「NTR」という言葉がエロカルチャーに定着して既に20年以上の歳月が過ぎようとしています。
人気ジャンルとなった「NTR」ですが、非常に広い意味を持つ言葉です。基本は「寝取られ」と読みますが、「寝取り」とも読めます。
エロ創作界隈では「寝取られ」「寝取り」「寝取らせ」「浮気」などを一色単にNTRジャンルで括っています。FANZAやDLsiteといった販売サイトにおいても一つのワード「寝取り・寝取られ・NTR」でタグ設定されています。
――しかし、「寝取られ」と「寝取り」は逆の性癖です。
自分のパートナーを奪われる寝取られ、他者のパートナーを奪う寝取り。対極のテーマがNTRに包括されているため、さまざまな問題が発生してきました。
「寝取り」はNTLと表記するべきなどの動きも一時期はありましたが、定着せずに現在へと至ります。それどころかパートナーを自分の意思で差し出す寝取らせ、自分が好きな相手を取られてしまうBSS(僕が最初に好きだったのに)など、多様なジャンルが勃興し、すべてがNTR作品に放り込まれているのが実態です。

【提言】「寝取られ」「寝取り」「寝取らせ」「BSS」は分化するべきでは?
・寝取り(NTL)
・寝取らせ(NTRS)
・僕が最初に好きだったのに(BSS)
略語を細分化し、NTRジャンルの整理をしたいところです。しかし、ここで問題となるのが、寝取られ(狭義のNTR)をどう表現するかです。
これまでに公開された膨大な作品が全て「NTR」カテゴリで登録されてため、もはやNTRは広義の概念でしか使えないのです。
また、「それは寝取りだから『NTR』を登録ワードで使うな!」と言われても、SEOやマーケティング的に「NTRのキーワードを使わないと売り上げや集客に響く……!」と反感を抱かれるでしょう。寝取りをNTLに置き換える動きが鈍かったのはその点も大きいです。
本来の「寝取られ」に略語を付与するとしたら、やはり「NTRR」でしょうか。



