2024年 4月19日 金曜日

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【95話】帝室の権威

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【95話】帝室の権威

 マルスフィンゲンにいたる街道は、多くの商人に利用する主要な通商ルートだ。日用品の製造業が盛んな土地柄だという。ナイトレイ公爵家は手広く商売を広げ、大財閥を築いている。

 帝都アヴァタールとの往来は盛んだ。道の整備は行き届いていた。

 街道を巡回する警備兵の数は多い。遭遇したハプニングといえば、馬車の車輪が泥濘ぬかるみに嵌まり、立ち往生してしまった事故くらいだ。

 旅の道中、ロレンシアは馬車の中で過ごしている。妊婦を乗せる馬車は、ゆっくりとマルスフィンゲンに向けて進む。

 四頭の馬を手綱で操るのはヴィクトリカだ。御者を装い、王女の正体を隠し、従者のヴィッキーと名乗っている。

(今のところ、誰にも怪しまれていないわ。帝都の冒険者⋯⋯。彼女達から帝国の内情を聞きたいわ。メガラニカ帝国と戦うとき、必ず掴んだ情報が役立つはず!)

 ヴィクトリカは随行する女冒険者達と交流を深めようとした。正体を悟られぬよう、自分の話は語らない。

 ヴィクトリカは常に聞き手に回った。護衛を引き受けた女冒険者のパーティーは、二人のアマゾネスが前衛を務めている。どちらも筋骨隆々の女戦士だ。

 アリスティーネとルイナと名乗った二人は、自分達がお馴染みで幼少期からの付き合いだと自己紹介してくれた。

 大露出のビキニアーマーを愛用するアリスティーネとルイナ。アマゾネスの女戦士らしく、薄着で筋肉質な肉体を誇示している。

 乳首や陰部は隠しているが、どこに目線を向けていいのか困る装いだ。アリスティーネとルイナは、異性に素肌を見られてもまったく恥ずかしくないらしい。

「はぁ⋯⋯。陛下の子胤で孕めるなんて、ロレンシア様が羨ましい。くそぉっ! あのとき、コロシアムの初戦で決闘王ハスキーに当たらなければ、チャンスがあったのになぁ⋯⋯! うぅ、悔しい!」

 大剣を背負う大柄なアリスティーネ。皇胤で孕んだロレンシアと会ってから事あるごとに溜息をついている。

「トーナメントなんだから、勝ち進んだって最後には同じ相手に当たるでしょ? 敗北は自分の実力なんだから仕方ないわ。負けは負けよ」

 相方のルイナは大槌を武器としている。どちらも一級冒険者にふさわしい実力の持ち主だ。輝かしい功績がある。そんな彼女達でさえ、決闘王ハスキーには遠く及ばなかった。

「決勝戦は御前試合だったのを知ってるでしょ? そう、たとば! たとえばの話! 陛下が私の腹筋に魅了されて、その場で種付けセックスしてくださるっ! ありえると思わない!?」

「都合のいい妄想。それが起こりえるとしたら、私の方だと思うけど? 陛下はお尻が好みだって聞いたわ。私の大臀筋を見てくれるはずよ」

「はぁ? 三回戦で負けた女がよく言うわ」

「初戦で負けた女よりはましでしょ?」

 アマゾネスの二人組は。警務女官長ハスキーが優勝した決闘大会に参戦していた。

 優勝賞品は皇帝ベルゼフリートと子作りする権利。出場条件は容姿端麗な乙女。コロシアムで熾烈な女同士の戦いが繰り広げられた。

 優秀なオスとの子作りを望むアマゾネス達は、バトルトーナメントにこぞって参加した。

 大陸でもっとも優秀な精子を持つ男と子作りするために死力を尽くし、戦い抜いた。しかし、下馬評は覆らず、無敗の決闘王ハスキーに優勝賞品を掻っ攫われた。

 敗退したアマゾネス達が歯噛みする中、ハスキーはコロシアムのど真ん中でベルゼフリートとの公開セックスを敢行。皇帝オチンポでの処女喪失を観衆に見せつけた。

「あの光景は今でも覚えてる。陛下のオチンポ、とっても立派♥︎ デカかったわぁ♥︎ これから向かうマルスフィンゲンの生まれと聞くけど、インキュバスの血が入ってるのかしら?」

「アリスティーネはちゃんと見てないわね。陰嚢のほうが凄かったでしょ。小さな体なのに、凄い量の精液を出してたわ。皇帝陛下の精液は特別なんでしょうね」

「皇帝陛下と子作りしたい。だけど、警務女官の登用試験はもう無いと聞くし、夢ばかり見ていないで婿捜しを始めるべきなのかも⋯⋯」

 ヴィクトリカは御者席でアリスティーネとルイナの会話を聞いていた。

 二人のアマゾネスが恋い焦がれる皇帝ベルゼフリート。ヴィクトリカは下唇を噛む。膣内射精を決められた下腹部が疼いていた。

 子胤を仕込まれた子宮が火照っている。妊娠の徴候は現われていた。

「そんなに子供が欲しい? 二人はまだ若いのに⋯⋯」

 ヴィクトリカはちっとも共感できなかった。すると、アリスティーネは大袈裟に肩を竦めて見せた。

「ヒュマ族のお嬢ちゃんには分からないでしょうね。アマゾネス族は強い男とセックスして、自分より強い戦士を産むのが誉れなの。妊娠セックス、戦いでの勝利、子育て。アマゾネスの伝統よ」

「でも、その⋯⋯。陛下は強そうには見えなかったわ」

 すると二人のアマゾネスは揃って笑い合う。他種族が抱きやすいアマゾネスの誤解だった。

「強さは戦闘能力だけとは限らないでしょ? 病気に罹りにくい男とか、どんな逆境だろうと心がくじけない男、頭の回転が速い男、周囲を惹き付けるカリスマのある男。究極的には容姿が優れているのだって、強さの一つなわけよ」

 アリスティーネの説明をルイナが補足する。

「何を強さの指標とするかは個人の感性よ。私の母親は『視力が優れてる』から父親と結婚したわ。おかげで私は優れた視力を持って生まれた」

 ルイナは自分の両目を誇らしげに指差す。アマゾネスの女戦士は娘しか産まない。アマゾネス族は異種交配を前提とするヒュマ族亜種科。産まれてくる子供の性別が女となる強い種族特性を持つ。

「えーと、アリスティーネの親父さんは何だっけ?」

「母ちゃんが父ちゃん惚れ込んだ強さは『性格の良さ』。母ちゃんが粗暴な生活で孤立気味だった中、父ちゃんは手を差し伸べるようなお人好しだった。それを母ちゃんは強さだと認めたのよ」

「内面の強さ⋯⋯」

「そう。アマゾネスが惚れる男の強さは、肉体面だけじゃない。筋肉は筋トレすれば身につくわ。身体能力だけを重要視するアマゾネスは実は少ないのよ」

「そう、そう。筋肉なんて鍛えればいい。腕っ節の強さを否定はしないけど、なんていうのかなぁ、私の子宮は熱くならないのよねえ」

 ヴィクトリカはアマゾネス族が独自の価値観を持っていると知った。強い男との子作りを望むのは共通。しかし、強さの尺度はそれぞれだった。

 アマゾネス族の価値観を野蛮だとは思わない。メガラニカ帝国にはこんなにも多種多様な人々が住んでいたのかと驚かされた。

「皇帝陛下は最高の子胤を持っているわ。遊びでもいいから、セックスをして子を授かりたい⋯⋯。なにせ一度は当主の座を捨てたレオンハルト元帥が、土下座で復位を願い出たくらいなんだから! 極上もの胤に違いないわ!」

 アリスティーネの言葉に、ヴィクトリカは反応する。

「レオンハルト元帥? 軍務省を統括する最高指揮官の? 当主の座を捨てたってどういう?」

「知らないの? 有名な話よ。元帥に就任される前、若かりしレオンハルト様は『自分にふさわしい相手は自分で決める!』って宣言して、アレキサンダー公爵家を出奔したのよ。母親と仲が悪かったらしいわ」

 続きの説明をルイナが受け持つ。

「それでね、婿捜しを始めたレオンハルト元帥はウィルヘルミナ公爵家で暮らす少年と出会った。一目でアマゾネスの子宮がビンビン感じ取ったらしいわ。自分にふさわしい運命の相手だってね。ロマンチックでしょ?」

「その少年って⋯⋯」

「ええ。ベルゼフリート陛下だった。アレキサンダー公爵家の当主は、皇后に内定していたわ。レオンハルト元帥は大慌ててで実家に帰って、前言を撤回したそうよ」

 大陸最強の猛者、最強のアマゾネスであるレオンハルト元帥が一目で惚れ込んだ男の胤。ベルゼフリートの子胤は絶大な強さを秘めている。

 ベルゼフリートの子を欲するアマゾネスは多い。

 アリスティーネとルイナは求められれば、喜んでベルゼフリートに処女オマンコを捧げるだろう。しかし、ヴィクトリカは違う。望まぬ妊娠に怯えていた。火照り気味の下腹部をさする。

(最近、生理が来ない。どうして⋯⋯? たった一夜よ? 嘘でしょ⋯⋯。ほんと、やめてよ。周期が遅れているだけ⋯⋯。そうよ。最近は疲れていたから⋯⋯。以前にも生理が遅れはあったわ)

 妊娠に対する強い拒絶心があった。妊婦となった母親と旧友の淫体が脳裏に浮かぶ。

 アルテナ王国で暮らしていたころと別人になった二人。腹を膨らませたセラフィーナとロレンシアが痴態を晒し、ベルゼフリートに性奉仕する狂宴をヴィクトリカは目撃した。

 清廉で高潔だった女王と女騎士は淫女に堕ち、卑猥な嬌声を奏でながら、淫宴を愉しんでいた。

(妊娠なんかしたくない! 私とあんな奴の子供⋯⋯!! 私は帝国になんか屈しないわ!)

 ベルゼフリートの子胤で懐妊してしまったら、ヴィクトリカは自分自身を許せなくなる。

 祖国を蹂躙した帝国に屈服しているかのようで嫌だった。ベルゼフリートは兄を処刑した。そして、父親を国外へ追い出した憎むべき敵なのだ。

「ナイトレイ公爵家の領地に入る。もうすぐ関所。準備をして」

 先頭を進んでいた狐族の女冒険者が一向に呼びかける。

 パーティーで斥候を務めるエルフィン。ダンジョン攻略では索敵からトラップの探知、宝物鑑定やマッピングなど多彩な仕事をこなす。

「関所の様子はどう? 商人達でごった返してるんじゃないの?」

「こっちは帝室の要人を護送してるんだから、順番なんてすっ飛ばせる。心配いらない。アリスティーネ」

 今回、エルフィンの役目は先導役だ。といっても、街道沿いに進むだけなので、馬車が通れなくなっていないかなど、路面の状態を確認するのが主な仕事だった。

「⋯⋯関所には兵士がいるのよね?」

「どうしたの、ヴィッキー? 関所にはナイトレイ公爵家の衛士がいるけれど心配無用よ。マルスフィンゲンの領主様はちゃんとした人だから、賄賂をせびられたりはしないわ。普通にしていれば大丈夫。ほら、見えてきた。あの関所を越えたらナイトレイ公爵家の領地よ」

 一行は商人と違って荷物は少ない。禁制品の検査はすぐに終わる。ヴィクトリカが気にしていたのは、自分の正体がアルテナ王国の王女だとばれないかだった。

 関所の石門を潜ると、衛士に停車を求められた。

 武装した女冒険者が随伴する豪奢な四頭立ての馬車。衛士は面倒そうな相手が来たと気を引き締める。世事に長けた商人より、世間知らずな貴族のほうが揉め事を起こしがちだ。

「お前らは冒険者か? 聞くまでもないな。その不揃いな装備は冒険者だろう。で、女エルフとくれば、絶対に冒険者だな」

 一行を代表してリーダーのララノアが前に出る。

「そうだ。ほれ、一級冒険者の徽章だ。全員分のを見せてもいいし、偽物と疑うなら紋章官の審査をしてくれても構わないぞ」

 ララノアは関所の衛士に徽章を見せつける。

「一級冒険者、知っているぞ。ララノアだろう?」

「へえ。私をご存知なの。光栄だね」

「お前は一〇〇年間も冒険者をしているんだ。関所勤めの衛士で名前を知らない者はいない。禁止品を持っていないだろうな? ダンジョンから未鑑定のアーティファクトを持っていたりは?」

「そんなの持ってるわけないでしょ。私達は帝都から来たんだ。しかも、今回の依頼はダンジョン調査や魔物退治じゃない。要人護衛!」

「冒険者が護衛? 傭兵の真似事か。まあいい。それで、馬車に乗っているのは誰だ? ラヴァンドラ商会の馬車だが、商人絡みの人物か? 念のため人相を改める」

「そう慌てるなって。これを見たらきっと驚くぞ」

 ララノアは衛士に帝室紋章を見せる。ロレンシアから預かった宝玉で、女仙の身分を証明する品だった。

「そっ、それは⋯⋯!?」

 裏側にはラヴァンドラ王妃の家紋が刻まれていた。皇帝ベルゼフリートに仕える女仙であり、ラヴァンドラ王妃の庇護を示している。震える手で宝玉を手に取った衛士は、それが本物であると即座に分かった。

 大神殿の巫女が祝福儀礼を施し、高度な技法で磨き上げた一品。さらには偽造と複製を防止する複雑な術式が仕掛けられている。

「衛士総員ッ! 整列! 帝室御紋章に最敬礼ィ‼」

 猛々しい号令が響く。関所の衛士達は全ての通常の業務を止めた。兜を脱ぎ、地面に片膝を着く。皇帝の紋章に忠誠を示した。

 実権を持たぬ皇帝だが、権威は失われていない。

 宝玉に刻まれた帝室紋章を崇める。先代の皇帝、死恐帝が皇后に暗殺されてから、人々は帝室に強い忠誠を捧げるようになった。

 宝玉を受け取った衛士は、絶対に落とさないよう丁重に返却した。

「どうぞ、お通りください!」

 馬車の内検は行われなかった。帝室の要人に無礼は許されない。帝室の権威で、順番待ちの商人や旅人をすっ飛ばし、関所を通り過ぎた。

 順番を超されて、不平不満を漏らす商人はいなかった。衛視に噛み付く不遜な商人すら帽子を外し、帝室の貴人に頭を下げた。

「あははは。効果抜群だ⋯⋯。まあこうなっちゃうよねえ。普通⋯⋯」

 ララノアは苦笑いする。国家に服属しない冒険者といえど、帝室には敬意を払う。ましてや兵士や商人ともなれば、その忠愛は次元違いだ。

 死恐帝の暗黒時代は終わった。新帝ベルゼフリートは新時代の幕開けを象徴する存在だ。市民の圧倒的支持を得ている。テレーズほどではないにしろ、冒険者にも皇帝の信奉者は多い。

「さっさと進みましょう。私達が行かないと、ずっと彼らは跪いているわ」

 アルテナ王国の王女であったヴィクトリカは、こうしたやりとりに慣れていた。王族が去らない限り、平民はずっと頭を下げたままだ。

 早めに去ってあげるのが、彼らのためにもなる。馬車の車輪がゆっくりと回り始める。


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