【聖処女マーテルの懐胎】第七話 修道院の乱交パーティー
パルセノス修道院に大悪魔シャイターンが入り込んでから三ヵ月、聖女マーテルの清楚な熟体は淫悦に染められていった。 朝の祈祷、修道女達への講義、そして夜になれば私室で、シャイターンはマーテルの膣内に子胤を注ぎ込んだ。悪魔憑きになったマーテルは淫欲の誘惑に抗い続ける。契約で縛られたシャイターンは、二十人の修道女達に手出しはできない。愛弟子達の貞操を守るため、マーテルは淫辱に耐えた。...
【聖処女マーテルの懐胎】第六話 礼拝堂での契り
礼拝堂の鐘楼が鳴り響いた。講義の終わりを知らせるけたたましい音色。礼拝堂にいる二十人の修道女は意識を取り戻した。「――本日の講義はここまでとしますわ。お疲れ様でした」 修道女達の意識には、うっすらと靄もやがかかっている。講義の内容はほとんど頭に残っていなかった。悪魔の魔法で生じた違和感を見破れるだけの能力が、未熟な修道女達には備わっていない。「皆さっ⋯んぅっ⋯⋯! 夕食...
【聖処女マーテルの懐胎】第五話 処女喪失 ―ロスト・バージン―
冷めきった視線で、クロエは縋り付く大悪魔を見下す。媚び顔でシャイターンは甘えてくるが、今回ばかりは距離をあけておいた。「ちょ、この微妙な距離感は何なのさ!?」「心の距離ですにゃ⋯⋯」 女癖の悪さは知っていたが、この一年間で最悪の方向に転がっていたらしい。「はぁ。魔界に帰れない⋯⋯? じゃあ、どうする気にゃの⋯⋯?」「この修道院を仕切ってるマーテルって聖女...
【聖処女マーテルの懐胎】第四話 追放された大悪魔
清貧を掲げるパルセノス修道院は朝夕の一日二食。健康を維持するには二食で十分。聖典は大食を戒めている。昼に休憩を挟んで、礼拝堂での講義を再開する。聖典を詩を詠みあげていたマーテルは異変に気付いた。(寝息⋯⋯? 昼下がりですし、眠気に負けてしまったのね。講義が退屈だったかしら? 困りましたわ。もう一踏ん張りしてもらいま⋯⋯え⋯⋯?) 上半身を机に突っ伏して眠っているのは、一人だけで...
【聖処女マーテルの懐胎】第三話 大悪魔との愛人契約
クロエは差し出された悪魔のオチンポに接吻した。 紅色の唇で男性器の尿口を塞ぐ。仁王立ちするシャイターンは再びクロエに忠誠を誓わせる。「大悪魔シャイターンの性奴隷クロエ。病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、情婦として愛し、敬い、慈しむことを誓う?」「はい♥︎」「身体と魂魄の全てを捧げ、大悪魔シャイターンの子胤で孕み、その胎で赤子を育むと誓う?」...
【聖処女マーテルの懐胎】第二話 淫堕の女騎士クロエ
講義の邪魔になってはいけないと思い、クロエは早足で礼拝堂から立ち去る。崇高な眼差しの乙女達に、引け目を感じていたせいもあった。(私にはあの乙女の存在が眩しすぎる。聖女のマーテル様も⋯⋯まるで太陽のよう⋯⋯。穢れてしまった私には直視できないわ) 悪魔の愛人となる前であれば、クロエは誇らしげに武勇伝を語っていたかもしれない。あるいは得意だった剣技で修道女達を指導していただろうか。
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【聖処女マーテルの懐胎】第一話 プロローグ
うら若き乙女達の学舎まなびや――パルセノス修道院。 聖女マーテル・フローラが創立し、男人禁域の結界が張り巡らされた聖域。穢れた悪魔が近づけぬ廉潔なる女子修道院であった。 人里離れた奥地の山麓さんろく、俗世との関わりが絶たれた秘境で、二十人の修道女達が聖女マーテルから教えを学んでいる。創始者にして、修道院長を務めるマーテルは、魔神王の軍勢を退けた逸話で知られた偉大な聖者だった。
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