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【137話】女官メイドの寡黙な一日〈お昼休み〉

  「ユリアナ先輩! 今日、一日! よろしくね!」 「⋯⋯⋯⋯」  女官が寝起きする私室は相部屋が基本である。  役職付きの上級女官は希望すれば、専用の個室が与えられる。軍隊における士官クラス、すなわち幹部階級の特権であった。皇帝の秘密を守るユリアナは課せられた職責の性質上、女官長と同等の待遇だった。 「僕は見習いの研修メイドって感じでいいよね?」  一人部屋...

【136話】女官メイドの寡黙な一日〈午前〉

   ――秘密の番人ユリアナ。  皇帝の秘密を守ると誓った守り人。何者にも秘密を漏らさず、皇帝とだけ言葉を交わす特殊職の女官である。所属は警務女官だが、皇帝直下の独任官であり、広範な裁量権が与えられている。 「⋯⋯⋯⋯」  沈黙の誓約で言動を厳しく縛られ、肉親や友人とすら言葉を交わすことは許されない。だが、一生涯の沈黙こそ、皇帝への揺るがぬ絶対の忠義心の表れであった。 ...

【オシリス文庫】6月9日新刊:貞操逆転異世界でスケベな美女たちに囲まれながら冒険者生活(6)

アーチ (著), いぬしま (イラスト) エッチな気分に支配された町中の美女たちがアキラに襲いかかる!! 男が極端に少ない貞操逆転異世界へ召喚され、性に貪欲な女たちに迫られながら冒険者生活をしているアキラ。ある日拠点のカルメロ町に、吸いすぎるとムラムラが収まらなくなるルナリア花粉が降りそそぐ。さらに性欲が増幅される満月(ブルームーン)の日が重なり、「……に、逃げてください……! もう...

【135話】愛妾セラフィーナの思惑

 ロレンシアが出産した子供のうち、借り腹で産まれた十一人は湿原園テケリ=リに送られた。  ――民族自治領テケリ=リ。  女官総長ヴァネッサの郷里であり、多くのショゴス族が暮らす湖畔の湿地帯。奉仕種族のショゴスは仕える主君が見つかるまでの間、テケリ=リの長老から手解きを受けるのが古くからの伝統であった。  ――しかし、最後に生まれた十二人目の子供は、ショゴス族の形質を遺伝しておら...

【134話】母親となったロレンシア

   二月五日――胎孕たいよう廟堂びょうどうでロレンシアは初産を遂げた。  大きく実り、垂れ下がった巨胎から生まれ落ちた乳飲み子は十二人。ショゴス族の寄生卵子に犯されたロレンシアの子壺は、半透明の赤児を吐き出した。  胎孕たいよう廟堂びょうどうの助産巫女にとっては、久々の大仕事となった。ロレンシアはショゴス族の肉体改造で多胎の子産みに特化した子宮となっているが、初産で十二胎は母...

【133話】皇帝と宰相の悪巧み

   ベッドの床板が激しく軋む。マットレスで吸収しきれなかった勢いが振動となって、ぎしぎしと音を上げている。  堅苦しい軍服を脱ぎ捨て、逞しい肉体美を解放したレオンハルトは、仰臥ぎょうがするベルゼフリートの肉棒に跨がっている。極太の男根は珍しく避妊具ゴムを装着していた。  特注の皇帝専用コンドーム。馬ほどの太さと長さ、握り拳サイズの亀頭を誇るベルゼフリートの逸物に合わせた製造し...

【132話】翡翠の首飾り

「目元が腫れている。眠たそうだね」 「眠っていましたから。てっきりロレンシアが出産した知らせかと勘違いしましたわ」  ユイファンに呼び出されたセラフィーナは、瞼を何度も擦って眠気に抗う。寝間着の襟えりから零れそうな爆乳がゆらゆらと揺れる。露出させた上乳が寝汗で光沢を帯びていた。  乳輪こそ隠しているが、胸元から男を誘う娼婦の香りが色濃く匂う。  天然モノの乳房なら...

【131話】侯爵の日誌

「――違うって! 秘密にするつもりだったよ? でも、ヘルガが誰にも言わないって約束してくれたから! ちょっとだけ⋯⋯全部は話してないよ!」 「ヘルガは騒動の細部まで知っていたぞ」 「⋯⋯ひょっとしたら全部だったかも? えへへ」  金緑后宮の廊下に騒がしい声が響く。幼い皇帝はご立腹の皇后を宥めようと必死だった。  新年の帰省で起きたアレキサンダー公爵家の大騒動。醜聞を揉み消...

【130話】ハーレムの満喫(♥︎)

   黄葉離宮の主寝室で幼帝ベルゼフリートは、七人の美女を侍らせている。  三つ子の出産を一月前に終えたばかりのセラフィーナは、まだ身体が本調子でないため、夜伽に側女の六人を呼び寄せた。  リア、ララノア、ルイナ、アリスティーネ、エルフィン、テレーズ。皇胤で孕まされたばかりの妊婦達は、幼い皇帝の男根に奉仕する。純潔を捧げた極太のオチンポを膣穴に迎え入れた。  ハーレムの淫...

【129話】英雄アレキサンダーの秘密

  「実家から取り寄せた資料は全てここにある。これで良かったのか? ユイファン少将」  金緑きんりょく后宮こうぐう――三皇后の一角、帝国元帥レオンハルト・アレキサンダーの御所に大量の書物が運び込まれていた。 「ありがとうございます。元帥閣下、ヘルガ妃殿下も貴重な資料を提供いただきありがとうございます。しかし、凄まじい量ですね。両家の資料を全て持ってきてほしいとお願いしましたが⋯...

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