驚き。軍規を擬人化したウィリバルト将軍に頼むんだ。ふーん。まあ、その口利きに耳を貸してもいいよ? 優遇してほしいのはどこの妃? 軍閥派だよね?」

 軽率にベルゼフリートは持ちかける。リアは室内にいる女官達の表情が険しくなった一瞬を見逃さなかった。背中から冷や汗が滲み出る。

 壁に背を預けている警務女官長ハスキーの視線が鋭く光っていた。

「とんでもない! そういうお話が来るというだけです。祖父は断っておりますし、私に対しても皇帝陛下を⋯⋯! 畏れ多いのですが⋯⋯たぶらかすだとか、そういう誤解を招く行動を慎むように、きつく言い含められております!」

「そうなの? 僕は甘やかされたいし、リアにたぶらかしてもらいたいな」

「いくら皇帝陛下のお望みでもそれだけは無理です⋯⋯。ご容赦くださいっ⋯⋯!」

「まあ、でも、そりゃ、リアだって嫌なことは嫌だもんねぇ。血は争えないか。曲がったことが大嫌いな根っからの職業軍人。宮中工作を仕掛けるにしても、頼む相手を間違えてる。さっきのは冗談だから、聞きが流しちゃって~」

 ベルゼフリートはこれから生まれてくるリアの子供も真面目一辺倒な性格なのだろうと感じた。

「祖父の性格は内外に知れ渡っております。それにも関わらず、さまざまな方々が手紙を送ってくるそうです」

「将軍、大人気じゃん」

「祖父は困っているようでした。わざわざ駐屯地の西アルテナ王国まで出向く御方がおられるそうです」

「新しい妃の入内が噂されてる。お願いをしてくる軍閥派の妃はわらにも縋る思いってヤツかな? 新入りが来る前に身籠りたい⋯⋯だろうね⋯⋯。必死なのは分かる。押し倒されたって僕は構わない。でも、度が過ぎるとね、ちぢこまっちゃうな」

 度が過ぎる妃達には自分も困らされていると愚痴をこぼす。しかし、本音を明かせばベルゼフリートはまんざらでもなかった。年齢の割に性経験豊富であるものの、少年は性豪の妃達には勝てない。

 迫られ、押し倒され、耳元で口説かれる。

 皇帝に即位して以来、それがベルゼフリートの日常だ。

(――今日の僕は捕食者側だけどね)

 いつもは獲物の側にいる。だからこそ、襲う側の楽しみを味わってみたいのだ。

「そういう意味では側女も同じですね。私の個人的な友人達ですが、黄葉離宮に出向を希望しております」

「黄葉離宮は人気の職場なんだ?」

「ほんの一年前までは私に同情していたのですけれどね。島流し扱いでした」

「リアのお友達か。じゃあ、ヘルガに仕える側女だね」

「はい。友人達を悪く言いたくありませんが不純な動機です。⋯⋯皇帝陛下のお手付きを目当てにしております」

「そうは言っても働き手は必要だよ。リアは出産で胎孕廟堂たいようびょうどうに行く。そうなったら黄葉離宮は人手不足じゃん。女官の有能人材を派遣する話もあったくらいだ。ヴァネッサは部下を貸し付けたがってた。でも、黄葉離宮は軍閥派の縄張り。レオンハルトやヘルガが許さなかった」

「私も懸念しておりました⋯⋯。セラフィーナ様は外から新しい側女を黄葉離宮で迎えると仰っておられました」

「うん。今、セラフィーナが迎えに行ってるね。新入り二人が黄葉離宮に到着するのは夕方くらいかな? 一人は教会の元聖女だから念入りにかせを付けなきゃいけないってさ。出入管理の女官が気合を入れてたよ」

「もう一人はバルカサロ王国の王妃なのですよね?」

「そうだよ。国家機密なんだけどリアは知ってるんだ? ああ、そっか! 黄葉離宮の側女には教えられてるんだった。秘密の割に知ってる人が多い。面白みに欠けるねぇ」

「婢女のご事情はお聞きいたしました。口外してはならないとも存じています」

「さすがしっかり者のリアだ。むしろ僕が滑らせそうで怖いや。バルカサロ王国の王妃がメガラニカ帝国にいるのは極秘だってさ。故国を追われた可愛そうな未亡人か⋯⋯。どんな人なんだろ?」

「詳しくは知りませんが、バルカサロ王国はメガラニカ帝国に戦争を仕掛けてきた蛮族の国です。良い印象はありません⋯⋯」

「そこそこ歳いってるらしいよ? セラフィーナよりちょい上だってさ。長老派の平均年齢ほどじゃないだろうけど。くすくすっ!」

 ベルゼフリートは腹を抱えて大笑いする。リアは引きつった愛想笑いで誤魔化した。

(ううっ、皇帝陛下⋯⋯。困ります。私のような側女はそのような御冗談ではとても笑えません⋯⋯。女官の方々にも聞かれておりますし、告げ口でもされたら⋯⋯)

 長老派の女仙はエルフ族や神族などの長命種で占められていた。若々しく見目麗しい外見の美女だとしても、その実年齢は軽く百歳を超えている。

 黄葉離宮にも長命種のエルフ族が一人いる。

 ベルゼフリートとリアが乳繰り合ってる部屋にララノアが入室する。扉越しであったが、先ほどの笑い話はエルフ族の細長耳に届いていた。

「お年寄り扱いされますが、エルフ族からすれば他の種族は老化速度が早すぎます」

「あらら? 廊下にまで聞こえてた? ごめんね、ララノア」

「私は構いませんよ。しかしながら、大神殿の女仙は皇帝陛下の誕生をずっとお待ちになっていたのですから、そういう言い方は酷いですね」

 ララノアは人生経験豊かな年長者らしく、皇帝の軽口をたしなめる。

「ちょっとした冗談だよ。本気にしないで。ララノアも僕のために、ずっと処女を守ってくれてたんだもんね」

「ええ、まぁ⋯⋯そうです⋯⋯ね」

 冒険者時代に捨てる機会を見失った結果、成人してから百年以上も未通女であったとは言えなかった。

(皇帝陛下に処女を捧げられた僥倖を喜ぶべきかしら? ついこの前まで、彼氏いない歴が年齢だったのに⋯⋯)

 ララノアは日増しに重たくなるボテ腹を両手で下支えする。妊娠確率が低いエルフ族であろうと、たっぷりと精子を中出しされればこの通りの妊婦になる。

「他の皆は?」

「湯浴みを終え次第、こちらに参ります」

「そっか。じゃあ、ララノアもこっち来て座りなよ」

「失礼いたします」

 促されてララノアはベルゼフリートの隣に腰を下ろした。

 柔らかなソファーが沈む。妊娠後は食欲が旺盛になって体重が増えた。現役の冒険者時代と違って、激しい運動をしなくなった影響もあるだろう。胎児の重みだけでなく、乳房や臀部が肥えてしまった。

(後宮の女になったことを考えれば、ふっくらとした体型への変化は正しいのでしょうね。調理担当のリアが美味しい料理を作ってくれるから、つい食べすぎてしまうわ)

 ララノアはベルゼフリートに素肌を密着させる。

 入内したばかりの頃は距離感が掴めなかったが、夜伽の相手を務めているうちに慣れてしまった。相手が皇帝だからといって、何ら臆する必要はない。自分の膨れた子宮には、その皇帝から授かった御子が宿っているのだ。

「頼んでたテレーズの件、なんとかなりそう?」

 乳房を丹念にマッサージしながらベルゼフリートは問う。ララノアは冷静を装っていたが、乳首の勃起は隠せていなかった。

「最善を尽くしました。いざとなればルイナとアリスティーネの二人に止めてもらいます。アマゾネス族の馬鹿力が役に立つでしょう」

「身重なんだから無茶をさせちゃダメだよ?」

 アマゾネス族の女戦士は屈強だ。しかし、子産みの時期は身体を労る。

 自分よりも強い子供を残す、それこそが生来の宿願。子孫繁栄に全身全霊を注ぐ種族である。アレキサンダー侯爵家の姉妹達ですら妊娠中は産休を取っている。

「それを言うならテレーズも妊娠中です」

「テレーズはいつも元気だから大丈夫じゃない」

「見た目だけはお淑やかな聖職者なのですけれどね⋯⋯。皇帝陛下もご承知とは思いますが、新入りの二人について、上手くやっていけるでしょうか? 私達は合わせられますがテレーズはあの性格です。エルフィンがボヤいていましたが、わざわざ黄葉離宮に入れる必要があったのでしょうか? 教会圏の人間ですよ?」

「色物の女仙は一箇所に集めたいんじゃない? リスク管理的にもさ」

「聖堂会の敬虔過ぎる信徒に、教会の聖職者をぶつけるなんて⋯⋯。事故に見せかけた謀殺でも考えられているのですか?」

「殺す気はないね。反対意見を押し切って異例の入内だよ? 僕だって本当のところは分からない。三皇后はどうしたいだろうね。⋯⋯改宗させたいとか?」

「それだったら大神殿に行かせたほうが、まだ可能性を感じますね。テレーズができるのは脅迫的洗脳だけです。布教に成功しているところを見たことがありません」

「だよね」

「身内を悪く言いたくありませんが、聖堂会は帝国内でもアレな扱いなんですから⋯⋯」

「でもさ、熱烈な愛情表現は嬉しい。テレーズの良さが最近になって分かってきた気がするんだ。聖堂会の女僧服シスターは美女が多いんだって」

「毒されておりませんか? 失礼ながら、それは危ない兆候かと⋯⋯んっ⋯⋯はぁんっ♥」

 乳首を甘噛されたララノアは、可愛らしい声で喘いでしまう。すぐに唇を結んだが、喜悦の叫びは室内の全員が耳にした。

「ララノアの母乳はまだ出ないね」

「まだ出ませんよ。気が早いです」

 泌乳は分娩後に起こる生理現象である。ララノアはまだ初産を終えていない。

「出そうなくらい乳輪は黒くなったのにね~」

「⋯⋯それは皇帝陛下が吸い過ぎだからです」

 青白い血管が浮き出た爆乳は、ダークブラウンの乳輪が目立っている。胎児が大きくなるにつれて色濃く変化していった。

「そういえばさ、リアが黄葉離宮の厨房係だったんでしょ? 胎孕廟堂たいようびょうどうにリアが行ってる間、誰が料理をするの? ララノア達? セラフィーナはすごい量を食べるからきっと大変だよ」

「私達も手伝いますが、厨房係はロレンシアさんの担当になりました」

「ほへぇ。ちょっと意外だ。ロレンシアは料理ができるの?」

 ベルゼフリートの二重の疑問を覚えた。まずロレンシアの前職はアルテナ王家に仕える近衛騎士。美女令嬢がお飾りをしていたわけではなく、鎧を着込み、剣と盾で戦っていた。

 疑問に対する答えはリアが答えてくれた。犬耳を嬉しげに立たせながら事情を説明する。

「僭越ながら私が料理を教えています。ロレンシアさんはお身体のことがありますから、厨房に立ちたいと自ら希望されたのです。今は二人体制で黄葉離宮の厨房を担当しています」

「美味しい料理なんだろうね。妊娠してるのを差し引いてもララノアがちょい太るくらいだもん」

 ニヤリと笑みを浮かべたベルゼフリートは、ララノアの媚肉を撫で回した。

「皇帝陛下ったら⋯⋯もうぅ⋯⋯。太っているなんて人聞きの悪い。私は御子の出産に備えて栄養を蓄えているのです!」

「そうかな~? 会ったときに比べて、全体的にぷにっとしてるけど?」

「うっ⋯⋯! やっぱり?」

「エルフ族はそういう人が多いよ。痩せすぎよりは、ふくよかな方が健康だしね。それとも運動しちゃう? リアだって出産直前の臨月ボテ腹セックスをしたいよね?」

「あ、あんっ♥ んあっ♥ 陛下っ♥ まだ他の者達が来ておりませんよ。それにセラフィーナ様が留守の間に始めるのは⋯⋯んぁ⋯⋯♥ んぅう~♥」

「えっ⋯⋯えっと⋯⋯。私は⋯⋯! 皆さんを呼んできま⋯⋯! きゃんっ♥」

 両腕を広げたベルゼフリートはララノアとリアの女陰を弄る。左右の手が下着に潜り込み、愛液で濡れた膣穴を手淫する。

(なんという皇気⋯⋯♥ 女仙の身には堪えるっ♥ 妊娠してから性感帯が敏感に反応するっ♥ これはもう身を委ねるしかないっ♥)

(皇帝陛下の御手々がオマンコにっ⋯⋯♥ こんなに拡がるんだ⋯⋯♥ あぁっ⋯⋯あぁ⋯⋯♥ ララノアさんもあんな顔で⋯⋯♥ 私もきっと同じ顔をしてる⋯⋯♥ 皇帝陛下に性奉仕♥ ご奉仕したいっ⋯⋯♥)

 股を広げて喘ぐ二人の妊婦は、震わせた喉で淫声を奏でる。おっ広げに開脚する痴態は、さながら出産の予行演習だ。股間をもっこりと膨らませたベルゼフリートはララノアとリアの二人に命じる。

 皇帝のお強請ねだりを側女はけして拒めない。

「僕はもう両手が塞がっちゃってるから、自分で乳首を弄ってね。先にアクメしたほうが勝ち。ご褒美のオチンポをあげる」

 ベルゼフリートの握り拳が割れ目に入り込む。巨根に慣らされてガバマンとなった膣道は小さな手を受容する。手首から先がすっぽりと挿入されてしまった。

「んふぃんィっ♥ あっ♥ ああぁっ♥」

「きゃっ! きゃふぅうっ♥ あぁっうんんっ~~♥」

 発情状態に陥ったララノアとリアは自分自身の乳首をつねる。母胎の淫悦に反応して、子宮の胎児が動き回り始めた。膣道に突っ込まれたベルゼフリートの拳が襞を刺激する。

膣内なかに手を突っ込んでるからアクメの動きがすぐ分かるよ。さあ、どっちが先かな? くすくすっ⋯⋯♥」