早起きしたので、いろいろと作業していたのですが、修道服の正式名称がスカプラリオだと初めて知りました。無駄な雑学が一つ増えました。ただ世間一般で専門的な固有名詞が伝わるはずもなく⋯⋯そもそも創作で使われる「シスター」はミニスカであったり、銃を振り回していたり、まともな描写じゃないわけで⋯⋯。
あと誰かが言っていたのですが、「冒険者ギルドの仕組みを説明する必要はない。『冒険者ギルド』とだけ書いておけ。それ以上の設定をネット小説の読者は求めてない」というのがあります。メタ的な話ですが「冒険者ギルド」のキーワードがあれば勝手に想像してくれるから、クドい描写はいらんという話です。
創作者側としては無駄に設定を細かくする悪癖があるのですけどもね。たとえばの話、「主人公は冒険者ギルドでライセンスに登録料を払う」。これって行政から見るとどうなのって思うんですよね。現代的な価値観ですが「求職者から金を徴収するのは違法」って頭によぎるわけですよ。成功報酬の天引きとか、仲介料で雇い先から代金を得るのはOKですが、仕事を探している人間から「お金を払え」って仕組みとして成立するのか⋯⋯と思う次第。
一般的な読者はそんなの気にしないし、創作者だってそのシーンを書いてるときだけは気にしていますが、数カ月後には忘れてる可能性が高い。そもそも物語的に必要ある?って疑問もあります。世界観に深味が増すと言えますが、それって面白味とはまた別⋯⋯なんでしょうね。
衣装にしろ、制度にしろ、ある程度はいい加減が一番な気がします。キャラが魅力的で、たくさんの読者を惹きつけたうえで世界観を拡張すべき⋯⋯なのは分かってはいるんですよ。でもキャラを作るより、世界を創る方が楽なのだ。
あと妊婦な修道女って⋯⋯なんか望んで妊娠してたら背徳感、望んでなかったら悲壮感がありますよね。