大勢の女官を引き連れて黄葉離宮に現れたベルゼフリートは、行き先を告げずに、セラフィーナを連れ出した。
セラフィーナは、同行しようとしたロレンシアに留守番を命じ、皇帝一行の馬車に乗り込んだ。最初は帝城ペンタグラムに向かうのかと思っていたが、目的地は公共エリアの展望台であった。
「これが帝都アヴァタールの夜景だよ。上空から見下ろすとすっごく綺麗でしょ? アルテナ王国の王都ムーンホワイトも美しかったけど、メガラニカ帝国だって負けてないよ。アヴァタールはね、古代のエルフ族が築いた石英結晶の古都なんだよ」
「これが……メガラニカ帝国の帝都……。すごいわ……」
「うん! すごいでしょ!」
薄弱な月明かりの夜半、天空城アースガルズの展望台から下界の景色を一望できた。
夜の帝都は各所に設置された街灯によって光り輝いている。
「あそこにある大きな城が見える? 街灯がなくても明るいのはね、フェアリー族が光蟲を放ってるからなんだよ。あの城は選挙で選ばれた議員さんが集まる国民議会の議事堂があるんだ。僕も公務で行くよ。公務っていっても、開会と閉会の宣言くらいしかしないけどね」
なぜこんな場所に連れてこられたのかと困惑気味のセラフィーナだったが、次第に少年皇帝の意図を悟り始める。確信に至ったのは、大仰に下界を指差しながら、事細かに帝都の解説してからだった。
「向こうの高い塔は魔術師組合の本拠地だよ。ヘルガと一緒に見学したけど、奇妙な場所だった。警備用に合成獣が放し飼いにされてるんだ。あと偶に天地が逆転したりしするんだって。ヘルガが僕を騙してなければ本当だけど、どっちだろ?」
セラフィーナはベルゼフリートから接待されていた。隣国でありながら、セラフィーナはメガラニカ帝国についてほとんど知らなかった。自国を攻めた敵国でさえなければ、純真な心持ちで耳を傾けられたことだろう。
「あの一帯……、公園? それとも広場かしら? 沢山の灯りが揺らめいていますわ。何かの催しが行われているのですか?」
おそらく大勢の人間が蠢いているであろう場所を指差さした。遠すぎるので人の姿を確認できないが、数え切れない灯りが右往左往している。
「あれは凱旋門広場の公園だ……。たぶん、市民集会を開いてるんだろうね。帝都新聞で記事になってたと思う」
「しんぶん……?」
「民間の商会が発行している情報紙だよ。アルテナ王国は政府が官報を発行してたでしょ? それと似たようなものかな。条件を満たした商会は新聞を発行できるんだ」
帝国内の情報を得られず苦心していたセラフィーナは、新聞の存在に驚く。
アルテナ王国でも民衆に布告を伝える官報はあった。しかし、民間組織が発行する情報紙は存在しなかった。
「せっかくメガラニカ帝国に来たんだから、セラフィーナにちゃんと知ってもらわないとね。ちなみに、僕はここから見える帝都アヴァタールの夜景が好きなんだ」
母性をくすぐる少年の笑み。セラフィーナは複雑な気持ちとなった。
幼き皇帝ベルゼフリートにとって、隣国の女王セラフィーナは初めてのお客様なのだろう。自分の国を紹介したい皇帝の真心は微笑ましい。
(帝都新聞……。帝国の社会情勢が分かるかもしれない。入手できるようにしておきたいわ。リアに頼めば何とかなるかしら……?)
「あ……! もしかして寒い? 温暖なアルテナ王国に比べたら、メガラニカ帝国の風は冷たいもんね」
「え、ええ……。少しだけ、夜風が冷たいですわ」
「セラフィーナのドレスは薄着だもんね。ハスキー! 馬車にある毛皮の上着を持ってきて。荷台にあったよね?」
「かしこまりました。陛下はよろしいのですか?」
「僕は今の格好で平気。豪雪地帯のナイトレイ公爵家領で暮らしていたんだよ。寒さには強いよ」
護衛はいつも通りの面子だった。警務女官長ハスキーと見覚えのある女官達が周囲を警戒していた。
ベルゼフリートから命令を受けたハスキーは、部下に上着を取ってくるように命じる。
セラフィーナに手渡された毛皮のコートは、特殊な術式が施された高級品であった。寸法が着用者の身体に合うように自動で変化し、体温を一定に保つ効果が付与されている。
「こんなところに連れてきちゃって迷惑だった……?」
「とんでもありませんわ。私がメガラニカ帝国を訪れるのは初めてです。とても興味深いお話をお聞きできました。⋯⋯ただ、夜伽役と聞かされていたので、戸惑っているだけですわ」
「なるほどね。すぐベッドインするって思ってたんだ?」
「……有り体に言えば、その通りですわ」
セラフィーナはベルゼフリートの股間に視線を向けてしまった。
人並み外れた巨根のぶら下がる少年の陰部。夫のガイセフより遥かに立派な男性器で、セラフィーナの膣穴は貫かれ、子胤を注がれた。
視線にベルゼフリートは口の端を吊り上げる。慌ててセラフィーナは顔を伏せた。だが、紅潮した頬を見られてしまった。
「もちろんセックスはしてあげるよ。でもさ、まずは僕の国について知ってほしかった。メガラニカ帝国はね、沢山の人種が暮らす国なんだよ。僕の国はセラフィーナの国と戦争していたから、悪い印象を抱いているかもしれないけど……」
ベルゼフリートはセラフィーナに身を寄せる。母親に甘えてくる息子のように上目遣いで言う。
「僕にとっては、帝国こそが愛する祖国なんだ。だから、僕は皇帝の使命を僕は果たさないといけない。だから、セラフィーナには僕の子供を産ませる」
ベルゼフリートの浅黒い手が、セラフィーナの下腹部をまさぐる。
紫色の瞳に淫欲を滲ませ、清純な人妻の心を惑わす。小悪魔と化した少年は、女王の身体を触りながら問いかける。
「天空城アースガルズでの暮らしはどう?」
「不自由はしておりません。ヘルガ妃殿下の取り計らいで、優秀な使用人をお借りしていますわ」
「それは良かった。査問会は? 宰相府から嫌がらせされてるって噂を聞いたよ」
「査問会ではユイファンさんが心強い味方となってくれましたわ」
本当に味方と言えるのだろうか。セラフィーナには分からなかった。だが、ユイファンの助けを必要としているのは事実だ。
どのような意図が働いているにしろ、今は軍務省の助けを享受するほかなかった。
(この子に媚びを売り、へりくだるのはきっと安易なのだと思う。そんなのは見え透いた子供騙しですわ……。13歳の子供でも……ベルゼフリートは聡い少年。私の態度が豹変したら、むしろ不信を招いてしまう。ありのままの私を見せた方がいいわ)
幼帝ベルゼフリートは二つの面を併せ持つ。
13歳の少年らしい幼さ。メガラニカ帝国の皇帝たる自覚。「子供扱いできない子供である」とセラフィーナは考え、返答の言葉を思い悩んだ。
「この場で私を犯したいのなら、下着を脱いであげましょうか? 私は……構いませんわ。覚悟はしておりますから……」
「ふーん。心境の変化は殊勝だね。それが良い変化なのかは分からないけど、僕は助かるよ。ねえ、セラフィーナって野外でセックスした経験はある?」
ベルゼフリートは背後からドレスのスカートを捲り上げ、セラフィーナの黒パンティーに指をかける。
(下着を脱がそうとしている⋯⋯。ここで私を犯すつもりなのなら、受け入れてあげますわ)
ウエストラインから太腿までパンツを引きずり下ろす。豊満な尻肉と、愛液で濡れた陰部が現れる。
「営みは寝室ですることです。外での経験はありませんわ。だって、はしたないですもの⋯⋯あぅ♥︎ んぁっ……♥︎」
毛皮のコートを羽織っているので上半身は温かい。丸出しの巨尻が外気に晒され、肌寒さを覚えた。無防備の夜風が陰部を撫でる。
「旦那さんとは寝室でしかセックスしてなかったんだ。週に何回くらいしてたの?」
「それは……その……」
「教えてよ?」
「⋯⋯戦争が始まってから、夫と共に過ごす時間がありませんでしたわ。夫は前線のイリヒム要塞で、王国軍の指揮をしていたので。夫婦の営みは……、全くいたしておりませんわ」
素直に答えるべきか躊躇した。だが、セラフィーナはありのままを答えた。
「戦争が始まる前は? セラフィーナの処女を散らしたんだから、不能者じゃないんでしょ?」
「昔は……子供が生まれる前は……世継ぎを作るためにしておりましたわ」
「旦那さんって、男色家だったりする? セラフィーナのオマンコって処女みたいなんだもん。もったいないなぁ。こんなにスケベな身体を楽しまないなんてさ」
「……夫は……ガイゼフは皇帝陛下とは違いますわ。私たちは教典の規範に習う清い夫婦でした。快楽を貪るためだけに姦淫するような……夫婦生活で破廉恥な性行為はいたしませんわ……」
「オッパイが大きくて、お尻も超デカな奥さんがいるのに? セラフィーナだって、今はオマンコが敏感になってるよ。セックスが嫌いな身体じゃないと思うなぁ。下着にねっちょり粘ついてた染みって愛液だよね?」
「私はそんな……」
ベルゼフリートに犯された夜から、セラフィーナの肉体は発情状態に陥っている。だというのに、天空城アースガルズに来てから、セラフィーナはずっと放置されていたのだ。
「⋯⋯生理現象ですわ」
「素直になろうよ。僕とセックスしたかったって言えばいいじゃん。恥ずかしがらずに。顔のお口と違って、股間のお口は正直者だよ。こんなにエッチな涎を垂れ流してる」
教会の信者であるセラフィーナは、自慰で性欲を発散できなかった。子宮の奥底に淫欲を溜め込み続け、その封は外れかかっている。
(私の身体はこの子とのセックスを望んでいる。愛液が内股を流れていくのが分かるわ……。私の心は……荒れ果てているというのに……!)
一国の女王だったセラフィーナは敗戦で、皇帝の後宮に囚われ、愛妾となった。仇敵の性奴隷に堕ちた屈辱が心に憤りを生じさせる。だが、身体はセックスを熱望していた。
「腰を屈めて、お尻を突き出しなよ。セラフィーナのぐちゅぐちゅオマンコを僕のオチンポで満足させてあげる」
セラフィーナは素直に膣穴を差し出した。
展望台の設置された落下防止の手摺に掴まり、爆乳の重みを支える。下肢を折り曲げ、ガニ股となってウエストラインを下げる。
「んもー。セラフィーナは足が長いってば〜。もうちょっと姿勢を低くしてくれないと僕の背丈じゃ届かないよ」
毛皮コートの裾周りを脇に流す。捲り上げたドレススカートを背中にまとめる。
邪魔な衣類を退け終わると、挿入できるように体勢を低くした。脚を拡げて、下半身を低くする。太腿まで下ろされた黒パンティーが、はち切れる限界まで引き延ばされていった。
「これならどうかしら……? 届くでしょうか? これ以上は体勢が辛いですわ」
ベルゼフリートはお尻を撫で回し、女陰に茂る黄金色の恥毛を指先で摘まむ。
亀頭が陰部をなぞる。陰唇を弄るほんの数秒間。セラフィーナは挿入を焦らされる。
「緊張してる? 僕と出会わなければ、セラフィーナはセックスの楽しさを知らずに、人生を終えたんだろうね。初めての野外セックスを楽しんで」
「ぁんぅッ♥︎」
甘い吐息を漏らす。巨大な異物がセラフィーナの体内に入り込む。隆起した亀頭は膣道の襞をグイグイと押し退ける。
「ビショ濡れオマンコに挿入したよ。膣襞が僕のオチンポに絡み付いてる。セラフィーナの膣内、とっても暖かい」
ベルゼフリートの下半身がセラフィーナの巨尻を覆った。雌雄の生殖器が固く結びつき、互いに体内の熱を感じ合う。
(繋がってる♥︎ んぅ⋯⋯♥︎ 太いっ⋯⋯♥︎ 子宮から淫悦が昇ってくるぅ♥︎」
少年と美女は腰を動かさず、局部を静かに重ね合う。セラフィーナは唇を固く結び、下腹部から込み上げる快感を抑え込む。
「地面じゃなくて帝都の夜景を見たら? 野外セックスは景色を見ながらするのが醍醐味なんだよ?」
展望台の手摺を強く握りしめるセラフィーナは、帝都の夜景を眺める。
「不思議なものだよね。数ヶ月前まで、戦争していた国の君主同士。それなのに、今は2人の子供を作ろうとセックスしてる。セラフィーナのオマンコは馴染んできてるね。ほんのちょっと前は、僕とのセックスを吐くほど嫌ってたのに、今はそうでもなさそう」
「……んっ! あっ、あんぃっ♥︎」
「僕のオチンポ、気に入ってくれた? 愛液のお漏らしがすごいよ」
膣穴の最奥まで肉棒が差し込まれた。子宮口に亀頭が密着する。
セラフィーナは全身を小刻みに震わせ、子宮の疼きに酔い痴れた。
「旦那さんとのセックスより気持ち良くしてあげる。天空城アースガルズは僕のハーレムだから、ここで暮らすセラフィーナにもセックスを楽しんでほしい。僕が嫌いでもね」
「嫌いなんてぇ……んぃっ! そんなっことはありまぅ……んぁあぁ……♥︎ だめですあ……っ♥︎ もうこれ以上は奥にぃっ……♥︎」
「この前みたいにはいかないからね。11回も僕を射精させたのはすごかった。だけど、僕は負けず嫌いなんだ。負けっぱなしは嫌だから、今夜は徹底的に苛めちゃうぞー♪」
「んぅっ♥︎ んんぃひぃあぁっああっ♥︎」
ベルゼフリートは腰を動かさない。ソフィアの膣内で陰茎をヒクつかせ、少しずつ奥にグリグリと刷り込む。
「焦らされるのは辛いよね。でも、我慢して」
「……んぃっ! なっ、なにを……?」
「セラフィーナは軍務省と悪巧みしてる。ってウィルヘルミナは言ってたよ」
「そっ、それはぁっ♥︎ んぃ、んんぅぅ♥︎」
「ねえ……。レオンハルトから何を命じられたのかな。ヘルガやユイファンとは、どんなお話をしたの? 僕に教えてよ? 僕のオチンポが欲しいでしょ?」
「んぅ♥︎ んぁっ……♥︎ 私は……何も知らなぁんぁぁああ……っ♥︎」
「まーた、僕に嘘を吐いた。嘘付きの悪い女王様はお仕置きしちゃうぞ!」
ベルゼフリートは平手でセラフィーナの巨尻を叩く。媚肉が波打ち、真っ白だった尻肌がほんのりと赤く腫れる。
「んひぃい……♥︎」
今のセラフィーナは発情した牝馬だった。極太の男性器を受け入れながら、尻を叩かれる痛みを快楽に変換して愉しんでいる。
「スケベな喘ぎ声。発情した牝馬みたい。お尻を叩かれて喜ぶなんて、すっごい変態だよ。白月王城を出発したときは、あんなに女王様らしく格好を付けて息巻いていたくせに。オチンポに勝てないの? くすくす……っ!」
「はぁ……はぁはぁ……っ! んぅっはぁ……♥︎」
セラフィーナは呼吸を整えようと大きく息を吸う。寒さを感じていた身体は熱を宿し、汗が湧き出るほどに火照っていた。
曝け出した尻をベルゼフリートに委ね、亀頭で優しく小突かれている子宮は過敏となっている。
(夜伽はレオンハルト元帥の命令によるものだったはず。どうして皇帝は私に質問を……?)
どちらの立場にも皇帝は立たない。
ベルゼフリートは皇后や上位の妃達に従う傀儡だ。
レオンハルト元帥がセラフィーナを孕ませろと命じたように、ウィルヘルミナ宰相も皇帝に命令を下せる。セラフィーナへの種付けと、探りを入れることは相反する命令ではない。
ウィルヘルミナから軍務省の動きを探れと命じられた。そう考えるのが自然だ。
「もう終わりだよ。セラフィーナの国は滅びる。軍閥派の妃達だって、セラフィーナの味方じゃない。利用しているだけだ。1年後に滅びるか、10年後に滅びるか⋯⋯。延命したところで、結果は同じなんじゃないの?」
「んぃあっ♥︎ んぃっ♥︎ だめっ、んあぅあっ♥︎」
「帝国宰相ウィルヘルミナ・ナイトレイからの伝言を伝えるね。宰相派の言いなりになるのなら、僕の子供を産んだ後にセラフィーナを解放するってさ。どうする?」
「んん……っ♥︎ んぃあっ、んんんぁぁ♥︎」
セラフィーナは腰を捩りながら喘ぐ。極太の陰茎が膣襞を刺激する度、蕩けそうな甘い吐息を漏らした。
「次の査問会でちゃんとした証言をすれば取引は成立。軍閥派の王妃は怒るかもしれないけど、宰相派が手を回すってさ。可哀想にね。セラフィーナに選択肢はないよ。僕と同じで無力なんだ。君みたいな弱い人が国を救ったり、導いたりなんか絶対にできない」
「んぃ……はぁ……してっ……くださ……ぃ……!」
「……ごめん? 何て言ったのかな? ウィルヘルミナに言いなりになるって決めたの? そっか。うんそうだよね。くすくすっ!」
ベルゼフリートは笑う。セラフィーナの返答に興味はなかった。皇帝は命じられているに過ぎない。
軍閥派と宰相派の抗争で、セラフィーナがどちらに付こうと、ベルゼフリートはどうでも良かった。
「動いて、もっと動いてくださいっ……♥︎ ……もう……むりいぃ……♥︎ 子宮の疼きを堪えきれませんわぁっ……♥︎ 陛下の大っきなオチンポでぇ、私のオマンコを掻き混ぜてぇ⋯⋯♥︎」
意表を突かれた。ベルゼフリートもこんな返答は予想外だった。
セラフィーナは尻を擦り付けてくる。膣圧でオチンポを扱き、ベルゼフリートを誘惑している。
「え? そっち……? すごく大切な話をしてたんだけどなぁ……。まあ、でもいいよ。ウィルヘルミナのメッセージは伝えたからね」
ベルゼフリートはセラフィーナを鷲掴みにする。爪先がセラフィーナのデカ尻に食い込む。
「ああぁぁっ♥︎ 来てぇっ……♥︎ 皇帝陛下ぁっ♥︎」
「国の命運よりも僕とのセックス? くすくすっ! すごくいいね! 僕も難しい政治より、セックスのほうが好きだもん! それならセラフィーナの膣内に沢山の精子を出してあげる。その代わり、本音を喋ってね!」
「あぁっ♥︎ んぁぃんんぃぃっ♥︎ 亀頭が奥でビクンって動いてるゅぅ♥︎ いいぃんいぃいぁッ……♥︎ んぃんあっ……♥︎ もう焦らさないで……はやくぅ……オチンポをオマンコに撃ち込んでぇ……♥︎」
「本性を曝け出して、ちゃんと僕に話してよ。帝都の夜景を見下ろしながら、僕と浮気セックスをしている感想を聞きたい。ねえ! セラフィーナってば! 僕のオチンポが気持ち良いんでしょ? 恥ずかしがらずに言葉に出して! 僕はセラフィーナの本音を知りたいっ!」
それまで動きを抑制していたベルゼフリートは、腰を前後に振り始める。最初は緩やかに優しく、じわじわとテンポを速めていった。
「んぃ、あっ♥︎ あんぁっ♥︎ オチンポが激しぃんぁっぁあぁ♥︎」
立ちバックで犯されるセラフィーナは、快楽を食らいつこうと巨尻を押し出した。攻めの勢いに負けて倒れまいと踏ん張る。手摺を掴む両手は汗ばみ、黄金の頭髪は激しく乱れた。
セラフィーナの背後に覆い被さりながら、ベルゼフリートは猛烈な前後運動で子壺を突き続ける。
淫悦の頂点に達し、セラフィーナは本心を白状した。
「あぁっ、はいってくるぅっ♥︎ 子宮の中まで、オチンポがはいってきちゃうぅ♥︎ 夫を裏切ってるゅ……♥︎ だめっ! だめっ! だめなのぉ♥︎ そんなに押し込まれたら……んぎぃっ♥︎」
「はぁ……はぁ……っ! んっ! んっ! それがセラフィーナの本性なんだっ……!?」
「きもぢぃいいのぉっ♥︎ んおっ♥︎ おっ♥︎ こんなのダメだって分かってるのにぃ! こんなセックスしちゃいけないのにぃっ♥︎ 陛下のオチンポに抗えないのぉお……っ! 皇帝陛下のぉ♥︎ オっ、オチンポでおかしくなっちゃうう……っ♥︎」
「っ! はぁ……はぁ……っ! 愛してる旦那さんとのよりもっ……! 僕のオチンポが好きになっちゃった……? ねえっ! ねえっってば! 答えてよっ! セラフィーナ!!」
「あぁっ♥︎ んぎぃっ♥︎」
「家畜みたいな声で喘ぐだけ? ちゃんと教えてっ……!」
ベルゼフリートの両手がセラフィーナの長髪を握りしめた。黄金髪の手綱を引っ張り上げ、牝馬に堕ちたセラフィーナを従える。
「わっ、わたしぃっ♥︎ ガイゼフを愛してるぅ♥︎ 子供達もっ、リュートぉ、ヴィクトリカぁ……♥︎ わ、わたしっ、今も心から家族をっ、愛してるんぉっ、おおっんふぅっぁ♥︎ なのにぃ♥︎ もう身体がおかしいのぉ♥︎ あぁっ、んっひぃ♥︎ 陛下のオチンポが大好きな淫乱な身体になってしまったのぉおっ♥︎ 沸き起こる感情を我慢できませんわぁ……っ♥︎ んぁっ、あんひぃぃ♥︎ 裏切ってる私を許してぇ……♥︎ お願いだからっ、許してぇええっ♥︎」
「はぁ……んっ! はぁ……っ! んっ! んんっ! エロすぎだよ。セラフィーナ⋯⋯! すごい量の愛液をお漏らしてるよ……! それにっ、オマンコの締まりがきつくっ! んぅっ! はぁ、はぁっ!」
「あぁあぁ♥︎ あっ、あんぅうううぅぅ♥︎ こんなのガイゼフとのセックスよりもきもちぢぃいのぉ♥︎ んぃっ、んふぁうぁ♥︎ ごめんさいぃ♥︎ ごめんさなさいぃ♥︎ 夫のオチンポよりも太くてぇ、私のオマンコをめちゃくちゃくにしてくるのぉ……♥︎ もうだめぇ、きもちぢぃいのぉ♥︎ 許してぇえぇ……んぁ……っ♥︎」
「もっと大きな声で叫んでよっ! 家族への気持ちよりも僕とのセックスが好きならっ! んっ、うぅ! 全部っ! 心で感じてる気持ちを吐き出して! 僕がセラフィーナを許してあげるっ!」
「あひぃっ、んあぁぁぁっ♥︎ あなたぁっ、ごめんなさいぃぃんっ♥︎ こんなにきもぢいぃいセックスがあるなんて知らなかったのぉおっ♥︎ あなたよりもぉ! 皇帝陛下のオチンポが上手なのおぉぉおっ♥︎ んぅあぅうおぉぉっ♥︎ んんぁ♥︎ もう知らなかったころには戻れないぃぃ♥︎」
「うぅっ! はぁはぁ……っ! んっんっ! そろそろ出すよ! セラフィーナの膣内にっ! 子胤を注入してあげる! 僕っ、もうイくからっ、セラフィーナも一緒にっ! んくぅっ⋯⋯!!」
ベルゼフリートの男根が膨張する。セラフィーナは手を離し、上半身を大きく仰け反らせた。
脚を開きすぎたせいで、膝まで下げていたパンティが「バチンッ!」と引きちぎれる。
「ごめんさいぃいぃっ! こんなっ、淫らな私を許してっ! イぐぅうぅっ! イっちゃいますわぁっ♥︎ 皇帝陛下のオチンポから子胤が上がってくるぅうっ! あぁんっんふぅぅぁあぁあ! ああああぁあぁぁあぁっぁああああーーっ♥︎」
立位での激烈な交尾は最終局面を迎えた。
セラフィーナの甲高いアクメ声が、展望台から帝都に向けて発せられる。
その最中もベルゼフリートの生殖器は、ビュルビュルと膣内に精液を送り込む。少年の乱れた息づかいを聞きながら、セラフィーナは濃厚な子胤で子宮を満たされる快感を堪能していた。
「ふぅ⋯⋯んっ⋯⋯。すごいエロかったよ。セラフィーナ。はあっ……はあっ……! おっと! ひっくり返らないでね。僕の力じゃ……、セラフィーナの身体は支えられないんだから……」
たった一度の射精と絶頂。しかし、少年と美女の溜め込んだ性欲を一気に爆発させたセックスだった。
「もう少しでっ んっ! 出し終わるからっ……。そのままじっとしててよ……」
ベルゼフリートは掴んでいた髪の毛を手放した。
聞こえるのは夜風の通り過ぎる音。そして荒々しい男女の呼吸だけだった。
「んぅふぅうぅ……はぁ♥︎ はぁ……んぁ……♥︎ はぁ……はぁ……♥︎ 皇帝陛下? 離宮に戻ったら、お話ししたいことがございますわぁ……♥︎」
セラフィーナは諦めない。たとえ愚かな君主であろうとも最後まで足掻くと決めたのだ。
この身を祖国に捧げると心に誓った。ウィルヘルミナの提案には靡かない。
(ウィルヘルミナ宰相は私を侮っていますわ。レオンハルト元帥だって同じ。この子だって……こんな醜体を晒した淫女なんか、見くびっているに決まっているのだから⋯⋯。今はそれでいいですわ)
無能な女王。現時点でその評価は正当だ。だからこそ、セラフィーナは誰からも警戒されずに動ける。
(メガラニカ帝国の最高権力者……宰相ウィルヘルミナの弱味……! 皇帝ベルゼフリートの出生に秘められた事実を突き止めて、宮廷の妃達を出し抜いてみせますわ……!!)
セラフィーナの瞳に闘争の炎が宿る。
皇帝との浮気セックスを愉しむ本当の自分と向き合った。その果てに、アルテナ王国の女王は新たな領域へと足を踏み入れた。
(創造主様にだって誓えますわ。私は夫を、息子と娘を心から愛しているわ。平和だったアルテナ王国を蹂躙した帝国が憎らしい! 幸せを奪い、私を陵辱させた帝国が憎い! たとえ売女に堕ちようと、憎悪は忘れませんわ⋯⋯!)
ベルゼフリートの男根が抜ける。女陰から精液が流れ落ち、愛液とともにセラフィーナの内股を濡らした。
汚れが付くのを気にせず、セラフィーナは捲り上げていたドレススカートと毛皮コートの裾を下ろした。
(私は皇帝とのセックスも愉しめる卑しい女になれた。そうですわ⋯⋯。愛息を惨たらしく殺した帝国の男を悦ばせる裏切り者の母親。私は清くない⋯⋯! 後宮で暮らす愛妾として、一歩だけ進めた!!)
セラフィーナは乱れた長髪を直す。地面に転がる破れた黒パンティーに未練は感じない。
(どんな手段を使ってでも、この幼い皇帝を利用する。私の弱い心だって、ここでは武器に使えるわ。弱い女は警戒されない。私の身体も、何もかも……全ては祖国を守るためなら……!)
感情の変化に敏感なベルゼフリートは、セラフィーナの変貌を垣間見た。
王都ムーンホワイトでセラフィーナを陵辱したとき、自分と同類なのだと安堵した。官僚に従うお飾りの女王でしかないと。しかし、女は変わる。ほんの数日で豹変する生き物だ。
「話って何を……? セラフィーナはウィルヘルミナの提案を受けるんだよね……?」
「皇帝陛下はなぜ私の夫や子供について、家族のことばかり聞きたがるのでしょう?」
質問を質問で返され、ベルゼフリートは困惑する。
「……だって、人妻を寝取るんだから、そういうプレイをしたいと思わない?」
「私には分かる気がします。だって、私と陛下は境遇が似ていますわ。ガイゼフと結婚するまで、私は独りぼっちの女王。両親を流行病でなくしてから、ずっと家族がおりませんでしたわ」
セラフィーナはベルゼフリートに語りかける。
自分達は似たもの同士。家族を持たない孤独な君主なのだと。セラフィーナは、幼少の皇帝が家族を欲している気持ちを見抜いた。
「……大丈夫? 会話が……成り立ってないような気がするけど? 酔ってる?」
「少し酔っているのかも知れませんわ。あはははっ。帝都の夜景を楽しませていただきました。陛下のご寵愛もこんなに沢山……♥︎ ありがとうございました♥︎」
黄金の長髪をはためかせる姿は、強かな魔女を思わせる。
両手で下腹部を擦りながら微笑むセラフィーナは、妖艶な女王となっていた。
「そっか。うん。それはとても良かった。このあと、セラフィーナがどんな話を聞かせてくれるのか楽しみだ」
天空城アースガルズに暮らす者たちの中で、皇帝ベルゼフリートだけが勘付いた。
誰よりも妃や女官と関わり、宮廷政治を肌で感じてきた男だから分かる。温厚な草食動物から、牙と爪が生え、凶猛な肉食動物に変貌する瞬間がある。
——セラフィーナ女王は自分と同類と呼べない。
ベルゼフリートは過去に経験があった。野望とは無縁だったはずの心優しい女性が、偶然の重なりから絶大な権力を握り、恐ろしい野心を表す。
セラフィーナはその女と同種なのではないかと恐怖心を抱いた。
「あら⋯⋯、陛下? どうされたのでしょうか?」
「なんでもないよ。足が疲れたってだけ……」
ベルゼフリートは作り笑顔を浮かべ、後ずさったのを誤魔化す。
当人は芽生えた野心の煌めきを自覚していない。しかし、ベルゼフリートはセラフィーナの本質を見抜いた。