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【10話】騎乗位の浮気セックス 本心の吐露〈下〉(♥︎)

 時間は、ほんの少し遡る。  待機室に通されたリンジーとロレンシア。女官から入室の許可が下りるまで、二人は大人しく待っていた。  しばらくすると、肌がぶつかり合う肉音、色っぽい女の嬌声が聞こえてきた。そのとき、隣の寝室でベルゼフリートとセラフィーナの騎乗位セックスが始まっていた。  寝室の窓は開いている。そのせいで、セラフィーナの甲高い喘ぎ声が隣室に漏れていたのであった。 「あの⋯⋯この声...

【9話】騎乗位の浮気セックス 本心の吐露〈上〉(♥︎)

 リンジーとロレンシアが面会を求めていると聞き、女官長ハスキーはついに動いた。  ベルゼフリートが機嫌を損ねるかもしれない。だが、このまま意地を張り続けるのは不毛と判断した。 「恐れながら皇帝陛下。そろそろ潮時ではないでしょうか?」  寝室の片隅で、皇帝と女王の情事を静かに見守ること1時間。お目付役のハスキーが見守る中、皇帝と女王は陰部の繋がりを維持したまま、我慢比べを続けていた。  ——...

【8話】赤毛の女騎士ロレンシア・フォレスター

 白月王城の地下階層。華やかな王城において、太陽光が届かない暗部。そこには罪人を捕らえる地下牢があった。  物取りなどの一般的の刑事犯は収監されない。王城の地下牢に収監されるのは政治犯だ。  以前はアルテナ王家直属の近衛騎士団が牢の管理をしていた。しかし、帝国軍の占領下にある現在、地下牢獄の管理者は帝国軍の憲兵である。 「釈放だ⋯⋯。さっさと地下牢から出ろ」  赤髪の女騎士ロレンシアに釈放...

【7話】胎動する女王の乙女心(♥︎)

 巨木すら薙ぎ倒す強風の大嵐だろうと、意外にもその中心は無風であったりする。メガラニカ帝国とアルテナ王国、両陣営の知者は策謀を巡らせている。その渦中にいる両国の国主、皇帝ベルゼフリートと女王セラフィーナは、安穏あんのんな眠りについていた。  アルテナ王国は1年を通して温暖な気候だ。  鉱脈資源は乏しいが、肥沃な穀倉地帯を有する農業大国。農作物に影響を与えるほどの天災はほとんど起こらない。  セラフ...

【6話】メガラニカ帝国の三皇后

 皇帝ベルゼフリートと女王セラフィーナが淫夜を共に過ごし、淫事の疲労で深い眠りに落ちていた明朝。帝国元帥レオンハルトは総督府の会議室で、三頭会議に臨もうとしていた。 「やれやれ。朝から気が重たくなる。敗北が決まった戦に出陣する気分だ。しかし、今回ばかりは勝てる算段がある。とはいえ、やはり気分は優れない。あの2人との舌戦は苦手だ」  レオンハルトは独り言をぼやいてから魔術宝具を起動する。それは一...

【5話】陰部を結ぶ両国の君主、密約を結ぶ両国の臣下

   純白のカーテンが垂れた天蓋付き寝台ベッドに、裸体の男女が眠っていた。  暗褐色の肌と真っ白な癖毛が特徴的な少年は、メガラニカ帝国に君臨する幼き皇帝。巨大な乳房と絹の如き美しい黄金髪の美女は、アルテナ王国の女王である。  激しい情交を遂げた皇帝と女王は疲労困憊し、深い眠りに落ちていた。  ——調印式の夜、女王セラフィーナは皇帝ベルゼフリートに陵辱された。  太陽が昇り、朝となっても、...

【4話】幼帝からの求婚

 調印式は玉座の間で執り行われた。  玉座に腰を下ろすのは、帝冠を被り、正装で身を整えた皇帝ベルゼフリート。そして、皇帝よりも皇帝らしい威厳を放つ皇后レオンハルトが隣に立っている。  ベルゼフリートは豪奢な衣服で着飾っている。対照的に帝国元帥レオンハルトは軍服を着用し、和約の調印式であるのに武装を解いていない。  アルテナ王国において、玉座の間に武器を持ち込みは厳禁とされてきた。しかし、戦勝...

【3話】女官長と帝国元帥の密談

 白亜の都と称されるアルテナ王国の首都ムーンホワイト。  純白の大理石を基調とした優大な街並み。中心部にそびえ立つ白月王城は堂々たる風格を示していた。荘厳かつ華美な建造物は統治者の権威を表す王権の象徴そのものである。  ——風が吹き、旗が靡なびく。  現在、城門に掲揚けいようされているのは帝国軍の軍旗だ。城の警備にあたっているのも帝国兵である。王国近衛騎士団の姿は見当たらない。  アルテナ...

【2話】勝者と敗者の定め、メガラニカ皇帝の来訪

 ——メガラニカ帝国軍が国境の防衛線を突破し、アルテナ王国領に侵攻したのは約1カ月前のことであった。  国境の要衝にあたるイリヒム要塞を陥落したメガラニカ帝国軍は、敗走するアルテナ国王軍をあえて追撃しなかった。  機動力に優れるメガラニカ帝国軍は、補給線を脅かされるリスクを背負ってまで、王都の包囲に固執した。  アルテナ王国の王都ムーンホワイトは、二重の城壁に囲まれた難攻不落の城塞都市であった。太...

【1話】敗戦国の末路 幼帝の子胤で懐胎する人妻女王(♥︎)〈挿絵〉

 ——アルテナ王国の国主セラフィーナ女王は、虜囚りょしゅうに身を堕としていた。  アルテナ王国の都ムーンホワイトは、メガラニカ帝国の占領下にある。君主の居城・白月王城では占領軍の軍旗が靡なびいていた。  城内に戦後の統治政策を決定する総督府が置かれ、高等弁務官の指令の下、アルテナ王国の要人は人質として軟禁されている。  女王セラフィーナは大陸の果てにまで評判が届く、絶世の美貌を...

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