2025年 1月23日 木曜日

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【143話】お見舞いの使者

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【143話】お見舞いの使者

  皇帝から遣わされた使者という身分で、ロレンシアはハスキーの私室に向かっている。ハスキーは先般の皇帝誘拐拉致未遂事件で起きた爆発に巻き込まれて負傷し、療養中の身だった。

 通行証代わりに持たせてくれたベルゼフリートの親書のおかげで、帝城ペンタグラムの大正門を通る許可が下りた。

 女騎士でなくなったロレンシアは、騎士の剣を身に着けていない。もはや武装できる身体ではなかった。その代わりに、より女らしく変貌を遂げた。化粧の仕方、谷間を晒した淫らな衣装、男を拐かす色気を撒き散らす。

 ロレンシアは宮廷の女、祖国を支配した幼帝の性奴隷となった。出産を終えても、孕んだ胎を支えるマタニティベルトは身に着けている。

(武器を持っていないから身軽でいいわ。身体はちょっと重たいけど、この身重の体重にも慣れてきたし⋯⋯)

 それでも、あのような大事件が起こった直後だ。入念な所持品検査が行われ、最後に女官ではなく、軍務省指揮下の側女による再検査があった。

(帝城ペンタグラムは女官の管理区域。でも、今は軍所属の女仙が警備を取り仕切っているようね。ギスギスした空気。相変わらず女官と軍は仲が悪そう⋯⋯)

 所持品の検査は服まで脱がされる徹底ぶりだった。

 今さら裸体を晒すのに抵抗は感じない。ショゴス族による肉体改造で、セラフィーナ以上の超乳となったロレンシアは、言われたとおりに全身を見せた。

(陛下以外におっぱいを触られるのは嫌だけど、今回ばかりは仕方ないわね⋯⋯。乳間にナイフを隠そうと思えば、簡単にできてしまうわ。これが自分のオッパイだなんて信じられない)

 ミルクが滲み出る茶色に染まった乳首。上半身の大部分を占める膨乳。ショゴス族の寄生卵子が宿ったボテ腹。幼帝の極太男根で開発された膣と尻のガバ穴。牝豚のよう肥えた巨尻。肉付き豊かな淫躯を支えるムチムチの両太腿。

(足下がちっとも見えないから、階段の上り下りが怖いわ)

 赤髪の側女はまさしく肉奴隷の繁殖母胎。子産みをするためだけの肉体は、日常生活で大きな不便がある。しかし、ロレンシアはまったく気にしない。

 最愛のご主人様である皇帝ベルゼフリートとの性交と出産が今現在の幸福だからだ。輝かしい女騎士の過去と決別し、側女の幸せと悦びを掴み取った。

 ロレンシア・フォレスターは帝国の女になったのだ。

「――という次第で、お見舞いに参りました。怪我の具合はいかが?」

「見舞いの使者がロレンシアですか。陛下は謎の人選をしますね」

「私ではご不満かしら?」

「いいえ。不本意な休職で退屈していました。歓迎します」

 ハスキーは珍しく私服だった。警務女官のオリジナルメイド服よりも露出が少ない。地味な服装だ。凜々しい美女には違いないが、抱く印象が普段と異なる。

「元気そうですね。敵の自爆で負傷されたと聞いていましたが、ハスキーさんのご健在を知れば陛下が喜ばれることでしょう」

「髪の毛と利き手が焦げた程度です。負傷というほどの傷は負っていません」

「陛下はハスキーさんの身を心配されていたわ。見舞いの使者ではなく、本当はご自分で来たかったみたい」

「過分なことです。⋯⋯爆発の規模を見誤りました。剣圧で押し殺せていれば、帝城への被害もあれほど大きくはならなかった。私の判断ミスです」

 ハスキーは療養の名目で自室待機を命じられていた。

 護衛対象のベルゼフリートを守り抜いたが、帝城ペンタグラムに侵入を許した責任は警務女官に帰する。

「はぁ⋯⋯警務女官長でありながら⋯⋯不甲斐ない⋯⋯。恥じ入るほかありません」

「⋯⋯ともかく陛下の親書をどうぞ。直接、ハスキーさんに手渡すように命じられています」

「おや? 封が破れていますね」

「親書の封は大正門での検査で剥がされたの。私が盗み見たわけじゃないわ」

 ロレンシアは預かってきた親書を手渡す。

 内容は短かったが、見慣れた筆跡でハスキーを心配するベルゼフリートの言葉が綴られていた。親書の締めくくりに記された一文、「守ってくれてありがとう」を読んでハスキーは微笑んだ。

「ふふっ⋯⋯。陛下はお元気なのですか?」

「軍閥派の庇護下で息災に過ごしておられます。ただ、女官の処罰をしないでほしいと三皇后に働きかけていたようです。実際、一時的な職権停止と減俸だけで、誰も処分されないと聞いたのは驚きだったわ」

「お優しい陛下らしい。しかし、メガラニカ帝国の皇帝にそこまでの影響力はありません。我ら女官のために奮闘していただいた陛下には申し訳ないけれど、派閥のダシに使われたのでしょう」

「派閥闘争ですか? この緊急時に?」

「緊急時だからこそです」

 

「そう。帝国は一枚岩ではないのね。皇帝陛下の身に危険が迫っているのに内輪揉めをしているなんて」

「死恐帝の暗殺を許してしまった歴史の反動です。共和主義者を一掃できましたが、皇帝陛下を守ろうとする勢力同士が争い合うようになってしまった。メガラニカ皇帝を担ぎ上げている者こそ、メガラニカ帝国の真の支配者ですからね」

「⋯⋯今で言えば帝国宰相ウィルヘルミナ閣下がその立場にあるのね」

「ええ。女官が免じられたのは、宰相府の決定が影響したのだと思います」

 帝国宰相のウィルヘルミナがベルゼフリートの意向に配慮した結果、軽い処罰で済んだ。皇帝が女官を庇っている以上、上級女官の更迭はできなかった。

 表向きの建前ではそうなっている。しかし、裏の事情は違った。

 女官の職権が停止されると、皇帝の身辺警護は軍閥派が担うようになった。つまり、軍務省の妃と側女が皇帝を独占し始めた。

 レオンハルト元帥を筆頭とする武官の台頭は必然だ。無論、宰相府の文官はこれが看過できなかった。

「文官と武官はいつの時代も対立構造があります。それに貴族と反貴族、種族間の対立、地方と中央の利害、そういった七面倒な事情が絡み合っているのです」

 当初は女官に厳しい姿勢を見せていた国民議会も同様である。隣国との戦争が終結し、帝国軍の発言力は低下し始めていたが、今回の事件を受けて軍務省への期待感が広がり始めた。

 結局のところ、頼りになるのはアレキサンダー公爵家やケーデンバウアー侯爵家といった武門の大貴族、民衆は帝国軍こそがメガラニカ帝国を支える柱なのだと持ち上げるようになった。

「国が大きいのも大変ね。ふぅ⋯⋯。ちょっとこの椅子に座らせてもらうわ」

「どうぞ、ご自由に。くつろいでください。何ならお茶を淹れてあげましょうか?」

「いいえ、お構いなく。この身体だと立ちっぱなしが辛いだけ」

「その膨れたお腹では無理もありません。重たそうですが、産後で少し縮んだのでは?」

「出産を終えてかなり軽くなったわ。でも、立ち続けているとお腹が重たいの。オッパイも母乳を絞らないと腫れてきちゃうし⋯⋯。医務女官には体重が減るよりはいいと言われたわ。産後の肥立ちが良いって思えばいいかしら?」

「ロレンシアさんは陛下の御子を十二人も産んだのでしょう。ヴァネッサ様から聞いています。ご苦労様でした。ショゴス族ではない子供いて良かったですね」

「最後に産まれた男の子は⋯⋯ショゴス族の形質が現われていなかったので、私と陛下だけの子供だった。褐色肌の可愛い赤ちゃん」 

「多胎妊娠の初産だったのですから、上出来だと思いますよ」

「ショゴス族の赤ちゃんも私の遺伝子が入ってるわ。だから、私の子供には違いないの。健康に育ってほしい」

「すっかり母親らしくなられましたね。私も自分の子供の成長は楽しみにしています。気持ちはよく分かります」

 ハスキーは読み終えた親書を机にしまい込んだ。警務女官長の使命を全うできたとは思っていない。しかし、主君からの特別な愛情を注がれているのは身に染みた。

 

 見合うだけの活躍で、警務女官の名誉を挽回しなければならないと闘気を滾らせる。

「ん⋯⋯? どうしたんですか? ロレンシアさん?」

「初産⋯⋯初めての子供⋯⋯。そう言えるといいのだけど⋯⋯でも、私が最初に孕んだ赤ちゃんは⋯⋯」

「ああ、そういえばそうでしたね。えーと、元夫は私が睾丸を潰したあの青年騎士でしたっけ? 名前は⋯⋯失礼、忘れてしまいました」

「レンソン。昨年の末、王都ムーンホワイトに帰ったとき、お別れを告げようと思ってたわ」

「地下牢から逃げ出したらしいですね。陛下とセラフィーナ女王の再婚で恩赦になる予定だったというのに。なぜ姿を消したのでしょうか」

「さあ。分からないわ。レンソンのほうも私や国に愛想を尽かしたのかもね。今は消息不明。たぶんヴィクトリカ様のように東部へ逃れてしまったんだわ」

「今のロレンシアさんは陛下のお気に入り。メガラニカ帝国の女仙になったのです。昔の男なんてさっさと忘れてしまえばいい。違いますか?」

「ええ、もう忘れちゃってるわ。だって、今の私が幸せで満たされているんだもの⋯⋯♥︎ あのセラフィーナ様だって今は陛下にぞっこんだわ♥︎ 陛下の御子を産んでから、ますます性欲が高まっているのよ♥︎ きっと今年も産むおつもりなんだわ♥︎ だから、私も⋯⋯♥︎」

 

 ボテ腹を撫でるロレンシアは複雑な想いを抱いていた。前夫レンソンとの間に授かっていた赤児を女仙化の影響で流産した経験があった。

(今さら感傷に浸るのは⋯⋯白々しいわ⋯⋯。だって、私は後ろめたさを微塵も感じてないの。私はベルゼフリート陛下を⋯⋯愛してしまっているのだから⋯⋯♥︎)

 未練はなかった。護りたかった祖国にも、かつて愛し合っていた幼馴染みの夫にも。ロレンシアは愛を捧げるのはメガラニカ帝国の幼帝ベルゼフリートだけ。こうしてハスキーのもとを訪れているのも全身全霊で忠義を尽くしたいからであった。


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