2025年 1月21日 火曜日

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〈魔法と奇跡のミスティリオン ~最強を喰らう最弱の聖導士~〉【5話】囀る古鳥亭の接客婦(♥︎)

短編小説魔法と奇跡のミスティリオン〈魔法と奇跡のミスティリオン ~最強を喰らう最弱の聖導士~〉...

  教会の読師見習いでありながら、女癖の悪さで知られるシオン。の師匠は養父のアルバァンダートであるが、もう一人の師匠はアイリスだった。

 ただし、アイリスが教えてくれるのはの性技である。ジェルジオ伯爵領の城下街に店を構える〈さえずる古鳥亭〉で働く接客婦だ。

 〈さえずる古鳥亭〉は老舗の酒場で、如何わしい店というわけではなかった。主な客層は旅人や商人とその用心棒達、ジェルジオ伯爵城で働いている者達も訪れている。

 愛用されている理由は、〈さえずる古鳥亭〉が深夜早朝も営業しているからだ。

 いつでも料理や酒を提供してくれる。そのため、夜警を終えた騎士達が頻繁に利用している。店側も騎士が立ち寄ってくれるので、悪質な客が来ないと喜んでいた。

 〈さえずる古鳥亭〉の一階と地下は酒場で、二階から上は宿屋になっている。手狭てぜまな裏庭には隊商の馬を繋ぐ厩舎きゅうしゃがある。

「昔は地下室を食料庫にしていたけど、お客さんが増えちゃったのよ」

 アイリスが働き始めた頃、地下室は酒樽や食料品が山積みだったという。当時はまだ商人に知られておらず、今ほどは繁盛していなかった。しかし、今は地下室にテーブルと椅子を置いても椅子が足りないくらいだ。

「昔って⋯⋯何十年前⋯⋯?」

 腹を立てたアイリスは、人差し指でシオンの眉間を叩いた。

「痛っ! なにすんだよ。アイリス!」

「失礼な子ね。私の旦那が死んじゃった年よ。だから、十二年前くらいかしら。そんな昔でもないわ」

「俺が生まれた年なんですけど⋯⋯。それ」

 アイリスの夫は十二年前に事故で亡くなった。大工職人の夫に先立たれたアイリスは、幼い息子を女手一つで育て上げた。

 ジェルジオ伯爵はアイリスの身に起きた不幸を哀れみ、生活資金の援助をしようとしていた。しかし、アイリスは申し出を断り、誰かに頼ることなく、立派に一人息子を養育した。

 成人したアイリスの息子は亡き父親の遺志を継ぎ、大工職人になった。腕を見込まれて帝都の大工ギルドに引き抜かれたのは二年ほど前。息子の栄転をアイリスは涙を流しながら見送った。

 ここまでは立派な母親であった。

「十年程度の時間はあっという間よ? 乳飲み子だった甘えん坊の息子が帝都に旅立って⋯⋯。あの子、手紙を送ってきたの。来年には恋人と結婚するかもしれないわ。私が結婚した歳を考えれば、早すぎるなんて言えないわよね?」

 乳房をブラジャーを外す。アイリスの豊満なオッパイが露わになる。広がった乳輪は茶色く、垂れ気味の爆乳は熟れきった果実を連想させる。若々しさはないが、経産婦の美熟母は妖艶な肉付きだった。

 子持ちの未亡人は、遠方で暮らす息子を想う母親から、色欲深い淫母に豹変する。

「いつもみたいに馬屋の裏で私は良かったのに⋯⋯♥︎ わざわざ私の家でやろうだなんて♥︎ 今夜は期待していいのかしら♥︎」

「ちょっと待った。俺は〈さえずる古鳥亭〉が借りてる食料庫に女の幽霊が出るから呼ばれたんじゃなかった?」

「その件はお願いしたいわ。私はまったく気にしないけど、お店の若い子は怖がって食料庫の仕事を任せられないのよ。泣いてる女を慰めるのはお得意でしょ?」

 真っ裸のアイリスは、もっこり膨らんだシオンの股間に鼻先を近づける。馴れた手付きで革ベルトのバックルを外し、そそり立つ男根を乳房で挟んだ。

「まだまだ毛も生えてない愛くるしいオチンポだわ。素直で可愛い息子こども♥︎」

 舌先から垂らした唾液を潤滑剤にして、アイリスはパイズリを始めた。爆乳の谷間に圧迫された亀頭が赤熱している。愉しみながら、アイリスは両手で爆乳を上下させる。

 ぐにゅ♥︎ ぐりゅんっ♥︎

 乳房の柔らかな媚肉でこすりつけてくる。若娘のシャーロットが知らない淫猥な技法をアイリスは熟知していた。

「ふふふっ♥︎ 良い匂い⋯⋯♥︎」

 我慢汁の香りを堪能するアイリスは、舌を伸ばして尿口を刺激してくる。シオンは堪らず射精しそうになるが、パイズリの圧迫が緩み、おあずけの状態でニヤニヤと笑われた。

「辛抱強くなったわね。でも、いつまで我慢していられるのかしら♥︎」

 シオンの興奮が鎮まったのを確かめてから、再びアイリスはパイズリを再開する。完璧な射精管理による寸止めが繰り返される。乳間で放精させるつもりは微塵もなかった。

「意地っ張りね♥︎ くすくすっ♥︎ じゅるぅっ♥︎」

 たぷたぷの爆乳は、少年の男根を弄び、煽り立てる。出産して二十年以上が経ったというのに、乳首からは温白色のミルクが滴っていった。アイリスは挑発的な上目遣いの目付きで、陰茎の裏筋を舐めた。

「はぁはぁ⋯⋯ッ! アイリスはさ、いい歳こいて盛り過ぎだよ⋯⋯!」

 昂ぶった性欲が理性を凌駕した。シオンは無抵抗のアイリスをベッドに抱き倒す。鷲掴みにした爆乳を揉みしだく。最愛の夫と死別し、育てた息子とも離れて暮らす、孤独な未亡人は股を開いた。

「⋯⋯ッ!」

 ほんの一瞬、お互いに躊躇ためらった。視線が重なり合う。唾を喉奥に押し流すタイミングまで同じだった。

 愛液でビショ濡れのオマンコに暴発寸前のオチンポを挿入すれば、引き抜く間すらなく、膣内に精子を解き放ってしまう。

 男女の野獣的な生殖本能に抗う忍耐力は既に失われていた。迷いは一秒に満たぬ刹那、シオンの男根がアイリスの膣道を進む。

「あんっ♥︎ んぁっ♥︎」

 肉襞が絡み付き、締めつける。悦びで蠕動ぜんどうする肉壺に、熱々の精液が流入した。息を荒くしたシオンが突き上げてくる。アイリスは背後に回した両足を交差させて、シオンの腰をきつく固定する。

「シオンはガキンチョのくせにいい男だわ♥︎ あぁっ♥︎ んぁっ♥︎ んぅっ♥︎ ん゛ぉおおぉっ~~♥︎」

 アイリスも情欲を解き放った。恥じらいを捨てて喘いだ。母親として子育てに費やした十二年分。心の奥底に封じた禁欲を発散する。亡き夫に求めた気持ちを、若すぎる愛人に慰めてもらう。

 びゅぅるっ! びゅぅびゅるぅぅッ!!

 膣内射精の鳴動めいどうが下腹部で反響する。パイズリの寸止めで精製された子種は子宮内を元気よく泳ぎ回る。

(シオンがいつまで私と遊んでくれるかなんて分からないもの。それなら今は思う存分、愉しみたいわ⋯⋯)

 絶頂の余韻を噛み締めるアイリスは、抱きしめたシオンを離さなかった。息子が独り立ちするまでは、事故死した亡夫にみさおを立てた。

「んふぅっ♥︎ あぁっ♥︎ はぁはぁ⋯⋯♥︎ シオン⋯⋯♥︎ もう少しだけ⋯⋯このまま⋯⋯♥︎」

 アイリスとシオンの愛人関係はおよそ一年前から続いている。最初は秘密の関係だったが、頻繁に二人で姿を消していれば噂にはなる。幸いにも帝都に旅立った息子は、母親が幼い少年を愛人にしているとは知らない。

(勢いでいっぱい出しちゃったよ。アイリスなら大丈夫だとは思うけど⋯⋯)

 一通りのプレイはアイリスから手ほどきを受けた。結婚する前から経験豊富だったとアイリスは武勇伝を語る。

 シオンはアイリスと結婚した夫に同情したが、似たもの夫婦で、性豪同士が意気投合しての結婚だった。「自分の死因は腹上死! 美女の腹の上で死にたい!!」と高らかに宣言していた夫は、十二年前の事故であっさり逝ってしまった。

 その話を聞かされたシオンは笑えばいいのか、悲しめばいいのか、さっぱり分からなかった。

(歳は恐くて聞いてないけど、二十歳の息子さんがいるんだもなぁ。どんなに若く見積もっても⋯⋯)

 衰え知らずの美貌だが三十代ではない。しかし、絶対に妊娠しない年齢でもなかった。愛人になった当初は避妊に気を使っていた。中出しをしてしまったある日、アイリスは「こんな歳で妊娠したら恥ずかしいでしょ?」と避妊薬を飲んだ。

(アイリスはあの薬を今もちゃんと飲んでるのかな? そうじゃなきゃ、オマンコの中じゃ出させてくれないはずだけど)

 アイリスの年齢を知る〈さえずる古鳥亭〉の店主が、シオンを「物好きのエロガキ」と苦笑いしていたくらいだ。周囲に冷やかされる一方で、アイリスの胸に実ったたわわな乳房に惹かれる男は大勢いる。

 言い寄ってくる酒場の男は素っ気なくあしらう。愛人として飼っているのはシオンだけのようだった。そういうアイリスの性的趣向は少年愛ショタコンだと周りは思い始めている。

(最近はアイリスもちょっと恐いんだよな。馬屋の件だって知れわたってる。昔はちゃんとバレないように気をつけてたのに⋯⋯)

 ジェルジオ伯爵やリンロッタ夫人の耳に届いたのだ。城内で知らないのは新入りくらいであろう。その話を伝えてもアイリスは暢気な態度で、さほど焦っていなかった。帝都の息子にさえ知られなければいいと思っているようだ。

(まだ離してくれそうにないや。このまま二回戦をやれってこと? 仕方ないや。家にあがりこんじゃったし、食べさせてくれた食事は、精が付く料理ばかりだった。でも、朝は礼拝堂で祈祷しなきゃいけない。徹夜の性奉仕コースかな)

 シオンはアイリスの乳首を咥えた。ピアスの穴が空いている。若い頃は両乳首と臍に付けていた。結婚のプレゼントで夫から贈ってもらった品だった。

 夫の葬式で付けたのが最後。箪笥の奥にしまい込まれていたが、最近はシオンのために付けてくれるようになった。

 墓参りでアイリスは「夫が喜んでくれそうだわ」と言っていたが、愛人同伴で本当に喜ぶのかは疑問だった。祟られたくなかったシオンは、若くして亡くなった夫の墓前で心からの謝罪をしておいた。

 人妻には手を出さない。大聖女に誓った約束は守っている。しかし、未亡人はグレーゾーンではあるかもしれない。

「あぁっ♥︎ んぁっ♥︎ 最近、お城はどう? 鍛錬場で大きな騒ぎがあったと聞いたわ。んぅっ♥︎」

「魔導具の暴走だよ。新入りの騎士見習いが粗悪品を買ったんだ。両手両足を折る大怪我だった。診療で村を巡回してたルフォン先生を呼び戻さなきゃならなかった」

「魔導具ねぇ。うちの店でも絶倫になる指輪を商人に売り込んでた魔女がいたわ。お城の騎士が来たのを見て、慌てて出て行ったけれど⋯⋯。んぁっ♥︎ もうちょっと強く吸って♥︎」

「魔女って、魔法使いか?」

「吸ってくれないの?」

 シオンは乳房を押し退けて、アイリスに訊ねる。

「真面目な話を先にさせてくれよ。伯爵様が布告を出すとお決めになった。魔導具の無許可販売は、これからは厳しく取り締まる。〈さえずる古鳥亭〉が密売現場になったら、営業停止もあるぜ?」

「それは困るわ。次に見かけたら、お城の騎士に言えばいい?」

「そうしてほしい。その魔女は本物に見えた? 実際に魔法を使ったりしてたか?」

「帝国の魔法使いじゃないわ。食事の食べ方が汚かった」

「どうしてそれで分かるんだ? 俺は食事作法で魔法使いかどうかなんて判断できないぜ」

「帝国で魔法を学べるのは貴族階級よ。料理の食べ方を見れば、その人間の生まれや育ちはすぐ分かるわ」

「なるほど。だったら、その女は売人ってだけかな」

「いいえ、本物の魔法よ。ジョッキを浮かせたり、杖の先から水を出したりしていたわ。使じゃないってだけ」

 シュトラル帝国で魔法を学ぶ方法は二つ。帝都の魔法学院に入学するか、第五魔法を会得した魔導師に弟子入りするかだ。しかし、魔法学院の入学が認められるのは原則として貴族のみ。魔導師が貴族以外の者を弟子にするのも法律違反となる。

(外国から流れてきた女魔法使いってことか⋯⋯)

 魔法は貴族の特権。帝国は平民に魔法を与えない。しかし、隣国のシャンキスタ王国やサファイ=フィンデイル連合などの地域では、魔法の才能がある者に教育を施しているという。

「その魔女を見かけたら俺にも教えてくれ。アルバァンダート先生がいないから、魔法絡みの件は俺が出張ることになりそうなんだ」

 単なる魔導具の密売人なら、騎士達だけでも手に負える。しかし、本物の魔法使いは相手が悪い。

「分かった。あの魔女が来たらお城に使いを出すわ♥︎ あぁっ♥︎ んぁっ♥︎ あんっ♥︎ 真面目な話はもう終わりでいいでしょ? 思いっきり膣内なかに出していいからぁ♥︎」

「前に教えてくれた安全日ってヤツ?」

「妊娠しづらい日はあるけど、確実な避妊法じゃないわ。それに今日はたぶん排卵日。妊娠しやすい日よ」

「え?」

「シオンは帝都に行くんでしょ? シャーロットお嬢様から聞いたわ」

「あぁ、うん。近々、そうなるかも」

「お嬢様が魔法学院に推薦入学する件も聞かされた。今までは踏ん切りが付かなかったけれど、最後の機会かもしれないから、最近は避妊してないわ」

 弱腰になったシオンをアイリスは逃さない。

「息子はもう帰ってこないし、一人で暮らすにはこの家は広すぎるわ。お金の心配もしないで。お嬢様が手切れ金をくれたわ。私が孕めるかは分からないけれど、試してみたくなるじゃない?」

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