2024年 4月19日 金曜日

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【97話】宮廷から伸びる魔手(♥︎)

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【97話】宮廷から伸びる魔手(♥︎)

 その晩、ララノア達は宿屋の酒場で話し合いをしていた。初老の魔狩人から有益な情報を聞き出し、ロレンシア一行は翌朝、シーラッハ男爵家の領地に出立する予定だ。

 雇い主のロレンシアとヴィクトリカは客室で休んでいる。酒場のカウンター席にいるのは、冒険者パーティーのメンバーだけだ。

 普段は安い宿を使って宿泊費をケチっているが、今回に限り旅費が使い放題である。ララノア達は貴族や豪商が泊まる高級な宿に泊まっていた。

「私の考えを言うなら、あまり深入りしたくない。私達みたいな一介の冒険者が首を突っ込んでいい話だと思う? 報酬に釣られて厄介な依頼を受けてしまったかもしれない」

 酒場は無粋な騒がしさとは無縁だ。ショゴス族のピアニストが指先を分裂させ、常人では演奏不可能な楽曲を奏でている。

 粗野雰囲気が好きなララノアは居心地が悪かった。客層は富裕層の商人や盛装の貴族が目立つ。飾り気のない無骨な女冒険者達は浮いていた。

「ギルド・マスターに釘を刺されているのよね。あくまでやるのは護衛まで。それ以上は依頼に含まれない」

 渋めの顔を作るララノア。ところが、テレーズは正反対の表情だ。

「些細な事情ですよ。ララノアらしくありません。私達はロレンシア様とヴィッキーさんをお守りすればよいのです。簡単な依頼だと思いますよ?」

「ねえ、テレーズ。私達が皇帝陛下の秘密を知ってしまったら、どうなると思う? ウィルヘルミナ宰相にとって都合の悪い話に辿り着きそうな気配。ロレンシア様の口を封じるついでに私達も⋯⋯、なんてならない?」

「ありえません。法治国家ですよ。メガラニカ帝国は臣民の権利を保障しています。そもそも軍権は元帥、司法権は神官長。宰相が掌握しているのは行政権と立法。私達は殺せる武力を宰相閣下は持っていません」

「相手は三皇后の一角、帝国宰相よ。冒険者くらい簡単に片付けられるでしょ。しかも、ナイトレイ公爵家には私設騎士団がある。領地の治安を守る衛士だって多い」

「ララノアさん、お酒を飲み過ぎではありませんか? 考えすぎです」

 警戒感を強めるリーダーのララノアに対し、僧侶のテレーズは楽観的だった。アリスティーネとルイナの脳筋組みは「どうとでもなる」と軽い考えしか抱いていないようだ。

「⋯⋯エルフィンはどう思う?」

 ララノアは慎重派のエルフィンに問いかける。狐族は計算高い。同調してくれると期待した。

 幼く見えるがこのパーティーで、ララノアに次ぐ年長者だ。若作りをしているわけではないが、三十一歳ながら未成年と間違えられる見た目だ。

「引き受けた依頼だから、完遂しないと困る。個人的な理由で申し訳ないけど、私、お金に困ってるから⋯⋯」

 エルフィンは自分の獣耳を弄りながら、申し訳なさそうに答えた。冒険者となる以前からエルフィンは借金返済に追われていた。

 エルフィンの生まれは裕福な商家だった。幼少期は不自由のない生活を送っていた。しかし、氏族が事業に失敗して没落。多額の負債を抱え込んだ。

「エルフィンの借金じゃないんでしょ? もう家族と縁を切っちゃえば?」

「アリスティーネ。そういうのはエルフィンが決めるの。余計な口を出すんじゃない」

「いてっ! なにすんのよ、ルイナ!」

 アリスティーネはルイナに額を突かれる。

「種族配慮のデリカシーなさ過ぎ。狐族は血縁を大事にする。知らないわけじゃないでしょうに」

 種族ごとに価値観はそれぞれだ。

 アマゾネス族は強さと子作りに価値観を置いている。一方、獣人族は氏族の血縁を重視する。

 血の繋がりは切れない。絶縁は最大の不名誉。獣人族の社会では犯罪者と等しい扱いを受ける。

「気を使わせてごめん。でも、大丈夫。あと少しで借金は完済できる見込み」

 ララノアは続ける気になれず、話し合いを打ち切った。嫌な予感を覚えつつも、ロレンシアの旅に付き合うしかないと覚悟を決める。

 五人のうち四人が続行すると意思を示した。

 リーダーの自分が怖じ気づいて降りるわけにはいかなかった。依頼者のロレンシアとは、ギルドを介して正式契約している。ここでのクエストリタイアは信用問題に発展する。

 自分達は護衛の仕事に徹し、宮廷闘争に極力関わらない。当初の方針は堅持する。しかし、政治は遠ざけようが絡み付いてくる厄介な生き物だ。

 ララノアは気付いていないが、宮廷から伸びる魔手に足首を掴まれていた。

 天空城アースガルズは女仙の権謀術数が蔓延はこび伏魔殿ふくまでん。気付いたときには手遅れだ。

 ◇ ◇ ◇

 ——全員が寝静まった深夜、エルフィンはひっそりと寝室を抜け出した。

 宿屋の裏庭に出る。周囲に誰もいないのを確認する。物陰で魔術宝具を起動させた。手のひらにあるのは、主席宮廷魔術師ヘルガ王妃が作成したアイテム。高度な魔術式が込められた結晶石であった。

 起動言語の呪文スペルを宣言し、魔術宝具に仕込まれた投影通信の術式を展開する。人間の姿が空間に映し出された。

「——こんばんは。エルフィンさん。聞き込み調査の進展はどうかな?」

 立体映像で現れた女性はエルフィンに語りかける。これは決められた定時連絡だった。エルフィンは毎晩、連絡を取り合っている。

「今日は重要な手がかりを得ました」

「それは良かった。空振り続きだったので、心配していた。ロレンシアはどんな情報を掴んだのかな?」

 エルフィンは、ロレンシアが魔狩人から聞き出した話を事細かに伝えた。情報の漏洩。この行為が依頼人への背信であるとエルフィンは重々理解していた。

 冒険者ギルドに知られれば、降級処分は免れない。依頼人が被った損害次第では、冒険者徽章の没収とギルドからの追放処分が考えられる。けれど、エルフィンはそれでも構わなかった。

 冒険者となったのは借金を返済するためだ。氏族の負債を帳消しにできるのなら、冒険者の地位は惜しくない。

(私を仲間に誘ってくれたララノアやパーティーの仲間には悪いと思ってる。でも、まともな方法じゃ、私が生きているうちに負債を返済できない⋯⋯)

 氏族を最重要視するエルフィンは、自分や仲間よりも家族を優先する。狐族の獣人にとって、それだけ血縁は重要だった。

「ほほう。驚きだ。魔狩人がそんな昔話を知っているとはね。彼らは多く語らないが、どれだけ多くの情報を持っているのやら⋯⋯。旧帝都の件があったから話してくれたとは思うけれど」

「魔狩人から聞いた話は全てお伝えしました」

「うん。分かった。納得できる話だ。たしかに魔狩人の言うとおり。私達は隣国と下らない戦争をしている場合ではない。大いに賛成するよ。今は外征より内政だと私も思っている」

 メガラニカ帝国の民衆が魔狩人と同じくらい賢明であれば、と愚痴をこぼす。

「——ユイファン少将、今後はどう動けばいいのですか?」

「今まで通りに振る舞ってくれ。掴んだ情報を私に流すだけでいい」

 エルフィンの雇い主は、軍務省参謀本部付き情報将校ユイファン・ドラクロアであった。天空城アースガルズの光芒離宮からエルフィンに指示を飛ばしていた。

「ロレンシアが入手した情報は全て私に伝えてほしい。荒事を頼む予定はない。私が欲しいのは情報だからね」

「お金の件ですが⋯⋯」

「報酬の心配いらない。協力費を支払う。それで君の氏族は借金地獄から解放されるよ。おめでとう」

 ユイファンに取引を持ちかけられたのは、ララノアがギルドの依頼を受ける前日であった。

 軍務省の参謀本部は金で転びそうなエルフィンに声をかけた。独断専行が目立ち始めたセラフィーナに出し抜かれないよう、ユイファンは策を講じた。

 ロレンシアが雇うであろう冒険者を買収する。造作もない工作活動だ。多額の負債を抱えていたエルフィンに目を付け、破格の報酬と引き換えに密偵とした。

 ユイファンは事前に状況を把握していた。戦勝式典の翌日、帝国宰相ウィルヘルミナはラヴァンドラ商会とヴィクトリカ王女が接触した情報を流してきた。

 派閥の王妃でありながら、セラフィーナ女王と何らかの取引をしたラヴァンドラ王妃に対する牽制であった。どういう意図であれ、利用できる情報を活用するのが情報将校だ。

「例の王女様。今はヴィッキーと名乗っているのだったかな。彼女の様子はどう? 元気そうにしているかい?」

「下腹部を気にしています。体調が優れないようです。精神的な面かもしれません」

「生理は?」

「⋯⋯来ていないようです」

「奇妙な依頼になるけど、ヴィッキーさんの尿を採取してくれるかな。少量でいい。君は一級冒険者だ。それくらいはできるだろう」

「尿ですか? 可能ではありますが⋯⋯」

「では、よろしく頼むよ。運び人はこちらで用意しておく」

「分かりました」

 やりたいかと問われれば否だ。しかし、仕事ならばやらざるを得ない。採取した尿を何に使うかなど、知りたくもなかった。

 この仕事を終わらせて、負債を清算すればエルフィンは自分の人生を生きるつもりだ。冒険者の暮らしは辛い。ララノアのように一〇〇年以上もスリルを楽しんでいる熟練の冒険者もいる。だが、エルフィンはもう十分だった。

(安定した生活がしたい⋯⋯)

 エルフのような長命種とは違う。短命種の三十路は人生の折り返し地点。人生設計を見直し、まっとうな生活に戻りたかった。

「ありがとう。助かるよ。そうだね。あとはシーラッハ男爵家の領地で、巫女から話を聞いて⋯⋯。あっ、ちょっと待ってほしい⋯⋯。なんでこんな時間に⋯⋯」

 結晶体の投影からユイファンの姿が消える。

(ユイファン少将⋯⋯? どうしたのだろう)

 何やら扉を叩く音が聞こえて、少年の声が聞こえた。部屋に誰かが押し入ってきたらしい。

「え⋯⋯? あ⋯⋯まっ⋯⋯! ⋯⋯は⋯⋯だから、少し⋯⋯ほんの⋯⋯分だけ⋯⋯くれれば⋯⋯」

「もう深夜だよ? いつまで待たせる気? そろそろ始めようよ。ネルティにフェラをしてもらってたけど、顎が疲れるって寝ちゃったんだ。焦らされるのも限界!」

「いまは軍務省の仕事中だから⋯⋯。⋯⋯あとちょっとで終わ⋯⋯っ⋯⋯。本当にあと少しで⋯⋯。すぐ終わらせるから我慢を⋯⋯。そう意味じゃなくて⋯⋯」

 戸惑った声のユイファンは言葉を並べて説得している。しばらく少年との問答が続き、ユイファンの生々しい喘ぎ声が聞こえてきた。

「待って! あんっ♥︎ 陛下っ⋯♥︎ 本当に仕事中で⋯⋯っ♥︎ あんぅうんぁ♥︎ 今はだめっ⋯⋯♥︎」

「ユイファンの嘘吐き。こんな夜更けだよ? 軍務省の仕事なんかないでしょ。ユイファンは残業しないって、僕は知ってるんだからね? 下着も脱いじゃえ。はやくセックスしよ! 僕の赤ちゃんを妊娠しないと、戦勝式典の欠席した件でレオンハルトやヘルガに怒られちゃうよ?」

「あっ♥︎ んぁ⋯⋯♥︎ まっ♥︎ パンティーをズリ下げなっ⋯⋯あっ! まだ挿れちゃだっ、だめぇっ♥︎ だ、だれかっ! その魔術宝具を起動を切っ⋯⋯っ! はうぅっん♥︎ あぅうぅう♥︎ ああぁぁあぁぁぁあああぁーーーっ♥︎」

 絶叫で投影魔法の視点が切り替わる。ベッドで白髪の少年とセックスするユイファンの痴態が映し出された。

(えっ? なにこれ⋯⋯? まさかユイファン少将とセックスしてるのは⋯⋯! 皇帝陛下!?)

 温和な口調で、冷徹な指令を下す情報将校。その本性をエルフィンは目撃する。

「やっぱりオマンコはグジュグジュじゃん。前戯もなしに挿入したのに愛液でずぶ濡れ♪ 最初は正常位! 僕がオチンポでオマンコをジュッポジュッポしてあげるね! 子宮の排卵マッサージもしてあげちゃう! 孕んじゃえー!」

「だめぇえ♥︎ 陛下ぁあ♥︎ そっ、外にえいぞぅぉがっぁんぁああっ!」

「外出し? 身体にぶっかけてもいいけど、膣内じゃないと赤ちゃんできないよ? 我慢汁で妊娠チャレンジしてみる?」

「あんっ♥︎ そうじゃなっ♥︎ あんぅ♥︎ んひぃい♥︎ あゅうん♥︎ あんっ、あんんぁんぁぁぁ♥︎ だめぇなのぉおっ♥︎ ほんとに♥︎ 見られちゃってるからぁっ♥︎ 陛下ぁああっ♥︎ オチンポを動かさないでぇええええっ♥︎ あんっ♥︎」

「変なの。なんでそんなに恥ずかしがるのかな? 女官に見られてるのはいつもでしょ? おかしなユイファン。明日も種付けセックスしてあげるね。あ、そうだ! 女官を混ぜて乱交大会しちゃおうか? うん! そうしよう! ベッドにお尻を並べて、順番に犯していってあげるの! 楽しそうだよね?」

 パンッパンッパンッ!と小気味よい肉音が室内に響く。

 半裸のユイファンは少年に足首を掴まれ、引っくり返ったカエルの姿勢で犯されていた。少年のピストン運動が激しさを増す。堪らず、ユイファンは女陰を前に突き出す。

「あんっ、あんぅぅうっ♥︎ オチンポぉを激しぃ♥︎ あんぁおおぉぉぉおぁっ♥︎」

 絶頂に達したユイファンは、牝豚のアクメ声で啼き叫く。少年の股間に生えた極太の馬チンポがオマンコを蹂躙する。抜き差しのテンポが速まる。膣口で愛液が泡立っていく。

 ジュボッ♥︎ ジュボォ♥︎ ヂュブウゥヂュボォッ♥︎

 結合部から淫靡な水音が聞こえる。激しい性行為を見せつけられ、エルフィンの顔は真っ赤に染まっていた。

(え? うそ? こんなの見ちゃっていいの⋯⋯?)

 目が釘付けとなるエルフィン。魔術宝具を起動させたままだ。そのとき、ミニスカのメイド服を着た黒髪の女官が投影に入り込む。

「おや⋯⋯。この起動している魔術宝具は? もしや外界に映像を送信中ではありませんか?」

 エルフィンはこのメイド女官を知っていた。決闘王ハスキー。冒険者仲間のアリスティーネを初戦で叩きのめし、バトルトーナメントで優勝をかっさらった最強の剣闘士。今は警務女官長の地位を得て、皇帝の側近となっている。

「ユイファン少将、この魔術宝具を停止させてよろしいですか?」

「んんぁ♥︎ それぇ♥︎ しゅぅ、終了させぇっ♥︎ んんひぃん♥︎ えるひぃに見られちゃっ、あぁぁぁっ♥︎ あんっ、あんぁぁぁーー♥︎」

「はぁ⋯⋯。何を言っているのやらさっぱりです。まあいいでしょう。私が見えていますか? 狐族の御方、こちらは取り込み中なので、この魔術宝具は停止させていただきます。それと陛下のセックスは国家機密ですので、口外しないようにお願いします」

「ん? ハスキーなに言ってるの⋯⋯? あれ? それってフィルム・クリスタルだよね。僕、知ってるよ。セラフィーナとのセックスを録画してた便利な道具でしょ」

「これは外界と映像通信できる魔術宝具です。おそらくヘルガ王妃の試作品でしょう。以前、帝城に持ち込もうとして没収した覚えがあります」

「ふーん。外と通信できるなら便利だね。って、何か映ってる⋯⋯? うわぁ、狐族の綺麗な人だ。ユイファンにも女仙の友達がいたんだね。レオンハルトやヘルガくらいだと思ってた」

「いえ、外部と繋がっています。天空城アースガルズの外です」

「えっ⋯⋯!? 外? 宮廷外の人!? 嘘だよね? 下界に映像を送ってるの!?」

「はい。そのようです。おそらく相手はユイファン少将の部下でしょうね」

「ふえっ!? はわわっ!? それならその人は女仙じゃないじゃん! 僕が部屋に入ってからずっと見えてたの!? ちょぉ、ちょっと! ユ、ユイファン! 外の人と仕事中なら、ちゃんと言ってくれないの!? 僕がすごい変態みたいに思われ———」

 幼い皇帝は慌てふためく。そして、映像と音声がプツンと途切れた。

 エルフィンは居た堪れない気持ちになる。ちなみに、エルフィンは知る由もないが、ハプニングの後もベルゼフリートとユイファンのセックスは続けられた。

「うちの国、大丈夫なのかな⋯⋯」

 魔術宝具を握り締める。次の定時連絡でユイファンと顔を合わせたとき、お互いに気不味い感情を抱いているだろう。

(決闘王ハスキーと陛下のセックスをコロシアムで見てたアリスティーネとルイナが言ってたけど⋯⋯、本当に大きなオチンポ。相手をするユイファン少将も⋯⋯あのサイズが根元まで入っちゃうんだ)

 エルフィンは帝都アヴァタールで催された戦勝式典のパレードを思い出す。

 大通りを行進する一団の中央、隣国の女王セラフィーナと女騎士ロレンシアを両脇に抱える幼帝ベルゼフリート。孕んだ女王と女騎士の巨尻を鷲掴み、皇帝はアルテナ王国の征服を人々に示した。

 金髪と赤髪の妊婦は、発情した女顔を浮かべていた。皇帝の御子を産む後宮ハーレムの一員だった。

(あの美しい隣国の女王様は陛下のオチンポで⋯⋯。ロレンシア様も⋯⋯。当たり前か。妊娠してるんだから、ヤってるのは当然ね)

 ヴィッキーと名乗っているヴィクトリカ。どんな気持ちで孕まされた母親と旧友を見ていたのかとエルフィンは想像する。

(私も家族で苦労してるけど、王女様は大変なんだろうな。でも、あんな極太オチンポで孕まされちゃったら、もう普通ではいられない⋯⋯。私だったらどうなるんだろ⋯⋯? 入るのかな?)

 エルフィンは自分の恥部が湿っているのが分かった。皇帝を崇拝しているテレーズ、アマゾネス族のアリスティーネやルイナとは違う。皇帝に対する思い入れは人並み程度だ。

 ――だが、愛らしい一面を垣間見てしまった。

(慌てふためいていた陛下。とっても可愛かったな。兎族の付き人と仲が良かったと聞くし、きっと獣人の私でも⋯⋯。私を綺麗だって言ってくれた。女官の登用試験、挑戦しておけばよかったな⋯⋯)


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