ベロニカはヴォルフガングが腰掛ける車椅子に跨った。慣れた手つきベルトを緩め、勃起したオチンポを取り出した。挿入の瞬間は、いつだって心臓が高鳴る。
「ドキドキするね。外でセックスするのは初めだ」
「私もですわ♥︎ あぁっ♥︎ んぅっ♥︎」
「旦那さんとはしなかったの?」
「はいっ♥︎ こんな淫行っ♥︎ 夫とは絶対しなかった……♥︎ 野外セックスはヴォルフ坊ちゃんが初めてぇっ♥︎ んぅっ♥︎」
涎を垂らしたオマンコがオチンポに近づき、捕食するように呑み込んだ。車椅子にベロニカの体重が加わり、柔らかな土の地面に車輪が沈む。どちらも激しくは動けない。だが、青姦の緊張感が肉悦を高ぶらせた。
(ヴォルフ坊ちゃんのオチンポ……♥︎ 暖かい……♥︎)
そよ風が小枝を揺らすテンポで、ベロニカは腰を揺らしている。両手は大樹の幹に押し当て、ゆるやかなスローセックスを堪能した。
(私がこんなに愛に飢えていたなんて……♥︎ ヒースウッド修道院で慎ましく暮らしてたときは分からなかったわ。過ぎ去った夫との思い出……。帝都で活躍している娘から届く報せ……。ちょっと煩わしかった父様や兄様の手紙……。年の一度のお墓参り……。それだけで十分に幸せだと信じていたのにぃ……♥︎)
お互いが依存し、愛を紡ぎ合う。子を成したという強い繋がりをさらに太くする。
「結婚指輪を外してから、ベロニカは積極的になったね」
ベロニカの爆乳とボテ腹を押し当てられて、ヴォルフガングは嬉しそうだった。力強い胎動を放っている。両親のセックスを胎児も愉しんでいた。
産まれてくることはない子供。けれど、我が子に強い父性愛を抱く。愛する女性が孕んだ可愛い子供なのだ。
「この地で暮らすと決めましたから……♥︎ 腹を痛めて産んだ娘のためにも……♥︎」
「ありがとう。ベロニカ。これからもよろしく」
「はいっ♥︎ 愛しい御主人様……♥︎」
もし面貌を失っていなければキスをしていた。ベロニカは頭部の代わりに据えている騎士兜が、ほんのちょっぴりだけ疎ましくなる。
首無しの身体は不自由が多い。けれど、四肢欠損のヴォルフガングに比べれば自由である。少なくとも両足を使って歩ける。両手を使って物を掴めるのだ。
「はんぅっ♥︎ はぅっ♥︎ んぅっ~~……♥︎」
近くに人間はいない。そう分かっていても嬌声は抑えめになる。
「はぁはぁっ♥︎ んんうっ♥︎ んぅうっ♥︎ んぁっ♥︎」
ミニスカートがふわりと浮かび、白黒の生地がひらめいた。
「あんっ♥︎ あんっ♥︎ あんっ♥︎ あんっ♥︎ ああぁっん~~♥︎」
上下に跳ねるピストン運動で、白肌のデカ尻が垣間見える。幸いにして黒森で野外セックスに興じる男女を覗く者はいない。
(そろそろかしら♥︎ ふふっ♥︎ オチンポの動きで分かってしまうわ♥︎ ヴォルフ坊ちゃんが射精する♥︎ お召し物を汚さないように一滴残らず、オマンコで飲み干さなきゃ……♥︎)
膣の締まりがきつくなる。ヴォルフガングはベロニカの孕み腹をぎゅっと抱きしめた。
まるで母親に甘える息子だ。
レーヴェ家の坊ちゃんは五年前に死んでしまった家族が恋しかった。家督を継ぎ、荘園の主として独り立ちしても、甘えたくなる瞬間がある。
(私の膣内に精子を出してる……っ♥︎ 私もイくっ♥︎ ヴォルフ坊ちゃんに抱かれて♥︎ 恋しいのですよね……? 分かりますわ。先立たれた家族への想い……。私も最愛の人を亡くしたから……)
情愛が混じった吐息を漏らす。首無しのメイドに口はない。だが、騎士兜から白く煙る息が咲いた。北方辺境の冬風ですら、熟女の淫熱を冷ますことは不可能だ。惚れ込んだ若い青年に熱を上げる。
(あぁ……♥︎ やっぱり……♥︎ そうなのだわ……♥︎ 否定の余地が消えていく……♥︎ 私にとって最愛の人はもう……♥︎ ごめんなさいっ♥︎ あなたぁっ♥︎ ごめんなさぃっ♥︎ 私はこの子にっ♥︎ 女心が移ろってしまった……♥︎)
大樹に押し当てている両手を見詰める。視点は左手の薬指に吸い寄せられた。かつては銀色の結婚指輪が輝いていた。最愛の男と過ごした幸せな日々が記憶の結晶。夫婦愛の象徴が眩く煌めき、言い寄る男どもを追い払った。
――だが、ベロニカは結婚指輪を夫の墓に埋めた。
(ヴォルフ坊ちゃん♥︎ 私のぉ……♥︎ 最愛の男……♥︎ いまっ♥︎ 私の心は……もぅ……♥︎ ヴォルフ坊ちゃんが好きっ……♥︎ 北方の辺境で、新しい家族と暮らす、この穏やかな生活を愛しているっ……♥︎)
ベロニカが両脚に込めていた力が緩んでいった。突っ張っていた左右の腕が枝垂れ落ちる。妊婦の全体重が車椅子に加わり、背もたれが少し傾いた。
「あぁっ♥︎ あぁっ……♥︎」
脱力状態のベロニカは色っぽく呻いている。ヴォルフガングは優しく寄り添った。欠損した腕で抱擁し、包み込んだ。膣道に収まった男根が降りてきた子宮を支える。
「ヴォルフ坊ちゃん……。もうしばらく……こうしていて……よろしいですか……? ひとつにっ。繋がっていたいの……」
「もちろん。いいよ。僕もベロニカを抱きしめていたい。温もりを感じる。暖かいよ。とっても暖かい。ずっとこうしていられたら、そう思ってしまうよ」
「……♥︎」
静かに頷く。厳つい騎士兜が愛らしく見えた。
ベロニカもヴォルフガングに甘えているのだ。もはや未亡人ではなく、レーヴェ家の使用人なのだから。若年の御主人様に喉を鳴らし、すり寄ってしまう。
(私は幸せ……♥︎ 永久に幸福が続けばいい♥︎ 誰にだって悪業はある。たとえレーヴェ家に罪があろうとも、報いなんて……来なくていい……♥︎)
愛の交わりは一時間ほど続いた。
日が傾き、そろそろ闇樹館に戻らねばならない時間帯になった。名残惜しい。しかし、夜になっても戻らなければ彼女が探しに来る。
「――坊ちゃん。お静かに」
ベロニカのオマンコにはまだオチンポが突き刺さっている。上半身を傾けて、木陰から本邸の焼け跡を窺った。
「どうしたの?」
「足音が聞こえましたわ。誰かが枝を踏んだ音が……。本邸の焼け跡に誰かがいますわ」
「僕ら探しに来たのかな? 散歩にしては長引いちゃった」
「いいえ。リリトゥナじゃありませんわ。村の人間でもなさそう……。ここからだと後ろ姿しか見えませんけれど……。あの髪色……。荘園では見かけない女ですわ」
「じゃあ、隣町の商人さんかな? 村長が木炭と岩塩を注文したから、そろそろ荘園に届くはずなんだ」
「だとしたら、商人の護衛か、用心棒でしょうか……? あの女は長剣を腰に下げていますわ。護身用にしては武装が凝ってますわね。それに使い込まれて……。立ち振る舞いも……。……え……うそ……?」
「どうしたの、ベロニカ?」
「そんな……。あの聖剣は伯爵家の……! どうして……? あそこにいるのは……カレンティア……!」



