2024年 10月13日 日曜日

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【145話】侵入の方法(♥︎)

NOVEL亡国の女王セラフィーナ【145話】侵入の方法(♥︎)

 金緑后宮の奥室で甘い母乳の香りが漂っている。

 風呂上がりの女体は熱が籠もっていた。激しく愛し合いながらの長風呂だった。

 うっすらと生肌に汗が滲む。今のメガラニカ帝国は真冬だが、これほど身体が火照っていると、放熱で感じる肌寒さはむしろ心地好かった。

 大きな天蓋付きのベッドでセラフィーナは、ベルゼフリートに母乳を与えている。乳飲み子をあやすように、愛情溢れる母親の表情で乳房を搾る。

 幼帝は少年でこそあれ、母乳を吸う赤児ほど小さくはなかったが、極上のミルクが湧く乳首を甘噛みしている。

 二人の関係は我が子を溺愛する母親と乳離れできない息子を連想させる。しかし、女陰から逆流する白濁液は、明らかに膣内射精を受けた証。セラフィーナの細指は剥き出しの男性器を撫でる。

 ベルゼフリートの勃起した男根は馬の生殖器と同列の太さ、握りこぶしサイズの亀頭は我慢汁で濡れていた。

 誤魔化しきれない淫艶な雰囲気が立ち籠めている。母乳を与えるセラフィーナは男に奉仕する淫母の貌だった。

 その昔、女王の愛情はアルテナ王国の国民と大切な家族、夫のガイゼフ、息子のリュート、娘のヴィクトリカに向けられていた。けれど、今は違う。

 広大なアガンタ大陸で、指折りの美女と讃えられた女王の愛情は、たった一人の少年に独占されている。

「――以上が、帝城ペンタグラムで聞いていた話の全てです」

 帝城ペンタグラムから戻ってきたロレンシアは、セラフィーナとベルゼフリートへの報告を述べた。

「ハスキーさんとレオンハルト元帥が胎違いの姉妹? 初耳ですわ。陛下は知っていらしたの? 意地悪ですわ♥︎ 教えてくださればよかったに⋯⋯♥︎」

「んぱぁっ⋯⋯! んっ! んれろ⋯⋯! ん?」

 母乳を吸うのに夢中になっていたベルゼフリートは首を傾げる。

「あれ? 言ってなかったっけ? ハスキーがレオンハルトやタイガルラと姉妹なのは有名だよ。父親の血縁だからハスキーはアレキサンダー公爵家の人間ってわけじゃないけどね」

「わざわざお見舞いに来たのなら仲がよろしいのですね。タイガルラさんとハスキーさんは」

「ん~。どうなんだろ。ハスキーのお父さんって拉致された後が大変だったらしいから⋯⋯。三年間くらいヴァルキュリヤに飼われて、公爵家の情夫だもん。察するよねえ。いろいろあったらしいよ。レオンハルトとタイガルラが一方的に親近感を抱いてるだけじゃない?」

 ベルゼフリートは顔よりも遙かに大きなセラフィーナの爆乳を指先で抓む。乳輪には歯形の痕がくっきりと残っていた。

「次は右のオッパイ。ちょーだい! はぷっ!」

「んぁっ♥︎ んふふっ♥︎ ママの味は美味しい? 栄養たっぷりのオッパイミルクをご堪能くださいっ♥︎ 陛下♥︎ いいえ⋯⋯♥︎ 私の可愛いベルゼ♥︎」

「ん~ぅっ~♪ んくっ⋯⋯ごくっ⋯⋯ごくっ⋯⋯♪ ごっくんっ♪」

「ゆっくり飲んで良いのよ? 私の母乳を吸っていいのはベルゼだけ♥︎ ベルゼ専用のオッパイなのだから♥︎」

 戯じゃれ付つくセラフィーナとベルゼフリートは、汗ばんだ素肌を擦り合わせる。愛を深める幼帝と女王。今にもセックスを始めそうな二人の主人に仕えるロレンシアは報告を続ける。

「ねえ。ロレンシア、もう一つの話、天空城アースガルへの侵入経路についての件は確かな情報なのかしら?」

「⋯⋯タイガルラさんからの又聞きですが、近日中に情報解禁となるそうです。民衆には伏せると思います。おそらく宮中の人間には隠し通せないと評議会が判断したのでしょう」

「僕とかが言い触らすし、側女は噂が大好きだからね。妃達だけの秘密ってのは難しいよ」

「突拍子の話だけど、痕跡が見つかったのなら、信じるしかありませんわ。敵は天空城アースガルズに侵入しておらず、最初から城内に潜んでいたなんて⋯⋯」

「僕も驚きだ。ずっと潜んでたんでしょ? 気の長い計画だよね」

「ですが、敵が始めから天空城アースガルズの内部にたのなら、女官の検問や警備に意味なんてありませんわ」

「⋯⋯陛下の誘拐未遂事件が起きた前日の夜、帝城ペンタグラムの機関部で異常が発生していました。予備の動力炉が破損し、炉心をコーティングしていたミスリル銀が剥がれ、工務女官が大慌てで対処したそうです」

「ん? あ⋯⋯! それ、僕、知ってるかも。動力炉で何かあったのは、どこかで聞いた気がする」

 一見すると無関係に思える動力炉の事故。しかし、疑問を抱いた人物がいた。工務女官長が再調査すると、破損した動力炉の内部から何かが這い出た痕跡が見つかった。

 内圧が高まって炉心が爆発したのなら、周囲にも被害が及ぶはずだ。しかし、そうした爆裂の形跡はなく、コーティングが溶けた炉心は、さながら昆虫の抜殻だったという。

「工務女官長の報告書を読んでいたウィルヘルミナ閣下は、動力炉の事故と今回の侵入者を結びつけて考えたようです。工務女官が調査を進めたところ、壊れた動力炉に不自然な点が多く見つかりました」

「不自然な点とは何かしら?」

「まず動力炉に必ず備わっている安全装置が機能していなかったそうです。故障していたのではなく、異常が起こってもアラームが発生しないようにあらかじめ細工されていたようです」

「そう。警報が鳴らないように?」

「はい。技術的なところは分かりませんが、意図的なのは確かだと聞きました」

 異常を知らせるアラームが起動せず、事故発生直後に工務女官の出動が遅れる原因となった。

「異常が起こった予備の動力炉は、建造当初の設計図にはなかった代物で、完成後に付け足されたものだと判明しました」

「天空城アースガルズが完成したのはいつ?」

「基礎部分が完成したのは栄大帝の時代⋯⋯。つまり、一千年以上も前とタイガルラさんは言っていました」

「一千年前⋯⋯? 建造されたのは大昔なのね。天空城アースガルズは浮遊島と言ってもいいわ。大陸統一を成し遂げた全盛期のメガラニカ帝国でないと、これほど巨大な建造物を造れなかったのかしら⋯⋯」

 歴史上初の大偉業、アガルタ大陸に統一国家を築いた栄大帝と大宰相ガルネットは複数の空中要塞を運用し、広大な領土を統治した。

 一四六〇年に及ぶ栄大帝の治世が終わりを迎え、不世出の名相であったガルネットが去ると、メガラニカ帝国は災禍の時代を迎える。

 破壊帝が狂気に取り憑かれ、連邦を形成していたメガラニカ帝国の統治体制は瓦解する。

 保有していた十三城の空中要塞は、破壊帝を殺した勇者の手で破壊された。しかし、戦禍を逃れた空中要塞の予備が二基残されていた。

 破壊帝の死後、復興に取りかかった哀帝は、保存状態が良好だった一基を起動し、女仙と共に移住した。ところが、哀帝の治世は二十六年と短命だった。

 寵姫のアンネリーと心中した哀帝は、空中要塞を自身の墓とし、海底に沈められた。

 メガラニカ帝国が保有する空中要塞は一基となった。皇帝ベルゼフリートの本拠を置く天空城アースガルズは、元々は死恐帝が使うはずだった。けれど、死恐帝が即位式の前夜に暗殺され、その後の五百年は捨て置かれていた。

 栄大帝の時代に基礎部分が建造されてから、破壊帝、哀帝、死恐帝の三代にわたって無人だった天空城。その理由は破壊者ルティヤの転生体がいなければ、動力炉にエネルギーを充填できないせいだった。

「陛下、天空城アースガルズについて教えていただけますか?」

「んっ、んっ、んっ! ごくりっ! ふぅ~。美味しかった。オッパイミルクごちそうさま。えーと、天空城アースガルズについて? とにかく僕がいないと動かせないよ。月に一回くらい? 僕が動力炉にエネルギーを注いでる。皇帝の大切なお役目。子作り以外のお仕事はちゃんとやってるんだよ」

 腹を満たしたベルゼフリートは、セラフィーナの乳首から口を離した。

「陛下がいなけば天空城アースガルズは墜落してしまうのですか?」

「僕がいなくなってもエネルギー切れるまで、数ヶ月くらいは浮かんでるっぽいよ。動力炉が停まったら、浮力も無くなるから地面に落ちちゃう。動力炉が正常に動いている限りは絶対に落ちない仕組みなんだ」

「もし天空城アースガルズが破壊された場合、空中要塞を再び造ることはできるのかしら?」

「んー、今の帝国じゃ無理かな。栄大帝の時代と比べると、衰退が著しい。古代ドワーフ族の機巧技術も一部は失われた。なんとか整備できてるけど、新造するのは難しいよ。設計図だって継ぎ接ぎ。原本は破壊帝を殺した勇者に焼かれたらしい。複写が廃都ヴィシュテルの宝物庫にあるって噂もあるらしいけど⋯⋯」

「勇者ですか⋯⋯。私も破壊帝を征伐した勇者のおとぎ話は聞いたことがありますわ」

「海の向こうから来た伝説の勇者様⋯⋯ね。破壊帝が生き続けると大陸が滅びかねない。死後に災禍が起こるのを承知で殺すしかなかった。その時に栄大帝が残した遺産で危険な技術は破棄されちゃったんだ」

「破壊帝を殺した勇者は何者なんですか?」

「さあ? メガラニカ帝国にも記録は残ってない。大陸を蹂躙した破壊帝をたった七日で殺した。ほぼ完全覚醒の破壊者ルティヤより強いわけだから、勇者の名にふさわしい化物染みた実力者だよね」

 メガラニカ帝国の空中要塞は無敵だった。破壊帝を殺した勇者以外で、外部から空中要塞の破壊に成功した者はいない。

「でもさ、動力炉に異常があったとして、それが侵入経路になるの? 僕はちょっと分からないや。レオンハルトの異能スキルみたいに瞬間移動したとかもあるじゃん?」

 セラフィーナとロレンシアは、レオンハルトが瞬間移動できる事実に驚いたが、話が本題から逸れそうだったので、ひとまずは聞き流した。

「何らかの能力で炉心に変身や擬態していたと考えられます。帝城ペンタグラムの禁中で起きた爆発ですが、炉心融解による臨界崩壊反応が検出されたそうです」

「えーと、つまり⋯⋯?」

「噛み砕いて説明すると、陛下が動力炉に注いだエネルギーの一部が爆発に転用されたということです。現場に刻まれていたマナは、陛下の魂魄に起因するものでした。破壊者ルティヤの因子が働いていたのは確かです」

「へえ。そっか。敵も考えたね。破壊者ルティヤのエネルギーは強大だ。ほんの一部だけでも城の一角を吹き飛ばせる。炉心には僕が力を注いでた。あの程度の被害で済んだのは、ハスキーが剣圧で抑えてくれたおかげかな」

「動力炉に敵が潜んでいたとして、一体いつからなのでしょう⋯⋯? ロレンシア、問題が起きた動力炉はいつ増設されたのか分かっていないの?」

「その件は工務女官と年代記編纂担当の神官が調べています。⋯⋯ベルゼフリート陛下が即位されたときはあったそうです」

「天空城アースガルズの再整備が始まったのは九年前だよ。それよりも前じゃないと動力炉の細工は不可能かな」

「少なくとも死恐帝以前⋯⋯ひょっとしたら破壊帝の時代まで遡ります」

「最年長のカティアが知らないなら、誰も分からないじゃない? 死恐帝の災禍が起きてた五百年、天空城アースガルズは放置されてたし⋯⋯。敵が誰かは知らないけど、大昔から種を仕掛けてたんだ。間違いなくお年寄りだね」

「往古の時代から暗躍していた者⋯⋯」

 セラフィーナは心当たりがあった。軍務省から口止めされているため、ベルゼフリートには明かせないが〈翡翠の首飾り〉だ。

 哀帝とともに心中した寵姫アンネリー、死恐帝を毒殺した帝国宰相、ベルゼフリートの家族を破滅に追いやったシーラッハ男爵家。無関係の三者を繋ぐ呪われた装飾品。現在は中断しているが、セラフィーナは軍務省から捜索任務を与えられていた。

(歴史の影で暗躍している者がいるとしか思えない⋯⋯。栄大帝以降のメガラニカ皇帝は非業の死を遂げていますわ。もし偶然でなく誰かが意図的に⋯⋯? 危険が迫ってる。敵の狙いはベルゼフリート陛下に違いありませんわ)

 敵が一千年前から準備をしていたとするなら、ベルゼフリートを天空城アースガルズに留め置くのは危険だ。しかし、他の場所が安全とも限らない。

(グラシエル大宮殿も同じ問題を抱えているわ。あの荘厳な殿堂は栄大帝時代に建造された。帝国の混迷期に罠を仕掛けられているかも⋯⋯。古い場所ほど危険⋯⋯)

 セラフィーナは自身の生まれ故郷であるアルテナ王国の白月王城を仮住まいの候補に考えた、しかし、すぐに否定した。思い返せば、白月王城も栄大帝の時代に造られた古城であった。

(メガラニカ帝国とアルテナ王国が戦争していたとき、難攻不落と信じ切っていた白月王城があっけなく陥落したのは、メガラニカ帝国が築城時の図面を持っていたからだったわ⋯⋯)

 メガラニカ帝国がアルテナ王国との戦争で使った手段を敵も使ってきた。ウィルヘルミナとユイファンが違和感を抱いたのは、自分達の戦法をそのままそっくり返された自覚があったからだ。

 栄大帝と大宰相ガルネットが残した遺産は、アガンタ大陸に点在している。メガラニカ帝国と敵対している教会勢力圏の国々ですら、征服された歴史は拭いきれていなかった。

「大丈夫。気を揉まずとも三皇后が対処してくれるよ。ロレンシアも服を脱いで、ベッドに上がってきたら? ハスキーに手紙を届けてくれたお礼をしてあげるよ」

「いえ、私は⋯⋯! 今日の伽役はセラフィーナです⋯⋯!!」

「ロレンシア、私に気兼ねする必要はありませんわ。陛下がお望みよ。こちらへいらっしゃい。ほら♥︎ ご指名よ?」

「は、はい⋯⋯♥︎」

 セラフィーナに促されて、ロレンシアは服を脱ぎ始める。無言で部屋の片隅に控えていたユリアナに衣類を渡す。超乳を覆う特注の巨大ブラジャーを外し、次にボテ腹を支えるマタニティベルト、愛液で湿ったジーストリングのショーツを解いた。

「出産を終えて赤ちゃんはいないのに、妊婦みたいなボテ腹だ。空き室の子宮に満員しなきゃね。ここで股を開いて」

 ベルゼフリートとセラフィーナは、ロレンシアのためにベッドのスペースを空ける。天蓋のレースをくぐり、広々としたベッドに上がり込む。

「ぽよぽよのボテ腹だ。クッションみたい」

「陛下の御子を十二人産ませていただきました⋯⋯♥︎」

 仰向けの寝転がったロレンシアの隣にセラフィーナが並ぶ。母乳で濡れた乳房が触れる。

「ふふっ♥︎ 乳房の成長が著しいですわ。私の爆乳を凌駕しているもの⋯⋯♥︎ 立派に育ったわね⋯⋯♥︎ ちょっと嫉妬してしまうわ。こんなイヤらしい淫体で奉仕できるのだから♥︎」

 ロレンシアの超乳とセラフィーナの爆乳。横並びで比べると大きさの違いがよく分かる。どちらもの乳首も硬く勃起していた。

「ロレンシアも母親の乳房になったね。乳飲み子を育てるための乳袋。すごいデカパイ。張りもすごいや。乳輪が茶色に染まりきってる。⋯⋯美味しいミルクを僕に飲ませて」

「んぁっ♥︎ あぁ♥︎ 陛下にお捧げしますぅ♥︎ 私のオッパイも搾ってください⋯⋯♥︎ あっ♥︎ んぁっ♥︎ んぁああっ⋯⋯♥︎」

 小さな手で、荒々しく乳が搾られる。覆い被さったベルゼフリートは茶色の乳首にしゃぶり付き、溢れ出すミルクを頬張る。

(オチンポの裏筋がクリトリスに擦りつけられるっ♥︎ セラフィーナの手扱きで硬く勃起した極太のオチンポぉ♥︎ 挿れてっ♥︎ 私の膣内なかに入って♥︎ 欲しくて⋯⋯堪らないのぉっ⋯⋯♥︎)

 媚びるロレンシアはベッドから巨尻を浮かせた。超乳に夢中のベルゼフリートと両足を絡ませ、太腿で挟み込む。胎児のいない空っぽのボテ腹は、貪欲に子胤を求めている。

「陛下♥︎ 陛下♥︎ 陛下ぁ⋯⋯♥︎」

「欲しい? いいよ。ロレンシアをたっぷり愛してあげる」

 我慢汁で濡れた亀頭が真紅の陰毛を掻き分ける。女陰の割れ目に辿り着いた肉棒が陰唇を開口させる。

「相変わらず凄い締まり具合だ。赤ちゃんを産んだばかりの身体とは思えないや。僕の遺伝子を搾り取ろうしてくる」

 ギチギチと限界まで引き延ばされる股間の筋繊維。出産を経験してもなお、ベルゼフリートの破壊的な男根はオマンコを圧倒する。だが、ロレンシアは痛みを感じていなかった。

「あぁ⋯⋯んぁ⋯⋯♥︎」

 母乳の勢いが激しさを増す。子宮が軽く小突かれた程度の性撃で軽く絶頂してしまった。

「⋯⋯⋯⋯あぁ♥︎ んぉ♥︎」

 ベルゼフリートの男性器で慣らされたオマンコは、嬉々として挿入を受容する。子宮腔内で放出された特濃の精液は、ロレンシアの淫体に染み渡っていった。


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