2025年 1月21日 火曜日

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【59話】落伍のユイファン少将 戦勝式典のドラクロワ子爵家 (♥︎)

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【59話】落伍のユイファン少将 戦勝式典のドラクロワ子爵家 ...

 戦勝式典を前日に控えたその夜。光芒離宮に宿泊したベルゼフリートは、ユイファンの寝室で一夜を明かした。

 ユイファンはセックス嫌いではなかった。ベルゼフリートとの逢瀬を愉しんでいる。しかし、百戦百勝の謀将はベッド上の夜戦で、新兵どころか訓練兵にも劣る弱者だった。

「えーと⋯⋯ユイファン? ほんとうに大丈夫⋯⋯? 明日は戦勝式典って知ってるよね?」

「ふぁい♥︎ 陛下の⋯⋯きもちぃい⋯⋯っ♥︎」

「とろけちゃってるよ……。だいじょうぶかなー?」

 ベルゼフリートはユイファンの身体を揺さぶる。ベッドに横たわる知将は、情けない痴態を晒していた。

 膣穴からドロリとした精液が流れ出ている。半開きの口から唾液が漏れていた。

 ユイファンのあられもない惨状は、激烈なセックスを終えた直後を思わせる。しかし、前戯と最初の1回目を終えたばかりであった。

 膣内射精を遂げている最中、ユイファンの体調を気遣ったベルゼフリートは性行為を中断する。

「明日は大切な戦勝式典だ。夜更かしせずにもう寝ようか?」

 いつも激しいセックス漬けの日々を送っているベルゼフリートだが、添い寝してもらうのは好きだった。ユイファンの尻を撫でて、このまま明日に備えて、眠ってしまおうかと思った。

「まだ⋯⋯だいじょうぶ⋯⋯まだ⋯⋯いける⋯⋯んぁ♥︎」

「ほんと? 続けるけど、ちゃんと起きてよ? 僕もユイファンも、明日は絶対に寝坊できないんだからね。そのままの姿勢でいいから、お尻を上向きにあげて」

「んぁっ⋯⋯ひゃう⋯⋯っ♥︎ あうぅう⋯⋯っ♥︎」

「ユイファンって、いつも挿入のときに可愛い声だしてるよね。身体にそういう癖がついちゃってるのかな。他の妃達もユイファンくらい感じやすい体質だったら、僕も男の子として自信が持てるのに」

「あぁうっ♥︎ ああぁうあう⋯⋯っ♥︎ へ、陛下っ、ちょっとだけゆっくり⋯⋯っ! ぁああっ、奥まできたら我慢できな⋯⋯あぁあぁっあぅううあうぁあっ⋯⋯♥︎」

「あっ! もう! また、僕より先にイッちゃってるの? 僕のオチンポが好きなのはいいけど、もうちょっと辛抱してよー。いっつも一人だけで満足するのはずるいってば……! えいっ!」

 腰を激しく打ちつけ、尻肉に股間を叩きつける。

 パンっ! パンっ! パンっ! 互いの陰部が打つかり合う。淫靡な肉音が室内に響いた。

「んぁっ♥︎ まっ、まって⋯⋯♥︎ そんなに乱暴にオチンポを入れられたらぁ♥︎ んあぁ♥︎ だ、だめ♥︎ 私の子宮が持っていかれちゃ、んぁあぅう♥︎ んゆっ♥︎ あうぅうあうあっ♥︎ んにゅぅ、んあぁあぁぁーーーーっ♥︎」

 セックスは終始、ベルゼフリートが優勢だった。

 寝バックの体位で犯され続けたユイファンは、計4回の膣内射精を受け止めた。その間、ユイファンは自発的に身体を動かさず、うつ伏せのままの体勢だった。

 ユイファンの身体に覆い被さって、腰を動かし続けたベルゼフリートは肉棒を引き抜く。溜まっていた精子を吐き出して、充足感に浸る。だが、虫の息になっているユイファンを見て、強い不安を覚える。

「えーと、ユイファン⋯⋯?」

 軍隊の行軍についていけなかった落伍者とは、こういう状態なのだろう。目蓋は開いているのに、ユイファンは返事をしない。

「もしかしなくても、やらかしちゃった……?」

 ユイファンはアヘ顔を枕に沈めて隠そうとしている。

 絶頂の余韻でさらに絶頂してしまうのか、周期的に尻をブルブルと痙攣させて喘ぐ。ヒクついた陰唇はクパクパと踊り狂っていた。

「朝には復活してるかな? なんかダメな気配がする⋯⋯。ねえ、ハスキー。悪いんだけど、綺麗な布でユイファンの身体を拭いてあげて」

 控えていたハスキーは、部下の女官を呼びつけて、ユイファンの身体を拭くように命じた。

 ハスキー自身は、ベッドの縁に腰掛けるベルゼフリートへ近づく。

「またつまみ食い?」

 跪いたハスキーは、肉棒に顔をすり寄せる。

「我慢は身体によろしくありません。出しかけていたものを搾り取って差し上げます。ユイファン少将はだらしないですね」

「欲張りなハスキーは隙あらばセックスだね。でも、フェラは一回だけね。僕が寝坊して出迎えに行けなかったら、レオンハルトに泣かれちゃう」

「陛下、失礼いたします。んれろぉ♥︎」

 ハスキーは大口を開けて、ベルゼフリートの亀頭にシャブリついた。舌先で丁寧に肉棒を舐め、陰嚢を指先でマッサージする。

「んっ♥︎ ふぁあいっ♥︎ 陛下どうぞぉ♥︎ 私のお口のオマンコに出してっ♥︎ んぢゅぢゅぅううんぁ⋯⋯♥︎ んれろれぉろ♥︎」

 尿道に残った精液までも、ハスキーは啜り食した。メイド服には一滴の汚れも付いていない。

「ぢゅるぃりぃっ♥︎ ごちそうさまでしたぁ♥︎」

「それじゃ、お休み。明日はちゃんと起こしてね」

「フェラ1回だけでいいのですか? 足りないのならお相手いたしますよ?」

「1回だけって言ったでしょ。お休み!」

 ハスキーの口淫でスッキリしたベルゼフリートはおとなしく眠りにつく。意識を失っているユイファンに抱き付き、胸元に潜り込む。

 ベルゼフリートは、ユイファンの乳房に唇をあてる。経産婦であるため、丁寧に乳房を刺激すれば、ユイファンは母乳を出してくれる。

(うんうん♪ オッパイの谷間は安心する。こうしていると、心がとっても安らぐ。でも、どうしてなんだろ。ユイファンだけじゃなくて、セラフィーナのときも、僕は安心できた。小さかったころに、ウィルヘルミナがやってくれたから?)

 昔の記憶を呼び戻そうとしたとき、ベルゼフリートはある矛盾に気付く。皇帝としてベルゼフリートは数え切れない数の処女を散らしてきた。純潔を奪うのは特別な行為だった。レオンハルトやカティアとの初夜はよく覚えている。

 名前がうろ覚えの妃でも、処女膜を破る初セックスは記憶に残るものだ。

「あれ⋯⋯?」

 一人だけ処女を散らした記憶のない人物がいた。同時に、それは自分の童貞喪失でもあるはずだ。

 忘れられるはずがないのに、なぜか覚えていない。

「ウィルヘルミナとの初めてセックス⋯⋯。いつだっけ? なんで覚えてないんだろ?」

 ベルゼフリート自身、初体験の相手がウィルヘルミナだと分かっている。

 童貞と処女。お互いの初めてを与えた。これは疑いようのない事実だ。しかし、どのような場所で、どんなふうにセックスをしたのか覚えていない。

 思い出そうとすると、なぜかカティアの子守歌が聞こえてきた。抗えない猛烈な眠気に襲われる。

 まるで記憶の呼び覚ましを拒んでいるかのようだった。

 ユイファンの乳首を甘噛みしながら、ベルゼフリートは意識をゆっくりと手放した。

 ◇ ◇ ◇

 戦勝式典の当日。帝都アヴァタールの宿屋に、落胆する老夫婦と幼女の姿があった。

 老夫婦の一家は、一人娘の晴れ舞台を見るため、預かっている孫娘を連れて地方から遠路遥々やってきた。しかし、期待は裏切られ、戦勝式典の勲章授与式に娘は現れなかった。

「ご主人様、奥方様。そう気落ちせずに⋯⋯。お嬢様は病臥とのこと。いたしかたなかったのですよ」

 お付きのメイドは意気消沈している老夫婦を慰め、次に退屈している幼女を宥めた。

 この気落ちしている老夫婦こそユイファンの父母であり、領地を持たない弱小貴族ドラクロワ子爵家だった。

 ドラクロワ子爵家は爵位こそ持つが、名ばかりの田舎貴族。没落していたドラクロワ子爵家を、商売で成功したユイファンの父が援助し、その結果としてユイファンが産まれた。

 薄汚い話となるが、借金苦で取り潰し寸前だった子爵家を金で買い取ったのである。

 恋愛結婚が多いメガラニカ帝国では珍しい政略結婚だった。けれど、夫婦の仲は良好だった。特に孫娘が預けられてからは、今まで以上に家族の絆が深まっている。

「お母さんに会えなかったね。お爺ちゃんとお婆ちゃん。かわいそう。よーしよーし♪ 不幸なんかとんでっちゃえ〜!」

 老夫婦は孫娘に励まされる。ずっと項垂うなだれているわけにはいかなくなった。

 ユイファン・ドラクロワの名は、帝国全土に轟いている。帝国軍を勝利に導く智謀の名将。それでいて皇帝の寵姫となる美女なのだ。

 大貴族の出身者でない出自もあって、庶民からの人気は絶大だ。

「久しぶりに娘と会えるはずだった。はぁ⋯⋯。本当に残念だ。ユベルにも母親の顔を見せてやりたかった。なぁ、ユベル。皇帝陛下のお顔をちゃんと見たか? あの御方がユベルの父君だ」

 祖父の問いかけにユベルは頷く。ベルゼフリートとユイファンの娘は今年で3歳。色白の肌と癖毛の黒髪は母親にそっくりだ。

 顔立ちは父親似。ユイファンに比べると底抜けに明るい性格だった。

「軍務省のご厚意で良い席を用意していただいたのに、本当に悲しかったわ。ユイファンはどうしたのかしら? 女仙は病気と無縁だと自慢していたのに⋯⋯」

 ユイファンの身を按じる子爵夫人だが、病臥の真相はけして明かされない。

 帝国軍の名立たる名将であるユイファン少将が、セックスでダウンしてしまった醜聞。明かせるはずもなかった。

「お父様がね、ママは夜の運動を頑張りすぎたって言ってたよ。でも、もしかしたら妹か弟ができるかもって!」

「そうか、そうか。孫がもう1人増えれば賑やかでいいのう。ユイファンが頑張っているのなら⋯⋯ん⋯⋯!?」

「あら? ユベル? 今、なんと言ったの? お父様? お父様ってまさか⋯⋯!?」

「え、ええ!? お嬢様! いつ皇帝陛下とお会いになったのですか!?」

 子爵、夫人、メイドの三者は驚愕する。孫娘のユベルが「お父様」と呼ぶのは、この世にたった一人しかいない。

 ――皇帝ベルゼフリートである。

 齢十三歳の幼帝ながら、妃との間には数十人の子供がいる。寵姫とはいえ、愛妾でしかないユイファンとの娘に、お忍びで会いに来てくるとは思っていなかった。

「お話したよ!」

「ユベル? ほ、ほんとうに?」

「うん。本当だよ。お婆ちゃん。皇帝陛下は私のお父様なんでしょ? 会いに来てくれたの。お爺ちゃんとお婆ちゃんには内緒だって。あとレオンハルト元帥にサイン書いてもらったの。スカートの裾に。いいでしょ」

 レオンハルト元帥がいたのなら、もはや疑いようもない。

「お腹の膨らんだ金髪の人もいたよ。お父様の新しいお嫁さんなんだって。大っきなお腹に触りたかったのに危ないから、駄目だって怒られちゃった」

 穢れを溜め込んだ女仙の身体は、皇帝や同じ女仙でなければ、瘴気によって相手を傷つけてしまう。

 女仙が天空城アースガルズから離れない理由はそこにある。

「ふーむ。皇帝陛下が会いに来て下さっていたとは⋯⋯。こうなるとユイファンの病臥というのはまさか?」

「あらあら。もうあの子ったら! そういう事情なら手紙を書けばいいのに。帝都から帰ったら、お屋敷に子供部屋をもう一つ作らないといけないようね。乳母の手配もしなくちゃ」

 それまでの陰鬱な雰囲気は吹き飛び、期待を膨らませるドラクロワ子爵家。気分を入れ替えて、夜の晩餐会に出席するための準備を始めた。

 一方、その頃のユイファンは、ベッドの上で身を捩っていた。股関節が痛いと呻きながら。

 ◇ ◇ ◇

 帝都の上空、空に浮かぶ天空城アースガルズの一角、光芒離宮の寝室にいるユイファンは、いつも以上に気怠い表情を浮かべていた。

「ネルティ⋯⋯。戦勝式典はどうなった⋯⋯?」

「ユイファン少将。もう日暮れだよ。戦勝式典のパレードと勲章授与式はとっくに終わってる。夜の晩餐会が始まる頃合いかな」

「⋯⋯少しは良くなったと思う⋯⋯。二足歩行はできそうだ」

「生まれたての子鹿みたいな足取りで、ダンスを踊る気? 会場の失笑を買いたくなかったら、ベッドの上で大人しくしておくべきだと思うぜ」

「恥を掻くのは慣れているよ……」

「それにさ、勲章授与式を病欠したのに、夜の晩餐会にだけ出席したら、宰相派や長老派の妃に陰口を言われるのでは?」

「⋯⋯始末書は⋯⋯書きたくない⋯⋯。絶対に怒られる⋯⋯」

「この際、始末書はしょうがない。常識的に考えて戦勝式典の欠席はヤバいって⋯⋯。しかも、ユイファン少将は準主役だぜ? イリヒム要塞攻略や王都ムーンホワイトの占拠、レオンハルト元帥に次ぐ功労者だったのにな⋯⋯。はぁ⋯⋯」

「私のせいじゃない⋯⋯。陛下のオチンポが悪い!」

「頭の悪い言い訳をしないくれよ。帝国の知将とは思えない発言だ。将兵が聞いたら、絶望で泣き出すぜ」

「はぁ⋯⋯。父さんと母さんへの言い訳はどうしたものかな。あぁ⋯⋯そうだった。娘を連れて来ると言っていた。絶対に父さんは怒ってるだろうね。母さんも母さんで⋯⋯根に持つタイプ。あとでうるさそうだ⋯⋯」

「ご愁傷様」

 ユイファンは戦勝式典を欠席した。医務女官の治療も虚しく、筋肉痛のせいでベッドから出られない。

「あ、そうだった。ついさっき軍務省からヘルガ王妃の使者がやってきた。ヴィクトリカ王女の件で、帝都から報告が上がってきたんだ。これがその封書。機密指定だからユイファン少将じゃないと開けられない」

「封を切って読み上げてくれ。今の私は指先を動かす気力すらない」

「だからさ、これは軍事機密だって言っただろ」

「構わない。結果は分かりきってる。こんなに早く報告があがってくるのなら取り逃がしたんだ。そうに決まってる。嫌な気分のときには、嫌な報せが届くものなんだ」

 ヘルガ王妃から届いた封書の内容は、「取り逃がした」という結果だけを見るなら、ユイファンの予想と合致していた。しかし、軍務省に懸念を抱かせる事項が多分に含まれていた。

 帝都最大の財閥であるラヴァンドラ商会が、ヴィクトリカ王女の身柄を押さえた。その可能性を示唆していたのである。

 このほかにもロレンシアが、ラヴァンドラ王妃の権限で、外出許可を得ている事実が判明した。

 今回の事態はセラフィーナが自らの意思で働きかけ、交渉した結果だ。しかし、内実を知らない軍務省からすれば、セラフィーナが自発的に行動したとは考えにくい。

 宰相派の王妃、ラヴァンドラが謀略を巡らせていると思い込むのは、妥当な考察であった。

 軍務省をさらに困惑させたのは、これらの情報を提供してきたのが、宰相派の首魁ウィルヘルミナだった。

 まず、ウィルヘルミナが派閥の王妃を切り捨てたことに軍務省は驚かされた。しかし、もっとも驚愕させられたのは、軍務省だけが独占していると思われた情報を、ウィルヘルミナが認識していた点だ。

 ウィルヘルミナは、ヴィクトリカ王女が帝国本土に潜入していると知っていた。

 さらには、セラフィーナを使って宰相の弱味を握る作戦についても、勘付いているか、完全に内容を把握しているかのように振る舞ったという。

(軍務省の画策を完全に把握し、そのうえで動いているのなら、やはり宰相閣下は容易ならざる人物だ)

 思い起こせば、ベルゼフリートの来訪は不自然だった。

(疑いすぎだろうか⋯⋯?。しかし、戦勝式典の前日、陛下が私の離宮を訪れたのも仕組みだったとすればどうだろう⋯⋯?)

 宮廷の支配者は3人の皇后だ。その中で突出した権力を握るのが帝国宰相ウィルヘルミナである。

 ――皇后は皇帝に命令を下せる。

 ベルゼフリート自身は事情を知らなかったとしても、光芒離宮に滞在するとなれば、ユイファンが夜伽役を務めるのは必然だ。

 ウィルヘルミナが命じた確証はない。しかし、もしユイファンを戦勝式典から排除したいのなら、戦勝式典の前日に皇帝を離宮に送り込むのは、最高の作戦だ。

「もしかすると、ウィルヘルミナ宰相のせいかもしれないね」

「何でもかんでも宰相閣下の責任にするのはどうかと思うぜ⋯⋯。ナイトレイ公爵家で働いていたけど、悪い人ではなかったよ。あらゆる陰謀を宰相閣下に押しつける昨今の風潮は、いかがなものかと苦言を呈したい」

「敵対していなければ良い人に見えるだろうさ。派閥争いをしていると、彼女ほど恐ろしい存在はない」

 ユイファンは後日、戦勝式典の欠席を痛恨の極みだったと振り返る。

 仮にユイファンが戦勝式典に出席していれば、大きく異なる様相を呈していただろう。

 ——大陸歴8年8月15日。帝都アヴァタールにおいて執り行われた戦勝式典で、メガラニカ帝国とアルテナ王国の未来を決定づける出来事が起こっていた。


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