WordPressのブロックエディターには検索・置換機能がありません。いろいろ検索をかけても「メモ帳やGoogleドキュメントにコピペしてガンバってね」という、まったく役に立たない情報ばかりなので、プラグインを探してみました。
そこで発見したのが「Search and Replace for Block Editor」です。DL数が少ないので、ちょっと不安でしたが、機能としては必要十分な性能です。
以下、Google先生による翻訳
このプラグインは、PC ユーザーが Microsoft Word や Google Docs で慣れ親しんできた、おなじみの検索と置換機能をブロック エディターに提供します。
ブロック エディターでテキストを簡単に検索して置換できるようになりました。簡単で、まさにそのとおりです。また、「大文字と小文字を一致 | 式」トグルを使用して、テキストの大文字と小文字を一致させることもできます。
新しい投稿を作成するか、既存の投稿を開きます。ブロック エディターの左上隅にある「検索と置換」アイコンを見つけてクリックします。置換するテキストを入力して、「置換」をクリックします。
実際に導入してみた
①導入はプラグインをインストールして、有効化するだけです。
②使い方は投稿画面の左上にある「検索ボタン」を押せば、「search&replace」のウィンドウが起動
③「検索ワード」と「置換ワード」を入力して、置換ボタンを押すと、文章の差し替えが行われます。「完了」ボタンで終了。
④日本語翻訳されていませんが、シンプルな機能なので、まず迷うことはないです。「Match Case | Expression」のチェックは大文字と小文字を区別するかどうかです。
ちょっとだけ気になるところ
部分的な置換は未対応
置換を押すと全てのテキストが対象になります。「文章の前半に登場するキーワードだけを差し替える」だとか、「この部分は元表記のままにしたい」などの融通が利きません。全てが一括で置換されてしまいます。
全角・半角は別文字扱い
善し悪しですが、英語圏向けのプラグインなので、全角・半角は別文字扱いです。検索するときに、対象が出てこない等の場合は、全角・半角の不一致の可能性あり。
対象箇所の強調表示などはない
直ったかどうかは自分の目で確認する必要があります。意図せぬ箇所が置換対象に含まれていることもあるので、修正後の確認は必須です
総評
メモ帳などにコピペして置換してから移すくらいなら、このプラグインのほうが便利です。
一番の欠点である「部分的な置換は未対応」が直れば、ほぼ完璧でしょう。テキスト全体を一括で置換するため、意図せぬ置換が発生してしまう。
固有名詞を全て差し替えるなどでは便利です。