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【R18作家インタビュー】茶虎兵さん 作品づくりのリビドーと情熱、込めた思いは誰かの「癖」に必ず刺さる

 R18小説を執筆するシナリオライターとして、男性向け・女性向け・BLで活躍する茶虎兵(ちゃとらへい)さん。読者層の性別を問わず、多くのコンテンツを世に送り出している。投稿サイトでウェブ小説を公開しつつ、コミッション依頼も精力的にこなし、「いつかは小説を同人作品として販売することにも挑戦したい」と夢を語る。そんな茶虎兵さんに官能小説を書き始めたきっかけ、創作で心掛けていることなどを聞かせてもらった。

【取材・編集:三紋昨夏】
読み上げ音声:「VOICEVOX:ずんだもん」「VOICEVOX:四国めたん」「VOICEVOX:小夜/SAYO」



療養中に思い立つ「そうだ、エロを書こう」

――創作活動を始めた「きっかけ」について教えてください

 1998年ごろ、親が「Windows98」を買ったのが創作活動の始まりです。

 いまメインにしているR18創作は、2018年に持病の療養をしていた中で思い立ちました。ある日突然、「そうだ、エロを書こう」と浮かびあがり、茶虎兵が誕生するきっかけになったんです。

――ご自身のペンネームに由来はありますか?

 本名の画数と同じ画数の漢字をピックアップし、男性よりの中性的な名前になるように並べたのが「茶虎兵」になります。

――専門の活動ジャンルは? 性癖やエロに関する「こだわり」はありますか?

 男性向け・女性向け・BLと幅広くやってますので、専門はどれというのはないかもしれません。あえて言うなら「エロ行為の当事者が、なんだかんだ性的行為を受け入れている」というシチュエーションが専門でしょうか。

 性癖は「中出し」「孕ませ」や「失禁アクメ」などが好きです。

 こだわりは、例えば男女のイチャラブ作品なら、女性キャラクターに「イヤ」は基本的に言わせないようにしてます。創作キャラクターといえど、同意の上でヤってんだよ!って感じにしたいと思っているので、そうなりました。

――「処女作」「代表作」など、思い入れのある作品を教えてください。

 現在のムーンライトノベルズ代表作品「陽光闘士ドーンガイ ~世界を守るスーパーヒーローの彼とカラダの関係から始まる片思いの恋~」ですね。女性向けでスーパーヒーローもの、というかなりピーキーな作品です。でも毎日コツコツ書いて完成させた作品なので、気に入っています。

創作への思いを貯めて、準備に時間を注ぐ

――作品作りのコツなど、創作の「ネタ出し」「企画」はどのように考えていますか?

 まずはいろんな作品や創作論を読んで、「自分も創作したい」という思いを貯めます。

 次に「異世界恋愛」とか「男性向け」とか、書きたいジャンルをおおまかに決めます。そこからジャンルに合う、しかも自分が好きなキャラクターの属性を考えます。例えば、私は武人キャラクターが好きなので、書きたいジャンルが「女性向け異世界恋愛」なら「騎士」や「将軍」などをヒロインの相手役に持ってくる感じです。

 そのあとは、あらかじめ用意した企画書のテンプレートを埋めます。テンプレートはWebで見つけたり、小説の書き方についての本からお借りしたものです。企画書を詳細に詰めて、さらにキャラクター表やプロットなどを作り、やっと作品の本文を書くという手順を踏んでいます。

 本文に至るまでの準備にかなり時間をかけます。めんどくさいんですが、ノリで始めるとほぼ挫折してしまうので、これらの準備手順を守るようにしています。

――執筆で愛用しているツールは何ですか。また、サービスや参考資料など、創作活動で役立つオススメがあれば教えてください。

 以前は「Story Editor」という無料ツールを愛用していましたが、もう配布されていないので、いろんなツールを試しました。「txtメモ帳」や「Word」なども使いました。Web上の執筆サービスも便利でしたが、サービス終了と表現規制が怖いので、ほとんど使いません(笑)

 結局のところ、小説本文の執筆は「一太郎」に落ち着きそうです。文字カウント機能がかなり便利なんですよね。日本語入力ソフトは「Google日本語入力」を使っています。

 参考資料は、「書き方」本マニアなので、いろんなものを読んでます。

 バイブルは夢枕獏『秘伝「書く」技術』です。あと学研の『感情ことば選び辞典』シリーズはいつも使いますね。変わったところでは、『シーン別 背景フォト資料集』シリーズなどは背景描写をするときのイメージを得るために大変参考となりました。

作品づくりには“研究”と“分析”も必要

――これから創作活動を始めようとしている人にアドバイスするとしたら?

 まず、R18作品にはリビドーや情熱が大事だと思います。好きなシチュエーションとキャラクターを詰め込んでほしいです。きっと誰かに刺さるはずです。

 あと私も最近やっと行えるようになりましたが、自分がどんなジャンルの書き物に挑もうとしているか、よく研究する時間も必要だと思います。

 例えばライトノベルとWeb小説は似て非なるものです。Web小説内で言えば、女性向け作品ひとつ取っても、サイトによってウケやすいジャンルは違うようです。どこにどんなものを持っていくか、先人たちの作品も読みつつ、分析するのがよいかと思います。

――依頼やコミッションなどは受け付けていますか。

 受け付けています。Skebなどのリクエストサイトを開いています。

 また、詳細な打ち合わせが必要なご依頼も、SKIMAやメールなどでお受けします。基本的にR18小説が得意なのでその形式だとありがたいですが、全年齢小説やシナリオも全然OKです!

――どんな依頼を経験してきましたか。

 これまでには、キャラクターを指定したR18小説や、R18同人音声作品のシナリオをお受けしました。また全年齢小説は、30万字ほどの作品を書いたことがあります。そのときは毎月の〆切ごとに2.5万字くらい書いて提出しました。このとき提出した作品は、Web小説投稿サイトにて1年ほどかけて連載しました。

 案件を受けるときは、まずクライアント様に喜んでいただける作品づくりを心がけています。

もっと広く、自分の作品を届けたい

――これからの目標、目指しているものを教えてください。

 プロ作家・商業ライターと呼んでもらえる実績を解除したいです。

 つまりは書籍化を目指して、ひたすら小説を書いていくつもりです。紙・電子媒体などは問いません。もっと広く、たくさんの読者様に自分の作品を届けたいです! また、小説を同人作品として販売することにも挑戦したいです。いつかDLsiteとかに出せたらいいな~と思っています。

 まだサークル名も決めていませんが、必ずなにかを自分で売ってみたいです!

――最後にメッセージをお願いします。

 三紋昨夏さん、このたびはインタビューをご依頼くださり、ありがとうございました。このインタビューが、私にとっても新しいご縁につながったら嬉しいです。

 わたくし茶虎兵はこれからも物書きの能力を高めていくため、精進してまいります。

 読者の皆様、R18物書きの皆様、どこかでまたお会いできますように!!

――インタビュー取材にご協力いただきありがとうございました!

 下記で茶虎兵さんのプロフィールと作品をご紹介しています。読者の皆様、ぜひご覧ください。


【作家プロフィール】茶虎兵さん

 茶虎兵(ちゃとらへい)と申します。

 R18小説書き、シナリオライターです。男性向け・女性向け・BLと幅広く書きます!

◆X(旧Twitter)
https://x.com/tyatorahei

◆ノクターンノベルズ/ムーンライトノベルズ
https://xmypage.syosetu.com/x4955w/

◆pixiv
https://www.pixiv.net/users/36136009

◆アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/903594177

◆コミッション(依頼)
https://skeb.jp/@tyatorahei

【作品紹介】「ラーナの造った惚れ薬」

 魔法使いラーナは、偶然、伝説の惚れ薬である「紅雪花の雫」を再現してしまった。それを聞きつけた帝国第四皇子グエルベールが、ラーナのもとを訪ねてくる。ラーナはグエルベールから惚れ薬を譲るよう頼まれるが、すげなく断った。その夜、ラーナの工房に泥棒が侵入して――。

COMIC BAVEL 2025年10月号(表紙:花兄けい)

文苑堂『COMIC BAVEL』
(毎月22日)

コミックバベル25年10月号の内容に新人コミック大賞入賞作品5本を追加した電子限定の特装版です。

ひと夏の思い出に、ちょっとだけ大胆なことシよっ♪
しっとり汗ばむ肌に心トキメクコミックバベル10月号発売っ!

今月号の表紙絵師は、超人気のとろあまマエストロ・花兄けい! 青空の下、おっぱいもパンツも丸出しな恥じらい露出娘が目印です♪
また表紙連動『幼なじみとの初めては…』では、そんな彼女とあと一歩が踏み出せない彼氏の思春期カップルが織りなす、超ウブくてラブい初エッチに胸キュンすること間違いなしっ!!

そして夏よりもアツくSNSでも話題沸騰中の実力派作家による注目作もどーんと紹介っ!
鉄仮面な彼女のホントが知りたくて…タブー●す寝起きイチャらぶ! ウチガワ『「一回」の手引き』
もっと焦らして焦らして…我慢ゲンカイ寝たフリ相愛H♪ せきつい『素晴らしき哉、遠キョリ!2』
大好きなカレと巫女服でシちゃう煩悩全開野外プレイ!! そら豆さん『ご利益がありますように』

さらに実力メキメキ向上中コミッカー&糖度MAX絵師達の珠玉作もドドーンと登場っ☆
美麗な彼女の裏のカオ…沼る快感がクセになる背徳エロス!! あまつじ『高嶺の花には届かない』
やっちゃダメなことほどソソるっイケイケなギャルJDと浮気SEX! いわほし『サイテーなトモダチ』
エッチなこと以外もちゃんとシたいっウブカノ奮闘ドキラブ♪ 煤雲なぎ『デート大作戦』
年の瀬に…人妻と二人っきりで、しっぽりいかがですか…? 鉢本『大晦日LovePotion』

他にも今月は二人の人気コミッカーが1st単行本を同時発売&人気作の続編を熱筆☆
まずは初コミ『好きだから、しよ?』を発売するムッツリ甘トロマイスター・porunaは、人気作の後日談を熱筆♪ 『パーカー彼女と初体験2』。そして、えろかわ搾精絵師・シもんは待望初コミックス『すきすきらば─』を発売! 海で積極アピールする後日談『サキちゃんは我慢の限界っ! 番外編』も要チェック!

さらに櫻井マキ、はつやすみ、箱れぇま。Flugelなどなど…豪華ラインナップでお贈りします!!

花兄けい/MIN-NARAKEN/やまこんぶ/Darkmaya/tatapopo/せきつい/そら豆さん/ウチガワ/いわほし/あまつじ/煤雲なぎ/鉢本/櫻井マキ/シもん/poruna/はつやすみ/箱れぇま/Flugel/たかまりっか/ヒノ山田/るりまる/づ蛸/来太/のーびす鳥/いよ/つるおみ/朝野よみち/貴道/二条かため/定宏/INAGO/沢田ユニ/riNon9/翠燕/夢乃狸/柚月いろ/黄金波/五月雨ビーム/轍徹/神崎ナナセ/コミックバベル編集部

猫系女子(?)の淫らに乱れる裏の顔♪
『僕だけが知っている義妹の性態』やまこんぶ

サキュバス×ゾンビの汁だく搾精タイム!
『Evil&Dead』Darkmaya

サキュバス娘の性教育シリーズ第1弾!
『俺のペットはサキュバス 第1話』tatapopo

初めて同士のうぶで甘い濃蜜エッチ!
『幼なじみとの初めては…』花兄けい

ムラムラボルテージ溜めて溜めて超発散♪
『素晴らしき哉、遠キョリ!2』せきつい

巫女さんカノジョと子宝祈願えっち♪
『ご利益がありますように』そら豆さん

鉄仮面カノジョとワンモア寝起きH!
『「一回」の手引き』ウチガワ

グイグイ金髪ギャルと背徳インモラSEX!!
『サイテーなトモダチ』いわほし

優等生とのリビドー溢れるインモラSEX!
『高嶺の花には届かない』あまつじ

胸キュン必至な悩めるオトメの純愛デート♪
『デート大作戦』煤雲なぎ

人妻と過ごす忘れられない大晦日!
『大晦日LovePotion』鉢本

年上彼女のどすけべ誘惑大作戦ッ!
『処女な私じゃダメですか?』櫻井マキ

外でハメ外しちゃう水着エロス!!
『サキちゃんは我慢の限界っ! 番外編』シもん

初エッチから1週間…もう我慢できないっ!
『パーカー彼女と初体験2』poruna

本能のまま感じるイキまくりH!!
『理想ムリそう!?』はつやすみ

ゾクゾクするあまサドえっち!
『叶えて満たして』箱れぇま

あまーく誘惑するえちえちご奉仕っ!
『しゅきなんだけどっ!』Flugel

大好きな彼女との初Hを成功させるっ!
『卒業シーズン』たかまりっか

トンデモ祭りで種付セックス♪
『無形文化「性」遺産〜愛授村〜』ヒノ山田

魔王の懲らしめド派手触手エロス!!
『魔王ちゃんのわからせ方』るりまる

私に××のお手伝いをさせてください!
『メイド・トレーニング』づ蛸

無口で超大胆ヒロインとの急接近ラブ!
『無口ギャル水月さん』来太

たどたどしい二人の手探り初えっち!
『君ともっと』のーびす鳥

秘めたリビドー解放する相愛エッチ♪
『隠したココロ、えっち模様』いよ

強気な女上司のよわよわエロス!!
『女上司の頼みごと』つるおみ

マゾ系彼女をイカせまくっちゃお!!
『退屈しない場所』朝野よみち

あまあまなトラップにハマっちゃう♪
『Sweet Trap』貴道

変態ボクっ娘のドスケベ文化研究(!?)
『月色スパークリング』二条かため

リビドー解放野外セックス!!
『きっと大丈夫』定宏

ちっぱいエロライバーと生配信FUCK♪
『生放送だよちえりちゃん』INAGO

第20回新人コミック大賞佳作受賞作!
『戻れない二人』沢田ユニ

笑って共感できる癒やし系日常コメディ第103話っ♪
『ほのみぶれいくっ! 第103話』夢乃狸

愛しさと欲望が交差する背徳エロス!
『俺のカノジョは義理の妹』riNon9

美人な先生に誘惑されちゃって…?
『秘密の個別指導』柚月いろ

ある日教室での情事を見られて…。
『ストレートフラッシュ』黄金波

生贄として捧げられるハードFUCK!
『フトマラ様の儀式』五月雨ビーム

想い確かめるうぶらぶえっち♪
『Beforehand』轍徹

彼女のエロすぎな誘惑に負けちゃう!
『もっと君に好きって言いたい!』神崎ナナセ

表紙イラスト花兄けい
執筆陣花兄けい,MIN-NARAKEN,やまこんぶ,Darkmaya,づ蛸,箱れぇま,のーびす鳥,riNon9,定宏,神崎ナナセ,はつやすみ,あまつじ,ウチガワ,五月雨ビーム,黄金波,柚月いろ,沢田ユニ,轍徹,たかまりっか,るりまる,ヒノ山田,せきつい,シもん,翠燕,INAGO,来太,鉢本,コミックバベル編集部,二条かため,そら豆さん,貴道,tatapopo,櫻井マキ,朝野よみち,いよ,つるおみ,Flugel,煤雲なぎ,poruna,いわほし,夢乃狸
価格通常版:1,210円(税込)
デジタル特装版:1,430円(税込)
発行日2025/08/22

COMIC MILF 2025年8月号(表紙:トグチマサヤ)

ティーアイネット『COMIC MILF』
(偶数月22日 販売2ヵ月のみ)

N県T市R村の風習についての検索結果 – FANZAブックス(旧電子書籍)

高津「N県T市R村の風習について〈第3話〉」

成島ゴドー「ご近所さんは実はHなお姉さんでした〈第2話〉」

ジャイロウ「令和性教育実習革命!〈第3話:究極の理想社会〉」

三船誠二郎「セレブビッチ&セクシャルライフ〈早乙女茉莉華編〉」

おたらい零「Happy Days」

たなかななたか「男子禁制◇女だけの島〈第3話〉」

青妬かげ「教育的淫導」

硝子歩行「催●!OLカノジョ」

表紙イラストトグチマサヤ
執筆陣トグチマサヤ,高津,成島ゴドー,ジャイロウ,三船誠二郎,おたらい零,たなかななたか,青妬かげ,硝子歩行,MUJIN編集部
価格990円(税込)
発行日2025/08/22

【フランス書院eブックス】羅刹鬼5 獣の帰還(赤だし滑子)

エイリアン陣営と一時休戦し、人類への報復を目論むジェヴォーダン。
タイターニアの力を借り、因縁の軍事都市・フォート88の地下へ潜入!
〈ピッグス・ヘイブン〉フォート低層に位置する、闇の巨大スラム街。
欲望と暴力が蔓延する新天地で、仇敵を探す復讐鬼が暗躍を始める!
薬も春も売り捌くマッチ売りの少女・ナツキとの邂逅で、街の暗部に呑み込まれ……
一方、アビゲイルは彼の古巣の特殊部隊・フォックスに急接近!
──帰ってきたぞ。あの地獄から。SFダークファンタジー、神出鬼没の第4巻!

著者赤だし滑子
イラストねこのけだま
価格990円(税込)
発行日2025/08/22

【フランス書院eブックス】僕の恋人の母親は、実は現役のJカップAV女優で、娘の彼氏とヤりたいドスケベなメスだった。3(柚子故障)

僕の恋人・仁美ちゃんと、その母でAV女優の保奈美さんと営むエッチな同棲生活。
妹の恵梨香だけでなく、仁美ちゃんに禁断の恋愛感情を抱く磯貝和美ちゃん、
さらにはお姉さんの葉月さんも加わり、急速にひろがっていくハーレムの輪。
そんな日々に突如訪れた、JカップAV女優「若村ほなみ」引退の知らせ。
レジェンド女優の引退作で最後の男優に選ばれたのは──なぜか僕!?
書き下ろし2編(仁美ちゃんとの初エッチ&保奈美先生の射精授業)収録。
日間/週間/月間1位の投稿サイト三冠小説、急展開の第三巻!

著者柚子故障
イラストしのくまスケ太郎
価格880円(税込)
発行日2025/08/22

【フランス書院eブックス】学校の二大美少女を超能力で過去に戻って誑かす話2(.N)

予想外にもデレはじめた彩奈を恋人へと堕とした超能力者・中山。
もう一人の二大美少女・晴香の性感開発をさらに加速させていく。
朝の電車内で密着し、開発されて疼く女芯に勃起を押し付けると、快楽に負け黒髪を揺らしながら、無様に絶頂する可憐な少女。
さらに、彩奈を親友の晴香の調教現場に連れて行き、同時に可愛がり……
二人の純愛堕ちと快楽堕ちの愉悦に浸る、タイプリープ青春ノベル第2巻!

著者.N
イラストさんぺー
価格880円(税込)
発行日2025/08/22

【フランス書院eブックス】劣等貴族の影魔法使いになった俺は、悲運の悪役令嬢を愛し尽くす(タイフーンの目)

乙女ゲーム世界の評判最悪な最下級貴族・レインに転生した俺は、
将来、王子に婚約破棄される悪役令嬢・リズリットの再婚相手に確定!?
しかし、偏見なく俺と向き合う彼女の真の姿を知り次第に惹かれ……
原作通り根暗な劣等生を演じ、影魔法の実力と端整な容姿をひた隠していたけど、
婚約破棄イベントに颯爽と登場して、勘違いされている悪役令嬢は俺がいただきます!
魔法学院の劣等貴族×ツンデレ悪役令嬢、嫌われ者同士の再婚から始まる溺愛ノベル!

著者タイフーンの目
イラスト安治ぽん太郎
価格880円(税込)
発行日2025/08/22

【レビュー】世徒ゆうき「千歳」 BSSの傑作、ずっと好きだった幼馴染は後輩の彼女に

千歳の事がずっと好きだった圭介。
ムリ目の学校も、千歳と一緒に通いたい一心で合格した。
そして2年生の時、ついに想いを告げる決心をする。
しかし同じ部活の後輩・隆之も、千歳の事が好きだと聞いてしまった。

コンドームを持っているのを隆之の姉・美香に見つかり、妙な流れで圭介の目の前で隆之に千歳がフェラをしてしまい、圭介は思考停止状態に。
そして美香が圭介にフェラを始めてしまって、どうしたらいいのか頭が真っ白に…。

圭介の想いは千歳に届くのか!?

【収録作品】
千歳〈全5話〉
あとがき
第3話アフター(描き下ろし)
第4話アフター(描き下ろし)

【配信特典】
収録作「千歳〈第1話〉」下書き全50P

作者世徒ゆうき
発売日2021/09/03
ジャンル女子校生
寝取り・寝取られ・NTR
フェラ
巨乳・爆乳
BSS
妊娠なし

三紋昨夏の個人的レビュー

 『COMIC夢幻転生』の表紙作家・世徒ゆうき先生が描くNTR漫画「千歳」エピソード全5話を収録、電子書籍の特典おまけはカラーイラストと下書き原画でした。

 内容は世徒ゆうき先生が描く学園青春BSS(僕が最初に好きだったのに)。ヒロイン・千歳(ちとせ)に片思いしていた主人公・圭介。

千歳と同じ高校に進学し、「3人しかいないから美術部に入って」と誘われて美術部に入部。美術部は千歳のほかに、同学年の美香、一年下の隆之が所属。美香と隆之は姉弟で、後輩気質の隆之は先輩や姉に礼儀を尽くすタイプの体育会系。

 圭介が今日こそ告白と決めた日。実は隆之(たかゆき)も千歳に惚れており、美術部に持ち込んだコンドームで悪ふざけをしているうちに、盛り上がってしまって千歳は隆之にフェラチオし、ごっくんと精飲。圭介は千歳が気になるものの美香に慰めてもらう。

 フェラチオだけで盛り立った学生が鎮まるわけもなく、コンドームを装着した隆之は千歳の処女膜を貫通。その現場を圭介は目の当たりにする(そして、美香とセックスする)。セックスは部室だけで終わらず、四人はラブホに向かうのであった。

 その後は予想通りの展開に…。千歳と隆之はセックスを楽しみ、圭介は未練を感じつつも性欲を美香で発散させる。美香も美女だし、悪くない女なんですよね。

 ――次の日、圭介が千歳が告白しようとすると「あたし、隆之君と付き合うことにしたの!」と振られてしまう。昨日の部室&ラブホでのセックスがきっかけで、千歳と隆之は恋人同士になっていたのだ。結果、失恋した圭介と美香は恋人未満のセフレみたいな関係になる。

 美香の見立てでは「散々セックスした相手が赤の他人のままなんて、自分が許せなかったんじゃない? 真面目な子だからね。『恋人』でもない男とヤリまくって処女を散らすなんてビッチ!』……ってとこかしら。それが恋人なら特に問題ないわけで」と分析。この美香の心理分析が納得しかない。「それとも泣き落されて母性を揺さぶられたとか…。あるいはガチでゴリラの大砲に撃ち落されたとか…んなわけないか」とつぶやく。姉としても弟の隆之が千歳と恋人同士になるとは思わなかったご様子。

 結末はさわやかなEndでした。

 後輩の隆之は良い後輩で……真面目なゴリラなんですよね。姉の美香とも仲は良好で、先輩の圭介もちゃんと敬ってくれる。千歳が好きなのも本心で、この感じだとめっちゃ一筋。もはやつけ入るスキのないカップル成立。……千歳がナンパされてたら、強面で追い払ったりと好感度も高い。

 ――すごいいい奴(ゴリラ)じゃねえか!?

 まあ、だから、この話は圭介の失恋で終わりなんですよね。千歳に片思いしていたのを美香は察しているご様子。美香は美香で、圭介をどう思っているのやら…。

 結末に関し、FANZAの評価レビューは賛否分かれてましたが、こういう青春ENDは嫌いじゃないです。千歳と隆之はラブラブだし、もはやどうにもならんのだから次を目指す。かなり現実感のあるENDでした。

 世徒ゆうき先生といえば圧倒的な画力とフェラチオ。特にフェラ描写が濃厚なので、好きな人には刺さると思います。自分はそこまで好みってわけじゃないですが、「こういう画角で描けるのはすごすぎる」と感嘆してしまった。オマケの下書きも絵描きさんなら、参考資料になりそうでした。

 美術部の部室とかは、世徒ゆうき先生のリアル経験が入ってそう。なんか美大っぽい描き方なんですよね。

【雑記】不芳使用⇒意味「望ましくない使い方」

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 あるプレスリリースを見ていて、「不芳使用」という単語が目につきました。不法使用の間違いかなと思ったのですが、官公庁の資料が「不芳事案」とか、そういう言葉を目にした記憶が蘇りました。当時は仕事に追われていて、まったく気にもしなかった(というか、仕事に関係ないところだから読み飛ばした)。

 気になって調べてみたところ「不芳」で正しかった。不芳とは「かんばしくない」という意味。

 すなわち、「芳しくない」⇒「不芳」。

 また一つ、賢くなれました。不芳は金融業でよく使われてる単語なんだとか! へぇ!

 ちなみに、私が見たプレスリリースは「コンテンツの不芳使用をAIで発見し、通報するというコンサル系情報」でした。こういうベンチャー企業増えてますねぇ。

 海外では既にこういうサービスがかなりあって、芸術作品の不正利用でちょくちょく請求書をメールで自動発信してました。誤検知が多すぎて、すべてのメディアがガン無視でしたけどね。合法な引用とかでも関係なしにメールを送ってくるし、そもそも日本語が怪しくて詐欺メールにしか見えなかった。

 AIといえば、生成イラストで色々とありますが、情報収集ツールのお供としては欲しい。無職となってメール垢を整理しましたが、以前は仕事&プライベート合わせてメアド10個くらいをチェックした。マジで時間の無駄なのだ。ネットで後悔してるアドレスなんて迷惑メールがほとんど。けれど、情報を受け身で入手するとなれば、メールが一番良いのだ。

 ネット検索での巡回は確実だけど時間がかかる( ゚Д゚)

 AIやメールは便利だけど、不芳使用が無くなればいいなぁと願うこの頃でした。

 

【258話】破瓜〈中編〉‐Queen Slave SIDE‐

 イシュチェルは戸惑っていた。

(居心地はとてもいい。華美な生活であることを除けば、周りは女性ばかりで昔を⋯⋯。修道院で暮らしていた時期を思い出しますわ)

 黄葉離宮の側女達は心優しく接してくれる。

 あらかじめ要注意人物と警告されたテレーズも、聖堂会の分厚い経典を押し付けてくるくらいで、初対面の挨拶は穏当に終わった。

(豹変ぶりに驚いてしまう。昨日の晩、乱交を繰り広げていた淫女達と同じ方々だとは思えませんわ⋯⋯)

 イシュチェルは修道院で耳にした噂話を思い出す。

 魔女の狂宴シナゴーグに参加して罰せられた人々は、普通の人間だったという。普段は仮面で本性を隠し、完璧な常識人の振る舞いで周囲を欺く。

 黄葉離宮の側女達は、目覚めたイシュチェルを夕食に招待し、暖かく迎え入れてくれた。その中にはロレンシアの姿も合った。

(あの凛々しかった近衛騎士が⋯⋯今はあんな女性に⋯⋯)

 その昔、バルカサロ王国の王宮で出会った赤毛の少女騎士と思わぬ形で再会してしまった。超乳巨胎の孕女はらみおんなに変貌したロレンシアは、後宮での暮らしに順応していた。

(私は怖い。ロレンシアさんを見ていると震えが止まらないわ。ここで暮らし続けていたら、私の心身も堕落してしまう⋯⋯)

 イシュチェルは恐怖で震える指先を押さえ付ける。

 つい数年前まで誇り高き女騎士であった少女が性奴隷に甘んじている。

 国母と慕われていた女王セラフィーナの異様な豹変とも重なる。売国女王と蔑まれるような人物ではなかったはずだ。敗戦が運命の歯車を狂わせた。

(後宮は女を狂わせる魔窟⋯⋯)

 イシュチェルの目に焼き付いているのは、少年に群がる淫女の光景。妊婦達が肉欲に身を委ね、競うように痴態を晒す乱交。膣穴で巨根を包み込み、精液を搾精する。

 破壊者の荒魂を慰め、穢れは女仙の血肉に移る。ある意味ではもっとも重要な宮中儀式。皇帝の権威が最高潮に達した現在のメガラニカ帝国で、女仙は名誉ある地位だ。

 しかし、修道院で育ったイシュチェルにその価値観は受け入れがたい。

(汚らわしい。乱交は罪⋯⋯。許されざる大罪⋯⋯! チャドラック陛下に誓った忠愛を私は貫く。⋯⋯けれど、⋯⋯それなのに、私はあのメガラニカ皇帝を恨みきれていない)

 自身を凌辱した皇帝ベルゼフリートは好ましく思っていない。しかし、堕落した環境で育てられたがため、あのような人間になってしまったのではないか。あの皇帝が単なる加害者だとは思えなかった。

(皇帝ベルゼフリートはこの爛れた淫奔な生活に幸福を感じているのでしょうか⋯⋯?)

 幼年者の性善説を信じるイシュチェルは苦悩する。バルカサロ王国の王妃になってしまったが、本質は教会の心優しい修道女だった。

「イシュチェル、今宵も夜伽役よ。準備はできているわね。私と一緒に来なさい。ベルゼフリート陛下がお待ちしていますわ」

 夕食を済ませて私室で休んでいると、ネグリジェ姿のセラフィーナが室内に入ってきた。

 後宮では愛妾セラフィーナが主人であり、側女の身分を与えられたイシュチェルは従者。呼び捨てにされるのは当然だった。

「セラフィーナ様、私も夜伽役に志願したいのですが駄目でしょうか?」

 片手を上げたマリエールはセラフィーナに頼み込む。

 部屋数に余裕がある黄葉離宮では、使用人に個室を与えている。だが、イシュチェルとマリエールは同室にしていた。そして、隣室は監視役のロレンシアである。

「マリエールは本当に積極的ですわね。ベルゼフリート陛下に貴方の意気込みは伝えておきますわ。けれど、期待はしないこと⋯⋯。万が一、お呼びがかかったら招待しますわ」

「分かりました。何とぞ、皇帝陛下によろしくお伝えください」

 連れて行かれるイシュチェルを助けてあげたかったが、マリエールには何もできなかった。

「ああ、それとイシュチェルにはこの衣装を着てもらうわ。注文していた服が思ったよりも早く出来上がったの。きっと似合うと思うわ」

 セラフィーナがイシュチェルのために用意した衣装は、昼前にロレンシア達が帝城市場のランジェリー専門店で受け取ったドレスだった。

 衣装合わせの手間を省くために、自動調節の術式が縫い込まれている。術式が施された高級服は、袖を通せばピッタリのサイズになる。

 イシュチェルは受け取ったドレスの異常性に気付いて硬直した。布面積が明らかにおかしい。恥部の部分に大穴が開き、このドレスを着てしまったら、全裸よりも恥ずかしい格好になる。

「セラフィーナ様⋯⋯これは⋯⋯その⋯⋯! この衣装では隠すべきところを⋯⋯隠せませんわ⋯⋯!!」

「性接待用のエロドレスよ。そういう衣装だもの。大丈夫。きっと似合うわ」

「こっ、これを着て⋯⋯皇帝陛下のお相手を⋯⋯」

 この破廉恥なドレスを身につけるくらいなら、全裸になったほうがましに思えた。

 乳房、背中、腹部、臀部、女陰、その全てが露わになる。そのくせ指先から両肩に至るまでの首周り、外側の腰と両脚を鮮やかな布地で覆う。付属品のブラジャーは、ハート型に乳輪部分がくり抜かれていた。一言で表現するなら変態痴女の制服であろう。

「黄葉離宮の外で着たら捕まってしまうから気をつけて。後宮にもルールがありますわ。全裸や品位のない姿で、皇帝陛下を誘惑する女仙が多いから、服装規定がいくつかあるの。乳房の露出具合まで指導されるのよ? 嫌になってしまうわ」

「⋯⋯⋯⋯」

「早く着替えてくださる? ベルゼフリート陛下をお待ちですわ。最近は遅刻が多いと咎められていますの。⋯⋯ご不興を買いたくないわ」

「分かりました。すぐに着替えますわ」

 苦渋の表情でイシュチェルは頷いた。

 オマンコが丸見えの淫靡な艶姿。入念な除毛処理で綺麗に磨かれた女陰がよく見える。

 下腹部に浮き上がる聖印は薄っすらと発光していた。処女膜で固く閉ざされた前門の膣穴、後門の尻穴はアナルセックスを経験して締まりが緩んでいる。

「こっ、これでよろしいでしょうか⋯⋯?」

「よく似合っていますわ。でも、もうちょっとバストアップしたほうがよろしくてよ」

「んぁ⋯⋯! んっ! くぅ⋯⋯!!」

 垂れ気味の爆乳をブラジャーで締め付けて引き上げる。

 ハート型の穴開きから、肉厚な乳輪が飛び出した。修道院で育った淑女には受け入れがたい悪趣味な露出。イシュチェルは羞恥心で顔を真赤に染めていた。

 ◇ ◇ ◇

 入内二日目の夜伽が始まった。

 仰向けのイシュチェルに覆いかぶさり、爆乳の甘蜜を舐め回す。その姿は巨木の樹液を吸う昆虫のようであった。イシュチェルはベッドシーツを掴み、執拗な搾乳を歯を食いしばって耐える。

 膣穴に押し当てられた亀頭が侵入を試みるが、処女膜は最愛の男にしか破れない。今のベルゼフリートではイシュチェルの純潔を奪えなかった。その代わり、豊満なデカパイに蓄えられた乳蜜を食らい尽くす。

 穴開きブラジャーから飛び出た乳輪を甘噛みし、乳房を舌先で弄ぶ。

「はぁ⋯⋯。はぁはぁ⋯⋯っ! んぅっ⋯⋯はぅっ⋯⋯!!」

 主寝室に充満した催淫香が理性を酔わせる。生涯で微塵も感じていなかった淫欲を掘り起こされ、強引に性感度が高められていく。それでも元修道女の王妃は忍耐強く、欲望を押し込めた。

「大きさの割にあんまり量がないね。もう空っぽみたい。オッパイの張りが弱いわけだ。誰もがセラフィーナみたいな巨峰にはならないけどさ」

 ブラジャーに締め付けられても、イシュチェルの垂れ乳は溶けそうなほど柔らかい。それに比べ、セラフィーナの美乳はノーブラの状態でさえ、壮大な山脈として隆起している。

「若いときから、こんなずっと感じ?」

「答えたくありませんわ。そんなこと⋯⋯」

「あれ? いいのかな? 僕と仲良くしないと不味いんじゃないの? イシュチェルは自分の目的を忘れちゃった? それとも諦めた? 王子は死んじゃってるかもしれない。だったら、何をやっても無駄だもんね」

「性格が悪いですわ。修道院は自給自足です。私も農作業をしておりました。高貴な生まれの方々と違って、外見上の美しさは加齢と共に衰えますわ」

「⋯⋯⋯⋯」

「何か?」

「いや、イシュチェルが聖職者っぽいと思っただけ。長老派の妃達も農作業好きなんだよね」

「長老⋯⋯?」

「大神殿の女仙だよ。平均年齢が百歳以上なもんだから長老派って呼ばれてる。神官は長命種が多いんだ。イシュチェルは軍閥派ね。今の身分は愛妾セラフィーナに仕える側女だ」

 ベルゼフリートはイシュチェルの乳首を指先で弄り回して遊び始める。

「くすぐったいです」

「別にいいじゃん。痛くしてないんだから。それとも子作りセックスする気になってくれた?」

「いいえ。私は皇帝陛下と子供を作りません」

「え~。それ、すごく困る。三皇后に頼まれた重要案件なんだってば~」

「それならばバルカサロ王の正当な後継者であるアーロンをお助けください。王位簒奪を目論んだ国賊を一掃していただけるのならば、私はどんなことでもいたしますわ」

「昨日も聞いた。それって無理難題。生死不明のアーロン王子は状況を聞く限り⋯⋯ぶっちゃけ死んでると思う。死体が見つかってないだけじゃん」

「⋯⋯アーロンは生きておりますわ。私は信じています」

「そう。王殺しの主犯は⋯⋯ええっと⋯⋯、第二王子と第三王子だよね。名前は⋯⋯なんだっけ?」

 ベルゼフリートの疑問に対する答えはセラフィーナが教えてくれた。

「第二王子ジルベールと第三王子ザトリシオ。かつて私の夫であったガイゼフの兄王子達ですわ」

「そうだったね。最近は遊んでばっかりで、ド忘れしちゃったよ。セラフィーナにとっては元義兄だね?」

「昔の話ですわ。ベルゼフリート陛下。私とバルカサロ王家は無関係ですもの。既にガイゼフとの婚姻関係は解消されたのですから」

 愛欲に忠実な悪女セラフィーナは、バルカサロ王国の王妃イシュチェルに侮蔑されようとも、過去の婚姻関係を完全否定する。

 かつての夫婦生活が不幸せだったとは言わない。しかし、ベルゼフリートに想いを上塗りされ、女心は染まり切った。後ろ指をさされようと、人々から蔑まれて憎まれようとも、メガラニカ帝国の皇帝を愛し続ける。

「バルカサロ王国はどうなるんだろうね? 難民問題で僕らは迷惑してるけど」

「王殺しの王子達は仲違いをしているそうですわ。双方の陣営が戦力不足⋯⋯。大飢饉の噂も聞こえております。バルカサロ王国の惨状は酷いようですわ」

「大飢饉? それってどこで仕入れた情報?」

「キャルルさんからお聞きしました。農作物を害する疫病が蔓延しているそうです。凶作と戦火は広がり続けておりますわ。北方の大国は案外、あっけなく滅びるやもしれません」

 セラフィーナは軍閥派で大きな影響力を持つキャルル・アレキサンダーと手を結び、重要な情報を流してもらっていた。

(実際のところ、大きく傾くでしょうけれど、国そのものが滅びるまではいきませんわ。バルカサロ王国は北方随一の大国。メガラニカ帝国に及ばないというだけで、国力が飛び抜けておりますわ。しかし、イシュチェルの危機感を煽ることが今は重要⋯⋯)

 ベルゼフリートに話しているが、本当はイシュチェルに向けて囁いている。囚われの身にある王族が、故国の窮状を聞かされたとき、どんな心境に陥るかは知っている。セラフィーナは漏れかけた笑みを慌てて噛み殺した。

「ずるい。僕のところに情報きてなっ、わわっ⋯⋯! ちょっと急に動かな⋯⋯うぁ⋯⋯!」

 急に跳ね起きたイシュチェルに、ベルゼフリートは押し飛ばされそうになった。即座にハスキーが動き、ベルゼフリートがベッドから転げ落ちないようにする。

「大丈夫ですか? 皇帝陛下」

「ありがと。ハスキー」

 無礼な行動に警務女官達は怒り心頭だったが、イシュチェルの意識はセラフィーナに向けられていた。

「飢饉とはどういうことですか!? 農作物の疫病? 詳しく教えてくだ⋯⋯あっ⋯⋯」

 イシュチェルは言葉を詰まらせる。

 唾を飲み込み、自分のしでかした無礼をやっと認識する。主寝室は静まり返っていた。

「もっ、申し訳ございません⋯⋯! その⋯⋯私⋯⋯!! 失礼いたしました⋯⋯!!」

「意外と力強いね。よいしょっと⋯⋯。ふぅ。僕は怒ってないし、たぶん周りの皆も寛大な心で許してくれるよ。怪我をしたわけじゃない」

「ベルゼフリート陛下。イシュチェルは私に仕える側女ですわ。先ほどの無礼、あとでお仕置きをしておきます」

 セラフィーナは従者の失態を詫びる。だが、ベルゼフリートは気にしていなかった。

「しなくていいよ」

「ですが⋯⋯」

「その昔、僕の顔面にゲロをぶちまけた人がいるんだけど、僕は怒ったりしなかったよ。そうだよね。セラフィーナ?」

「そんなこともありましたわね。⋯⋯覚えてらっしゃったんですか」

「忘れるのは無理だね。あの経験は⋯⋯」

 過去の醜態に言及されると、セラフィーナは何も言えなくなってしまった。警務女官達も口元を隠して苦笑いしている。

「セラフィーナ、話の続き。飢饉について教えてよ。僕も気になる。バルカサロ王国は凶作なの?」

「そのようですわ。農作物を毒素で汚染する白カビが発生したと聞いています。汚染された穀物を食べた人間が食中毒で倒れるなどの被害が出ていますわ」

「一大事じゃん。汚染された食べ物を口にしたら死んじゃうの?」

「微弱な毒ですわ。人間なら死にはしません。お腹を下したり、嘔吐や吐き気の症状が出るようですわ。けれど、鳥、豚、牛、馬などの家畜にとっては致命的な猛毒となるとか。バルカサロ王国は畜産が盛んです。被害は甚大でしょうね」

 セラフィーナにとっても他人事ではなかった。アルテナ王国の穀倉地帯に疫病が持ち込まれれば、壊滅的な損害を被ってしまう。食料価格は値上がりを続けており、供給量の余裕はない。

「国庫には義倉が⋯⋯! どこの領地も凶作の備えはしておりますわ!」

 イシュチェルは救いを求めるように叫んだ。しかし、セラフィーナは首を横に振る。

「通常時であれば対応できたでしょう。けれど、今は内乱の真っ只中ですわ。各地域の物流は寸断され、第二王子と第三王子の陣営が戦時物資を奪い合っております。しかも、今まで穀物を輸出していたアルテナ王国との国交は断絶⋯⋯。食料を緊急輸入する余裕もない。八方塞がりですわね?」

「そんな⋯⋯!」

「イシュチェルは本当にご存知なかったのね」

「難民が国外に逃げているのは知っておりましたわ。けれど、飢饉が発生しているなんて話は一度も⋯⋯」

「家臣は気付いていたのではないかしら? 回避不可能な大飢饉が目前に迫っていたから、大切な王妃と第六王子を国外に逃がそうとした。それが軍務省の見解ですわ」

 セラフィーナの説明を聞いて、ベルゼフリートは大げさな仕草で頷いた。

「あー、そっか! なんか、分かってきたかも!」

「どうされました? ベルゼフリート陛下?」

「僕とイシュチェルが子作りしなきゃいけない理由⋯⋯! 〈浄化の雨〉で疫病を退治する気なんだ!」

「〈浄化の雨〉とは何でしょう。ひょっとして、帝都新聞で記事が載っていた人工降雨と関係が?」

「僕の力を使って天候を操るんだ。人工降雨で穀物の成長を促進したり、味を良くしたりできる。疫病の予防や治療もできるはずだよ。僕が健在なら疫病の発生が抑制されるから、〈浄化の雨〉は滅多に使われないけどね」

 大神殿が〈浄化の雨〉を発動させたのは、ベルゼフリートが皇帝に即位した年だけであった。災禍が続いていた時代の後遺症を消し去る目的で、帝国全土の土壌を清めた。

「イシュチェルを孕ませることにも関係があるのですか?」

「あると思う。〈浄化の雨〉は皇帝の支配が及ぶ地域にしか届かない。バルカサロ王の領土には届かないんだ。でも、僕が王妃のイシュチェルと結ばれれば、バルカサロ王国の土壌も浄化できる⋯⋯のかも⋯⋯? たぶん⋯⋯? ん? どうなんだろ?」

「納得できていないご様子ですわ」

「うん。生まれが問題なんだ。イシュチェルって王妃ではあるけど、王族の血統じゃない⋯⋯。そこが微妙なところ⋯⋯。セラフィーナみたいに王族の家系じゃないでしょ? 詳細は大神殿に問い合わせないと分かんないや」

 ベルゼフリートは自分の言葉に自信がない様子だった。

「ハスキーは分かる?」

 ハスキーに助言を求めてみるが、専門外だと首を横に振られてしまった。メガラニカ皇帝の力を使った恩寵は、国家に絶大な繁栄をもたらしてくれる。その効果と副作用は大神殿の神官達が秘匿している。

 禍を転じて福と為す。

 わば毒と薬。紙一重の違いなのだ。

 扱い方を誤れば恩寵は災禍を生じさせる。破壊者ルティヤの力はいとも容易く国を滅亡させる。事実、道を踏み外した破壊帝は狂気に陥り、大陸全土で暴虐を尽くし、国々を滅ぼしていった。

「アルテナ王国には〈浄化の雨〉が届くのですね?」

「西側は確実に届くよ。セラフィーナは僕と子供を作ってるでしょ。アルテナ王家の女で、しかも女王だ。皇帝の支配地と見做せる。妃達が僕の子供を産みたがるのは、実際の恩恵があるからなんだ」

「つまり、形式的な結婚ではなく、子供を作る必要があるのですね」

「交わった証が重要なんだってさ。メガラニカ帝国は三皇后が妃達の代表だし、そこまで気にする必要はないんだ。三皇后のうち、一人でも子供を産んでいれば、宮中祭祀で恩寵を発動できる。そもそも僕が住んでいる土地だから、実際は放っておいても大丈夫って説もあるね。だけど、国外は事情が違う。その土地を支配する土着の一族に僕の子を孕ませなきゃいけない」

 血統の交わりは支配の証。セラフィーナはベルゼフリートの赤子が宿った胎に両手を添えた。

(嬉しいですわ。誇らしい⋯⋯。私とベルゼフリート陛下の愛し子達が国土に祝福を与えてくれる⋯⋯♥︎)

 これから生まれてくる新たな御子。既に産み落とした三つ子の娘達。皇帝と女王の遺伝子を受け継いだ子供達のおかげで、アルテナ王国は恐ろしい疫病から逃れられる。

 ――だが、バルカサロ王国は違う。

 祖国の窮状を憂うイシュチェルは暗い表情で俯いていた。