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【21話】左手の薬指

「あぁん♥︎ あぁんっ♥︎ んぁっ♥︎ はぁっ♥︎ はぁっ♥︎ んんぅっ♥︎」

 一度や二度の射精では満足できない。臨月の妊娠オマンコで若君のオチンポを締め上げる。

「ヴォルフ坊ちゃん……♥︎ 私のデカパイを吸って♥︎ 吸ってェ♥︎ しゃぶってくださいませ♥︎ カレンティアの乳房よりも大きのからぁっ♥︎ ほらぁ♥︎ ちゃんと確かめてぇ♥︎」

「リリトゥナ……っ。あれは……その……。男の生理反応で……! 別に欲情してたわけじゃ……!」

「そうですの? ふふっ♥︎ ギンギンに勃起してたのは私の見間違いだったのかしら♥︎ あぁ♥︎ 妬いてしまう♥ 若い女の身体ですものねぇ……♥︎ 乳房の張りは負けてしまうかもっ……♥︎」

「そこは張り合うところじゃないよ。本当に違うって……!」

「やけに親身でしたわ……♥︎ ヴォルフ坊ちゃんと近しい年齢の娘ですものね♥︎ 恋人にするならやっぱり若娘?」

「勘弁してよ。苛めないでほしい。僕の好みは年上だし、誰にだって親切さ。……それにカレンティアさんはベロニカの娘だ。探しに来たんだ」

「墓参りは失敗でしたわね。四年も経った今頃に現れたのですよ。きっとベロニカは誰かに見られたんだわ。ヴォルフ坊ちゃんはお聞きになってません?」

「えっとね。墓守の司祭さん。村の人に見られたんだって……謝られた」

「あんっ♥︎ もぅ……。教会の司祭はこれだからイヤですわぁ♥︎ 凶兆はいつだって教会絡み……♥︎」

「すれ違っただけだ。話してはいないそうだよ。当然、顔だって見られちゃいない」

「ベロニカを墓参りに行かせるのは反対でしたわ。いくらなんでもヴォルフ坊ちゃんは甘すぎます。……こうなっては仕方ありません。あとは私にお任せください」

「明日には帰ってもらう。カレンティアはそれで――」

「いいえ。いけません。無理に帰らせたところで春になったら戻ってきます。説得は不可能ですわ。レーヴェ家は怪しまれています」

「そっ、そうかな?」

「ダザリーヌが口を滑らせたと、アヴェロアナが教えてくれました。それに私のことも勘ぐっていますわ。夕食で使った食器を洗っているところを覗こうとしていました」

「え……。覗く? なんで?」

 ヴォルフガングは分かっていない。だが、カレンティアは苦虫を噛み潰したような顔で拳を握りしめた。

(不味いっ……! 厨房に忍び寄っていたのは勘づかれていたわ。けれど、重要な会話を盗み聞けた! 母さん生きている! 結婚指輪のことも!! さっきの会話から推測するに、母さんはレーヴェ家に監禁されているのだわ……!!)

 カレンティアは浴室のカーテンに指を掛ける。緊張で心臓の鼓動が高鳴っていた。

(問い詰めるのはまだ早い。もっと情報を盗み聞きたいわ。気付かれないように覗き見よう。ちょっとだけ隙間を……。気付かれないくらいの細さでいい。私の視線がかろうじて通る狭さで……)

 真っ黒な後ろ髪が見えた。首筋に濡れた長髪が張り付いていた。揺れ動く爆乳の輪郭が背後からありありと突き出ている。

(火傷なんて負ってないじゃない……!!)

 リリトゥナの裸体に火傷の痕はなかった。

 瑞々みずみずしい綺麗な雪肌。うるおいに満ちた美しい皮膚であった。見惚れるほどの妖艶さ。若娘では醸し出せない熟れた色気がある。

 肉付きが柔らかく、デカ尻の下半身は特に顕著だ。デカパイの乳輪は茶黒の染みが大きく広がり、経産婦を物語る色付きになっている。

「――左手の薬指が気になるのでしょうね♥︎」

 リリトゥナは灯りに左手の薬指をかざした。

 まるで観客に見せびらかすような、芝居がかった仰々しい動きだ。肌に刻まれた円環をカレンティアは目撃する。結婚指輪を嵌めていた痕跡があった。

(指輪の痕……! でっ、でも……! 変よ! 説明がつかない! 母さんの指輪をリリトゥナが着けてたっていうの……!?)

 カレンティアはさらにカーテンを開けて、身を乗り出した。

 湯舟に張られたお湯は、水溜まり程度しかなかった。リリトゥナは背を向けており、騎乗位で交わるヴォルフガングの視界は爆乳で遮られている。二人ともセックスに夢中で、死角にいるカレンティアは見えていない。

「はぁっ♥︎ あぁっ♥︎ んぁっ……♥︎ ふふっ♥︎ ヴォルフ坊ちゃんの興奮が伝わってきますわ。本当は嬉しいのでしょう? 今まで頑固に結婚指輪を外さなかったついに捨てたんですもの……♥︎」

「リリトゥナ……! 僕は……! んっ……くぅ……!」

「ご自分の感情を否定なさらないで……♥︎ 御主人様の幸せが下僕の快楽なのですよ……♥︎ ヴォルフ坊ちゃんが最愛の殿方おとこ♥︎ 罪作りですわ♥︎ 未亡人の女心を堕とした責任はお取りくださいませ……♥︎」

「はぁはぁっ……! うぅっ……! うっ……ん……!!」

 ヴォルフガングが男根を突き上げて射精している。

 熟しきった膣穴が若人のオチンポをむさぼった。既に何度も子種を吸ったオマンコは、白濁した淫汁をお漏らししている。淫猥な搾精を目の当たりにし、たカレンティアは茫然自失で立ち尽くしていた。

(嘘だ……! そんなわけないわ……! ありえない……!! だって、母さんは……! 私の母さんが……! 違う! 違う! 違うっ!! 母さんなわけがないっ!!)

 カレンティアは拒絶する。だが、理解してしまった。見覚えがあるのだ。

 幼き日に母親と背中を流しあった。まだ子供だったカレンティアの胸は小ぶりで、母親の乳房は自分の頭よりも大きかった。後ろから見ても乳房の丸みが見えた。

 父親が健在だったころ、歯が生えていない乳児のカレンティアは母親の乳汁を吸っていた。茶色の突起を咥えれば、甘美な白蜜を味わえた。

(嫌だ! 信じたくない……!)

 猛烈な吐き気がする。ヒースウッド修道院に隠居していた母親はいつだって、父親との惚気話を語ってくれた。左手の薬指で輝きを放っていた銀の結婚指輪。それを撫でながら母親は、偉大な父親の英雄譚を懐かしみながら声に乗せた。

「あぁ♥︎ んんぅっ♥︎ んっ♥︎ んぅっ♥︎ んぅっ♥︎ んぅ~♥︎」

 嬌声が浴室に反響する。その声は母親に似ていた。レーヴェ家のメイドは別人の声だった。しかし、今の喘ぎ声はカレンティアの肉親だ。

「はぁ♥︎ ふぅっ♥︎」

 挿入されていたオチンポを優しく引き抜き、湯舟で立ち上がった。股から逆流した精液が逃れ落ちる。乱れていた黒髪を手で束ねて絞る。

「――愛する男女の営みを覗き見だなんて無粋ですわ」

 リリトゥナはセックスを覗き見ていたカレンティアに語り掛けた。

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