成人向けサービスを展開するデジタルコマースは6月14日、「FANZA同人」「FANZAブックス」で同日12時からVISA決済を一時停止すると発表した。同社はJCBへの切り替えを呼びかけた。
成人向けECサービスでVISA、Mastercardなど海外ブランドのクレジットカードの決済停止が相次いでいる。特に対象となっているのが同人やクリエイター支援プラットフォームなどの個人がコンテンツを制作し販売するUGC(User Generated Content)系のサービスだ。
海外ブランドによるアダルト系サービスに関する規制は、特定のキーワード・用語をリスト的に対象としているという。個人制作のアダルトコンテンツは商業作品は自主規制がないため、海外基準では児童ポルノに該当する場合がある。
背景にはあるのはカリフォルニア州・連邦地裁の児童ポルノ訴訟で、決済大手Visaの責任が追求された事件だとされている。事件の詳細については「Forbes JAPAN」が報じている。