ダブルパイズリの前戯が終わった。ベルゼフリートは、セラフィーナとロレンシアにチェアベッドで寝そべるよう命じた。
「乱交セックスのやり方を教えてあげるよ。ロレンシアは仰向けになって下側、その上にセラフィーナが覆い被さって」
指示された通り、女王と女騎士はシックスナインの体位となる。
「そうそう。そんな感じ。頭を相手の股に沈めるんだ。セラフィーナは手足を立てるんだ。特に両足の力は抜かないようにしてね。そうしないとお尻の下敷きなっているロレンシアが圧死しちゃう」
互いが孕み腹だ。胎児の宿る腹部に体重がかからないよう注意を払う。
(うぅっ⋯⋯。すごく恥ずかしい格好ですわ。顔の間近にロレンシアの女陰が⋯⋯。こんなに近いと暗がりでも陰唇のヒクつく様子が見えてしまうわ)
ベルゼフリートの男性器にはもう見慣れた。自身の女性器をベルゼフリートに差し出し、クンニされたことだってある。けれど、従者に女陰をまじまじと直視した経験はない。
ロレンシアはセラフィーナの股間に潜り込み、主君の恥部を拝謁する。左右対称の美しいピンク色の陰唇、愛液で濡れた整った膣穴は経産婦のものとは思えない。
(これがセラフィーナ様のオマンコ。黄金の恥毛が生えている。陰唇の形がとても綺麗⋯⋯。この膣穴からヴィクトリカ王女とリュート王子が産まれた⋯⋯。けれど、今は陛下のオチンポを咥える淫穴♥ 私と同じ♥︎)
肉体改造でロレンシアの乳房は、セラフィーナと比類する巨乳になった。しかし、主君を超えたのはサイズだけだった。
セラフィーナの容貌は美の極致に近い。美貌の点でロレンシアは格が劣る。卑しい陰部さえ、セラフィーナは端麗な美形だった。ロレンシアは女としての敗北感を植え付けられた。
(羨ましいです。セラフィーナ様。こんな美しいオマンコをお持ちだなんて♥︎ でも、優しい陛下は私の醜いオマンコも愛してくださる♥︎)
上部に覆い被さるセラフィーナは、ロレンシアの股間を見ている。膣穴を覗かれていた。醜悪さを晒している気がして、強い羞恥心に駆られた。
「約束通り、挿入するのはロレンシアが先だ」
「はい。挿れてください♥ 陛下ぁ♥︎」
「⋯⋯⋯⋯」
「勝負に負けたセラフィーナはお預け。ロレンシアとのセックスを見せつけてあげる。あっ、目蓋を閉じるのは禁止だからね。僕とロレンシアがセックスしてるのを見てるんだよ」
「あぁ♥︎ セラフィーナ様に見られてしまうなんてぇ⋯⋯♥︎ 恥ずかしいですぅ⋯⋯♥︎」
「ロレンシアはフェラ勝負で勝ったんだ。見せつけちゃおうよ。僕たちが愛し合っているのをさ!」
勃起した陰茎をロレンシアの女陰に近づける。
赤毛の恥毛で彩られた割れ目を探り、隠れていた膣口を見つけ出す。亀頭を淫穴に宛がい、膣内に肉棒を沈めていく。
「半分、あとちょっとで全部が挿入るっ⋯⋯! ロレンシアのオマンコは締まりが最高だ。きつきつで締め上げてくるっ!」
「あぁっ♥︎ いっ♥︎ んぁ♥︎ あぁんっ♥︎」
ロレンシアの小さな膣穴が拡がり、極太の肉棒がずるずると入り込む。
「オぉ、オチンポがぁ私の中にぃ来てるぅ♥︎ はぁあぁんっ♥︎ はうっ♥︎ 陛下ぁあぁぁ⋯⋯っ♥︎」
限界まで開大した淫穴から、悦びの愛液が溢れ始めた。ズブズブと膣道を押し進んでいく。太々しい大蛇が、窮屈な巣穴に潜り込んでいるかのようだった。
(精悍な女騎士でさえ、この極太のオチンポは卑しい淫女に変えてしまう⋯⋯。ロレンシアが乱れているのが分かる⋯⋯)
犯される臣下の膣穴。淫膜に潜んでいた陰核が勃起していた。ベルゼフリートとのセックスを愉しんでいるのだ。愉悦に浸るロレンシアは淫悦で身悶えしている。
(ロレンシアの荒々しい乱れた吐息が私の陰部にあたってくすぐったい。淫らな嬌声のさえずりが聞こえてくるわ)
ロレンシアの膣道が巨根で埋め尽くされる。勃起した男性器を根元まで飲み込み、深く絡み合う。ぐぢゅぐぢゅぅと卑猥な水音を奏でる。セラフィーナは愛し合う結合部を見せつけられた。
「羨ましそうに見てるね。物欲しそうな目付き。セラフィーナもオマンコで気持ち良くなりたい?」
「はい⋯⋯。皇帝陛下。お願いします。私も陛下のオチンポを頂戴したいですわ」
「ふーん。僕のが欲しいの? 旦那さんのオチンポよりも僕のが好き?」
「⋯⋯はい。ガイゼフよりもベルゼフリート陛下のオチンポが大好きですわ。どうか私にもご褒美をください⋯⋯っ!」
「可哀想だから、敗者に残念賞をあげちゃおうかな。でも、オチンポはまだダメだよ。代わりにロレンシアがセラフィーナを気持ち良くしてあげなよ」
詳細な指示を伝えずとも、ロレンシアは自ずと意図を汲み取った。
「はぃ♥︎ セラフィーナ様ぁ♥︎ オマンコをお慰めいたしますぅ♥︎ んぢゅぅっふぅ♥︎」
愛する皇帝の命令に従い、かつて忠誠を捧げていた女王の恥部に接吻する。そして、舌先でオマンコに奉仕する。
「えっ? まって!? あぁっ♥︎ ロ、ロレンシアっ⋯⋯!? ダメですわっ! そんなところに口を付けたりしてはいけっ♥︎ んぃっ! あんあぁっー♥︎」
陰核を甘噛みされたセラフィーナは、甲高い嬌声を上げた。
ベルゼフリートの肉棒に攻められながら、ロレンシアはセラフィーナの女陰を愛でる。湧き出す愛液を啜り、膣口に吸い付いた。
「んれぉろ♥︎ セラフィーナ様のオマンコぉ♥︎ おいしいぃ♥︎」
ロレンシアは騎士の忠誠心を捨て、己の魂を幼帝に捧げた。しかし、元主君のセラフィーナを憎んではいなかった。同じ淫女として共に堕ちてほしいと望んでいる。
「はぁはぁ。んっ! いい感じだよ。そのままセラフィーナをアクメさせちゃえ!」
男根の動きが苛烈になっていく。反動でギシギシと樹脂編みのチェアベッドが大きく揺れる。必死に愛撫を続けるロレンシアは、セラフィーナのデカ尻を両手で掴み、股間を逃さないように押さえ付ける。
「あんあんぁっ♥︎ ロレンシア⋯⋯っ♥︎ いけませんわっ⋯⋯♥︎ もっとやさしくっ♥︎ んぃ♥︎ 舌を膣にいれるのはっ♥︎ それはやめぇっ♥︎ オマンコを乱暴に掻き混ぜないでぇえ♥︎」
女体を悦ばせるのが、男根だけとは限らない。淫欲に酔ったロレンシアは無我夢中で奉仕した。
セラフィーナの淫猥な叫びは、ロレンシアの耳に届かない。亀頭で子宮を小突かれながら、愛情深いクンニを続ける。
「顔を上げて、セラフィーナ! オマンコはロレンシアに乗せたままでいいから!」
「あんっあぁん♥︎ 陛下ぁ♥︎ どうかっ、ロレンシアをやめさせっ♥︎ あんぁっ♥︎ だめなのぉ♥︎ こんなっ♥︎ オマンコが気持ち良すぎてぇ♥︎ らめぇえ♥︎ 我慢できませんわぁ♥︎」
ベルゼフリートの手を借りて、セラフィーナは上半身を起こした。
「我慢する必要なんてないよ! ロレンシアは僕らに奉仕しているんだ。殊勝な従者だよね。ご褒美をたくさんあげないとっ、はぁっ、はぁ⋯⋯! そろそろ出すよ! んぅっ!!」
ロレンシアは肉棒の脈動に気付いた。下腹部が射精の前兆を感じ取った。膣道を締め上げ、最奥に鬼頭を招き入れる。
(セラフィーナさまぁ♥︎ 陛下のオチンポでイきましょう♥︎ 私達は後宮の女ぁ♥︎ メガラニカ皇帝の荒魂を癒やす女仙なのですからぁ♥︎)
口で奉仕するセラフィーナに対しては、膣口を甘噛みし、舌を捻じ込み、愛液を吸う。
「んぁあぁいぃっ! イくぅっ♥︎ あんひぃっ♥︎」
「三人で一緒にイっちゃおう。んっ! すごい締まりっ! オマンコがキュンキュンしてる! 僕も我慢できない⋯⋯っ! セラフィーナ、恥ずかしがらずに顔をこっちに向けなよ。僕にキスしてっ! 僕とのセックスが大好きなんでしょ? もっと愛してあげるから、誓いのキスをして!」
愛情に飢えた幼帝は接吻をせがむ。セラフィーナは望みに応えて、ベルゼフリートと唇を重ねた。
(あぁ⋯⋯♥︎ 陛下がロレンシアのオマンコに出しながら、私にキスしてる⋯⋯♥︎ んぁぉおぉっ♥︎ 陛下の舌が絡み付いてくる♥︎ 私のオマンコをロレンシアが愛でている♥︎ 淫靡で、卑猥で、許されないのに⋯⋯っ♥︎ 心が幸せで満たされていくのぉ♥︎)
互いの身体を抱きしめ、舌を絡ませ合い、愛念を注ぎ入れる。
ベルゼフリートとセラフィーナが接吻を遂げる。下敷きになっているロレンシアは、二人の君主から忠愛の見返りを受け取った。
子宮に熱々の子胤が放たれた。既に妊娠している身であるが、欲深いショゴス族の寄生卵子は、新たな精子の到来を歓迎する。これこそショゴス族の借り腹が多胎となる理由だ。
(んぁあぁっ! 放たれた陛下の子胤が子宮に入ってくる! きてる♥︎ きちゃってるぅ♥︎ また、陛下の精子で妊娠させられちゃうっ♥︎)
セラフィーナの愛液で顔面をビショビショに濡らしながら、ロレンシアは悦楽の頂点へ導かれた。絶対の価値観だった信義と忠誠を投げ捨て、その果てに得た享楽は最高の味だった。
どぴゅぅッ! どぴゅぅッ! と精液の濁流がロレンシアの胎内に流し込まれる。既に妊娠済みのロレンシアを再び懐妊させるのに十分な量の子胤だった。
「んぷっ! はぁはぁっ⋯⋯。セラフィーナのキスもそれらしくなってきた。舌使いが上達してる」
「はぁはぁ⋯⋯♥︎ んっぷぅ♥︎ ありがとうごさいます♥︎」
「熱烈なキスを堪能させてもらって僕も気持ち良かった。でもさ、そろそろお尻を退かしてあげないと、ロレンシアが窒息死しちゃうかもよ?」
ベルゼフリートとの接吻に夢中だったセラフィーナは、ロレンシアの顔面にオマンコを乗せている。体重をかけないように注意していたが、性興奮の熱狂でつい忘れていた。
「ごめんなさい。両足で踏ん張るのを忘れてしまったわ。ロレンシア? 大丈夫かしら?」
行為の最中、セラフィーナの女陰で顔を塞がれ、酸欠に近い状態だったせいもあり、ロレンシアの意識は朦朧としていた。
臣下を心配するセラフィーナは、口元に付着した自身の恥毛を払ってあげた。
「うわーおっ⋯⋯! 愛液でロレンシアの口元がべちょべちょだ。溺死しそう。セラフィーナの淫穴からたくさんお汁が出てたんだね。お漏らししたみたい」
「そんな言い方されなくたって⋯⋯。陛下とロレンシアの舌使いが上手で、愛液を抑えきれなかったのですわ。それに陛下の御子を身籠もってから、濡れやすい体質に変わってしまったの⋯⋯」
恥じらいでセラフィーナは顔が真っ赤だ。ロレンシア自身の唾液が含まれているとしても、体液の大部分はセラフィーナの淫蜜に違いない。
「疲れちゃったみたいだから、ロレンシアはここまでにしようか。そんな顔をしないでよ。体調を崩したら、外出は認められない。帰ってきたときに、たっぷり可愛がってあげるから許してね」
ベルゼフリートは無邪気な笑みを浮かべる。ロレンシアの赤髪を指先で整えてあげた。
「陛下ぁ♥︎ お耳をお貸しいただけますか?」
「ん?」
疲労困憊の色相を浮かべるロレンシアは、ベルゼフリートの耳元に口を寄せる。そして告げた。
アルテナ王国に仕える騎士であれば許されぬ背信。ヴィクトリカ王女が生きている事実を密告した。
「⋯⋯⋯⋯」
——ほんの一瞬だったが、ベルゼフリートは真顔となる。
親しい間柄の者、例えばウィルヘルミナなら確実に気付けた変化だ。しかし、乱れた呼吸を整えていたセラフィーナは、ロレンシアの裏切りに気づけなかった。
(ヴィクトリカ王女が生きていて、グラシエル大宮殿に潜入してる⋯⋯?)
荒唐無稽な話だった。生きているのはありえるかもしれない。
ヴィクトリカ王女の訃報はあくまで帝国が発表しているに過ぎなかった。偽装は考えられる。だが、この近くに潜んでいると突然言われても信じられない。
「本当に⋯⋯?」
セラフィーナが気付かないようにロレンシアは黙って頷いた。
セックスで疲れ果て、譫妄に陥ったロレンシアが虚言を口走った。そう考えたほうが合理的だ。しかし、軽率に断じてはならない気がした。
ベルゼフリートは懐疑の視線をセラフィーナに向けた。
(ロレンシアは教えてくれた。セラフィーナは何も言ってこない。ふーん。セックス漬けになろうと、根本的な立場は変えてないのかな? 信用できないなぁ。セラフィーナがどれくらい僕を好きになってるか。ちゃんと見定めないと⋯⋯)