2024年 4月19日 金曜日

【パラダイム出版】新刊2023年6月30日

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【136話】女官メイドの寡黙な一日〈午前〉

NOVEL【136話】女官メイドの寡黙な一日〈午前〉

 

 ――秘密の番人ユリアナ。

 皇帝の秘密を守ると誓った守り人。何者にも秘密を漏らさず、皇帝とだけ言葉を交わす特殊職の女官である。所属は警務女官だが、皇帝直下の独任官であり、広範な裁量権が与えられている。

「⋯⋯⋯⋯」

 沈黙の誓約で言動を厳しく縛られ、肉親や友人とすら言葉を交わすことは許されない。だが、一生涯の沈黙こそ、皇帝への揺るがぬ絶対の忠義心の表れであった。

(外はまだ薄暗い⋯⋯。でも、太陽が昇り始めている。もう起きよう)

 日の出と共に目覚めたユリアナは手足の動きを確認する。寝ている間に固まった関節をほぐし、脳から眠気を追い払った。

(体調に問題なし⋯⋯)

 ユリアナは手早く朝食を済ませることにした。

(勤務開始まで時間はある。だけど、早く陛下の護衛につきたい。服を着替えたら、食堂で朝食を取ろう。この時間ならまだ人は少ないはず)

 警務女官のメイド服に袖を通す。スカートの下に暗器を装備する。重みでずり落ちないように、ガーターベルトでしっかりと固定した。

「⋯⋯⋯⋯」

 ほんの少し迷ってから、避妊具ゴムと緊急避妊薬を忍ばせた。

(これも持って行こう。⋯⋯念のために)

 鏡の前で身だしなみを確認し、ユリアナは廊下に出た。早朝の廊下は薄暗い。光蟲の灯りが足下を照らしていた。

 絨毯のうえを軽やかな足取りで歩く。膝上丈のスカートが揺れる。可憐なメイドにしか見えないが、ユリアナは暗殺術を修めた超一流の暗器使い。手ぶらを装っているが、隠し武器を全身に装備している。

 帝城ペンタグラムでは日夜を問わず、大勢の女官が働いている。食堂は上級女官用と下級女官用で二カ所ある。どちらも二十四時間営業、年中無休。早朝や深夜でも食事を提供している。

 禁中近衛の警務女官は上級女官に該当するため、ユリアナは両方の食堂を利用できる。だが、わざわざ下級女官用の食堂に行ったりはしない。ユリアナの私室から遠く、連絡通路で別棟まで歩く必要があった。しかも、混み合っていることも多い。

(どちらも提供してる料理メニューは同じ⋯⋯。それなら、空いているほうがいい)

 上級女官の食堂が特別豪勢かといえば、そういうわけではなく、単に混雑緩和のために分けているだけだ。

 料理の品揃えはほとんど同じ。食堂の席数は下級女官用ほうが多く、面積も広めに設計されている。しかし、時間帯によってはテーブルの奪い合いが発生する。

 女官のうち、皇帝の世話係は極々一部で、九割以上の女官は天空城アースガルズの運営に関わる者達だ。人数の少ない上級女官の食堂は、混雑していてもどこかには座る席があった。

(早朝なのに混んでる⋯⋯。失敗した。もう少しだけ時間をずらせば良かった)

 警務女官、執務女官、財務女官、医務女官、工務女官、庶務女官。女官は着用するメイド服が務署ごとに異なっている。衣装を見れば、どこの女官なのか一目瞭然だ。

「おはよう。早いのね。ユリアナ。これからお役目?」

「ユリアナちゃん、たしか昨日は非番だったからね。月に四回は休まないと執務女官の人達が『働き過ぎだ!』って、また文句を言ってきますよ」

「お、おはようございます! ユリアナさん!」

 上級女官用の食堂に到着したユリアナは、顔馴染みの警務女官達から挨拶された。夜番勤務を終えたばかりのようだ。酒瓶の栓を開けている者がいた。

「⋯⋯⋯⋯」

 言葉を発せないユリアナはいつも無言で頷き返す。それがいつもの会話だった。

「私達は夜勤明け。さっき交代したところよ。こっちに座ったら?」

「私の隣にきていいよー? おいでー」

「アンタは酒飲んでるでしょ。これからお役目なのに酒の匂いが移ったらどうするの! ユリアナはこっちに座りなさい」

「⋯⋯⋯⋯」

 ユリアナは肯定の意味で頷いた。

(妃ほどではないけど女官にも派閥がある。警務女官はいつも同じテーブルを使う。専用席ってわけではないけど、私達の定位置になってる⋯⋯。それを他の女官がどう感じているかは分からない)

 皇帝近衛の警務女官は花形だ。ベルゼフリートの近くにいるので、夜伽の相手をする機会に恵まれる。

 実際、皇帝の御子を授かった女官の大多数は警務女官だった。

 ユリアナも所属は警務女官。ベルゼフリートに名前を覚えられる前から処女を捧げている。近くにいるというだけで、夜伽役に指名されやすかった。

(警務女官は警務女官としか連まない⋯⋯)

 特殊な職位であるため、同僚の警務女官との繋がりは薄い。それでも一緒に食事をしたりはする。

(私は黙って聞いているだけだけど⋯⋯)

 相手がどう思ってるかは別として、親しくしている相手はいないつもりだ。薄すぎず、濃すぎない人間関係。休日のユリアナは一人でいることが多い。

(そっちのほうがいい。私は一人でいるほうが気楽に過ごせる。でも、孤立するのは良くない。だから、必要最低限のコミュニケーションと社交辞令は欠かさない)

 特殊職のユリアナには特権がある。警務女官長のハスキーか女官総長ヴァネッサの命令以外は、聞く必要がない。さらに言うなら、秘密の厳守が優先されるため、時には上官の命令を拒否できる。

(この匂い⋯⋯精液ドレッシング? サキュバス用の食事がなんでここに? 使い終わったら元の場所に戻してほしい。誰かが置きっぱなしにしてる⋯⋯)

 女官の食堂は立食ビュフェ形式スタイル。好きな料理を自分で好きなだけ皿に盛り分ける。

 ユリアナは斜め向かいに座っているサキュバス族の同僚に視線を向ける。

「⋯⋯⋯⋯」

 優れた槍術の使い手だ。何度か練習試合の相手をしたが、とてもやりにくい相手だった。

「⋯⋯⋯⋯」

 この面子で精液のドレッシングを使うのは彼女しかいない。ほったらかしにしている犯人に違いなかった。

(私が持ってきたわけじゃないし⋯⋯放っておこう)

 ユリアナの朝食メニューはいつも同じだ。

 蜂蜜のトースト二枚、ソーセージ二本、スクランブルエッグ、皮むきの林檎、カボチャジュース。警務女官がいつも占領しているテーブルの一角を譲ってもらい、黙々と栄養を補給する。

「ちょ! これ何のドレッシング!?」

「これ持ってきたの誰? サラダになんか変なのかけたでしょ!?」

「変なのって精液のこと? サラダにはザーメン・ドレッシング。普通じゃないかしら?」

「サキュバス族の常識で語らないでほしいわ。あぁ、どうしよう。間違ってぶっかけちゃった⋯⋯」

「陛下のオチンポにしゃぶり付いてるときは、美味しそうに飲んでたくせに」

「あれは陛下の精液だから! これって豚とか馬のでしょ? タンパク質は豊富そうだけど⋯⋯うぇ⋯⋯。貴方が食べてよ。私、いらないわ。こんなの食べられないっ!」

 猫耳を生やした獣人の警務女官は、同僚のサキュバスにサラダを押し付けた。

「はい、はい。いいわ。私が処理してあげる」

 サキュバスは肩をすくめて、サラダに精液を追加投入している。遠目で見ればマヨネーズのように見えるが、近場だと鼻にまとわりつく独特の精液臭さが匂ってくる。

「ねえ、ねえ。例の噂話、皆は聞いた?」

「黄葉離宮の側女? 十二人も子供を産んだって話でしょ?」

「もちろん聞いたわ。運ばれていくとき、すごいお腹だったもの。破裂しそうな風船みたいだったわ」

「私も見たわ。赤毛の子ね。すごい変わりようよね。お腹だけじゃなくて胸もよ? オッパイの膨らみが本当にもうっ! くすくす⋯⋯っ! ショゴス族の豊胸手術ってすごいわ。あんなに大きくなってしまうものなのね」

「豊胸じゃなくて膨乳じゃない? 動きにくいでしょうね。あんな身体になったら、立って歩くのがやっとじゃない」

「ヴァネッサ様の子飼いになるのかしら? あの身体じゃ側女の仕事も辛いのでは?」

「さぁ? でも、黄葉離宮に戻るらしいわよ」

「ショゴス族の借り腹になってまで、子供を産むのはちょっとどうかしてるわ」

「ヴァネッサ様はとても喜んでいたわね。機嫌がとても良さそうだった。子供を一人、ラヴァンドラ妃殿下に取られたと嘆いていたけど」

「どうせ腹を痛めるなら、自分の子を産みたいと思わない?」

 ユリアナはロレンシアのことをよく知っていた。

 宮廷に入ったばかりの頃、ロレンシアはメガラニカ帝国に恨みを抱いていた。皇帝に危害を加える可能性があった。ユリアナは危険人物の一人だと見做していた。だが、今やその評価は覆っている。

(ロレンシアが抱いていた敵意は消えた。それを考えれば、ショゴス族の肉体改造は悪くなかったかも。⋯⋯陛下に悪意を抱く者が宮中にいるなんて許せない)

 セラフィーナやロレンシアに対する第一印象は最悪だった。今もアルテナ王国に良い感情は抱いていない。表情にこそ出さないが、ユリアナは黄葉離宮に通うベルゼフリートを快く思っていなかった。

「私が話したかったのはそっちじゃなくて、新しく入った側女。五人とも一級冒険者らしいわ。帝都アヴァタールで有名なパーティーだったとか。五人揃って陛下の子を身籠もったそうよ」

「私は帝都の出身じゃないから、よく知らないわ。冒険者って、要するに雇われの浪人でしょ?」

「一級冒険者って強いのかしら⋯⋯?」

「貴方達、世間知らずにもほどがあるわ。どうやって女官登用試験を突破できたわけ? 冒険者くらい知っておきなさいよ」

「警務女官の登用試験は筆記で満点とっても、実技の点数が悪かった落ちるのよ。まあ、私は文武両道、どっちも満点だったけどね」

「性格診断でおとされかけたくせに。お淑やかさが欠けてるんでしょ?」

「う、うるさいっ! 警務女官に必要なのは陛下をお守りする強さと忠誠心! 女らしさなんて飾りよ!」

「そんなことより例の冒険者達よ。実際、どうなの?」

「冒険者は特級が一番強いんでしょ。だったら、一級は⋯⋯そこそこ?」

「特級の冒険者って帝都にいるの? 大陸に十人もいないって聞いたわ。一級冒険者が実質の最高位だとか」

「一級ねえ。でも、所詮は雇われの民間人じゃない」

「闘技場でハスキー様は戦ったことがあるらしいわ」

「あら。ってことは玉砕しちゃったの? 可哀想な冒険者さん。くっふふふふ!」

「対戦相手が女だったら、子宮を潰されちゃうのかしら?」

「怖いですわねっ。ふふふっ!」

「ほんと、ハスキー様は怖いわぁ、くすくすっ!」

「冒険者って対人での戦いは専門外らしいわ。手合わせする機会があったら、実力を確かめてみたいのだけど⋯⋯」

「愛妾仕えの側女でしょ? 冒険者の強さなんてどうでもいいじゃない」

「⋯⋯でも、でも! 陛下が夢中になってると私は聞きました! 実際、光芒離宮のユイファン少将に会った後、帝城に戻らず、黄葉離宮へ行っちゃったじゃないですか!」

「面白がっているだけですよ。陛下は好きでしょ。そういう色物の女。数ヶ月もしたら飽きるじゃないかしら?」

 ユリアナは会話に混ざらないが、雑談の内容には耳を傾けておく。

 黄葉離宮で働き始めた側女五人。一級冒険者であるが、このテーブルに座っている女達は皇帝近衛の警務女官。つまり警務女官のハスキーが直々に選抜した上澄みの猛者達だ。

 対人戦闘に秀でた彼女達が、一級冒険者に負けることはまずないだろう。

(冒険者は人を殺す訓練を受けてない。だから、対人戦闘に不慣れな者が多くいる。それは本当⋯⋯私なら殺せる⋯⋯)

 警務女官と冒険者は専門分野が異なる。冒険者の敵は魔物や怪物。人間との戦いは想定していないのだ。

 一方、暗器使いのユリアナは暗殺者を殺すための暗殺者である。人を殺す技を叩き込まれた対人戦闘のスペシャリスト。警務女官の最強はハスキーだが、場所や方法を問わないのならば、格上相手だろうと暗殺できる実力があった。

 どう足掻いても勝ち目がないと思ったのは、帝国元帥レオンハルトや主席宮廷魔術師のヘルガなど、付け入る隙がない軍閥派の帝国軍人だ。実力差が開きすぎていて、どれほど有利な状況に持ち込もうと殺しきれない。

 寝込みを襲撃しても、まず間違いなく返り討ちに遭う。他にも戦闘での相性が最悪なカティアやアストレティアといった神術師の古豪には手も足も出ない。しかし、冒険者相手に自分が負けるとは思えなかった。

(油断大敵⋯⋯。経験豊富な冒険者はとても厄介。侮れない。テレーズ程度の神術師なら遅れはとらない。でも⋯⋯、リーダー格のララノアはきっと手強い。大神殿の妃達が勧誘していたほどのエルフ⋯⋯。何歳? 百歳くらい?)

 近頃の宮廷は黄葉離宮の話題で持ちきりだった。普段はまったく噂話に関心を抱かないユリアナでさえ、無縁というわけにはいかなかった。

 アルテナ王国の女王だったセラフィーナが完墜ちし、三つ子の娘を産んでから、宮中では様々な噂が流れた。子持ちの人妻であったセラフィーナが寵姫の一人に加わった。

 宮中に暮らす女仙達が受けた衝撃は大きかったのだ。

(すぐ飽きると思っていたけれど、雲行きが怪しくなってきた)

 子供を産ませた後、セラフィーナは用済みとなる。しかし、ベルゼフリートは余暇の時間、黄葉離宮に滞在し、セラフィーナと熱烈な情交を遂げていた。

 医務女官が「産後の身体を療養させるように」とセラフィーナに厳しめの警告した一件は、ほんの半日足らずで女官達に知れ渡った。

(黄葉離宮の女達はどうでもいい。陛下に危害を与えないのなら関係ない。陛下は陛下の護衛。御身をお守りする。それが私のお役目⋯⋯)

 ユリアナが後悔しているのは、昨年にベルゼフリートがやらかしたヴィクトリカとの性交事件だ。ヴィクトリカは身籠もり、メガラニカ皇帝の御子を胎に宿してしまった。

 グラシエル大宮殿に侵入を許したのは帝国軍の責任だが、ベルゼフリートの行為を制止できなかったのは、ユリアナにも大きな責任があると痛感していた。

(――あのとき、私はヴィクトリカを始末すべきだったのかもしれない)

 殺人に躊躇いはない。皇帝を守るためであれば、血の繋がった親だろうとユリアナは容易く殺せる。皇帝への忠誠心がユリアナの全てだった。

 ◇ ◇ ◇

 皇帝の私的な生活空間である禁中は、帝城ペンタグラムで最も厳重な警備が敷かれている。

 ユリアナは長刀を構えた警務女官と擦れ違った。秘密の番人であるユリアナは素通りできるが、他の女官であればそうはいかない。

(陛下はまだ寝室にいるみたい⋯⋯。お寝坊。不摂生な気がする)

 日が昇り、太陽光が階上庭園を照らす。凍り付いた噴水が輝いていた。植物には分厚い霜が付着し、光りを乱反射させている。

(陛下は豪雪地帯のナイトレイ公爵領で暮らされていたから寒さには強い。⋯⋯今年の冬はいつもよりも寒い)

 地域にもよるが、メガラニカ帝国の冬は厳しい。内陸部は皮膚を貫く寒波が襲いかかる。

 帝都アヴァタールも例外ではない。しかし、暖房が行き届いた帝城ペンタグラムの城内は快適な室温だ。分厚い壁で外気を遮断している。

(廊下に瘴気が溢れている⋯⋯)

 寝室の扉を三回叩き、室内警備の警務女官が招き入れてくれるのを待った。

(精液と愛液の淫臭が扉越しに匂ってくる。医務女官は健康な証と言っていたけれど、近頃の陛下は精力が強くなっている)

 半開きの扉から顔を覗かせた警務女官は、相手がユリアナだと分かると、すぐさま寝室へと通してくれた。

 皇帝ベルゼフリートの朝はいつも遅い。

 夜遅くまで女仙との情交に耽り、心身に溜め込んだ瘴気を発散させているせいだ。最近は朝勃ちを鎮めるために、朝食前にもセックスを行っている。

「あぁふぅっ♥︎ あぁん⋯⋯っ♥︎」

 太々しい男性器が陰裂の入り口を押し広げる。馬並みの巨根を受け入れる膣口は収縮を繰り返し、愛液塗れの肉襞が吸いつく。裏筋を通る尿道が脈動している。

「あぁっ♥︎ んぁ♥︎ 陛下⋯⋯♥︎」

 極農の精液を子宮に浴びせている真っ最中だった。

「ヴァネッサ。これ終わったら朝ご飯にしよう?」

「あぁっ♥︎ んんっ♥︎ はいっ♥︎ 射精が一段落したら♥︎ お食事を運ばせますね♥︎ あんぅっ♥︎」

 

「それでさ。偶には僕も食堂に行ってみたい。ねえ。いいでしょ? 皆が食べてるところで、一緒に朝ご飯を食べたい」

「陛下がいらしゃったら、大騒ぎになってしまいますわ♥︎ んっ♥︎ あぁっ♥︎」

 夜伽役を女官が務める日はよくある。昨晩の相手は女官総長のヴァネッサだったらしい。

 ベルゼフリートは巨大な乳房に両手を伸ばす。ショゴス族は体型を自由に変えられる。基本となる生来の体躯からかけ離れた姿にはなれないが、乳房だけを大きく膨らませる程度は簡単だった。

「陛下♥︎ 根元まで♥︎ もっと私の子宮を押してっ♥︎」

「んっ! はぁ⋯⋯っ!! これでどう? んっ!!」

「ぴったりくっついてますわ♥︎ 私の子宮にどぴゅどぴゅしてっ♥︎ 元気な精液が流れ込んでくるっ♥︎ ふふっ♥︎ 陛下の元気な精子が、私の卵子を貪っているのを感じるます⋯⋯♥︎」

「いっぱい僕の精子をあげたんだから、おねだりを聞いてよ」

「んぁ♥︎ それは内容によりますぅ♥︎ んっ♥︎ んぁっ♥︎」

「ねえってば。ヴァネッサ、ばれないようにするからさ? ね? いいでしょ?」

「あぁっ♥︎ 残念ながら陛下の尊顔を知らない女官は、この城におりません♥︎ んっ♥︎ あんっ♥︎ あぁっ♥︎ そこっ♥︎ 亀頭の反りっ♥︎ すごいっ♥︎」

「ちょっとぉ⋯⋯。僕の話、聞いてる?」

「聞いていますわ♥︎ もちろん♥︎」

 普段は綺麗に整えている長い紫色の髪が乱れていた。覆い被さるベルゼフリートの抱きしめ、下半身を両脚でがっちりと挟み込む。

「変装すれば気付かれないよ。ならどうかな?」

 ベルゼフリートは女官のメイド服を着ていた。可愛い女物の服で女装させるのはヴァネッサの性癖である。同じような趣味趣向の妃は多くいるので、ベルゼフリート自身も女装に抵抗はなかった。

「女官の服を着て変装するの。名案じゃない? ウィッグを被れば髪も長く見えるから、女の子っぽく見えるし。違和感がないと思うんだ」

 腰を打ち付ける度、メイド服のミニスカがふわりと舞い上がる。レース付きの愛らしいカチューシャを被り、両脚は黒タイツでぴったりと覆われている。

 一見すると年上のメイド長に抱きつく可憐な少女メイド。だが、股に空いたタイツの穴から、無毛の陰嚢と巨根が生えていた。

 両性具有を連想させるが、胸板の薄さや凜々しい顔立ちをよくよく見れば、メイド服を着た女装少年だと分かる。

(陛下に私達の制服を着せるなんて⋯⋯。ヴァネッサ様も困った性癖を持っている。わざわざ陛下の寸法に合わせた女官服を作らせたというし⋯⋯。でも、この前の猫娘コスプレは好みだった。とっても可愛かった)

 内心で苦言を呈するユリアナであったが、なぜか出回っているベルゼフリートの獣人コスプレシリーズの写し絵を入手し、私室にでかでかと飾っていた。

「お願い。いいでしょ? 良い子にしてたよ。最近の僕」

 

「仕方ありませんね。お仕事を頑張っていましたし、ご褒美ですよ。今日、一日だけです。帝城から一歩も出ないと約束してくださるなら、許してあげましょう。特別に」

「やった!! ヴァネッサ! 大好き⋯⋯!! お礼にもう一回、射精してあげる!」

 腰の動きに合わせてミニスカが靡いた。女装メイドの幼帝に犯される女官総長は、尻を浮かばせて喘ぐ。伸ばした両脚が仰け反り、ぶるぶると身を震わせる。

 性悦のアクメに酔っているが、セックスの主導権はけして渡さない。

 ヴァネッサの性技は誘いが基本だ。奉仕種族のショゴス族は主人との子作りを熱望する。しかし、主人を襲うのは不忠。許されざる行為である。誘惑に負けた主人から子胤を頂戴するのが良きショゴス族の臣下とされている。

 女官総長の業務で多忙なヴァネッサは産休の時間が取れない。子宮でこしらえた受精卵は、借り腹の女仙に移植し、代理出産してもらう予定だ。ヴァネッサは代理出産してくれる女仙を幾人も飼っている。

 

(変装させたところで、今の陛下なら身体から溢れる皇気でまず間違いなく気付かれる。最近の陛下は精力が強すぎる。穢れ祓いの神官でなくとも女仙の眼なら皇気が見えてしまう)

 皇帝護衛のお役目に就いたユリアナは、皇帝と女官総長の熱烈なセックスを見守る。

(⋯⋯まあ、帝城から離れないのなら安全。基本的には問題ないはず)

 このとき、自身に大きな災難が降りかかろうとしているなど、ユリアナは知るよしも無かった。


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