――これから北海道は戦場になる!
恐る恐る実写『ゴールデンカムイ』を見てきましたが、かなり良い感じでした! 映画館の音響によるものですが「二〇三高地の戦い」などは迫力があり、大河などでありがちなチンケな合戦ではなかったです。戦闘シーンは盛ってあましたね。あとゴールデンカムイって集英社だったのを思い出しました。なぜか講談社だと勘違いしてた⋯⋯。
確かに所々で気になる点はありましたが、これ以上を望むのは酷かなと思います。かなり原作に寄り添っていて、改変箇所も「テンポを考えたらそれでいい! それがベスト!」って印象です。
CGも頑張っていました。狼や熊などは予想以上の完成度で「邦画でもこのレベルまで作れるんだ」と上から目線で失礼ですが、感心した次第です。興醒めにはならない水準です。
一つだけ気になったのは、やはり衣装ですね。ここがもっと完璧だったら良かったのですが⋯⋯。あとはアシリパさんがやっぱり大きい。
「子供扱いするな!」ってアシリパさんが言っていましたが、あそこまで育っているとさすがに子供扱いは無理ですな。むしろ「女性だから置いていこう。危険な目には遭わせられん(-_-)」って感じになる。

「女の子」ではなく「女性」なんですよね。子役を使うと成長に左右されてしまうので、キャストに山田杏奈(23歳)を起用したのだと思いますが、杉元や白石が抱えたりできる小柄な感じではないです。幼少期のアシリパを演じた浅田芭路(10歳)のほうが合ってた気がします。
ただ、ゴールデンカムイは子役にこなせるか微妙。下ネタもあるわけで⋯⋯。あと杉元がガチのロリコンになりかねない。
ここが実写とアニメ・漫画の違いかなと思います。全編を映画化するとなれば、拘束時間も長くなるので子役が学校に行けなかったりしますしね。(ハリポタみたいに教師も雇うなんてことになってしまう)。