2024年 4月19日 金曜日

【美少女文庫】破滅フラグしかない悪役令嬢は土下座M奴隷没落をご所望です。(フランス書院)

鷹羽 シン(著/文)ぴず(イラスト)発行:フランス書院文庫判 縦150mm 横105mm 256ページ定価 760円+税土下座ハメ乞いドМエンドなんてありえませんわ!わたくし、イセリ...

「竹書房官能文庫フェア2023」 レーベルでもっとも売れた8作品

 2022年に発売された竹書房官能文庫で、もっとも売れた8作品をセレクトした「竹書房官能文庫フェア2023」が開催中だ。 選ばれたタイトルは『ご近所ゆうわく妻』『美母と美姉妹・誘惑の家』『お...

【官能小説レビュー】『女忍 白銀ノ沙希』 (二次元ぷち文庫)

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【雑記&レビュー】映画「鹿の王」の感想 面白かったけども大衆受けを狙うのならばキャラデザよね

BLOG【雑記&レビュー】映画「鹿の王」の感想 面白かったけども大衆...

 『精霊の守人』の作者で知られている上橋菜穂子先生の作品『鹿の王』の劇場版アニメ。評価的には賛否両論で、商業的に大成功した作品はないのですが、作風は大好きなんですよね。

 いわゆる大陸風のハイファンタジー。大陸の支配に抗う小国、という構図がどの作品でも描写されていて、オーストラリアの先住民族アボリジニを研究されていた先生らしいなと思います。大国に侵略されて、恭順や同化、あるいは反抗⋯⋯といった民族的な要素が素晴らしい。

 支配者側も純粋悪ではなく、利害で動く侵略者であるため、利益があれば頼もしい協力者になり、「こことここが噛み合えば手を取り合える」「意外と話が通じる相手だった」「不平等な条約になるけども当面の平和は維持できる」みたいなジレンマ。

 いい作品ではあるのですが、商業的に成功するかは別問題⋯⋯。

 まず映画版で最初に抱いた感想が「尺が足りてないなぁ(´・ω・`)」というもの。二時間弱の映画にまとめなければならない。

 前編、後編とかにできるのは成功が約束されてる大人気作(進撃の巨人とか⋯⋯)くらいしかできない手法でしょう。映画版の弱点ですね。ファンタジーはどうしても長編になりがちで、登場人物も多いと「こいつ誰や⋯⋯?」ってなる。

キャラデザの問題 特にヒロインポジションのユナ

 キャラクターの見分けが付けやすいように、奇抜なキャラデザにする⋯⋯ってわけなんでしょうね。原作からして少女の前歯が欠けているのでしょうが(原作未読勢)、映画版ではかなり強調されています。

 主人公のヴァンも顔の輪郭が他とは大きく違っていて、見分けがつきやすい。長方形のお顔。

 しかしながら、可愛いやカッコイイとは相容れないデザイン。要するに一般ウケはしないわけです。

 少女(ユナ)が大切な位置にいて、読者目線からすれば「絶対に守らねば! 救わねば!」と共感させる必要がある。だけど、そのエピソードに欠けてたかなぁ⋯⋯。ってところです。リアルな子供らしさはあるのですが、狩りの邪魔をしてしまったりとね。

 仮に主人公の足を引っ張っていても「幼い子供+可愛いキャラ」であれば許されるのですが、ユナは一般ウケする可愛さはない。あえてずらしているのでしょう。だけど、その辺はあんまり⋯⋯って感じです。笑うとほうれい線が強調されたり、リアルに寄りすぎています。

 あと歯が抜けてるのはどうしてもマイナス要素。たぶん子育てを終えたお婆ちゃんなら可愛いと思える。

 いわゆる血の繋がった親戚から「●●君はイケメンだね」「●●ちゃんは可愛いねぇ」みたいな感じ。親戚だから褒めてあげるけども、赤の他人だったら、「あんまり可愛くないなぁ」ってレベルだったりする。

主人公の魅力がぼやけてる

 ちょい受け身過ぎた感じがします。これもリアルではあるんですけどね。妻子に先立たれて「もう俺の人生は終わりだな⋯⋯😔」みたいな境地。もはや復讐とかそういうのもない。

 これも心理的にはリアル。震災で父親だけが助かって、残りの家族が全員亡くなってしまった。そうなるともうね⋯⋯っていう諦めの老成。

 小さな子供であるユナに必要とされて「頑張って父親やるかぁ!」と奮起したものの、そうなると当然ながらスローライフなわけです。冒険だとか帝国に挑むみたいなことはそりゃしません。あくまでユナの平穏を守るために徹するでしょう。⋯⋯でも、それって画面で見ても動きがないのでそこまで面白くない。

 ユナが可愛ければ、それはそれで需要があります。だけど、「子育ては大変だよねぇ」と抱かせちゃったらね⋯⋯。

 なんというか余裕のある御老人向けなんですよ。子育てにポジティブなイメージを抱いてる昭和初期とでもいいますか。本来はそっちの価値観が正しいけども、今は子育てはマイナスイメージが強いんです。10代や20代の人達、もしかすると30~40代の人達にも受けないかも⋯⋯。

 要するに主人公のヴァンは、仕事の疲れが溜まってるお父さんしか見えんのだ。休日くらい休ませてやれよ⋯⋯的な印象を抱いてしまう。別な観点から見れば「主体性に欠けた印象」を受ける。

やっぱりキャラデザ

 ぶっちゃけ映画はストーリーよりもキャラデザだと思う。アニメだってキャラデザが良くないと1話切りされる。アニメは1~3話切りですが、映画は客が入ってさえしまえば二時間は絶対に見続けるわけなので、リピーターを期待しないのなら映画予告で騙して見させる! これが商業的な成功に繋がると思っている(持論)。

 女キャラがユナとサエの二人しかいないので、この二人は何が何でも盛るべきだった。原作とちょいズレたとしてもね。

 漫画の神こと、手塚先生も「女キャラの胸は大きく!」って格言を残していますが、表面的な魅力がなければ視聴者を惹きつけられない。YouTubeチャンネルのピアノと同じ。

 幼女もとにかく可愛さを盛る! 「リアルの幼児はこんなことしねえ」と突っ込まれたとしても盛るのだ。媚びさせるのだ! フィクションなんて薄っぺらい魅力でミルフィーユ巻きされた産物でしかないのだから⋯⋯。

映画版
原作版の紹介挿絵

 

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