2024年 9月20日 金曜日

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【147話】女官の職務復帰

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【147話】女官の職務復帰

 帝国元帥レオンハルトの住まいである金緑后宮は、軍閥派の中枢部にあたる。現在は皇帝ベルゼフリートの仮寓かぐうとなっている。

 三皇后の決定で警務女官ユリアナを除き、全ての女官は皇帝との接触を禁じられ、その間の職務は軍閥派の女仙が代行していた。

 襲撃から約二週が過ぎた二月十六日、女官の職権制限は解除された。敵の侵入方法をほぼ特定し、三皇后は女官の中に内通者がいないと判断した。

「ふーん。結局、次の仮住まいはグラシエル大宮殿になるの? どうせなら帝都を離れたかったかなぁ。まあいいけどさ。ヴァネッサ達に重たい処分がくだらなくて良かったよ。あとハスキーも元気そうで何より」

 金緑后宮に到着した女官達は、それまで一人でベルゼフリートの世話をしていたユリアナから引き継ぎを受けた。しかし、ユリアナは沈黙の誓いを立てた番人。皇帝以外との会話が禁じられているため、筆談での情報交換に時間がかかっていた。

「やっと日常に戻った気分かなぁ。やっぱさ、女官がいないと生活が不便だよ」

「ご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。ベルゼフリート陛下。此度の不祥事、本来であれば女官総長の職を辞するべき大失態⋯⋯。皇帝陛下と三皇后の寛大なご処置に感謝を申し上げます」

 深々と頭を下げ、陳謝する女官総長ヴァネッサの両目からは涙が溢れていた。

「死人は出なかったんだし、そこまでの大事じゃないよ。これからもよろしくね。⋯⋯それはそれとして、健康診断ってやらなきゃダメなの? 挿れるのは好きだけど、注射されるのは苦手だよ」

 ベルゼフリートの左手に注射器が向けられていた。採血を担当するのは医務女官長アデライドだ。

 皇帝の主治医である半蛇娘ヒュギエイアは特殊な眼を持っている。血管の位置を見通す完璧な無痛注射が可能だった。しかし、極細とはいえ針を刺されるのは気分が良くない。

 

「大神殿の神官が健康管理をしていたとは聞いていますわ。しかし、陛下の主治医は私なのですよ」

「りょーかい。でもさぁ、軍務省の軍医さんにも診てもらったよ。あとヘルガとエッチなお医者さんごっこした。あれも一応は診断だったのかな?」

「違うと思います。ヘルガ妃殿下は頭の病気をお持ちなので、関わってはいけません。悪い大人になってしまいますわ」

 採血を手早く済ませたアデライドは、消毒液を浸したガーゼでベルゼフリートの注射跡を拭う。

「⋯⋯⋯⋯」

 医務女官達の職務を間近で観察する女仙がいた。女官の証であるメイド服ではなく、高級将校の軍服に身を包んでいる。

「――治癒の術式を使わない理由は?」

 女将校は消毒液が気になっている様子だった。使い終わったガーゼを摘まみ上げ、染み込ませた液体が無害な消毒液か確かめている。

「⋯⋯注射の傷口で治療術式ヒーリングを使うのはヤブ医者ですわ。傷口はすぐさま塞がるでしょうけど、日常的に術式で治していたら、本来の自然治癒力が衰えてしまう。軍人なら回復障害くらいはご存知でしょう?」

「念のために確認しただけよ。口を挟んでごめんなさいね。医務女官長さん。私は細かいことが気になる性分なの」

 三皇后が女官の職権停止を解除する際、一つの条件が付け加えられた。メガラニカ帝国が誇る最高戦力、アレキサンダー公爵家の七姉妹に皇帝の身辺護衛をさせるというものだった。

 レギンフォード・アレキサンダーは七姉妹の三女。知的な印象を抱かせる細身の美女であった。

 アマゾネス族の血筋だが、筋骨隆々の体格ではなく、舞台女優を思わせるすらりとした秀麗な体躯だった。

 帝国軍の軍服を美事に着こなし、階級は帝国元帥直属の側女。その実力は警務女官の精鋭を軽々と凌駕する。

 妹のレオンハルトにこそ及ばないが、レギンフォードは帝国軍最強戦力の一角である。

「意外ですね⋯⋯。陛下の身辺警護はタイガルラが担当すると思っていました」

 療養を終えて職務復帰したばかりの警務女官長ハスキーは、皇帝護衛が三女のレギンフォードだったことに意表を突かれた。

「交代制よ。最低でも一人は護衛に付くわ。でも、タイガルラとキャルルはいないわ。あの子達は別件のお仕事中。陛下の護衛は大切なお役目だもの。妹達に雑用を押し付けたわ。もちろん、元帥閣下は例外だけどね」

 アレキサンダー公爵家の七姉妹は序列が歪んでいる。

 頂点に君臨するのは四女のレオンハルト。本来であれば長女が公爵家の当主となり、軍務省を統帥する帝国元帥となるべきだが、先代当主のヴァルキュリヤはレオンハルトを指名した。

 不満を抱いた姉達はレオンハルトに挑んだが、結果は大方の予想通りだった。

 力量差はレギンフォードも自覚していたが、年下の妹に大敗を喫した。一番上の姉は意地で食い下がったが、やはり祖父の再来と言わしめたレオンハルトには敵わなかった。

「雑用? なるほどね。それでキャルルが怒ってんだ。地方任務で辺境地域に飛ばされるって騒いでたよ」

 ベルゼフリートは末妹のキャルルから、夜伽の最中に愚痴を聞かされた。姉から面倒な軍の仕事を押し付けられて、しばらく帰ってこれないと悔しがっていた。

「その代わり、キャルルに夜伽役を譲ってあげたのです。虐めているわけじゃありません。あの子は昔から後先を考えてないのよ」

「タイガルラとキャルルって何しに出掛けたの⋯⋯? 仕事の内容を教えてくれなかったんだ。ちょっと気になるなぁ。何しに行ったの? もしかして帝国軍の極秘任務?」

「ふふっ! 違うわ。魔狩人の増援よ。きっと詰まらない仕事だから陛下に言わなかったのね。キャルルは見栄を張るから」

「なーんだ。あれ? 魔狩人の増援⋯⋯? 魔物退治をする人達だっけ。ウィルヘルミナが前に言ってたよ。魔狩人は国家勢力と手を組まない中立組織だって」

「ええ。陛下はよく勉強しているわ。魔狩人は人類のために魔物を退治する。国家勢力と組んだら人類同士の抗争に巻き込まれるから、私達のような軍人には協力しないわ」

「⋯⋯え? だったら、タイガルラとキャルルを増援に行かせるのは⋯⋯いいの⋯⋯? ダメっぽくない?」

「建前と現実は違うわ。強い魔物を退治するために協力すべきでしょう? 資金のやりとりは絶対しないけれど、情報交換はしているわ。今回の増援はタイガルラとキャルルの地方視察中、偶然にも魔物と遭遇し、居合わせた魔狩人と協力した。そういう筋書きになるわ」

「なんか回りくどいね」

「各国で行われているわ。魔狩人だけで全ての魔物に対応するのは難しいのよ」

「⋯⋯そこまでするなら建前なんかやめちゃえば?」

「そういうわけにもいかないわ。魔狩人は国境を自由に越えられるし、課税も免除される。古くからの伝統と建前があるから、許されているのよ」

「へえ。そうなんだ。でも、わざわざタイガルラとキャルルを行かせるなんて驚きだ」

 この点は女官達も疑問を抱いていた。最優先されるのは皇帝の安全。ベルゼフリートの身が危険に去らされた大事件後なのだ。敵の正体や目的は未だに掴めていない。

 そんな時期に軍務省はタイガルラとキャルルを魔物退治に向かわせた。

「救援を求めた魔狩人は、中央諸国で活動してた一派らしいわ。魔狩人を諜報員にするのは御法度。でも、万が一もありえるわ」

「中央諸国⋯⋯。ルテオン聖教国とかがある場所だよね」

「ええ、メガラニカ帝国まで魔物を追撃してきたとか。標的の魔物がとても強いみたい。無駄な犠牲を出さないためにも、こちらから戦力を投入したのよ」

 メガラニカ帝国と中央諸国の関係は悪化している。しかし、魔物は人類共通の敵である。魔物狩りに関しては、敵対国だろうと協力する場合が多い。

 死恐帝の時代、メガラニカ帝国は発生した屍者を国内に留め、隣国のアルテナ王国やバルカサロ王国に被害を及ぼさないように努めていた。必ずしも徹底できるわけではなかったが、魔物狩りに関しては国益を度外視する。

 

「大丈夫だよね⋯⋯? タイガルラは訓練場でレオンハルトと戦ってるのを何度も見てるけどさ。キャルルは⋯⋯どれくらい強いの?」

 ベルゼフリートは末妹のキャルルが戦う姿を一度も見たことがなかった。

「キャルルは可愛い子ぶっているけれど、アレキサンダー公爵家の女。陛下の前では振る舞いを偽ってるだけで、そこで雁首揃えてる警務女官よりも遙かに強いわ」

 警務女官からすればレギンフォードの発言は癪に障ったが、言い返せない事実だった。警務女官はあくまでメイド。軍閥派の女仙は兵士。その違いは大きかった。

「三皇后の決定には従いますが、陛下のお世話は女官の務め。レギンフォードさんの実力は存じています。けれど、警務女官の職権に配慮をお願い申し上げます」

「もちろん。女官総長のヴァネッサさん。女官と啀み合うつもりはないわ。私は貴方達の仕事ぶりを評価しているのよ。特にあの無口なメイドは良かった。后宮に置いておきたいくらい」

「警務女官のユリアナですか?」

「ええ。帝城ペンタグラムで襲撃を受けた際、ベルゼフリート陛下を金緑后宮にお連れした判断は素晴らしい。敵と戦うだけが護衛ではないわ。逃げるのも立派な護衛手段。ある意味では女官の面子を守ったのだから、ちゃんとしたご褒美をあげるべきだわ」

 全女官の職権停止という不名誉な処分が下された状況下、唯一の例外となったユリアナは、女官の威信をたった一人で守りきった。

「⋯⋯それに女官の落ち度ばかりを突いても根本的解決にはならないわ。敵の正体を突き止めて始末する。陛下を拐かそうとした大罪は必ず償わせるわ」

 レギンフォードの瞳は殺意で燃えていた。メガラニカ帝国の命運はベルゼフリートにかかっている。

 死恐帝の災禍に苦しめられた五百年が終わり、やっと掴んだ平和。レギンフォードは新帝を守り抜くと祖父母の墓前に誓った。

 英雄アレキサンダーの血を引く七人の孫娘で、一番強い女戦士にはなれなかったが、心の強さだけは誰にも負けない。

「心強いね。僕も枕を高くして眠れるよ」

「⋯⋯それはそうとして母上が体調を崩したわ」

「急に話題が変わったけど⋯⋯⋯どうしたの? レギンフォードの母上って⋯⋯つまりヴァルキュリヤだよね。病気? 心配だね」

 後ろめたい事情があるベルゼフリートは目線を泳がせる。

「母上が体調を崩したのは初めてです。食欲不振どころか、朝食を吐いたと聞いて驚愕したわ。冬風邪と聞いたけれど、あの母上が風邪を引くだなんて⋯⋯。免疫力が下がっていたのかしら?」

「お見舞いの手紙を送ってあげようかな。ねえ、アデライド。風邪に効く食べ物を教えてよ。ヴァルキュリヤに送ってあげるんだ」

 話題を逸らそうとするが、レギンフォードは微笑みを浮かべて、追求の構えを崩さなかった。

「アレキサンダー公爵家の女は頑強よ。私も風邪で体調を崩したのは一回だけしかないわ。発熱で苦しかった。振り返ってみれば貴重な経験だったと思う。不病不老の女仙になったというのにね」

「へえ、そうなんだ。レギンフォードが風邪で倒れたのは⋯⋯いつだっけ? 忘れちゃった」

 ベルゼフリート首筋に冷や汗が浮かぶ。忘れた素振りで誤魔化す。レギンフォードが風邪で倒れた日の出来事は覚えていた。

「私が陛下の御子を授かったとき。悪阻つわりの時期は免疫力が衰えて、風邪を引きやすいのよ。そうよね。医務女官長のアデライドさん?」

「風邪という病名はありません。ですが、妊娠初期に体調を崩しやすいのは正しいです。ホルモンバランスの乱れに加えて、身体のエネルギーを胎児に吸い取られてしまう。特にアマゾネス族は子供を産む際、自分よりも優れた子を作ろうとする種族特性があります」

 女仙は不病不老。しかし、妊娠に起因する体調不良は病気と見做されない。個人差はあるものの、悪阻つわりの時期は免疫力の衰弱が確認されていた。

「母上は七人の娘を産んだわ。でも、一度だって体調は崩さなかった。お祖父様に匹敵する才能を持っていた四人目の娘を産んだときでさえ⋯⋯。なぜ今になって風邪なんか引いてしまったのかしら? 不思議だわ」

「⋯⋯今年の冬は例年よりも寒かったから? 年齢とかもあるしさ」

 素っ恍けるベルゼフリートは、疑る深いレギンフォードと視線を合わせない。

「年齢⋯⋯。そうかもしれないわ。年齢といえば、陛下は年上の女性がお好み? アルテナ王国の女王を随分と可愛がっているわ」

「セラフィーナは年上だけど⋯⋯大神殿の女仙はもっと上じゃん。そもそも僕が年下好きだったら、ちょっと不味くない? レギンフォードだって僕からすれば年上のお姉さんだよ?」

「それはその通り。でも、もし母上が風邪を引いた原因が妊娠初期の悪阻だとしたなら⋯⋯胤を仕込んだのはどこの男?」

「妊娠は違うじゃない? ほら、ヴァルキュリヤは僕らの娘達を養育してるし⋯⋯子育てに疲れて⋯⋯とか⋯⋯ね?」

「妊娠するにはぎりぎりの年齢ですが、優秀な胤であればアマゾネス族の胎は孕む。妥協で選んだ胤漢でなく、真の意味で母上が認めた相手なら⋯⋯」

 レギンフォードはベルゼフリートの股間をまさぐり始める。質問は尋問に変わりつつあった。

「えっと⋯⋯ヤるなら寝室に行こうか?」

「こうして陛下の肉棒や陰嚢を揉んでいると感情が伝わってくる。焦り、困惑、背徳感⋯⋯。陛下には私がどう見えてるのかしら?」

「⋯⋯すごく⋯⋯美人だと思う⋯⋯よ?」

「七姉妹のなかで母上と一番似ているのは私。顔の造形がそっくりでしょう? それと胸の谷間を見てくださる? 右の乳房に小さな黒子があるでしょう。母上とまったく同じなの。谷間の底側にあるから、間近で乳房を開かないと見えないわ」

 右手でベルゼフリートの股間を掴み、左で軍服のボタンを外し、ノーブラの巨乳を見せようとしてくる。

「レギンフォード⋯⋯。そんなに激しく扱かれたら⋯⋯僕⋯⋯出しちゃうかも⋯⋯。どうせやるなら⋯⋯寝室でしない⋯⋯?」

「陛下⋯⋯。正直に言ってくれれば、私は怒ったりしませんよ?」

 ウィルヘルミナに口止めされていなければ、この時点で真実を暴露してしまったはずだ。アレキサンダー公爵家の先代当主、大御所と呼ばれる七姉妹の母親ヴァルキュリヤと新年早々に子作りしていた事実。

(やばい⋯⋯! めっちゃ疑われてる⋯⋯!! てか、バレてない? レギンフォードにはバレてるよね? 分かって問い詰めてる感じがする!!)

 ヴァルキュリヤに孕ませたのは、ウィルヘルミナの密命によるものだ。どんな取引が交わされたのかは不明だが、ベルゼフリートは帝国宰相の命令に従った。

(不倫してるみたいでスリルは味わえたけど⋯⋯これは聞いてないよ⋯⋯! 誤魔化せないって!! あぁー! もう! 喋って楽になりたい!! でも、でも! 宰相の命令は絶対⋯⋯! というよりも⋯⋯! ウィルヘルミナとの約束は守らないと⋯⋯!!)

 女仙となった七姉妹を娶ったベルゼフリートからすれば、ヴァルキュリヤは義理の母親。妻達に内緒で義母と不倫をしていたようなものだ。

「ねえ、陛下? 私にだけ本当のことを教えてほしいわ。絶対に怒ったりしない」

「いいよ。教えてあげる⋯⋯っ!」

 意を決したベルゼフリートはレギンフォードを押し倒そうとした。非力で体格の劣る少年に負けるほど、レギンフォードは弱くない。しかし、相手が守るべき主君であれば話は異なる。

「あらら?」

 体勢を崩して床に転がりかけたベルゼフリートを受け止める。必然、レギンフォードは自分から倒れるしかなかった。

「――誘ったのはレギンフォードだよ? 身体に教えてやるっ!!」

「参ったわね。これから陛下の護衛しなければならないから避妊してほしいのだけど⋯⋯。今は妊娠したくないわ」

「やだね。好き勝手に僕のオチンポを弄んだんだ。責任を取ってよ。絶対に膣内なかに出す!」

「⋯⋯やっぱり勢いで誤魔化そうとしてるような?」

「そっ、そんなことない! ヴァルキュリヤとは何にもなかった! 今はただ⋯⋯レギンフォードを抱きたくなった。ベッドのある寝室に行く気がないなら、ここで犯してやるっ!」

 威勢の良い叫びとともにベルゼフリートはズボンを半分脱いだ。雄々しく勃起した極太の男茎が露わになる。攻め込む先はレギンフォードの女陰である。

「陛下にそれをやられると対抗手段がないわ。ハスキーさん。私の武器を預かってくれる? 陛下が私を強姦している間、お怪我をなさらないように」

 ベルゼフリートが挿入にまごついている間、レギンフォードは装備していた刀剣をハスキーに投げた。

「構いませんが、助けを求めないのですか?」

「陛下の望みを叶えるのは臣下の務め。陛下が私を強姦したいのなら本望だわ」

 金緑后宮の床に倒れ伏したレギンフォードは不敵に微笑んだ。

「⋯⋯もはや和姦では?」

 真顔で指摘する警務女官長ハスキー。

「陛下! なんとはしたない! 床で性交渉なんて不衛生です!! おやめになってください!」

 採血したばかりの血液を落としそうになる医務女官長アデライド。

「これから工務女官長と協議があるので、私は帝城ペンタグラムに帰りますね」

 問題なしと判断して帰り支度を始める女官総長ヴァネッサ。 

「ん? んぅ? あれ? 軍服のバックルが外れない? ん~? こう? これを押すのかな? あれれ? どうすれば外れるんだろ?」

「私は強姦されている側なので教えられないわ。でも、まずは留め金を外さないと」

「これ? おぉ! 分かった! ここがロックだ。これをこっちの向きにしてっと⋯⋯」

 挿入しようにもバックルが外せず、軍服を脱がせるのに悪戦苦闘するベルゼフリート。すったもんだの末、挿入までに五分以上の時間がかかった。

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