X(旧Twitter)は6月4日、アダルト・暴力的なコンテンツに関する新たなポリシーを定めた。
新ポリシーでは曖昧だったルールが明確化され、合意のもとで製作・配信された成人の裸体または性的行動のコンテンツは、適切なラベル付けを行い、多くの人の目に触れない形で表示することを条件に共有できる。以前の「センシティブなメディアと暴力的な発言」に関するポリシーに代わるものだが、内容そのものは従来通りとしている。
成人向けコンテンツの定義は、合意のもとで製作され配信された、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたあらゆる素材。漫画やアニメ、アダルト漫画、アニメ、AI生成コンテンツ、写真コンテンツ、アニメーションコンテンツも該当する。
具体的には、「全裸または半裸(性器、臀部、胸部を拡大して撮影したものを含む)」「性行およびその他の性的行為など、明示的または暗示的な性的行動または性的行動を模倣した行為」としている。
禁止行為に該当するコンテンツ
性的搾取、合意のない性的行動、性的物象化、性的対象化、未成年に対する危害、わいせつ行為を助長するコンテンツの禁止が明記されている。
成人向けコンテンツをプロフィール画像やバナー画像など、人目に触れる機会の多い場所に掲載することも禁止。違反した場合、アカウントが読み取り専用モードになったり、凍結されたりする場合がある。
また、成人向けコンテンツであっても禁止行為に該当するコンテンツは削除、アカウントの凍結が行われる。禁止行為は次の通り。
「合意に基づいていない裸体」
「性的サービスのプロモーションまたは勧誘」
「児童の性的搾取」
「強姦及び性的暴行」
「望ましくない性的コンテンツや露骨な性的対象化」
「獣姦および屍姦」
なお、芸術作品における裸体、乳がん啓発などの教育目的コンテンツ、性的興奮の喚起を目的としないものは性的コンテンツとはみなさないため、内容警告を求めない。
成人向けコンテンツのポリシー
https://help.x.com/ja/rules-and-policies/adult-content