2024年 6月16日 日曜日

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【45話】女王懐妊の波紋 揺れ動く帝国と王国

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【45話】女王懐妊の波紋 揺れ動く帝国と王国

 大陸歴8年4月24日、メガラニカ帝国は女王セラフィーナの妊娠を発表した。

 皇帝ベルゼフリートの子をセラフィーナが宿した。懐妊の事実は、帝都新聞を始めとする新聞各社で大きく報じられた。同日、アルテナ王国の王都ムーンホワイトにおいて大々的な発表が行われた。

 女王懐妊のニュースは瞬く間に広がり、さまざまな波紋を呼ぶ。特にアルテナ王家に近しい貴族たちが受けた衝撃は大きかった。

「帝国の陰謀ではないのか? 我が国を貶め、アルテナ王家を辱めるためにセラフィーナ陛下が妊娠したなどと虚言を……」

「さて、どうだかな。嘘をつく必要がどこにある。我らの女王陛下がメガラニカ帝国の皇帝に陵辱されたのは周知の事実。妊娠したとして、不思議はなかろうよ」

「それはその通りだが……。そうであるとしたら、我らはどうすればよいのだ?」

「誰にも分からぬさ。しかし、身の振り方を考えるべき時期やもしれないな」

 アルテナ王国の貴族達は口々に噂する。動乱の時代、選択を誤れば一族の滅びを決定づける。

 セラフィーナ女王が孕んだベルゼフリートの子供は庶子扱いだ。しかし、セラフィーナ女王が産んだ子供は、紛れもなくアルテナ王家の血筋を引く王族だ。

 唯一の嫡子たるヴィクトリカ王女が帰国できない以上、ベルゼフリートとの子供が、次のアルテナ王に即位させられるのは十分にありえた。

 メガラニカ帝国軍が王都を占領している現状を鑑みれば、伝統や法律を無視し、嫡子たるヴィクトリカ王女の廃嫡は、起こりえるのだ。

 一方、メガラニカ帝国の反応もさまざまであった。

「それよりも戦費の回収だ。戦争に勝ったというのに賠償金どころか領土の割譲すらない! 我が国は侮られている! 軍務省も弱気だ。いったい何を恐れるのか!」

「そう焦るな。セラフィーナ女王を廃位させ、産まれた子供を傀儡の王とすればいいのだ。ウィルヘルミナ宰相閣下なら上手くやってくれるとも」

「傀儡? そんなものが必要なのか? メガラニカ帝国はアルテナ王国を支配している。さっさと滅ぼしてしまえばいいではないか!」

 帝国内で二分する意見。強硬派はアルテナ王家の廃絶を主張する。

 穏健派であっても、戦費回収のため、傀儡の王を仕立て、一刻も早くアルテナ王国を属領化すべきとの意見が大勢を占めていた。

 ◇ ◇ ◇

 妊娠発表から1カ月半が過ぎ、6月中旬の天空城アースガルズは初夏を迎えようとしていた。

「セラフィーナ女王の妊娠。公式発表が早すぎましたね。ただでさえアルテナ王国は敗戦後の動乱期です」

 参謀本部所属の少将、ユイファンは端的に今の状況を言い表す。

 帰国予定だった帝国元帥レオンハルトは、戦後処理に追われて、未だに戻ってきていない。

「アルテナ王家への忠誠心が揺らぎ、民心は荒れています。宰相閣下の狙い通りなのだとは思いますが、いささか乱暴です……」

 バルカサロ王国との緊張状態は危ういながらも均衡を維持している。

 前線の兵員を削減した影響で、最強の戦力のレオンハルトを前線から動かせない状況に陥っていた。

「今さら言っても詮無きことですが、もう少し女王妊娠の発表を遅らせられなかったのですか? ヘルガ妃殿下」

「いびらないでほしいものだね。軍務省も最善を尽くした。けれど、認めるほかなかったのだよ。あの宰相閣下に知られてしまっては、言い訳もできないだろう? セラフィーナが妊娠しているのは嘘偽りない真実なのだからね」

 帝国元帥が不在の今、軍務省の最高責任者は上級大将のヘルガ王妃となっている。

「さて、ユイファン少将。宰相閣下の秘密を探る作戦も頓挫しかけているわけだが、こうなってしまっては別プランに移行するべきではないかね? 参謀本部の情報将校として、どう判断する?」

 ヘルガはユイファンの住む離宮で、今後の対応策を協議している最中だった。

 ユイファンは大量の砂糖を注いだ紅茶を一口飲んでから、ゆっくりとした口調で計略を語る。

「捕らえ損ねたヴィクトリカ王女の動向について、参謀本部はある情報を掴んでいます」

「ほほう。面白そうだ。是非とも聞かせてもらおう」

「ヴィクトリカ王女がアルテナ王国に舞い戻り、密かに反帝国運動を働きかけているという話です」

「それはなんとまぁ、驚きを通り越して呆れてしまうね。もし事実だとすれば、勇敢を通り越して蛮勇だ。自殺行為に等しい」

「私もヘルガ妃殿下の批評に概ね同意です。実際、これは手の込んだ自殺だと考えています。ガイゼフ王の意思とは思えませんが、少なくともバルカサロ王国は、アルテナ王家を見限っているのでしょう」

「バルカサロ王国の狙いは、アルテナ王家を断絶させての東西分割案かな? やはり我が国と戦う意思はないのだろうねぇ……」

「戦費の問題はバルカサロ王国も同じです。労せずアルテナ王国の穀物地帯を分割支配できるのなら、東西分割の統治案は飛び付きたくもなるでしょう」

「同盟国だったアルテナ王国を戦争に巻き込んでおきながら、その国土を蝕むというのかね。バルカサロ王国もたいした悪党だよ」

「もしかすると、我々と同じか、それ以上にバルカサロ王国の財政が逼迫しているのかもしれません」

「分割統治についてだが、軍務省としては妥協できる範囲内だ。数年の平和が買えるなら、アルテナ王国の東側は渡してもいいだろう。しかし、宰相府や国民議会を説得できるとは思わないね」

「帝都新聞の一面記事で、軍務省は弱腰だと叩かれるでしょう」

「想像に容易いよ。実際、今までがそうだった。しかし、戦争終結は妥協によってなされるものだ」

「正論ではありますが、説得材料にはなりません。我が国は帝政を謳いつつも、実態は選挙制が深く根付いており、民意を無視できないのですから」

「幾度も帝国の危機を救ってくれたユイファン少将だ。それでも秘策があるのではないかね?」

「もちろん、策はあります。大規模な戦争を避ける計略としては、ヒュバルト伯爵に、のこのこ戻ってきたヴィクトリカ王女を始末してもらう。これが一番望ましい展開です。汚れ仕事は野心家の反逆者にこそ相応しい」

「わざわざ王女を殺してしまうと? こちらで捕まえてしまったほうがいいと思うのだがね」

「ヘルガ妃殿下は、なぜそのように思われるのです?」

「私が慈悲深い変わり者だからではないよ。単純な話、ヴィクトリカ王女も手札になると思っているからさ。幸いにしてレオンハルト元帥が現地にいる。どれほどの精鋭に守られているとしても、居所さえ掴んでしまえば、こちらの手中も同然だ」

「こちらにはセラフィーナ女王がいます。しかも、陛下の子供を身籠もっているのです」

「母親がいれば、娘は不要。そう言いたいのかね?」

「ヴィクトリカ王女の存在は、セラフィーナ女王の利用価値を弱化させ、むしろ邪魔になってしまいます。せっかくセラフィーナ女王が孕んだのです。子供は有効活用しなければなりません」

「いっそヴィクトリカ王女が死んでくれたほうが、子供の価値が増すか……」

「加えて、バルカサロ王国も身柄をこちらに渡すほど不用心ではないでしょう。渡すくらいなら殺す。その腹積もりで、送り返しているはずです」

「どうせ殺すなら、独立を求めるヒュバルト伯爵に王女殺しの汚れ仕事を押しつける……、何ともえげつない」

「殺したように見せかけるだけでも十分です。ヒュバルト伯爵がスケープゴートなってくれれば良いかと」

「そして、唯一の嫡子が死ねば、王位継承権はセラフィーナ女王がこれから産む庶子に移るというわけだ。庶子であっても正嫡がいないのならば、そうならざるをえない」

「ヒュバルト伯爵を討伐する役割も、アルテナ王国の兵士に押しつけられます」

「国家を分断し、弱ったところを支配する。植民地支配の模範解答を再現するというわけだ。やれやれ。私たちもバルカサロ王国に劣らぬ大悪党だ」

「多少の情報工作を要しますが、この策なら宰相府も受け入れてくれるでしょう」

「アルテナ王国の全土を支配できるのならば、どんな手段でも宰相府は了承するはず。軍務省としても無駄な出兵の回避が最優先。両派閥の利害は一致するね。今回の落とし所としては、まずまずだ」

「セラフィーナ女王には宰相の秘密を探らせていましたが、こちらの作戦案も並行して進めていきましょう」

「宰相閣下を失脚させられれば、軍務省の意見は通しやすくなる……。しかし、セラフィーナ女王では役者不足だったのではないかね? この数カ月間、進展はないと聞いているのだが?」

「所詮は捨て駒。密命を託したのも、成功を見込んだものではなく、人心掌握の一環でしかありません」

「⋯⋯ならば、本命の意図とは何かね?」

「チャンスを与えれば、虜囚でもよく働いてくれます。希望があれば人間は縋り付きたくなる。たとえ失敗しても、セラフィーナ女王が軍閥派のために働いていたという色付けにはなります」

 ユイファンは口元を緩ませ、腹黒い笑みを浮かべている。それに対して、兜で表情を隠すヘルガの表情は覗い知れない。

「保留となっているだけで、セラフィーナを王妃待遇とする勅命は有効です。新たな王妃が誕生すれば、軍閥派の影響力は強化されます。あくまでも傀儡の王妃ですから、軍閥派の妃から上がる不満も少ないでしょう」

「軍閥派に関してはその通りだ。しかし、勅命の内容に関し、宰相派は大反発しているのだよ? 長老派も同調の姿勢だ。勅命の実行は難しい。両派閥を説き伏せるのは苦難を極めると思うがね」

 軍閥派の長であるレオンハルトですら、勅命の内容を履行させるのは難しいと考えていた。ヘルガも同様の見方をしていた。

「反発されても押し通すべきです。そのための勅命です。女官総長ヴァネッサとて勅命の強制力が否定されれば、女官の特権が軽んじられるのと同じ。絶対に私たちの味方となってくれます」

 三皇后の決定すらも撥ね除ける皇帝の勅命。それが宰相の顔色一つで通らないとなれば、それが前例となってしまう。ここで妥協してしまうのなら、勅命制度が揺らいでしまう。

「女官総長ヴァネッサからすれば、面白くない話だ。やるだけやってみるのもいいか」

 ヘルガとユイファンには一つの誤算がある。

 出生の秘密を探る件に関し、セラフィーナはベルゼフリートの協力を取り付けていた。

 妊娠の発覚により、セラフィーナに夜伽が命じられることはなくなった。身籠もった時点で性交する理由が消え去ったからである。けれど、ベルゼフリートは余暇の時間を使って、セラフィーナの離宮を個人的に訪問しようとしていた。


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