ベルゼフリートは温室御苑の遊歩道を進んでいく。
左右に珍しい熱帯の植物が並んでいた。連れている従者はたったの一人。傍らを歩む無口な警務女官は口を噤み、押し黙ったままだ。
「偶にはお喋りしたりしない?」
——無言で首を横に振った。
〈沈黙の誓い〉を立てている彼女だが、皇帝と二人きりの今なら例外の条件を満たす。自由に言葉を交わせる。しかし、彼女が寡黙なのは生来の性格らしい。
皇帝は何度か問いかけるが、口を開こうとはしなかった。
(そういえば、名前さえ知らない⋯⋯。忘れただけかもしれないけど⋯⋯)
ヴァネッサから側仕えの女官を紹介されたときに、もしかすると名前を聞いていたかもしれない。即位直後は警務女官長が空席で、ヴァネッサが兼任していたのをぼんやりと覚えている。
親しくなければ妃の名前ですらあやふやだ。ましてや数百人いる女官の名前を覚えられるはずがなかった。
「可愛い顔してるんだから、もっと笑ったりしないと損しちゃうよ」
女仙は例外なく、帝国全土で選りすぐりの美女だ。後宮の女官は厳しい任用試験を突破した才女である。
警務女官は戦闘メイド。帝国軍の雑兵より戦闘能力が高い。仏頂面の彼女が女官に採用された理由は揺るがぬ忠誠心。そして敵を排除する戦闘能力が評価されたからだ。
「笑ってみない? 口元を弛めた笑顔が見たいな」
「⋯⋯⋯⋯」
——無言で頷く。けれども、女官は眉一つ動かさなかった。じっとベルゼフリートを見詰め返してくる。
「えっと⋯⋯それ笑顔⋯⋯?」
「⋯⋯⋯⋯」
——無言で深く頷いた。
微妙だが口元が若干つり上がっているように見える。微細な変化だ。もしかすると、気のせいかもしれない。
真偽はともかく、彼女は笑顔を作ったつもりらしい。
「うーん。なんだか釈然としない」
「⋯⋯⋯⋯」
「まあ、いいや。それでも可愛いからよし!」
——女官はやはり無言で頷いた。
ロレンシアが地上で活動する間、セラフィーナの世話は彼女に任せる予定だった。リアだけで妊婦の世話は大変に違いないという配慮だ。
軍閥派の妃たちは警務女官の出入りを嫌がるかもしれない。しかし、何かと便利な彼女をセラフィーナの近くに置いておきたかった。
どんな秘密であろうと、この無口な女官は秘匿してくれる。全幅の信頼を置ける相手だ。しかし、何を考えているのかさっぱり分からない。
(話せないわけじゃないんだよね。だって、セックスを命じたときは、ちゃんと「御意」って答えてたし⋯⋯。その言葉しか声を聞いてないけど⋯⋯)
鉄面皮を崩す方法をベルゼフリートは知っている。
セックスでは喘ぎ声を漏らさなかった。だが、キスをすると顔が真っ赤に染まる。
「これからセラフィーナやロレンシアと秘密の会話をする。見て見ぬ振りもしてほしい。ちゃんとお礼はするからさ」
「⋯⋯⋯⋯」
無口な女官は頷かない。少しだけ目付きを鋭くした。
「お願いね?」
ノーリアクションだった。無口な女官は、肯定も否定も示さない。ベルゼフリートの悪巧みを快く思っていないのだ。内心は秘しているため、仕草から洞察するほかない。
無口な女官は職務に忠実だった。幼く無力な皇帝を全身全霊を以て守護する。それが女官の使命だ。
◇ ◇ ◇
ベルゼフリートの来訪をいち早く察知したのはロレンシアであった。今の彼女は孕み腹の性奴隷に堕ちていた。だが、近衛騎士の修練で培った鋭敏な感覚はまだ死んでいなかった。
「セラフィーナ様。誰かが近付いてきます。温室御苑の周囲に人の気配が⋯⋯。おそらく皇帝陛下が到着されたのかと思います」
耳打ちされたセラフィーナは焦慮に駆られた。まず目の前にいるヴィクトリカをどうにかしなければ騒動となる。
(ヴィクトリカは私やロレンシアを連れて、帝国から逃げようとしている。けれど、それはあまりに無謀だわ)
セラフィーナはロレンシアと自身の孕み腹を交互に見る。
身重の妊婦二人。どちらも目立つし、動きが遅い足手まといだ。グラシエル大宮殿からの逃亡はまずできない。
仮にこの場から逃げ延びたとして、帝国領からの脱出は不可能だ。
すぐさま帝国兵に捕縛されてしまう。そうなれば、今までの苦労が水泡に帰す。そもそもベルゼフリートの庇護下から離れて、状況が好転するとは思えなかった。
(逃げる選択肢はありえないわ。最悪なのはヴィクトリカが見つかってしまうことだわ)
考えを巡らせるが妙案は浮かばない。
そうしている間にも刻々とベルゼフリートは近付いてくる。
(帝国軍はヴィクトリカが死んだと発表しているわ。捕まったらヴィクトリカはきっと殺されてしまう)
セラフィーナは半年前の出来事を思い出していた。
王都ムーンホワイトが陥落した日、帝国軍はセラフィーナの息子リュート王子を絞首刑に処した。
(リンジーは言っていたわ。私たちには二つの選択肢があると⋯⋯。今、私は選ばなければいけないの⋯⋯?)
——アルテナ王家の未来をどちらに託すべきなのか?
ガイゼフ王との娘、ヴィクトリカ王女。アルテナ王国の正当な王位継承者であり順当に物事を進めるならば、嫡子たる彼女こそが次のアルテナ王だ。
それとも過去を家族ごと切り捨て、離婚したうえでベルゼフリートと再婚し、腹に宿った新しい子供に委ねるべきなのだろうか?
答えは定まらない。否、まだ決断するべきでない。
(違う。まだ、判断するときではないわ)
判断の保留。それも一つの選択だった。
決定しないことを決定した母親は、血のつながった愛する娘に告げる。
「ヴィクトリカ。よく聞きなさい。3人では逃げられないわ。帝国軍に捕まったら、皇帝の子を宿す私たちはともかく、貴方は殺されてしまうわ。今は逃げ延びることだけを考えるのよ」
「いやです! お母様やロレンシアを置いて逃げるなんて、私にはできません! こうして再会できたのは創造主様のお導きです。このまま私と一緒に逃げましょう」
「しっ! 静かに。もうすぐ皇帝がここに来る。また会う機会はあるわ。さっきも説明したけれど、ロレンシアは明日から帝国領を自由に動ける身となるわ」
「そうだとしても、一人残されるお母様があまりに不憫です⋯⋯!」
「私は大丈夫よ。心配はいらないわ。後宮での暮らしに慣れてきているわ。ヴィクトリカにしかできない役割がある。ロレンシアの旅に同行して、皇帝ベルゼフリートの過去を探ってほしいの」
「皇帝の過去⋯⋯?」
「皇帝の過去には、重大な何かが隠されているわ。帝国宰相ウィルヘルミナの弱味を握れば、メガラニカ帝国と対等な交渉ができる。アルテナ王家を存続させる唯一の道よ」
女王と王女の会話を近くで聞いていたロレンシアは驚いた。
セラフィーナとは思えない正しい状況判断だ。宮廷で暮らすうち、大きく成長していた。
三皇后の中で帝国宰相ウィルヘルミナは、もっとも強大な権力を握る実力者。宰相の弱味を握り、有利な立場で交渉する。アルテナ王家を存続させる道は険しい。
「今夜の出来事は、あの皇帝にも隠しておくべきだわ。ロレンシアはどう思う?」
「はい。セラフィーナ様。その通りだと思います。帝国の人間には教えてはいけません」
赤毛の美しい従者は、過去の在りし姿を再現するように同意を示した。けれど、女王と王女は気付いていなかった。
アルテナ王家に忠実だった女騎士ロレンシアはもういない。ロレンシアは変節している。忠誠心の対象はベルゼフリートだ。
(ああ、ごめんなさい⋯⋯。セラフィーナ様、ヴィクトリカ様。私はきっとお二人を裏切ってしまう⋯⋯)
心は痛む。裏切りの結果、ヴィクトリカが死に、アルテナ王国が滅びるかもしれない。
それでも、ロレンシアの叛意は揺るがなかった。
(私は皇帝陛下の女になると決めた。ベルゼフリート陛下に愛されるためなら、たとえ王女殿下であっても⋯⋯。そう⋯⋯。女王様や親友を売るのだって厭わない。⋯⋯私の主人はこの世で一人だけだから♥︎)
薄汚い裏切り者に墜ちるのなら、徹底的に背信する。裏切りの覚悟をロレンシアは決めていた。
(皇帝陛下が私をもっと愛してくれるためなら⋯⋯! もっと尽くせば、もっと私を愛してくださる! 私は騎士なんかになるべきじゃなかった。弱くて無力な端女。それが私。大切にしてもらえるのなら、私は陛下の性奴隷でいいの⋯⋯)
ベルゼフリートの寵愛を授かるため、元夫への恋慕は断ち切った。
アルテナ王家の母娘は、赤毛の女騎士が裏切っていると知らない。女王と王女はロレンシアの弱い心を理解していなかった。
「分かりました。だけど⋯⋯! 絶対にお母様をお助けいたします! 帝国の好きなようになんてさせない!」
「ヴィクトリカ。もう行きなさい。近くまで来ているわ。気付かれてしまう。ほら、早く向こうへ! 警備が緩むまで、私たちの姿が見えないところに隠れていなさい」
セラフィーナに強く促されて、ヴィクトリカは植物園の物陰に身を潜める。
遠くに隠れてほしいとセラフィーナは命じた。しかし、母親と親友の身を案じたヴィクトリカは、2人を近くから見守ることにした。
皇帝ベルゼフリートを間近で見てみたい。祖国を蹂躙した首魁の面貌を見てみたかった。
隙を付いて皇帝を人質とし、3人で祖国まで帰る。そんな無謀極まる計略を抱いていた。もっとも、それは妄想に終わる。
これからヴィクトリカが目撃するのは後宮の日常。無垢な王女は実母と旧友が、いかにして孕んだかを知る。
◇ ◇ ◇
高湿度の粘っこい空気は、皮膚に纏わり付く。温室は蒸し風呂を思わせる熱帯の気候が再現されている。
体温の高まりは、淫事を期待しての興奮によるものか。熱を帯びた空気によるものか。あるいはその両方なのか。セラフィーナには分からなくなっていた。
三皇后を差し置いて、戦勝式典の夜伽役に選ばれた。
複雑な妬み心を抱くセラフィーナは、その事実を心地好く受け入れている。愛娘と再会し、在るべき母親の立場に揺り戻されようと、性の快楽によって目覚めた邪恋は抑え難い。
セラフィーナとロレンシアの前に現れたベルゼフリートは、まず長く待たせてしまったことを詫びた。
「急いだつもりではあったんだけど、皇后とのデートが長引いちゃってさ」
礼服姿のベルゼフリートは、純白のマタニティドレスで着飾ったセラフィーナとロレンシアを手招きした。
「戦勝式典で見世物にされて、気苦労も多かったでしょ?」
帝都の臣民に見せびらかした孕み腹の花嫁。
身心を屈服させた二人の淫婦を跪かせ、幼帝は満足げな顔を浮かべる。
「――今夜はセラフィーナとロレンシアをたっぷり可愛がってあげるよ」
頬を優しく撫でられた。セラフィーナの鼓動が高鳴る。子宮の奥底が熱くなる。
女仙の本能で恭順しているわけではない。肉体に宿る邪な欲望がベルゼフリートとの交わりを強く求めていた。
「ロレンシアは自由行動が許される。期待してるよ。たくさん可愛がるから、ちゃんと僕のために働いてね」
ベルゼフリートから直々に言葉を授かり、ロレンシアは歓喜で身を震わせる。女陰から湧いた淫蜜が黒の下着を濡らした。
「二人とも、我慢できなさそうだね」
ロレンシアは顔を上げて、身心を捧げた幼帝の顔を見つめた。堕ちた女騎士は一秒でも早く、ヴィクトリカ王女が近くに潜んでいると密告したかった。
「仮面とドレスは女官に預けて。汚すと綺麗にするのが大変なんだ。仮面は文化財だからね。二人とも裸になりなよ。ここは温室だから寒くもないでしょ?」
命じられるがママ、セラフィーナとロレンシアは花嫁のドレスを脱ぎ、一糸纏わぬ裸体となった。
ベルゼフリートは股間に視線を向ける。恥部周りに生えた黄金色と紅色の恥毛を見比べる。
セラフィーナとロレンシアは女陰を手で隠さない。温室御苑の天窓から月明かりが差し込み、二人の妖艶な肉体を照らす。
「初めて会ったときとは見違えるね。どっちもこんなに大っきなお腹になってさ。僕との赤ちゃんが子宮で育ってるんだね。立派なオッパイがあるのに僕だけが独占するのは、子供に悪い気がしちゃうよ。産まれてくるのが楽しみだ」
丸々と膨らんだはち切れんばかりの爆乳。肉付き豊かなデカ尻。身重を示す肥えたボテ腹。
妊娠5カ月目のセラフィーナは、子宮に宿った赤子の胎動を感じている。不義の交わりで、女王セラフィーナは私生児を産む。
従者ロレンシアの肉体は多胎児の出産に堪えられるよう、急速に腹が肥えていった。元夫レンソンとの赤児を流産したロレンシアにとって、今回の子供達は初産となる。
セラフィーナとロレンシアは、お互いに生涯を誓った夫を持ちながら、簒奪者の忌み子を産もうとしている。さらには淫靡な性奉仕を進んで行う。
「最初はオチンポを舐めてもらおうかな。セラフィーナは右側、ロレンシアは左側ね。脚絆はセラフィーナが脱がしてくれるかな。ベルトを外してくれる?」
三十六歳の女王と十八歳の元騎士は、媚肉を揺らしながら、幼帝に近付いていった。
「陛下、失礼いたしますわ」
娘が見ているとも知らず、セラフィーナは身を屈めてベルゼフリートの腰ベルトを外す。下衣を緩ませ、太ももまでズリ下げる。
もっこりと盛り上がった下着を降ろすと、極太の男根が現われる。
(陛下のご立派なオチンポぉ♥ こんなに大きくなっていますわ。あぁ。素敵です。雄々しいオチンポ。匂いを嗅いでいると屈してしまいたくなる)
勃起したベルゼフリートの肉棒は、その形状からして人並み外れていた。
亀頭は巨大で、太さと長さ、どちらも幼年の矮躯に余りある逸物だ。精子を貯えている陰嚢を含め、股座に鎮座するのは、強大な雄獣の生殖器。
強姦された夜は恐怖の象徴だった。
何度も身体を重ねていくうち、セラフィーナの肉体はこの極悪な男根の虜となった。淫女化したセラフィーナの肉欲の熱を癒やせるのは、ベルゼフリートだけだ。
「そうだ。いいこと思い付いた♪ セラフィーナとロレンシアで勝負をしよう!」
「勝負? 私がロレンシアと?」
「陛下⋯⋯? 私がセラフィーナ様と何を競うのですか?」
「簡単な勝負だよ。僕の精子を沢山飲んだら勝ち! 勝ったほうと最初にセックスする。使っていいのは乳房と口だけね。ほら、向かい合って」
地面に両膝をついたセラフィーナとロレンシアは向かい合う。ベルゼフリートの男根に乳房を押しつける。互いの乳輪を重ねて、肉棒を挟み込む。
間近で見つめ合いながら乳房で扱く。二人は性技に慣れておらず、ダブルパイズリの動きはぎこちなかった。
「そのっ、セラフィーナ様、もっと上に乳房を寄せていただけますか?」
「えっ、ええ。こうかしら?」
ベルゼフリートは必死に奉仕する二人の美女を見下ろす。恥じらいながら、爆乳を押しつける。谷間に挟まる肉棒を扱く。いやらしく舌で放精をねだる。
ロレンシアは爆乳を荒ぶらせる。頬は赤く染まっていた。献身的な態度でベルゼフリートへ愛を捧げる。
(陛下が私のオッパイで喜んでくださっている。ああ、それにしても、こんなに大きいオッパイになっているなんて、信じられない。もうセラフィーナ様と同じか、それ以上のバストサイズに膨らんでるわ)
ヴァネッサ達による肉体改造がなければ、こんな肉々しい爆乳の身体は得られなかった。ロレンシアのバストサイズは、あのセラフィーナと同格以上に育ち、まだ成長が続いている。
女騎士ロレンシアに似つかわしくない雌の表情。セラフィーナが違和感を覚えるのは当然だった。
(不思議ですわ。帝国をあれほど憎んでいたロレンシアがこんなに積極的に奉仕するなんて⋯⋯? まるで人が変わったようだわ。あっ、陛下の亀頭を口に⋯⋯っ!?)
ロレンシアは舌先を伸ばし、亀頭を吸い寄せる。大きく口を開け、咥え込んだ。
フェラ顔で肉棒に吸いつく。その瞳は獲物を捕らえた蛇を思わせる。ロレンシアの挑発的な性的奉仕は、セラフィーナを大きく驚かせた。
(んぁっ♥︎ あぁんっ♥︎ 愛しの陛下♥︎ 私を愛してくれる大好きなオチンポっ♥︎ セラフィーナ様にだって譲れないわっ♥)
恍惚とした表情を浮かべ、ロレンシアは亀頭を甘噛みする。唖然とするセラフィーナを出し抜き、尿道から勢いよく放たれた精子を独占する。
「んゅっ⋯⋯♥︎ んぷっ♥︎ んぢゅううっ♥ んぁふぅぅうっ♥︎」
粘性の白濁液が口内を満たす。舌下から唾液を送り、喉越しを整える。ロレンシアは直飲みで飲精する。恍惚の表情を浮かべ、絶頂に達した。
「甘噛みフェラが上手になったね。今回の勝負はロレンシアの勝ち。射精の直前に噛み付いてくるとは思わなかった。たっぷり飲んでね」
従者に勝利を奪われ、セラフィーナは少なからず鬱憤を覚えた。戯れの勝負とはいえ、ロレンシアが皇帝の寵愛を奪ったように思えたのだ。
(帝国への復讐心を燃やしていたというのに、今のロレンシアは⋯⋯まるで⋯⋯)
ロレンシアに大きな心境の変化があったとセラフィーナは勘付いた。愛おしそうに肉棒を貪る淫行。演技で作れる表情ではなかった。
「んはぁ⋯⋯♥︎ んぷぁ⋯⋯♥︎ んふぅ♥︎ 皇帝陛下ぁ♥︎ ロレンシアは陛下の貴い精液を一滴残らず、全て飲み終えました♥︎ どうかオマンコにご褒美をください♥︎」
主人に尻尾を振るメス犬のようだった。ロレンシアは縋り付き、肉棒を愛おしそうに頬ずり、ベルゼフリートに媚びへつらう。
「股から愛液の雫が垂れ落ちてる。興奮を抑えきれない? オマンコの疼きが止められないのかな?」
「はい♥︎ 陛下の極太オチンポに淫乱オマンコで奉仕させてください♥︎ 火照る肉体が陛下の精液を欲しているのです! どうか私の子宮に陛下の愛をお注ぎくださいっ♥︎ 皇帝陛下ぁ♥」
「淫欲に飢えてるねー。くすくすっ! でも、ロレンシアは女の子なんだから、慎みを持たないとダメだよ」
ベルゼフリートの振る舞いは情愛の深さを感じられた。あまりにも距離感が近すぎる。
セラフィーナが悶々とした感情を抱く最中、夜伽の狂宴はさらなる段階に移る。