性の悦楽で心を満たしながら、セラフィーナは幾度となく射精を受け止める。
妊娠五カ月の孕み腹は重みが増していた。羊水で胎が膨らみ、形成された胎盤は胎児に豊潤な栄養を供給している。
子宮内部に侵入したベルゼフリートの皇胤は、胎児を包む羊膜にベットリとまとわりついた。
「あぁんっぅ! あぁぁ……っ♥︎ 陛下の子胤がお胎の中に広がって……あぁんぁあぁぁあああぁ……♥︎」
淫穴で肉棒を抱きしめ、引き締め、膣襞で扱き、大量の白濁液を搾り取る。
「んおっ⋯⋯♥ んぁぁ⋯⋯♥︎ お胎の赤ちゃんが悦んでるっ⋯⋯♥︎」
セラフィーナは赤子の胎動を感じ取り、身を震わせた。
小魚が羊水の中で泳いでいるような独特の感覚。小さな反応だったが、力強い生命の息吹を感じた。ベルゼフリートとの間に出来た子供は、順調に成長している。
(あぁ♥︎ 赤ちゃんの鼓動を感じる……♥︎ とても懐かしいですわ……。リュートやヴィクトリカを身籠もったときと同じぃ♥︎ んぁっ♥︎ いいわぁ♥︎ しっかりと育っていますわ……♥︎)
女王のボテ腹に宿るのは祖国アルテナを侵略したメガラニカ帝国の皇帝に強姦されて妊娠した赤子。
アルテナ王国を屈服させた証として、セラフィーナは不義の子を産む。屈辱的なシチュエーションだが、意外にもセラフィーナは赤子の誕生を心待ちにしていた。
(ふふっ♥︎ 帝国の思惑通りには進みませんわ。妊娠と出産は私の武器にもなりますわ。子供を産めば、私とベルゼフリートの繫がりはさらに強化されるのだから……♥︎)
実娘に覗き見されているとセラフィーナは気づいていない。仮に知っていたとしても、些末な出来事だと大して動揺しないだろう。
セラフィーナは後宮の色に染まりつつあった。清純だった女王は墜ちた。家族愛だけを絶対の価値観としていた無垢な母親ではない。
巨尻を突き上げる。仕込まれたセックスの体位を意識し、ベルゼフリートの男根に押し付けた。皇帝の肉棒をより深くまで招き入れる。
夫の粗チンでは届かなかった子宮の深奥。男女の交わりは深まり、繋がりは色濃く、心は染められていく。色っぽい吐息を吐き出しながら、膣道を占有する極太の皇帝オチンポに媚びた。
「陛下……っ♥︎ もっとぉ♥︎ もっとぉセラフィーナを気持ち良くしてぇ♥︎」
「あっ……。ちょっ……! まだ射精してる最中だってば……!」
ベルゼフリートは乱れた呼吸を整える。四つ這いのセラフィーナに覆い被さり、白肌の巨尻にしがみ付く姿態は、ほんの少し滑稽だった。幼すぎる獅子が、牙の通らない巨大な草食動物を捕食しているような間抜けさだ。
バックから犯しているのはベルゼフリートだ。しかし、セラフィーナが優位に見えてしまう。年齢もそうであるが体格差も親子ほど開きがあった。
「んぁ♥︎ 陛下の極太オチンポが私のオマンコで脈動しているのが分かりますわ♥︎ もう妊娠しているのに、まだ私のオマンコを孕ませようとしてるっ……♥︎ 大陸の覇者に相応しい雄々しい精力ですわぁ……♥︎」
「へえ。僕を持ち上げてくれるね。大陸の覇者だなんてさ。でも、セラフィーナは僕と結婚してくれないんでしょ?」
豊満な桃尻の贅肉を指先で抓む。敏感となったセラフィーナの臀部は、この程度の痛みを単なる刺激と捉え、快感に変えてしまう。
「んぁん♥︎ はぁぅ♥︎ 私の身体は既に陛下のものですわ♥︎ お胎に宿している御子を産んだら、再び陛下の子胤で孕まされてしまうのでしょう? いずれは心も屈服し、陛下に我が祖国アルテナを捧げますわぁ♥︎」
「いずれ、ね……。軍務省と宰相府は、アルテナ王国が今すぐ欲しいらしいよ。まあ、天下国家は三皇后に任せるけどさ。僕には僕の望みがある。ちゃんと分かってるよね?」
「あぁん♥︎ んぅふぅっ……♥︎ もちろんですわぁ♥︎ 陛下の過去は必ずお調べいたしますわ……♥︎ んぃっぅあぁっん……♥︎ きもちぃい♥︎ またオチンポが膨らんできてるゅ♥︎」
長く続いていた膣内射精を終え、充填が完了したベルゼフリートの男性器が再起動する。セラフィーナの巨尻に、巨根をぶら下げた股間が打ち込む。肉音と嬌声のハーモニーを奏でさせる。
「見返りにセックスだってしてあげるし、多少の企みは黙認するけど約束は守ってよね。僕の過去を調べ上げて、本物の家族を見つけてね。できなかったら、セラフィーナの立場はすごく悪くなる。君の祖国――アルテナ王国の未来も真っ暗だ」
「んぁ♥︎ はぁい♥︎ 陛下のためにぃ♥︎ んぃ♥︎ 私とロレンシアはどんなことでもぉ、んぉ♥︎ 全力を尽くしますわぁ♥︎」
「それはそれとしてね。僕も男の子としてプライドがあるのさ。セラフィーナみたいな人妻が後宮に入るなんて、今後あるか分からないでしょ?」
「あぁッ♥︎ あんぁんぁ♥︎ んぁっ、激しぃ、あぁあああぁぁ……♥︎」
「あれ? 我慢できずにイっちゃった? オマンコがキツくなるからセラフィーナのアクメって分かりやすいね。くすくすっ! 僕のオチンポをこんなに気に入ってくれてるんだ。旦那さんには悪いけど、人妻の淫乱オマンコを何回孕ませられるかチャレンジしたくなっちゃうよね」
「あぁっ……♥︎ あぁっ、んぅ♥︎」
「セラフィーナは旦那さんと子作りして、子供を二人産んだよね? 恥ずかしがらないで、ちゃんと僕の質問に答えて」
「んぁ♥︎ はぁいぃ♥︎ んひぃん♥︎ 二人産みぃましたぁ♥︎ 男子と女子ぃいっ♥︎ リュートとヴィクトリカを産みましたわぁ……♥︎」
「ふーん。ねえ、セラフィーナ。子供は何歳のときに産んだの?」
「二〇歳と二十一歳ですわっ……♥︎ 十六年前と十五年前にぃ♥︎ んっあぁぁっ……! ああぁんぅう!」
「じゃあ、今のセラフィーナって三十六歳だよね。三十六歳で僕の子供を妊娠しちゃったんだ。自分の産んだ子供よりも年下の僕に孕まされてどんな気持ち?」
「んぁぁぁ♥︎ 陛下ぁ……♥︎ そんな意地悪な質問はおやめくださっ……! ああぁんんぁぁああ! あっ、あんっ、あんぅ♥︎」
膣穴から卑猥な水音が鳴る。湧き出た愛液が太腿に垂れる。ジュボッ! ジュボッ! ジルゥボッ! 太々しい肉棒はセラフィーナの肉厚オマンコを完全屈服させる。
「処女みたいなオマンコだったけど、もう僕とセックスしすぎて形も変わったね。僕のオチンポでしか満足できないガバガバなオマンコになっちゃってるよ。こんなオマンコになったら、もう僕としか子作りできないね〜」
かつてガイゼフと愛し合い、一男一女を産み落とした清らかな女陰は、簒奪者の男根によって牝穴に変えられてしまった。
嬉々として挿入を受け入れ、陰茎に肉襞を絡ませる。
「ガイゼフの子供を二人も産んだんだから、僕も対抗して二〇人くらいセラフィーナに産ませちゃおうかな。時間がかかるだろうけど、女仙なら年齢的な限界はない。今が三十六歳でも二〇人くらい現実的な数字なんだよねぇ。僕がセラフィーナの身体に飽きなければの話だけどさ。クスクスっ♪」
「んぅ♥︎ はふぅ……っ♥︎」
セラフィーナを背後から犯すベルゼフリートは両腕を伸ばし、丸々と膨らんだ妊婦腹を包み込んだ。
それまで激しく動かしてきた腰の動きを止め、男根と女陰の結合部で発生していた淫らな水音が止まった。
「ねえ、答えて。セラフィーナは僕の子供を何人産みたい?」
「何人でも産みましゅぅう……♥︎ 今の私は女王ではありませんわ。皇帝陛下の愛妾なのですから……♥︎ 陛下が望むがままにぃ♥︎」
「じゃあ、ガイゼフとの間に産んだ子供よりも、僕との間に出来た子供を愛してくれる?」
セラフィーナが裏で画策しているように、ベルゼフリートにも思惑がある。ロレンシアからの密告で、温室御苑にヴィクトリカが忍び込んでいると知った。
これまでの忠誠を完全に捨て、ベルゼフリートに忠愛を誓った背信者ロレンシアは教えてくれた。だが、セラフィーナは何も言ってこなかった。
ベルゼフリートはセラフィーナの心をどこまで堕とせているのか、探りを入れていた。
「⋯⋯あぅんっ♥︎」
セラフィーナは返答に窮した。かつての彼女ならガイゼフと築いた家族愛を何よりも優先していた。ガイゼフを愛し、二人の子供達を慈しんだ。だが、淫悦を知り、変わり果てた今なら、別の答えが出てきそうな気がした。
喉まで出かかったが、それでもなぜか言葉にはならない。幼い皇帝が満足するであろう回答は用意できている。だが、口に出せなかった。脳裏にチラつくのは、平和だったころの暮らしだ。
穏やかな幸せに満ち溢れていたころの生活。王座に座っているだけで、人々から国母と慕われていた幸福の日々。メガラニカ帝国との戦争が始まるまでは、何もかもが順調だった。
「へえ、即答できずか。殊勝だね。女王でなくなっても母親の情は残ってるのかな。嫌いじゃないかな。くすくすっ! ますますセラフィーナに僕の子供を産ませたくなったっ!」
亀頭で子宮を小突かれ、在りし日々の追憶を消し飛ばされる。敏感になった下腹部から昇ってくる絶頂の快楽が全身を駆け巡った。
「あぁっん……♥︎ あぁぁっ♥︎ んぎぃィ♥︎ んぃぁあぁっ♥︎ 陛下の極太オチンポが中で動いてるぅっ♥︎ くるっ♥︎ 子胤汁の濁流が来てるうぅ♥︎ んっぁあぁん♥︎ あぁあぁぁあああああぁぁーーっ♥︎」
——幼い少年と美しき熟女は、互いの肉欲を交わらせ、歪な愛を育む。
夫のガイゼフや娘のヴィクトリカならば、見るに堪えない痴態だろう。だが、その一方で淫靡な情交を羨ましげに見ている者もいる。
ロレンシアは身重の身体を休めながら、絶頂に達する二人の主君を眺めていた。
「あんんぅっ! 陛下のオチンポぉっ♥︎ もうだめぇ♥︎ お腹がぁっ♥︎ もう入らないぃ♥︎ オマンコが精子でいっぱいぃ♥︎ 赤ちゃんいるからぁ、もう満杯なのぉおっ♥︎」
身体をくねらせ、喜悦の嬌声を上げる黄金髪の女王。
赤毛の従者は微笑を浮かべる。忠誠を誓っていた清廉な国母は、今や売春窟の淫婦と見間違えるほどに堕落したのだ。
(これがきっとセラフィーナ様の本性。皇帝陛下とのセックスで本当の女になられた。とても淫靡で、そして誰よりも美しい……)
アルテナ王国の人々なら、女王の醜体と罵る者もいるかもしれない。しかし、それでもロレンシアは、今の女王がこれまで見た中で一番美しい姿だと思えた。
「陛下のオチンポが凄すぎてオマンコが狂っちゃう♥︎ あっぁあんぅ♥︎ おねがいぃ♥︎ 陛下の赤ちゃん、産むからぁ♥︎ ちゃんと赤ちゃん産みますからぁっ♥︎ 陛下の子胤汁でずっと孕みましゅからぁ♥︎ あんっ、あぁぁぁんっ♥︎ いぐぅっ、オマンコいっちゃうぅ♥︎ あぁん、あぁああぁっんぅ、あああああああああぁーーっ!」
アクメに達した反動でセラフィーナは仰け反り、黄金髪が優美に靡いた。顔よりも大きな爆乳が揺れ動き、赤子を孕んだボテ腹が波打つ。後ろから犯すベルゼフリートは、セラフィーナの尻を強く抱きしめた。
淫猥な牝のイキ声は温室御苑に響き渡った。
「――んぁ♥︎ あぁっ♥︎ んぁ♥︎」
実母の痴態を直視できず、背を向けて逃げ出したヴィクトリカの耳にも牝声の叫びはしっかり届いていた。