2024年 6月16日 日曜日

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【61話】雌伏の王女 老獪な女商人の知恵

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【61話】雌伏の王女 老獪な女商人の知恵

 祝宴の開始を告げる花火が打ち上げられた。

 かくして戦勝式典のパレードが始まる。儀装馬車の上座には礼服を着た皇帝ベルゼフリート・メガラニカ。その隣に軍服の帝国元帥レオンハルトが座った。

 アマゾネスに相応しい恰幅の女戦士は、英雄に相応しい覇気を纏わせている。凜々しい顔付きも相まって、事情を知らぬ者からすれば女傑のレオンハルトを皇帝と勘違いしてしまう。

「皇帝陛下! 元帥閣下! 万歳!! 万歳!! 万歳っ!!」

「帝国万歳! 皇帝陛下と元帥閣下に栄光あれー!!」

「偉大なるベルゼフリート陛下の治世に祝福あれ!! 聖大帝と栄大帝に続く! 大帝時代の幕開けだぁー!! レオンハルト元帥! 皇帝陛下の敵をことごとく征服し、帝国の威信を示してくれ!!」

「下がってください! そこ! 花束だろうと物を投げるのは禁止ですよ! 指示に従わないなら引っ捕らえます! そこのフェアリー! 規制線を越えないでください! 飛行は禁止です!」

 熱狂する帝都の臣民は、口々に祝福の言葉を叫んだ。帝国兵は興奮する市民を抑えようと、何度も口頭で注意を呼びかける。

 パレードの途中、群衆の一部が規制線を乗り越えるアクシデントが起きた。しかし、起こった騒動はそれのみだった。滞りなく儀装馬車は帝都の大通り進んでいった。

 大通りに詰め寄せた民衆は沿道からパレードを眺める。建物の二階や三階から見下ろす者も多かった。

 上座のベルゼフリートとレオンハルトに大歓声が捧げられる。そんな中、群衆の視線を集めたのは、初のお披露目となった女王セラフィーナと女騎士ロレンシアだ。

 下座に座らされたセラフィーナとロレンシアの。戦勝の証である二人の美女は数十万の視線に晒された。

 軍務省からはいくつかの注意があった。まず、顔を俯かせたり、両手で覆ったりしない。大きく膨らませたボテ腹を民衆に見せつけることなどが命じられた。

 メガラニカ帝国はアルテナ王国から賠償金を取れなかった。反感を抱いている民衆は少なくない。

 皇帝と国民的英雄のレオンハルトに罵声を浴びせる不届き者は皆無だ。しかし、連れてこられたセラフィーナやロレンシアは敵国の女。二人を害そうとする過激派が現れる可能性はあった。

 警備を担当する兵士達は緊張を強めていた。しかし、その懸念は杞憂に終わった。

「帝都では多種多様な種族が暮らしているのですね。ドワーフ族、エルフ族、獣人族も⋯⋯。私の知らない種族の人もたくさんいますわ。隣国だというのに⋯⋯。私たちはメガラニカ帝国を何一つ知っていなかったわ⋯⋯」

 黄金髪の女王は熟れた美貌で人々の心を魅了する。若かりし頃のセラフィーナは大陸の果てにまで噂が届く美女だった。妖艶な魅力は衰えを知らない。

 帝国の人々も、隣国の女王が絶世の美女であるとは聞き及んでいた。実物を拝むのは今日が初めてだった。

 誹りと嘲笑を投げるつもりだった荒くれ者でさえ、セラフィーナの美しさに見蕩れて、呆然とするうちに儀装馬車は過ぎ去ってしまった。

 女王の隣に座る赤毛の美女が誰なのかと問う者も多くいた。

「おお! あれがセラフィーナ女王か⋯⋯! 噂に違わぬ美女だ。それにしてもデッカいオッパイだな。娼婦街のサキュバスだってあのサイズは珍しい。おや? 隣に座っている赤毛の妊婦は誰なんだ?」

「お前さん、政府の布告を読んでないのか? セラフィーナ女王と一緒にやってきた女騎士だよ。主従仲良く、陛下の後宮に入られて、陛下の御子を宿したんだってよ」

「あっちも、あっちで、どえらい美女だ! そんでもって、すごいオッパイしてやがるなぁ! 見ろよ! 虹森の西瓜より大きな乳房だぞ」

「それにしてもすごい格好だ。あれがアルテナ王国の衣装なのか? 黒い下着が見えてしまっているじゃないか。くっはははは⋯⋯!」

「まったくだ。あんな恥ずかしい目に遭えば、もう帝国に歯向かおうなどとは思わないさ。アルテナ王国の征服を足かがりに、バルカサロ王国も打ち負かして、辱めてやっちまえばいい!」

「そいつは最高だな! バルカサロ王国の王女達も陛下の後宮に入れちまえばいいっ!」

「帝国万歳! 皇帝陛下万歳!! 実にめでいたい日だ! 大帝国の復活に乾杯だぁ! おーい! おかわりだ! 黒麦酒を持ってきてくれ!」

「お客さん! ほんのちょっと待ってくれよ! 皇帝陛下と元帥閣下のご尊顔を見る機会は滅多にないんだ! せめてパレードが通り過ぎるまで待ってくれてもいいだろ」

「このエロ小僧め! あの美女達は皇帝陛下の戦勝品なんだぞ? ジロジロ見てたら、おっかない決闘王に金玉を踏み潰されちまうぞ!」

「あのねえ、小人族だからって子供扱いすんなよ。言っておくけどオッサン達よりも俺は年上だっての!」

「ええい! うるさい! とにかくはやく酒を取ってこい!!」

「あー、はいはい。分かりましたよー。酔っ払いの足長め」

「ほう。随行しているミニスカメイドは、決闘チャンピオンのハスキー様なのか?」

「玉潰しの決闘王さ。怖いぞー。ハスキー様は」

「へえ、あんな可愛い顔をした美女がねえ。負けた対戦相手のアレを潰していたとは思えない」

「いやいや! 本当の本当だ! 俺はこの目で何度も見た! ハスキー様は恐ろしい女傑だぞ! 現役時代にコロシアムで見たんだ。あれはすごかったぞぉ~。噂だが御前試合でレオンハルト元帥に勝ったそうだ!」

「救国の英雄アレキサンダーの血を引く、レオンハルト元帥に? それはないね。ないない! 俺の従兄は帝国兵で元帥の戦いぶりを見たそうだが、それはもう筆舌に尽くしがたい一方的な戦いをしていたそうだ! 大陸でレオンハルト元帥に勝てる武人は一人としていない。高名なフェアリーの占い師も言っていたぜ」

 酒場のバルコニーで酒盛りをする酔っ払いたち。その様子をカラス型の屍人形が見ていた。

 帝都の警備を担う監視の目は、帝都全域を飛び交っている。しかし、集まった数十万の群衆を全て把握するのは不可能だ。

 ◇ ◇ ◇

 レオンハルト元帥の帰還に同伴する形で、アルテナ王国の商人たちは隊商を組み、新天地のメガラニカ帝国に赴いた。目的は明快だ。滅びつつあるアルテナ王国に見切りをつけ、いち早く帝国との販路を築く。

 もしアルテナ王国が併呑されるのなら、今まで使ってきたアルテナ王国の貨幣は、価値が暴落してしまう。無金や銀の含有率が高いため、すぐさま無価値にはならない。だが、通貨には物質的な値打ち以上の価格がついている。

 また、アルテナ王国の貴族は没落していくだろう。負け犬と商売を続けていけば、御用商人は飢えて死ぬ。賢き者達は、売国奴と罵られる覚悟があった。そのうえで、メガラニカ帝国を訪れたのだ。

「やれやれ。人生ってのは何があるか分からないもんだねえ。よもやセラフィーナ女王様があんなお労しいお姿になろうとはね。老人にはちょいと堪えるね。たくっ! 長生きなんてするもんじゃない。かっかかかかか!」

 老齢の女商人は自嘲する。情理よりも合理性を優先する老商人。だが、貶められた女王の哀れな姿を見て、大きな嘆息をついた。何者も穢せなかった高貴な女王が、今は幼帝の情婦と成り下がった。

 数年前であれば、妄想しただけで不敬な淫景だ。

「酷いわ! あんなの⋯⋯! 低俗な酷世物⋯⋯っ! アルテナ王家を卑しめるために、わざわざあんな衣装でパレードをするなんて! 下劣極まる行為だわ!!」

 ショートカットの少女は拳を握りしめる。もしできるのなら、意気揚々と大通りを行進している連中に襲いかかってやりたい。しかし、血気盛んな彼女でも、それが無謀で無意味な行為だと理解していた。

 沸き立つ怒気を押さえ込む。耐えがたい鬱憤を歯ぎしりで示した。

「やめておきな。愛国心は今時、金にならないよ。アルテナ王国は終わったんだ。諦めな。戦争に負けるってのはそういうことさね。バルカサロ王国のガイゼフ王に賭けて、アルテナ王国は大負けちまった。もう切り替えてしくしかないよ」

「まだ⋯⋯、まだよ! 私達は負けてなんかないわ⋯⋯! 戦おうとしている者がいるかぎり、アルテナ王国は負けないんだから!」

「そう思っているのはアンタくらいさ。ヴィクトリカ王女は死んだ。アルテナ王家の生き残りは、皇帝に孕まされたセラフィーナ女王だけ。どんな形にしたって帝国に飲み込まれる。時間の問題だよ。女王の子宮にいる赤子が次のアルテナ王さ。王家の存続を帝国が認めてくれればだけどね」

「違う! 絶対に違うわ! 私は認めない! だって、お母さっ⋯⋯、えっと、女王様は望まない妊娠を強いられたの! あのおぞましい皇帝の血を引く子供が、アルテナ王国を継ぐなんてことは、誰も許さないわ! アルテナ王家は西側諸国と友好関係を結んでるのよ! 帝国の専横を認めたりしないわ!」

「現実を見て動くんだね。バルカサロ王国にだって捨てられたんだよ。例えばの話⋯⋯、そう例えば⋯⋯死人が生き返っても何も変わりやしないのさ」

「ならどうしてよ? ⋯⋯愛国心がないというのなら、どうして私を匿ってくれるの? 帝国兵は誰かを探している。きっとそれは⋯⋯。私を売った方が利益になるんじゃないの⋯⋯?」

 家出した町娘に変装し、姿を偽るヴィクトリカ王女は、老獪な女商人が自分の正体に勘付いていると分かっていた。

「愛国なんて無価値さ。でもね、商売人には義理と人情はある。アルテナ王家には稼がせてもらった。恩義は感じちゃいる。最後の駄賃さね」

「⋯⋯本当にありがとうございます。それしか言える言葉がありません」

「はぁ? 何を言っているんだい? なんでお礼を言われるんだか、さっぱりだ。たくっ! うちの下働きも頭のおかしい家出娘を拾ってきちまった。とにかく、私はアンタがどこの誰かなんて知らないね」

(⋯⋯商人さんたちのおかげで、帝都に入り込めたわ。だけど、これからどうしたら⋯⋯? いいえ! 目的は最初から決まっているわ。お母様を救い出して、アルテナ王国を帝国の支配から解放するのよ!!)

 メガラニカ帝国を訪れたヴィクトリカは、変わり果てた母親の姿を目撃した。薄布の淫らなドレスを着た母親の腹部は大きく膨らみ、妊娠の事実をまざまざと見せつけられた。

(可哀想なお母様⋯⋯! 悪逆無道の皇帝から辱めを受けてあんなお体に⋯⋯! しかも、ロレンシアまで⋯⋯! 絶対に! 絶対に許してやるものか! お母様と私の親友を傷つけた罪は、どんな手段を使っても贖わせてやるんだから!)

 ヴィクトリカは憔悴し、日に日にやつれる父親を思い出した。

(バルカサロ王国は信じられない。あいつらも私を殺そうとしてきたわ。ひょっとしたら、お父様が邪魔になれば⋯⋯。私が⋯⋯、そう、お兄様の遺志を継いで、私が国を救わなきゃいけないわ!)

 ガイゼフがこれまで築き上げてきた全てが失われようとしていた。リュート王子が処刑され、妻のセラフィーナ女王は虜囚となっている。しかも、あろうことかセラフィーナは国讐の子胤で孕まされ、腹を膨らましている。

 夫婦関係の瓦解は止められない。

 ガイゼフ王の敗戦が招いた事態だ。自身の過ちで引き起こされた災禍であり、完全な被害者とは言い切れない。

 敗戦の末路と言われればそれまでなのだ。

 後ろ盾のないヴィクトリカは、たった一人で強大な軍事力を誇る大国と対峙している。運良く母親の姿は確認できた。だが、その後にどうすればいいのか、妙案は浮かんでこなかった。

「血気盛んなのは結構。だが、まず食い扶持を見つけな。ここまでは面倒を見てやった。あとはアンタの才覚次第さ。私らはこれからメガラニカ帝国の商人や役人と商談に入る。アルテナ王国の権益を売り飛ばし、その見返りをもらうためにね。アンタはそんな売国行為を見たかないんだろう?」

「助けてくれたのは感謝してます。だけど⋯⋯、王都ムーンホワイトでも、売国奴と石を投げられてたのに、そんなことに手を染めて恥ずかしくないの?」

「アンタの価値観で語るもんじゃない。商売は銭勘定だよ。高貴な方々と違って、名誉は食い扶持にならない。どうせ滅びるのなら、値段がつくうちに売り払いたいのさ。アルテナ王国は滅びる。そして経済圏も飲み込まれる。私は沈む船から最初に逃げ出したい。金品をごっそり持ってね」

「後世の評価は気になさらないのかしら?」

「死んだ後のことは、死んだ後に考えるのさ」

「死んだ後のことは死んだ後に? おもしろいわ。いい言葉だと思う。私もやれることをやりたいの。無謀で死ぬとしても、死んだ後に後悔すればいいんですもの」

「そういうアドバイスじゃないんだけどねえ。まあいいさ」

 女商人は一枚の羊皮紙と小銭袋をヴィクトリカに手渡した。

「⋯⋯あの、これ⋯⋯?」

「野垂れ死にされても寝覚めが悪いからねえ。次の働き口だ。ラヴァンドラ商会がアルテナ王国出身の使用人を探している。求人広告を持ってきたのは憲兵だ。変な仕事じゃないはずさ。やる気があるなら、そこで働きな」

「帝国のお金まで⋯⋯。いただいてしまっていいかしら⋯⋯?」

「変な勘違いはしてほしくないねぇ。そいつはアンタの退職金だ。馬の扱いは上手だったよ。正当な対価だ。受け取っておきな。まあ、こいつは余計なお世話かしれないけど、アンタなら家業を辞めて、普通の仕事で生きていけるんじゃないのかい? そういう道もあると思うがね」

「義務は果たさないといけないわ。アルテナ王国を滅ぼしたくない」

「そうかい。なら最後に忠告だ。髪はさっさと洗っちまいな。帝都の群衆をざっと見た限り、金髪の連中は多い。染めてる方が目立っちまうよ」

「ありがとう。参考にするわ。さようなら。また、どこかで会えるといいわね」

「そんときは恩着せがましく、褒賞をたっぷり要求してやろうかね。強欲な商人らしく。かっかかかかかか!」

 ヴィクトリカは女商人に別れを告げた。

 この親切で老獪な女商人と再び会うことはない。ヴィクトリカはそう思っていたが、後に意外な形で再会する。この出会いはアルテナ王国の結末を決める一つの遠因となる。だが、その未来を予見した者は、この世に一人としていない。

 このとき、王女の持ち物は貧相な旅装と町娘の服が一着ずつ。財産といえるのは、わずかな路銀と短剣が一振りだった。

 見送りをしてから数週間後、女商人は帝国軍から取り調べを受けた。馬の世話係が行方知れずとなった件について、帝国軍は厳しく問いただした。

 女商人は出来の悪いを雇っていたが、金を持ち逃げして、どこかに消えたと言い張った。他の商人も同様だった。口を揃えて同じ説明を繰り返した。

 利益に釣られて、アルテナ王国を見限り、メガラニカ帝国にやってきた強欲な商人が、ヴィクトリカ王女を守るために口裏を合わせるなど考えにくい。

 帝国軍がそう思うのは無理からぬことだった。

 また、情報を精査する参謀本部まで伝達されなかった。徹底した裏付け調査が行われず、ユイファンの不在も重なり、帝国軍は王女の足取りを見失った。

 情報の分析能力に優れたユイファンが健在だったなら、王女の足取りを掴み、さらには女商人の背後関係まで辿り着いたかもしれない。そうなれば歴史の流れは大きく変わっていた。


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