「お゛ぉ⋯⋯んぉ⋯⋯♥︎」
汗だくの魔孕女は下腹に力を込める。開ききった太い両足が震える。歯を食いしばり、背中を弓なりに反った。産道から胎児の頭部が突き出した。
「はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯♥︎ う゛ぅ~~♥︎」
産みの苦しみに喘ぎながら、最後の胎児を産み落とす。子宮内に詰め込まれていた魔物の赤子を全て出産した。産まれた赤子は、影の魔物がどこかに連れていった。
「うっ⋯⋯あぁ⋯⋯♥︎」
帝都強襲の主力を担ったキュレイは、度重なる出産に疲れ果て、精根が尽きかけていた。肥大化した腹部の自重で内臓が押し潰されそうだった。多胎児を育てるため、過度に膨張した子宮せいだ。発達した乳腺からは黄白色のミルクが流れ出ている。
「んぃ⋯⋯!? んぐぅっ⋯⋯! あぁ⋯⋯ぁ⋯⋯♥︎」
赤黒い胎盤を排出する。初産に比べれば負担は軽くなっていった。だが、新たな生命を産み落とす行為には、膨大なエネルギー消耗が伴った。強大な力を誇ったキュレイですら衰弱してしまった。
「ふふっ⋯⋯。とても良い具合に仕上がったわね。キュレイの胎盤は素晴らしい。綺麗だわ」
しばらくを姿を見せていなかったピュセルが現れた。人間の少女に擬態した悪鬼は、膨らんだボテ腹を両手で大切そうに抱え込んでいる。身籠もった小柄な体は、腹部の出っ張りがとても目立った。
(くぅ⋯⋯! くそ⋯⋯! 身体に力が入らない⋯⋯!!)
拘束術式は解除されている。だが、キュレイは己の身体を動かす体力がなかった。見下していた非力な人間と同程度の力しかない。
(この変化⋯⋯! 魔帝に妊娠させられたせいだけじゃない⋯⋯。ピュセルに貼られた護符が⋯⋯私の肉体を⋯⋯造り変えた⋯⋯!!)
脆弱な女子供以下の筋力に衰えていた。牛頭鬼の肉体に宿っていた強さが、魔帝の子供達に吸われてしまった。
「ねえ。キュレイ? 貴方は生まれ変わりたいと願ったことはない?」
「は? 何の⋯⋯話をしている⋯⋯?」
「身の上話かな。知能の低い下等な魔物だったら、こんな望みは抱かなかったはず⋯⋯。世界に殺戮と破壊を撒き散らすだけの魔物のくせにね⋯⋯」
祭壇に腰掛けたピュセルは、キュレイの垂れた乳房を摘まんだ。茶色に染まった乳輪には魔帝の噛み跡が残されていた。
「魔帝との交わりは私達に大きな変化を齎したわ。肉体的な変化だけではないの。胎に宿った我が子を産んだとき、魂の質が変容した」
「戯言を⋯⋯! 意味が分からない⋯⋯! 貴様は実験をしたかったのだろう。私に兵を産ませるのが⋯⋯目的だろうが⋯⋯!?」
「そうね。キュレイが産んだ子供達は、レヴェチェリナの妖術でもう成体になっているわ。魔帝の血を引く牛頭鬼の子は、生母である貴方を凌駕する魔物よ。⋯⋯でも、私の本命はそっちじゃないわ」
ピュセルは服を脱ぎ始める。痩せ気味の細身に、実った臨月の孕胎は重たげに見えた。魔帝に子宮を捧げて授かった赤子の正体は、ピュセルだけが知っていた。
「くふふっ。魔帝に抱いてもらったときよりも、女同士のほうが緊張するわ。キュレイはどう思う?」
出産を終えたばかりの股座に、ピュセルは自分のオマンコを密着させる。女性器の陰唇を接吻させ、ゆっくりと擦り合わせる。
「なっ⋯⋯? なにをぉ⋯⋯!? んぅっ⋯⋯♥︎ んぅおぉっ⋯⋯♥︎ くぁっ⋯⋯あぁ⋯⋯♥︎」
ぬぢゅ♥︎ ぬちゃっ♥︎ ぬぢゅぅうっ♥︎ 貝合わせの姿勢で、ピュセルは足を絡ませる。出産で酷使されたガバガバのオマンコを刺激し、互いの陰核をぶつけ合う。
「んっ⋯⋯はぁ⋯⋯。もうじき三皇后によって不可侵領域が破られるわ。でも、結界を乱すには皇帝ベルゼフリートの力を使う。んっ⋯⋯ふぅっ⋯⋯♥︎ 壊れかけの器に負担を強いれば、どうなるかは分かるでしょ? 魔帝が目覚めるわ」
魂が抜けたベルゼフリートは昏睡し、眠り続けていた魔帝は目を覚ます。魔帝の身体はレヴェチェリナのもとに運ばれている。人類と魔物の命運を賭けた対決は迫っていた。
「レヴェチェリナとメガラニカ帝国、どちらが勝つにせよ。私は私の目的を果たしたいわ⋯⋯。この身体じゃ、レオンハルト・アレキサンダーとは戦えない。だから、私の赤ちゃんをキュレイに預けるわ」
「んぎぃっ!? あぁっ⋯⋯んぁああぁ⋯⋯! あぅうっ⋯⋯おぉっ⋯⋯♥︎ おっ♥︎ おっ♥︎ おぉっ⋯⋯ぁ⋯⋯♥︎」
キュレイの膣穴に何かが進入してくる。魔帝の男根よりも大きいが、とても柔らかく滑っていた。居心地の良い母胎の揺籃を目指して遡上する何か。その正体にキュレイは気付いた。
(ピュセルの腹に宿った赤子が私の胎内に⋯⋯!!)
陣痛に耐えるピュセルは、嬉しそうに笑っている。ボテ腹が荒々しく胎動し、這い出てきた赤子はキュレイの膣内に潜っていった。
「受け取ってくれるよね⋯⋯♥︎ 私の可愛い赤ちゃん♥︎ キュレイの丈夫な子宮で育ててほしい⋯⋯♥︎」
「やめ⋯⋯♥︎ んぅっ♥︎ おぉおおっ⋯⋯♥︎ やめ⋯⋯ろぉ⋯⋯♥︎ おぉっ⋯⋯んぎぃ⋯⋯♥︎ ひぃっ⋯⋯♥︎」
「ふふっ⋯⋯♥︎ キュレイが母胎になってくれるのなら成功するわ。今まで殺してばかりだった私達が初めて営みを覚えた。ねえ、本当は分かっているはずでしょ? 魔帝に抱かれている間、私達の魂は幸福に満たされていた」
キュレイとピュセルは祭壇で交わる。両足を交差させ、股間を番わせる。胎児が移動する最中、苦しげな女同士の喘ぎ声が広間で響いた。
「うぅっ♥︎ あぁっ♥︎ あひっ♥︎ んぎぃっ⋯⋯♥︎」
「はぁはぁ⋯⋯♥︎ もうちょっと時間が掛かりそう。出産ってこんなに疲れるのね。でも、どうせなら愉しまないと⋯⋯♥︎ 女同士でも気持ちよくなれるから⋯⋯♥︎」
◆ ◆ ◆
魔都ヴィシュテルに潜入した皇帝一行は、不可侵領域の境界に一日ほどで辿り着いた。魔物による襲撃は受けなかった。
レヴェチェリナは魔物の手勢を動かさない。魔帝とともに帝嶺宮城で待ち構える。あくまでも守勢の構えを崩さず、敵の動きを監視し続ける。
「不可侵領域が揺らいでいるわ。さすがは神官長カティア。破壊者ルティヤの力を使っているとしても、こうも綺麗に結界を破るのだから⋯⋯。本当に手強い相手だわ」
焦りはなかった。全ては想定の範囲内。不可侵領域を無効化し続けるにはベルゼフリートを帝嶺宮城の付近に止め続けなければならない。
「でも、分かっているのかしら? この結界は破壊者ルティヤの器を繋ぎとめるわ。侵入以上に撤退は難しい」
死恐帝に殉じた先代神官長ロゼティアが張った大聖域は、外部の侵入者を防ぐ障壁であり、皇帝を帝都に繋ぎとめる強力な牢獄でもあるのだ。
「――お目覚めになれましたか。陛下♥︎」
レヴェチェリナに抱きかかえられていた魔帝が目覚めた。今ごろはベルゼフリートが深い眠りに陥っていることだろう。久しぶりに目覚めた魔帝は、お気に入りの魔孕女を探す。
「キュレイは⋯⋯? 牛の魔物はどこに?」
「祭壇の間におりますわ。なにやらピュセルの付き合わされているようです。キュレイをお気に召しましたか?」
「性根が素直だからね。側に置くなら、ああいう分かりやすい女がいいかな」
黒蠅の帝王は不満を述べつつ、大妖女の柔肌に身を委ねた。白濁湯に漬かった青紫色の肌は光沢が輝いている。赤子の宿る胎は大きく膨れあがり、出産の刻が迫っていた。
「匂いがする。酷い精臭だ⋯⋯」
「稚児を育てるために、妖魔兵の精液を食しておりましたわ。不貞をしていたわけではございません。⋯⋯しかし、ご心配ならば確かめてみますか?」
「敵が来るのに? 余裕だね。もう一つの器が近い。かなり接近されているよ」
「ふふふっ♥︎ 私は敵を恐れていません♥︎ いっそ、敵に見せつけてやりたいですわぁ⋯⋯♥︎」
魔帝はレヴェチェリナの誘いに応じた。身重の淫体を抱きしめ、猛った巨根でオマンコを挿し貫く。前戯なしの強引な挿入だったが、魔女の膣は常に愛液で濡れていた。
「んぅ⋯⋯あぁ⋯⋯♥︎ あっ♥︎ あんっ♥︎ あぉっ⋯⋯♥︎」
魔帝は小さな両手で、レヴェチェリナの豊満な肉体を持ち上げる。巨尻を鷲掴みにした爪先が媚肉に食い込んだ。対面立位でのセックスに悦びの声を囀る。
「へ、へいか⋯⋯? んぁっ♥︎ いっ⋯⋯♥︎ そんなに力を込めたらっ♥︎ 胎児が⋯⋯! 潰れちゃ⋯⋯!! んぁっ♥︎ あっ♥︎ あっ♥︎ あぅ~~っ♥︎」
ボテ腹を押し潰すほどの怪力で、魔帝はレヴェチェリナを抱きしめてきた。ゴリゴリと子宮口を亀頭で突き、荒々しく犯してくる。
「おかしいな。胎児が死んだら、また僕の種で孕めばいい。そんなに腹の子が大切なんだ⋯⋯? 代えはいくらでも利きそうなのに。魔物らしからぬ反応だ。まあいいけどさ」
「んぁっ⋯⋯♥︎ あぁっ⋯⋯♥︎」
「退屈なセックスだったら胎児を殺しちゃうかも。だからさ、手を抜かずに本気で相手をしてよ」
「んぃっ⋯⋯♥︎ あっ⋯⋯あぁぁっ⋯⋯♥︎ はいぃっ♥︎ 誠心誠意♥︎ 全身全霊でご奉仕いたしますわぁっ⋯⋯♥︎」



