2024年 2月22日 木曜日

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【3話】女官長と帝国元帥の密談

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【3話】女官長と帝国元帥の密談

 白亜の都と称されるアルテナ王国の首都ムーンホワイト。

 純白の大理石を基調とした優大な街並み。中心部にそびえ立つ白月王城は堂々たる風格を示していた。荘厳かつ華美な建造物は統治者の権威を表す王権の象徴そのものである。

 ——風が吹き、旗がなびく。

 現在、城門に掲揚けいようされているのは帝国軍の軍旗だ。城の警備にあたっているのも帝国兵である。王国近衛騎士団の姿は見当たらない。

 アルテナ王国との戦争に勝利したメガラニカ帝国は、白月王城の一画に総督府を設置した。それがアルテナ王国にとって、どれだけの屈辱であったかは言うまでもない。

 皇帝ベルゼフリートが滞在中に使用する住居は、国賓をもてなすための貴賓館だった。貴賓館は白月王城の庭園内にあり、窓からの眺望は言葉に表せないほどの美景であった。

「私は酷く嫌われているようです」

 女官長ハスキーは深い溜息を吐き、肩をすくめてぼやいた。胸元を強調する特注のメイド服はスカート丈がマイクロミニで、穿いている下着を隠す気がさらさらない、身を屈めずとも、容易にショーツが覘けてしまう。

 オリジナルデザインのメイド服を着用できるのは、限られた上位の女官だけである。伝統的なメイド服とかけ離れた露出の度合いは、娼婦のコスプレ衣装を想像させる。

 宮廷や軍部には、彼女の破廉恥な格好を問題視する者もいた。

「そうだね。アルテナ王国の民からすれば僕ら敵だ。でもいいもん。歓迎なんて最初から期待していなかったよ。はあ⋯⋯。初めての外国訪問だっていうのに損した気分だ⋯⋯」

 外国に行けると大喜びしていたベルゼフリートは、楽しみがなさそうだと分かり、すっかり意気消沈していた。

「いいえ、そうではありません。私が軍務省の諸将から嫌われているという話です。見ましたか。あの連中の態度を」

 ハスキーは普段から飄々とした女性で、悪意に対する耐性があるほうだった。しかし、帝国兵の態度に不満を言わずにはいられなかった。

 帝国の宮廷女官は、他の組織から干渉を受け付けない。皇帝の権威に由来した特権を持つゆえ、他の臣下から快く思われていなかった。

 特に実力主義が顕著な軍務省からは、侮蔑の目を向けられがちであった。

「軍務省のお歴々は、陛下のことを自分の孫か何かと勘違いされているようです。忠愛は結構ですが、お側に仕える私への嫉妬は迷惑極まります」

 皇帝に仕え、皇宮を管理する官吏を〈宮人〉と呼んだ。宮人には階級は上から順に、〈女官総長〉〈女官長〉〈女官〉〈下女〉となっている。

 宮人の全権を統括する女官総長の定員は一人。その要職を預かるヴァネッサを除けば、女官長のハスキーに上長はいない。

 特に女官長ハスキーは警務担当だ。皇帝の身辺を固める警務女官、すなわち武装女官である侍女の頂点に立つ女だ。

 皇帝とも個人的に親しく、寵姫と同等の扱いを得ていた。

「そんなことを僕に愚痴られてもさぁ⋯⋯」

「他に言う相手がいません」

「ハスキーには部下とかいるでしょ」

「女官長ともなると、部下を抑える立場になりますから」

 こうして皇帝に心情を吐露できるのも、女官の特権であった。

「軍務省の人とも仲良くしてあげたら? 今に始まったことじゃないけどさ」

「向こうに仲良くする気がないのです。歩み寄りの精神がない相手と友好的な関係は築けません」

「それはお互い様だと思うけどね。向こうも同じようなことをぼやいてるんじゃないの? 僕が泊まる建物の警備をどうするかで、揉めに揉めたって聞かされたよ」

 貴賓官の警備をどちらかが担当するか。その件で軍務省と女官の間で一悶着があった。

 人員数の問題や皇帝の仲裁もあり、建物の警備は軍務省が管轄すると決まった。しかし、女官達は皇帝の身辺警護だけは譲らなかった。

 女官の特権は明文化されたものではなく、伝統という名の慣習に基づいている。女官は常に保守的で例外や特例を嫌っていた。

「陛下はレオンハルト元帥閣下に甘すぎます。今回も軍務省の味方をなさるのですね?」

 ハスキーは拗ねた口調で皇帝を非難した。

「神官長からも言われたよ、それ。たしか、えーと、判官贔屓って言うらしいね。僕だって心苦しかったさ。どちらの味方をしても後で文句を言われるんだもの」

 皇帝は窓の向こうに広がる美しい庭園に視線を向ける。宮廷での暮らしに不満はなかったが、数年ぶりの外出に心が躍っていた。

 歓迎されないと分かっていようと、アルテナ王国への訪問を皇帝が熱望した理由はそれだ。幼い皇帝は外国を見てみたかった。

「僕と結婚するヴィクトリカ王女はどんな人だろう。この結婚もいろいろな人から文句が出そうだけど、どうせだから仲良くしたいね」

 講和条約を締結するにあたり、メガラニカ帝国が要求した条件の1つは、アルテナ王家の女が皇帝の花嫁となることだった。

 セラフィーナ女王とガイゼフ王の間には、一男一女の子供がいる。

 長男は王都陥落の際に処刑されたリュート王子。長女は15歳のヴィクトリカ王女であった。

「黄金髪の美少女と聞いています。大陸で指折りの美女といわれるセラフィーナ女王と瓜二つの可憐な容姿だとか」

「ふーん。可愛い子なんだ。会うのが楽しみ」

「ただし性格は男勝り。勇猛果敢かつ猪突猛進のじゃじゃ馬であるともっぱらの評判です」

「評判って⋯⋯、それは悪評じゃない?」

「気性が荒いそうですよ」

「軍務省からは今夜にも子作りに励めって言われてるんだよね〜。王妃として迎え入れるには、僕の子を産ませる必要があるんだってさ。そっか。じゃじゃ馬なんだぁ⋯⋯。後ろ足で蹴り殺されないことを祈るばかり」

「ご安心ください。私が控えております。もしもの時はお助けします。陛下がお望みであれば、私もじゃじゃ馬姫の種付けに加勢いたしましょうか?」

「それ、単に自分がセックスしたいだけでしょ」

「陛下の玉体を案じてのことです。しかし、そうした下心がないわけでもありません。最近はご無沙汰ではありませんか? 私はいつでも夜伽の準備はしていますのに」

「ハスキーはこの前まで子育てで忙しかったでしょ。僕なりに気を使ったつもりだったんだよ。でも、やってほしい? そういうことならどうしようか⋯⋯。また、僕の子を産んでみる?」

「陛下がお望みであれば何人でも産みましょう。私の胎ならアルテナ王家の小娘より強い子どもを作れます」

 ハスキーは頬を赤らめながら、皇帝の身体に寄り添う。

「あーもう、ダメ、ダメ! ここではダメだってば! 講和条約の調印式が終わって、仕事が片付いてから! 宮廷に帰ってからしようよ」

 皇帝はやんわりと拒否するが、ハスキーは帯革の金具に手を伸ばす。高い背を屈めて、後ろから小柄な皇帝を包み込んだ。

「寂しい思いをしている愛娘のために、歳の近い弟妹を作ってあげませんか。悪い考えではないはずです。陛下もそうは思われるでしょう?」

 ハスキーが皇帝の子を孕み、産み落としたは半年ほど前のことである。皇帝の子を産むのは妃の仕事だ。しかし、皇帝から寵愛を受ける女官は、子を授かる機会があった。

 妃たちからすれば、女官に自分達の領分を侵されていることになる。そのせいで、皇帝付きの女官は妃から煙たがられていた。

「——私欲で陛下の身を弄ぶな。さっさと離れろ」

 この場で淫行に及ぼうとしていたハスキーは手を止める。皇帝の居室に無許可で入室できる人物は帝国に4人しかいない。

 メガラニカ帝国の実権を握っている4人の女傑。正妃である三皇后、そして宮廷を仕切る女官総長だけだ。

「皇后である私が離れろと命じているのだぞ? 再び子を授かり育休に入るのなら公金泥棒と批判されても言い訳ができぬぞ。子産みは妃の仕事。陛下とどれだけ親しかろうと、女官は使用人でしかない。身分を弁えろ」

 皇后レオンハルト・アレキサンダーは、軍務省を統括する帝国元帥だ。メガラニカ帝国軍の最高権力者であり、全軍の指揮権は彼女が握っている。

「もう少し軍議に時間がかかるかと思っていました。まさかこんなに早くいらっしゃるとは⋯⋯。誤算でした」

 ハスキーは素直に身を引いた。使という言葉に反感は抱いたが、皇帝の面前で言い争いをするつもりはなかった。

「総督府の諸将に雑務は委ねてきた。皇帝陛下との謁見が思いのほか早く終わったらしく、手持ち無沙汰になっていたのでな。謁見の時間を予定よりも早く切り上げてくれたかには礼を言いたい」

 ソファーに腰掛けたレオンハルトは、ベルゼフリートを手招きする。

「久しぶり! 会いたかったよ! レオンハルト!」

「私もずっと会いたかった。アルテナ王国との戦争に時間を取られて、夫婦の時間が減っていた。寂しい思いをさせてしまってすまない」

 レオンハルトは溺愛する皇帝を膝上に座らせる。そして、誇示するように皇帝の白髪を優しく撫でた。さながら巨大な獅子が子猫をあやしてる光景だった。

 3人の皇后はそれぞれ別の美しさ持つ。その中でもレオンハルトは特異な容貌だった。数多くいる妃の中で最も体格が大きい。その立ち姿は巨木を思わせる。

 アマゾネスの血を引き、その巨躯に威圧される者は多い。

 顔立ちは中性的で、胸の膨らみがなければ、長髪の美青年と見間違えてしまうことだろう。

 帝国元帥レオンハルトは、帝国最強の武人でもあり、武家の名門アレキサンダー家が作り上げた最高傑作であった。

 鍛え上げられた鋼の筋肉が全身を覆い、生半可な刃では薄皮すら破れない。生来の剛力と卓越した武技をもって、帝国元帥は皇帝の敵を撃滅してきた。

「そう睨み付けるな。女官長ハスキー。貴公から盗んだわけでも、奪ったわけでもないのだぞ。元々、皇帝は皇后のものだ。不満があるなら、貴公も皇后か、せめて女官総長の座を狙えばよかろう?」

 レオンハルトが黄金の獅子ならハスキーは黒豹だ。

 タイプは異なるが、ハスキーも英雄級の実力を有する猛者である。実際、御前試合でハスキーはレオンハルトを相手に一勝をあげている。

「もっとも貴公が女官総長に反旗を翻すとは思えぬし、この私に勝てるとも思わぬがな。武人としても、女としても」

 ただし、ハスキーの一勝は奇跡に近い偶然の結果だった。相手との実力差はハスキーも自覚していた。

 三本試合のうち、二敗は明らかな実力差によるもの。そして、勝負はあくまで試合形式。もしも本気の殺し合いであったなら、百度戦おうとハスキーは一度も勝てなかった。

「ご多忙なレオンハルト元帥閣下は、皇帝陛下の御前で私を煽るためにわざわざいらしたのですか?」

「もちろん違う。女官との小競り合いを望んでいるわけではない。アルテナ王国の征服について、軍務省と女官は共同歩調をとる方針なのだからな」

「その件は女官総長ヴァネッサから聞き及んでいます。ウィルヘルミナ宰相閣下の派閥が、増長し続けるのは望ましくありません。今は手を取り合うべきです」

「ふむ。その通りだ。しかし、手を取り合うのと、私の皇帝に手を出すのは意味合いが大きく異なるぞ」

 軍務省と宮廷女官の共通敵となる勢力がいた。それは帝国宰相ウィルヘルミナ・ウォン・ナイトレイである。

 宰相府の長であるウィルヘルミナは、三皇后の一角であり、メガラニカ帝国の行政全般を統括している。

 三皇后は対等の立場とされている。だが、行政権が肥大化した現在の帝国において、宰相の権威は絶大だった。

 メガラニカ帝国の実質的な最高権力者は、宰相といっても差し支えない。

「この馬鹿げた戦争をさっさと終わらせたい。今は内政に集中すべきときだ。そうだというのに、宰相府と民衆は戦争継続を望んでいる。亡国への道だ」

「今回の戦争、もう終わったも同然では? 陛下とヴィクトリカ王女の婚姻がなれば、勝利に酔う国内の主戦派といえど講和を受け入れるでしょう」

「そのヴィクトリカ王女の所在に問題がある⋯⋯」

 ベルゼフリートは心配する素振りを見せた。レオンハルトは心優しい幼き皇帝を抱きしめる。皇帝は政治には口を挟まない。そのように教育されているので、政治的な密談をベルゼフリートはいつも黙って聞いていた。

「⋯⋯白月王城にいるヴィクトリカ王女は影武者かもしれない」

「それなら本物の王女どこに⋯⋯?」

「王女が影武者と入れ替わったのなら、本人は国外に逃げおおせているだろう。王都が制圧される前に脱出していた可能性が高い」

「ヴィクトリカ王女との婚姻は講和の要。講和条約締結の条件であり、帝国内で燻る主戦派の世論を抑えるためにも、ヴィクトリカ王女を王妃とする手筈だったはず⋯⋯。このままで大丈夫なのですか?」

「代用ならセラフィーナ女王がいる。こちらは間違いなく本物だ。娘が逃げたのなら母親を使う」

「セラフィーナ女王⋯⋯? あの女王は夫と子供のいる人妻ですよ。代用品になり得るでしょうか? 夫のガイゼフ王とは仲の良い夫婦だったと聞いています。なによりも、息子のリュートを処刑したばかりではありませんか」

「それを言ったら王女のヴィクトリカとて同じだ。兄を殺されたか、息子を殺されたのかの違いだろう?」

「アルテナ王国の国教は開闢教です。我が帝国とは異なり、結婚は厳格な一夫一妻制。もしもセラフィーナ女王を皇帝陛下の妃とするのなら、ガイゼフとの離縁が必須となります。未婚で処女のヴィクトリカ王女よりも、はるかに使いにくい代用品かと思いますが?」

「王女が逃げたのだ。どうしようもない。影武者を本物に仕立ててしまうのも手段だがな。しかし、偽物を本物にしてしまっては、後々の禍根となるだろう。血統は重要だ。やはりセラフィーナ女王で妥協するほかあるまい」

 他に手段がないのだとレオンハルトは肩を竦める。

 ハスキーは軍務省の行き当たりばったりに呆れ果てた。しかし、行方知れずとなったヴィクトリカ王女を見つけ出し、王都に連れ戻すのは現実的と言えない。

 父王の祖国であるバルカサロ王国に逃げ込んでいれば、手出しは難しい。

「講和条約の調印式でヴィクトリカ王女が偽物と入れ替わっていることを曝く。貴公にその手伝いをしてもらいたい。策はこちらで用意してある。女官でなければ不味い方法なのだ」

「具体的には?」

「下着を含めて服を剥ぐことになる。軍人がやると体裁が悪い」

「調印式で影武者のストリップショーですか?」

「まあ、そんなところだな」

 長々と続く謀議に聞き飽きたベルゼフリートは、レオンハルトに寄りかかって、うたた寝を始めていた。

 メガラニカ帝国の皇帝は、当人が自称するように権力を持たない。

 それはベルゼフリートが13歳の幼い少年だからではなかった。メガラニカ帝国の皇帝は、伝統的に権力から遠ざけられていた。

 ベルゼフリートは、自分の周囲でどのような陰謀が巡っていようと基本的に無関心だ。

 たとえ結婚相手がヴィクトリカ王女からセラフィーナ女王に替わったとしても、皇帝は助言という名の命令に従うほかないのだ。


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